204 / 261
高等部2年生
アリアのいない女子会+エレ(後編)
しおりを挟む
──という、私の願いもむなしく、今に至ります。
「なぜ、このメンバーなの!?」
セレスちゃんが不満そうに怒りながら歩いている。
私だって、セレスちゃんの10倍はそう思ってるわ!
「そんなの僕だって思ってるよ。よりによって、男性陣がみんなアリアと同じなんて……最悪だね」
エレくんが大きな溜息をついている。
「早く終わらせたいので、休みなく行動しますから」
……アリアちゃんがいないから、いつもより態度が大きいわね。
ひとまず、どこから情報を集めるか相談していると、セレスちゃんがみんなに声を掛けてきた。
「お父様と取引のある方が数名いるわ。まずは信頼できる方から聞き込みを開始しましょう。情報が得られなかった場合は、どなたか紹介してもらうのでどうかしら? その方が安全に調べられるわ」
「へぇ、セレスにしてはちゃんと考えてるね」
セレスちゃんの提案にエレくんが感心している。
「エレは一言、余計なのよ!」
そういえば、2人だけのやり取りを見たのは初めてかも。
エレくんは、セレスちゃんを呼び捨てにしてるのね。
それに敬語も使ってない。
小さい頃、セレスちゃんとアリアちゃん、エレくんで遊ぶ事が多かったって聞いた事がある。
……だからかな?
セレスちゃんの案内で街中を歩いている間も、2人は会話を続けている。
「エレはなぜ“エルスターレ”を選んだの?」
「アリアは“シギレート”へ行った事ないからね。きっと行ってみたいんじゃないかと思って」
エレくんって、“アリアちゃんには”気を遣えるのね。
「なんで、エレくんはセレスちゃんだけ呼び捨てなの?」
私の問いになぜかルナちゃんが答える。
「セレスだから」
「まぁ、そうですね。セレスだから」
エレくんも同意している。
「なんですって! 本来『セレス様』と呼ばれるほどの人物なのよ!! 敬いなさい!!」
ダメだ……このメンバーだと、まともな会話ができないわ。
「……小さい頃からアリアが『セレス、セレス』と話していたので、うつったのかもしれません」
諦めていたら、意外にもきちんと答えてくれた。
セレスちゃんが嬉しそうな表情をしている。
その話を聞いたルナちゃんが、詰め寄るようにエレくんに尋ねている。
「私の事は?」
ルナちゃんって、無表情で感情もないかと思いきや、負けず嫌いよね。
「ああ、よく話してましたよ」
ルナちゃんが……微かに笑ってる?
私でもルナちゃんが笑っている事に気がついたくらいだもの。
本当に嬉しいんだ。
「もう1つ、質問していいかな?」
前から気になっていた事をエレくんに聞いてみたい。
「ダメですと言ってもきっと話しますよね? それなら、聞かないでくれますか?」
イラっとする返しがきたわ。
正直腹が立ったけれど、どうにかして落ち着かないと。
私はエレくんより大人、エレくんより大人……。
「うふっ。エレくんは、アリアちゃん以外の大切な人を作ろうと思った事はないの?」
「ないです」
予想通りだけど、あまりにも早い返答。
「どうして?」
「1つ、質問に答えましたよ」
また、イラっとする返しがきたわ。
エレくんが分かりやすいくらいに大きなため息をつきつつ、前を歩いている。
「マイヤさんは、他に母親が欲しいと思った事はありますか? 父親でもいいですが……」
「ないけど?」
「なぜですか?」
なぜ?
「考える必要がなかったというか、考えた事もなかったな」
「僕も同じです。考える必要もないし、考えた事もないです」
えっと……同じ事なの?
「マイヤさんは、今の親で満足しているから考えた事がないのか、そもそも他に親はいないと思っているから考えた事がないのか、そのどちらかであると仮定します」
「うん?」
な、何の話??
困惑する私を無視して、エレくんが淡々と説明を続ける。
「どちらの考えも僕に当てはまるという事です。前者の場合、アリアで満足しているから考えた事がない。後者の場合、他にアリアはいないので考えた事がないという事です」
言いたい事は何となく分かるけど……騙された気分になってくるのは、気のせいかな?
「エレは性格がねじ曲がりすぎてるから、考えるだけ無駄よ」
呆れた表情で、セレスちゃんが話している。
「そんなの僕自身が一番よく分かってるよ。だけど、僕がそう思っている以上にアリアが僕を褒めてくれるから、自分は大丈夫だと思えるんだ」
クールな表情でエレくんが笑った。
──ああ、今のは分かる気がする。
認めたくないけど、エレくんと私はほんの少しだけ似ているのかもしれない。
って、ううん。今のはなし! 訂正!!
私はエレくんほど、性格が歪んでないもの!!
んー、エレくんがアリアちゃんを異常なくらい大切に想っているのは知っているけど……それは恋愛感情なのかな?
セレスちゃんは何か知っている気がするけど、2人に聞いても答えてくれない気がする。
一人で悩んでいると、近くにいたセレスちゃんがポツリと呟いた。
「エレは……バカなのよ」
……なんだろう?
いつものやり取りとは違う言い方だったような?
「そういえば貴方、サウロさんとはどうなの?」
突如、話題を変えたセレスちゃんが私に尋ねてくる。
「助けてもらったお礼に食事には行ったけど、女性として意識はしてもらっていない気がする」
小さい頃からの知り合いだから、妹のような扱いなのよね。
「10歳も離れていると、恋愛対象外なのかな?」
「エウロほどじゃないにせよ、サウロさんは恋愛に疎い方だと思うわよ? 変なプライドは捨てて、自分から気持ちを伝えたら?」
セレスちゃん!
そこはプライドというより、可愛い乙女心なのよー!
「はぁ、セレスちゃんとルナちゃんに好きな人がいたら気持ちを分かってもらえたし、相談もできたのに」
私の言葉に、2人がきっぱりと答える。
「私はいるし。兄様とアリア」
「私の場合、好きな人が出来たらすぐ両思いになるから、相談は必要ないわよ」
そういう事じゃないわよ!
本っ当に会話にならないわね!!
いいわ。相談できる人はいないけど、まだまだ諦めないんだから!
それにサウロさんと、次に会う約束もしたもの!!
サウロさんと食事をした日──
「そうだ! アリアから『マイヤが父親に贈るプレゼントを迷っているようだけど、自分は女性だから分からない。マイヤと一緒に買い物に行ってくれないですか?』と言われてたんだ」
アリアちゃん! いつの間に!!
恋愛になると、抜けていてボーっとしていると思っていたのに!
「俺が力になれるか分からないけど、一緒に選ぶか?」
「お願いします!」
うふっ。
迷惑にならないペースで手紙も定期的に送っている。
手紙のやり取りや、2人で会うのが当たり前になったら意識してくれるかもしれない。
ううん。意識してほしい!!
「──何を笑ってるの? 気持悪いわね」
ついつい思い出し笑いをしていると、怪訝な表情でセレスちゃんが私を見てきた。
「恋する女性に対して、ひどい事を言うわね。……そういえば、ユーテルさんとはどうなったの?」
元別館メンバーのユーテルさん。
ルナちゃんが好きという変わり者。
私の問いに、ルナちゃんが無表情のまま答える。
「ああ、断ったよ。『将来、兄様とアリアの3人で住むので、気持ちには答えられない』って」
どんな断り方よ、それは。
「それじゃあ、納得しないわよね?」
「『好きではない』とも伝えた」
「それを先に言ってよ!」
大した反応もなく、ルナちゃんがスタスタと歩いていく。
ここまでくると、私が変なのかな? という錯覚すら覚える。
今日、ここにはいないアリアちゃんは4人の内の誰を選ぶのかな?
それとも4人以外の誰か??
自分の恋も大切だけど、アリアちゃんの方もわりと面白い……大切なのよね。
それにしても、朝から夕方まで歩きっぱなし。
私はみんなほど体力がないから、疲れちゃったな。
色々と調べてはみたものの、結局、有力な情報は得られなかった。
ジメス上院議長は頻繁に“エルスターレ”へ来てはいたようだけど、商売関係の取引で利用しているだけだったみたい。
……という事は、アリアちゃん達が行っている“シギレート”に何かあるのかな??
「なぜ、このメンバーなの!?」
セレスちゃんが不満そうに怒りながら歩いている。
私だって、セレスちゃんの10倍はそう思ってるわ!
「そんなの僕だって思ってるよ。よりによって、男性陣がみんなアリアと同じなんて……最悪だね」
エレくんが大きな溜息をついている。
「早く終わらせたいので、休みなく行動しますから」
……アリアちゃんがいないから、いつもより態度が大きいわね。
ひとまず、どこから情報を集めるか相談していると、セレスちゃんがみんなに声を掛けてきた。
「お父様と取引のある方が数名いるわ。まずは信頼できる方から聞き込みを開始しましょう。情報が得られなかった場合は、どなたか紹介してもらうのでどうかしら? その方が安全に調べられるわ」
「へぇ、セレスにしてはちゃんと考えてるね」
セレスちゃんの提案にエレくんが感心している。
「エレは一言、余計なのよ!」
そういえば、2人だけのやり取りを見たのは初めてかも。
エレくんは、セレスちゃんを呼び捨てにしてるのね。
それに敬語も使ってない。
小さい頃、セレスちゃんとアリアちゃん、エレくんで遊ぶ事が多かったって聞いた事がある。
……だからかな?
セレスちゃんの案内で街中を歩いている間も、2人は会話を続けている。
「エレはなぜ“エルスターレ”を選んだの?」
「アリアは“シギレート”へ行った事ないからね。きっと行ってみたいんじゃないかと思って」
エレくんって、“アリアちゃんには”気を遣えるのね。
「なんで、エレくんはセレスちゃんだけ呼び捨てなの?」
私の問いになぜかルナちゃんが答える。
「セレスだから」
「まぁ、そうですね。セレスだから」
エレくんも同意している。
「なんですって! 本来『セレス様』と呼ばれるほどの人物なのよ!! 敬いなさい!!」
ダメだ……このメンバーだと、まともな会話ができないわ。
「……小さい頃からアリアが『セレス、セレス』と話していたので、うつったのかもしれません」
諦めていたら、意外にもきちんと答えてくれた。
セレスちゃんが嬉しそうな表情をしている。
その話を聞いたルナちゃんが、詰め寄るようにエレくんに尋ねている。
「私の事は?」
ルナちゃんって、無表情で感情もないかと思いきや、負けず嫌いよね。
「ああ、よく話してましたよ」
ルナちゃんが……微かに笑ってる?
私でもルナちゃんが笑っている事に気がついたくらいだもの。
本当に嬉しいんだ。
「もう1つ、質問していいかな?」
前から気になっていた事をエレくんに聞いてみたい。
「ダメですと言ってもきっと話しますよね? それなら、聞かないでくれますか?」
イラっとする返しがきたわ。
正直腹が立ったけれど、どうにかして落ち着かないと。
私はエレくんより大人、エレくんより大人……。
「うふっ。エレくんは、アリアちゃん以外の大切な人を作ろうと思った事はないの?」
「ないです」
予想通りだけど、あまりにも早い返答。
「どうして?」
「1つ、質問に答えましたよ」
また、イラっとする返しがきたわ。
エレくんが分かりやすいくらいに大きなため息をつきつつ、前を歩いている。
「マイヤさんは、他に母親が欲しいと思った事はありますか? 父親でもいいですが……」
「ないけど?」
「なぜですか?」
なぜ?
「考える必要がなかったというか、考えた事もなかったな」
「僕も同じです。考える必要もないし、考えた事もないです」
えっと……同じ事なの?
「マイヤさんは、今の親で満足しているから考えた事がないのか、そもそも他に親はいないと思っているから考えた事がないのか、そのどちらかであると仮定します」
「うん?」
な、何の話??
困惑する私を無視して、エレくんが淡々と説明を続ける。
「どちらの考えも僕に当てはまるという事です。前者の場合、アリアで満足しているから考えた事がない。後者の場合、他にアリアはいないので考えた事がないという事です」
言いたい事は何となく分かるけど……騙された気分になってくるのは、気のせいかな?
「エレは性格がねじ曲がりすぎてるから、考えるだけ無駄よ」
呆れた表情で、セレスちゃんが話している。
「そんなの僕自身が一番よく分かってるよ。だけど、僕がそう思っている以上にアリアが僕を褒めてくれるから、自分は大丈夫だと思えるんだ」
クールな表情でエレくんが笑った。
──ああ、今のは分かる気がする。
認めたくないけど、エレくんと私はほんの少しだけ似ているのかもしれない。
って、ううん。今のはなし! 訂正!!
私はエレくんほど、性格が歪んでないもの!!
んー、エレくんがアリアちゃんを異常なくらい大切に想っているのは知っているけど……それは恋愛感情なのかな?
セレスちゃんは何か知っている気がするけど、2人に聞いても答えてくれない気がする。
一人で悩んでいると、近くにいたセレスちゃんがポツリと呟いた。
「エレは……バカなのよ」
……なんだろう?
いつものやり取りとは違う言い方だったような?
「そういえば貴方、サウロさんとはどうなの?」
突如、話題を変えたセレスちゃんが私に尋ねてくる。
「助けてもらったお礼に食事には行ったけど、女性として意識はしてもらっていない気がする」
小さい頃からの知り合いだから、妹のような扱いなのよね。
「10歳も離れていると、恋愛対象外なのかな?」
「エウロほどじゃないにせよ、サウロさんは恋愛に疎い方だと思うわよ? 変なプライドは捨てて、自分から気持ちを伝えたら?」
セレスちゃん!
そこはプライドというより、可愛い乙女心なのよー!
「はぁ、セレスちゃんとルナちゃんに好きな人がいたら気持ちを分かってもらえたし、相談もできたのに」
私の言葉に、2人がきっぱりと答える。
「私はいるし。兄様とアリア」
「私の場合、好きな人が出来たらすぐ両思いになるから、相談は必要ないわよ」
そういう事じゃないわよ!
本っ当に会話にならないわね!!
いいわ。相談できる人はいないけど、まだまだ諦めないんだから!
それにサウロさんと、次に会う約束もしたもの!!
サウロさんと食事をした日──
「そうだ! アリアから『マイヤが父親に贈るプレゼントを迷っているようだけど、自分は女性だから分からない。マイヤと一緒に買い物に行ってくれないですか?』と言われてたんだ」
アリアちゃん! いつの間に!!
恋愛になると、抜けていてボーっとしていると思っていたのに!
「俺が力になれるか分からないけど、一緒に選ぶか?」
「お願いします!」
うふっ。
迷惑にならないペースで手紙も定期的に送っている。
手紙のやり取りや、2人で会うのが当たり前になったら意識してくれるかもしれない。
ううん。意識してほしい!!
「──何を笑ってるの? 気持悪いわね」
ついつい思い出し笑いをしていると、怪訝な表情でセレスちゃんが私を見てきた。
「恋する女性に対して、ひどい事を言うわね。……そういえば、ユーテルさんとはどうなったの?」
元別館メンバーのユーテルさん。
ルナちゃんが好きという変わり者。
私の問いに、ルナちゃんが無表情のまま答える。
「ああ、断ったよ。『将来、兄様とアリアの3人で住むので、気持ちには答えられない』って」
どんな断り方よ、それは。
「それじゃあ、納得しないわよね?」
「『好きではない』とも伝えた」
「それを先に言ってよ!」
大した反応もなく、ルナちゃんがスタスタと歩いていく。
ここまでくると、私が変なのかな? という錯覚すら覚える。
今日、ここにはいないアリアちゃんは4人の内の誰を選ぶのかな?
それとも4人以外の誰か??
自分の恋も大切だけど、アリアちゃんの方もわりと面白い……大切なのよね。
それにしても、朝から夕方まで歩きっぱなし。
私はみんなほど体力がないから、疲れちゃったな。
色々と調べてはみたものの、結局、有力な情報は得られなかった。
ジメス上院議長は頻繁に“エルスターレ”へ来てはいたようだけど、商売関係の取引で利用しているだけだったみたい。
……という事は、アリアちゃん達が行っている“シギレート”に何かあるのかな??
10
お気に入りに追加
4,954
あなたにおすすめの小説

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
皇帝の番~2度目の人生謳歌します!~
saku
恋愛
竜人族が治める国で、生まれたルミエールは前世の記憶を持っていた。
前世では、一国の姫として生まれた。両親に愛されずに育った。
国が戦で負けた後、敵だった竜人に自分の番だと言われ。遠く離れたこの国へと連れてこられ、婚約したのだ……。
自分に優しく接してくれる婚約者を、直ぐに大好きになった。その婚約者は、竜人族が治めている帝国の皇帝だった。
幸せな日々が続くと思っていたある日、婚約者である皇帝と一人の令嬢との密会を噂で知ってしまい、裏切られた悲しさでどんどんと痩せ細り死んでしまった……。
自分が死んでしまった後、婚約者である皇帝は何十年もの間深い眠りについていると知った。
前世の記憶を持っているルミエールが、皇帝が眠っている王都に足を踏み入れた時、止まっていた歯車が動き出す……。
※小説家になろう様でも公開しています

キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。
新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、

夫の隠し子を見付けたので、溺愛してみた。
辺野夏子
恋愛
セファイア王国王女アリエノールは八歳の時、王命を受けエメレット伯爵家に嫁いだ。それから十年、ずっと仮面夫婦のままだ。アリエノールは先天性の病のため、残りの寿命はあとわずか。日々を穏やかに過ごしているけれど、このままでは生きた証がないまま短い命を散らしてしまう。そんなある日、アリエノールの元に一人の子供が現れた。夫であるカシウスに生き写しな見た目の子供は「この家の子供になりにきた」と宣言する。これは夫の隠し子に間違いないと、アリエノールは継母としてその子を育てることにするのだが……堅物で不器用な夫と、余命わずかで卑屈になっていた妻がお互いの真実に気が付くまでの話。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる