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高等部2年生
アプローチ ( ダンス )の時間 ~ミネル~
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曲も終わり、足を止めてカウイと向かい合う。
「一度、戻ろうか」
「一度?」
カウイの言葉が気になり聞き返す。
「うん。アリアと踊りたい人は、まだいるからね」
私の質問に、カウイが優しい笑顔で答える。
言われるがまま、今まで踊っていた場所から少し外れると、タイミングよくミネルが歩いてきた。
「──思っていたより、長引いた」
ミネル、少し疲れた表情をしている?
「終わったみたいだね。お疲れ様」
「ああ、やっと終わった。いい報告ができそうだ、とだけ話しておく」
私の横で、ミネルとカウイが話している。
「さて……僕はアリアと踊るから、カウイはもう戻っていいぞ」
ミネルらしい物言いに、カウイが静かに笑っている。
戻っていくカウイの背中を見送ると、ミネルがすぐに私の正面へと立った。
「この為に今日は頑張ったようなものだ。アリア、踊るぞ」
踊る前提で言い切る所もミネルらしい。
「体力だけはあるから、まだまだ踊れるだろう?」
「そりゃ、踊れるけど。“体力だけは”って。体力以外も自慢できる事は色々ありますから」
私の返しにミネルが、くくっと笑っている。
ミネルと軽く言い合いながら移動し、曲に合わせて踊り始めた。
んー、やっぱり踊り方にも性格がでるんだなぁ。
ミネルのダンスは、きっちりと正確だ。
……そういえば。
「さっき話してた『この為に頑張った』って、踊る為?」
「……普通、当人がそういう事を素直に質問するか?」
そんなに踊る事が好きだったとは……。
と思って聞いたけど、違ったんだろうか?
もう一度、ミネルの言った言葉をよーく考えてみる。
当人=私 ……という事は?
……私と踊る為に頑張った、って事!!?
何も考えずに発言してしまったけど、よく考えれば分かる事だった!
なんて恥ずかしい質問をしてしまったのだろう!
みるみる自分の顔が熱くなっていくのを感じる。
私が照れているのに気がついたのか、ミネルがニヤッと笑った。
「もう気がついたと思うが、質問の答えはイエスだ」
「……いや、うん」
もう分かったから、これ以上辱めないでぇー!!
動揺する私の姿を楽しそうに眺めつつ、ミネルが少しだけ視線を下げた。
「プレゼントしたドレス……着た姿を見ていなかったが、ようやく見れたな」
オーダーメイドで注文したドレス。
出来上がった後、真っ直ぐ私の家に届けてもらったから、ミネルには届いた事しか伝えていなかった。
そうか。今日、初めて見てもらえたんだ。
改めてお礼を伝えようとミネルを見ると、なんだか嬉しそうな顔をしているように見える。
「ミネル、何か機嫌いい?」
「あ、ああ。そうだな」
満足そうにミネルが話を続ける。
「好きな女性が、自分の贈ったドレスを大勢の前で着ているというだけで最高の気分だ」
ミネルにしては珍しく、終始笑顔で話している。
……本当に嬉しいんだ。
そして普通に『好きな女性』とか言われると、照れるんですけど。
「僕は自分が思っていた以上に今日を楽しみにしていたらしい」
「…………」
黙って話を聞いていると、ミネルがまたしてもニヤニヤしている。
「『そうなの?』とは、さすがに聞かないのか?」
「……う、うん」
はい。
ミネルが何を言いたいのか、今度は気がつきましたから。
「アリアの恋愛脳は破壊されていると思っていたが、修復されてきているようで安心した」
えっ! 破壊!! ……されてたの?
私の恋愛脳って!?
「後は、僕を好きになれば完璧だな。まぁ、時間の問題だろう」
「……その自信はどこから?」
自信満々のミネルを見て、思わず聞いてしまった。
「頭が良く、大抵の事は何でも出来る。その上顔が整っていて、家柄だって申し分ない。好きになるしかないだろう?」
『自分の事をそこまで褒める?』 って言いたかったけど。
……その通り過ぎて、何も言えない。
「まぁ、厄介なのは同じスペックを持っている奴らが周りにいる事だが……アリアは単純だからな。言い続ければ、好きになってくれそうだ」
それは“ミネル教”と言う名の洗脳と言うのでは!?
ん? その前に単純って言った??
「それに僕を好きになれば、将来ウィズが義妹になるぞ」
うっ! な、なんという魅惑的な誘惑を!
将来的に『あーちゃん』から『アリアお姉さま』に? ……すごくいい!!
……いやいやいや! その前に!!
「ミネルの良い所は、顔とか家柄だけじゃないよ。口が悪いから誤解されやすいけど、優しいし、思いやりも……わずかにある!」
そう断言すれば、ミネルが分かりやすく顔をしかめてみせた。
「それは……褒めているのか?」
ミネルの疑問は一旦聞かなかった事にして、会話を続ける。
「それに難しい事や新しい事に挑戦する時、活き活きと楽しそうな表情を見せるでしょ? そういう姿を見ていると私も楽しくなってくるし、何でも出来るような気持ちになる! というか、何でも出来る気持ちにさせてくれるのがミネルなんだと思う」
一気に話し終えると、ふぅ、と軽く息を吐き出した。
……はっ! ついつい力説してしまった。
「……そうか」
一言だけ返し、ミネルが黙り込んでしまう。
えっ! ちゃんと伝わった!?
そっとミネルの表情をうかがうも、見事なくらい無表情だ。
「そろそろ、戻るぞ」
ミネルが私の手を引き、静かに歩き出した。
……どうしちゃったのかな?
「ミネ──」
「い、いたー!」
ミネルに話し掛けようとした瞬間、エウロが急いで私たちの元へやって来た。
「間に合った!! ……っと、ミネルは? これから踊るのか?」
「いや、踊り終わった。……アリア、また後で」
振り向きもせず、ミネルがスタスタといなくなってしまった。
『また後で』という事は、怒ってはいないと思うけど……?
「ミネル……少し顔が赤い気がしたけど、体調悪いのか?」
心配そうにエウロが私に聞いてきた。
「えっ! そうだったの!?」
そういえば、さっき少し疲れた表情をしていた。
「今日ミネルは忙しかったから、疲れたのかもしれない。少し休めるといいな」
「そうだね」
2人でミネルの歩いている姿を眺める。
うーん……歩き方だけ見ると、いつも通りに見えるけどなぁ。
疲れを見せないようにしているのかもしれない。
「ええと、アリア」
「どうしたの?」
声を掛けられ、視線を元に戻す。
すると、エウロがどこか緊張した面持ちで私を見つめていた。
「俺、踊れるんだ」
「うん?」
何の宣言??
「エウロは、運動神経いいから踊れそうだよね」
「……ありがとう」
あれ? 反応が悪い。何か間違えた??
エウロが少しうなだれているように見える。
あっ! そうだ!
エウロに聞きたい事があったんだ!!
「マイヤは? サウロさんと踊った!?」
サウロさんは、マイヤにダンスを申し込んだのかな?
申し込んでいてほしい!!
「──ああ! あそこ」
エウロが広間の中央を指差す。
そこには幸せそうな顔で踊っているマイヤとサウロさんの姿が見えた。
「マイヤが知らない男性に言い寄られてたから、兄様に『マイヤを誘って助けてあげたら?』って話したんだ。兄様は正義感にあふれてるからな。すぐに声を掛けてたよ」
「エ、エウロー!!」
エウロのファインプレーに思わず抱きつきそうになってしまった。
危ない、危ない。
「いや、でも、話したい事はその事じゃなくて……」
「うん?」
他にも言いたい事があるらしく、エウロが大きく深呼吸をしている。
「よ、よければ、俺とも踊らないか?」
「うん? もちろん」
私の返事を聞き、エウロが全身で喜びを表している。
こんなに喜んでくれるんだ。
「じゃあ、行くか!」
「一度、戻ろうか」
「一度?」
カウイの言葉が気になり聞き返す。
「うん。アリアと踊りたい人は、まだいるからね」
私の質問に、カウイが優しい笑顔で答える。
言われるがまま、今まで踊っていた場所から少し外れると、タイミングよくミネルが歩いてきた。
「──思っていたより、長引いた」
ミネル、少し疲れた表情をしている?
「終わったみたいだね。お疲れ様」
「ああ、やっと終わった。いい報告ができそうだ、とだけ話しておく」
私の横で、ミネルとカウイが話している。
「さて……僕はアリアと踊るから、カウイはもう戻っていいぞ」
ミネルらしい物言いに、カウイが静かに笑っている。
戻っていくカウイの背中を見送ると、ミネルがすぐに私の正面へと立った。
「この為に今日は頑張ったようなものだ。アリア、踊るぞ」
踊る前提で言い切る所もミネルらしい。
「体力だけはあるから、まだまだ踊れるだろう?」
「そりゃ、踊れるけど。“体力だけは”って。体力以外も自慢できる事は色々ありますから」
私の返しにミネルが、くくっと笑っている。
ミネルと軽く言い合いながら移動し、曲に合わせて踊り始めた。
んー、やっぱり踊り方にも性格がでるんだなぁ。
ミネルのダンスは、きっちりと正確だ。
……そういえば。
「さっき話してた『この為に頑張った』って、踊る為?」
「……普通、当人がそういう事を素直に質問するか?」
そんなに踊る事が好きだったとは……。
と思って聞いたけど、違ったんだろうか?
もう一度、ミネルの言った言葉をよーく考えてみる。
当人=私 ……という事は?
……私と踊る為に頑張った、って事!!?
何も考えずに発言してしまったけど、よく考えれば分かる事だった!
なんて恥ずかしい質問をしてしまったのだろう!
みるみる自分の顔が熱くなっていくのを感じる。
私が照れているのに気がついたのか、ミネルがニヤッと笑った。
「もう気がついたと思うが、質問の答えはイエスだ」
「……いや、うん」
もう分かったから、これ以上辱めないでぇー!!
動揺する私の姿を楽しそうに眺めつつ、ミネルが少しだけ視線を下げた。
「プレゼントしたドレス……着た姿を見ていなかったが、ようやく見れたな」
オーダーメイドで注文したドレス。
出来上がった後、真っ直ぐ私の家に届けてもらったから、ミネルには届いた事しか伝えていなかった。
そうか。今日、初めて見てもらえたんだ。
改めてお礼を伝えようとミネルを見ると、なんだか嬉しそうな顔をしているように見える。
「ミネル、何か機嫌いい?」
「あ、ああ。そうだな」
満足そうにミネルが話を続ける。
「好きな女性が、自分の贈ったドレスを大勢の前で着ているというだけで最高の気分だ」
ミネルにしては珍しく、終始笑顔で話している。
……本当に嬉しいんだ。
そして普通に『好きな女性』とか言われると、照れるんですけど。
「僕は自分が思っていた以上に今日を楽しみにしていたらしい」
「…………」
黙って話を聞いていると、ミネルがまたしてもニヤニヤしている。
「『そうなの?』とは、さすがに聞かないのか?」
「……う、うん」
はい。
ミネルが何を言いたいのか、今度は気がつきましたから。
「アリアの恋愛脳は破壊されていると思っていたが、修復されてきているようで安心した」
えっ! 破壊!! ……されてたの?
私の恋愛脳って!?
「後は、僕を好きになれば完璧だな。まぁ、時間の問題だろう」
「……その自信はどこから?」
自信満々のミネルを見て、思わず聞いてしまった。
「頭が良く、大抵の事は何でも出来る。その上顔が整っていて、家柄だって申し分ない。好きになるしかないだろう?」
『自分の事をそこまで褒める?』 って言いたかったけど。
……その通り過ぎて、何も言えない。
「まぁ、厄介なのは同じスペックを持っている奴らが周りにいる事だが……アリアは単純だからな。言い続ければ、好きになってくれそうだ」
それは“ミネル教”と言う名の洗脳と言うのでは!?
ん? その前に単純って言った??
「それに僕を好きになれば、将来ウィズが義妹になるぞ」
うっ! な、なんという魅惑的な誘惑を!
将来的に『あーちゃん』から『アリアお姉さま』に? ……すごくいい!!
……いやいやいや! その前に!!
「ミネルの良い所は、顔とか家柄だけじゃないよ。口が悪いから誤解されやすいけど、優しいし、思いやりも……わずかにある!」
そう断言すれば、ミネルが分かりやすく顔をしかめてみせた。
「それは……褒めているのか?」
ミネルの疑問は一旦聞かなかった事にして、会話を続ける。
「それに難しい事や新しい事に挑戦する時、活き活きと楽しそうな表情を見せるでしょ? そういう姿を見ていると私も楽しくなってくるし、何でも出来るような気持ちになる! というか、何でも出来る気持ちにさせてくれるのがミネルなんだと思う」
一気に話し終えると、ふぅ、と軽く息を吐き出した。
……はっ! ついつい力説してしまった。
「……そうか」
一言だけ返し、ミネルが黙り込んでしまう。
えっ! ちゃんと伝わった!?
そっとミネルの表情をうかがうも、見事なくらい無表情だ。
「そろそろ、戻るぞ」
ミネルが私の手を引き、静かに歩き出した。
……どうしちゃったのかな?
「ミネ──」
「い、いたー!」
ミネルに話し掛けようとした瞬間、エウロが急いで私たちの元へやって来た。
「間に合った!! ……っと、ミネルは? これから踊るのか?」
「いや、踊り終わった。……アリア、また後で」
振り向きもせず、ミネルがスタスタといなくなってしまった。
『また後で』という事は、怒ってはいないと思うけど……?
「ミネル……少し顔が赤い気がしたけど、体調悪いのか?」
心配そうにエウロが私に聞いてきた。
「えっ! そうだったの!?」
そういえば、さっき少し疲れた表情をしていた。
「今日ミネルは忙しかったから、疲れたのかもしれない。少し休めるといいな」
「そうだね」
2人でミネルの歩いている姿を眺める。
うーん……歩き方だけ見ると、いつも通りに見えるけどなぁ。
疲れを見せないようにしているのかもしれない。
「ええと、アリア」
「どうしたの?」
声を掛けられ、視線を元に戻す。
すると、エウロがどこか緊張した面持ちで私を見つめていた。
「俺、踊れるんだ」
「うん?」
何の宣言??
「エウロは、運動神経いいから踊れそうだよね」
「……ありがとう」
あれ? 反応が悪い。何か間違えた??
エウロが少しうなだれているように見える。
あっ! そうだ!
エウロに聞きたい事があったんだ!!
「マイヤは? サウロさんと踊った!?」
サウロさんは、マイヤにダンスを申し込んだのかな?
申し込んでいてほしい!!
「──ああ! あそこ」
エウロが広間の中央を指差す。
そこには幸せそうな顔で踊っているマイヤとサウロさんの姿が見えた。
「マイヤが知らない男性に言い寄られてたから、兄様に『マイヤを誘って助けてあげたら?』って話したんだ。兄様は正義感にあふれてるからな。すぐに声を掛けてたよ」
「エ、エウロー!!」
エウロのファインプレーに思わず抱きつきそうになってしまった。
危ない、危ない。
「いや、でも、話したい事はその事じゃなくて……」
「うん?」
他にも言いたい事があるらしく、エウロが大きく深呼吸をしている。
「よ、よければ、俺とも踊らないか?」
「うん? もちろん」
私の返事を聞き、エウロが全身で喜びを表している。
こんなに喜んでくれるんだ。
「じゃあ、行くか!」
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