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高等部 1年生
ドキッとした宣戦布告(後編)
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「アリア! 行くぞ!!」
ミネルがこの場に居たくなかったのか、足早に自分の部屋へと歩き出した。
私も後を追い、ミネルの部屋へ入る。
「メーテさんどうしたのかな? なんかいつもと違ったよね?」
「……ああ、気にしなくていいぞ。面白がってるだけだから」
面白がってる? 何を??
「それより……」
ミネルが突如、真面目な表情に変わった。
「カウイの従兄弟──オリュンについて、少しだけ進展があったぞ」
「えっ! 本当!?」
「ああ」
ミネルが椅子に腰を掛けた。
「今までの調査で分かった事を伝える」
私も椅子に座り、話を聞く体勢をとる。
「オリュンを含め“魔法更生院”を脱走した人数は──38名。で、手引きした人物だが……1年以上前から多発している行方不明者の事件を覚えているか?」
──ああ!
「魔法を使える人が行方不明になってる事件だよね? 最近、聞かなくなったけど」
「そうだ。その事件の首謀者が手引きした可能性が高い」
──!!!
「脱走を手引きしたメンバーの中に、その行方不明者がいたとの話だ。ここからは推測になるが……行方不明者は操られていて、脱走の手引きをしたと考えるのが妥当だろう」
確かにそうかも。
行方不明者が自分の意思で脱走の手引きをするとは思えない。
“魔法更生院”を狙った理由も納得がいくな。“魔法更生院”は魔法を使える人しか収監されていない。
それに操らなくても“魔法更生院”を出る事ができるなら、従う人たちもいそう。
魔法を使えて、仲間になってくれる人たちを一度に集めるには、適している場所ではあるよね。
「なんで仲間を集めてるんだろうね?」
「さあな。この国、もしくは他国の人間が、この国を支配したいのか……想像だけならいくらでもできるが、まだ目的は見えてないな」
ミネルが「それと……」と話を続ける。
「脱走したメンバー全員、すでにこの国を出ている可能性が高い」
「えっ! それってどういう……」
他国にいるかもしれないってこと?
「これは裏ルートで調べてもらった話だ。数週間前、大金を貰って数十名ほど、出国の手伝いをしたと言っていた人物がいる。こちらもそれなりのお金を払ったら口を割った」
裏ルートって。ミネルは淡々と話しているけど……。
「本当かは分からないが、どの国に行ったかまでは知らないと言っているらしい」
「ミネル! そんな事よりも裏ルートって大丈夫なの? ミネルに危険はないの!?」
話の途中だと分かっていても、我慢しきれずミネルに尋ねる。
「ん? ああ、自分自身で聞きに言ったわけではないからな。それに足はつかないようにしている」
はぁ~、良かったぁ。
「なんだ? 心配したのか?」
「当たり前だよ! これでミネルにまで危険が及んだら本末転倒だよ!!」
なんか急に心配になってきた。もしかして、心配掛けないよう嘘ついたりしてないかな?
いまいち信用できずにジーっと見つめていると、ミネルがニヤニヤと笑いだした。
「心配されるのも悪くないな」
「えっ?」
「まぁ、今回に関しては大丈夫だ。それに、この国を出たとなれば、今後の調査自体が厳しくなる。ただ、本当に出国したかどうかまでは分かっていないし、全員が移動したのかも分かっていない」
話すうちに、ミネルがいつものポーカーフェイスへと戻っていく。
「他国と繋がってる可能性も考慮した方がいいかもな。とりあえず、アリアに心配掛けない程度に調査は続ける予定だ」
「……本当の本当に大丈夫?」
念を押すように確認する。
「大丈夫だ」
ミネルって心配させるような事は言わなそうだからなぁ。
「嘘ついてたら……」
咄嗟に出てきた言葉がなぜかこれだった。
「ミネルとは口をききません!」
……私の語彙力。
ウィズちゃんに分けてもらいたい。
いや、待てよ。もし嘘をついていたとしたら、ミネルに危険が及ぶって事だ!
それなのに口をきかないとか言ってる場合じゃなかった!!
何より、口を聞かなくなったとしてもミネルにはノーダメージだろうし。
「それは困るな」
バカにされるかと思いきや、優しい表情でミネルが笑う。
……前より表情が柔らかくなる時が多くなったなぁ。なんか普段のミネルと違うから、返事に困ってしまう。
「──ああ、そうだ。もし本当に大丈夫だった場合、アリアに言う事でも聞いてもらうか」
途端にミネルが意地悪な表情を浮かべる。
前言てっかーーーい!! いつものミネルだった。
しばらく話をしていると、トントンと扉をノックする音が聞こえてきた。
ミネルが声を掛け、メイドさんが扉を開ける。ウィズちゃんが笑顔で部屋に入ってきた。
「あーちゃーん、あそぼう」
ウィズちゃん! 目が覚めたんだ!!
「いいよ! 何して遊ぶの?」
聞いてはみたものの“取り調べごっこ”以外がいいなぁ。
「あーちゃんに教えてもらった“かくれんぼ”!」
断然そっちの方がいい!! 速攻で「やろう!」と了承する。
「兄さまもね?」
ウィズちゃんの誘いに、ミネルが分かりやすいくらい嫌そうな顔をしている。
「……1回だけだぞ」
『やらない』とは言わないんだ(笑)
ウィズちゃんのお願いだからかな? まさかミネルと“かくれんぼ”をする日が来るとは……ウィズちゃんって最強かも!!
お屋敷だと広すぎるので、ミネルの部屋で隠れるというルールを決め、私が鬼になった。
ウィズちゃんから「100まで数えたら、何も言わずに部屋に入ってきてね」と言われ、一旦部屋を出る。
ミネルはともかく、相手はウィズちゃんだし、ゆっくり数えた方がいいよね。
聞こえるように声を出しながら、1から順番に数え始める。
「……、99、100」
よし! ──本気で探すぞっ!!
気合いを入れ、部屋の中に入る。
ミネルの部屋は、全部で3部屋。
まずは一番手前の本がたくさんある部屋から探そう。
んー、ミネルは本気で隠れそうもないからなぁ。すぐに見つかると思うけど。
テーブルの下やソファの裏側を確認する。
……いない。隣の部屋かな?
よーく見ると、窓際にある左側のカーテン。
少しだけ膨らんでない??
膨らみ方から見て……きっとミネルだ!
そーっとカーテンに近づく。
「みーつけた」
タッチしようとした瞬間、勢い余ってバランスを崩してしまい、ミネルの上へと覆いかぶさるように倒れ込んでしまった。
「うわぁっ」
「おいっ! アリア」
……やってしまった。
「ごめん、ミネル」
あれ? この体勢って……私がミネルを押し倒してない!?
「まさかアリアに押し倒されるとはな」
怒られると思ってたけど、ミネルの声が楽しそう??
……とか考えている場合じゃない! 否定しないと!!
「これは違うの! 不可抗力というか……」
必死に言い訳していると、ミネルが突然、くるりと体勢を入れ替えた。
気がつけば、今度は私がミネルを見上げる状況になっている。
「合意とみなすぞ?」
…………えっ? これって、いつもの意地悪な冗談だよね!?
少しの間、無言で見つめ合う。
反応に戸惑っていると、ミネルがそっと口を開いた。
「なぜこんな事をするか、分かるか?」
なぜ? ……なぜ??
いつもの意地悪かなと思ってたけど、違うのかな?
んー、やり返したかった? いや、それも違うような。
はっ! 今日、ミネルの家族がいつもと違っておかしかった。
エイプリルフール的な? いや、“こっちの世界”にそんな概念はないか。
「…………本当に少しも分からないんだな」
少しだけ呆れたような声で、ミネルがゆっくりと身体を起こした。
「お前に少しでも期待した僕がバカだった」
「???」
同じように身体を起こし、その場に座り込んでいると、ミネルが再び近づいてくる。
何か怒ってる!? と思っていたら、ふっと笑う声がした。
「こんな事、誰にでもするわけじゃないんだぞ?」
これは……ま、まずい。怒ってるというよりも、意地悪モードに入っている。
「今までどういう方法でいこうか考えていたが──やめだ」
何? 何の話?? そんな事より、距離が……ち、近いって!!
焦る私の姿など気にするそぶりも見せず、ミネルが耳元へとさらに顔を近づけてきた。
「今ので分かった。アリアには正攻法でいく。覚悟しろよ」
宣戦布告とも取れる言葉だったけど、ドキドキしたのはなんで??
ミネルがこの場に居たくなかったのか、足早に自分の部屋へと歩き出した。
私も後を追い、ミネルの部屋へ入る。
「メーテさんどうしたのかな? なんかいつもと違ったよね?」
「……ああ、気にしなくていいぞ。面白がってるだけだから」
面白がってる? 何を??
「それより……」
ミネルが突如、真面目な表情に変わった。
「カウイの従兄弟──オリュンについて、少しだけ進展があったぞ」
「えっ! 本当!?」
「ああ」
ミネルが椅子に腰を掛けた。
「今までの調査で分かった事を伝える」
私も椅子に座り、話を聞く体勢をとる。
「オリュンを含め“魔法更生院”を脱走した人数は──38名。で、手引きした人物だが……1年以上前から多発している行方不明者の事件を覚えているか?」
──ああ!
「魔法を使える人が行方不明になってる事件だよね? 最近、聞かなくなったけど」
「そうだ。その事件の首謀者が手引きした可能性が高い」
──!!!
「脱走を手引きしたメンバーの中に、その行方不明者がいたとの話だ。ここからは推測になるが……行方不明者は操られていて、脱走の手引きをしたと考えるのが妥当だろう」
確かにそうかも。
行方不明者が自分の意思で脱走の手引きをするとは思えない。
“魔法更生院”を狙った理由も納得がいくな。“魔法更生院”は魔法を使える人しか収監されていない。
それに操らなくても“魔法更生院”を出る事ができるなら、従う人たちもいそう。
魔法を使えて、仲間になってくれる人たちを一度に集めるには、適している場所ではあるよね。
「なんで仲間を集めてるんだろうね?」
「さあな。この国、もしくは他国の人間が、この国を支配したいのか……想像だけならいくらでもできるが、まだ目的は見えてないな」
ミネルが「それと……」と話を続ける。
「脱走したメンバー全員、すでにこの国を出ている可能性が高い」
「えっ! それってどういう……」
他国にいるかもしれないってこと?
「これは裏ルートで調べてもらった話だ。数週間前、大金を貰って数十名ほど、出国の手伝いをしたと言っていた人物がいる。こちらもそれなりのお金を払ったら口を割った」
裏ルートって。ミネルは淡々と話しているけど……。
「本当かは分からないが、どの国に行ったかまでは知らないと言っているらしい」
「ミネル! そんな事よりも裏ルートって大丈夫なの? ミネルに危険はないの!?」
話の途中だと分かっていても、我慢しきれずミネルに尋ねる。
「ん? ああ、自分自身で聞きに言ったわけではないからな。それに足はつかないようにしている」
はぁ~、良かったぁ。
「なんだ? 心配したのか?」
「当たり前だよ! これでミネルにまで危険が及んだら本末転倒だよ!!」
なんか急に心配になってきた。もしかして、心配掛けないよう嘘ついたりしてないかな?
いまいち信用できずにジーっと見つめていると、ミネルがニヤニヤと笑いだした。
「心配されるのも悪くないな」
「えっ?」
「まぁ、今回に関しては大丈夫だ。それに、この国を出たとなれば、今後の調査自体が厳しくなる。ただ、本当に出国したかどうかまでは分かっていないし、全員が移動したのかも分かっていない」
話すうちに、ミネルがいつものポーカーフェイスへと戻っていく。
「他国と繋がってる可能性も考慮した方がいいかもな。とりあえず、アリアに心配掛けない程度に調査は続ける予定だ」
「……本当の本当に大丈夫?」
念を押すように確認する。
「大丈夫だ」
ミネルって心配させるような事は言わなそうだからなぁ。
「嘘ついてたら……」
咄嗟に出てきた言葉がなぜかこれだった。
「ミネルとは口をききません!」
……私の語彙力。
ウィズちゃんに分けてもらいたい。
いや、待てよ。もし嘘をついていたとしたら、ミネルに危険が及ぶって事だ!
それなのに口をきかないとか言ってる場合じゃなかった!!
何より、口を聞かなくなったとしてもミネルにはノーダメージだろうし。
「それは困るな」
バカにされるかと思いきや、優しい表情でミネルが笑う。
……前より表情が柔らかくなる時が多くなったなぁ。なんか普段のミネルと違うから、返事に困ってしまう。
「──ああ、そうだ。もし本当に大丈夫だった場合、アリアに言う事でも聞いてもらうか」
途端にミネルが意地悪な表情を浮かべる。
前言てっかーーーい!! いつものミネルだった。
しばらく話をしていると、トントンと扉をノックする音が聞こえてきた。
ミネルが声を掛け、メイドさんが扉を開ける。ウィズちゃんが笑顔で部屋に入ってきた。
「あーちゃーん、あそぼう」
ウィズちゃん! 目が覚めたんだ!!
「いいよ! 何して遊ぶの?」
聞いてはみたものの“取り調べごっこ”以外がいいなぁ。
「あーちゃんに教えてもらった“かくれんぼ”!」
断然そっちの方がいい!! 速攻で「やろう!」と了承する。
「兄さまもね?」
ウィズちゃんの誘いに、ミネルが分かりやすいくらい嫌そうな顔をしている。
「……1回だけだぞ」
『やらない』とは言わないんだ(笑)
ウィズちゃんのお願いだからかな? まさかミネルと“かくれんぼ”をする日が来るとは……ウィズちゃんって最強かも!!
お屋敷だと広すぎるので、ミネルの部屋で隠れるというルールを決め、私が鬼になった。
ウィズちゃんから「100まで数えたら、何も言わずに部屋に入ってきてね」と言われ、一旦部屋を出る。
ミネルはともかく、相手はウィズちゃんだし、ゆっくり数えた方がいいよね。
聞こえるように声を出しながら、1から順番に数え始める。
「……、99、100」
よし! ──本気で探すぞっ!!
気合いを入れ、部屋の中に入る。
ミネルの部屋は、全部で3部屋。
まずは一番手前の本がたくさんある部屋から探そう。
んー、ミネルは本気で隠れそうもないからなぁ。すぐに見つかると思うけど。
テーブルの下やソファの裏側を確認する。
……いない。隣の部屋かな?
よーく見ると、窓際にある左側のカーテン。
少しだけ膨らんでない??
膨らみ方から見て……きっとミネルだ!
そーっとカーテンに近づく。
「みーつけた」
タッチしようとした瞬間、勢い余ってバランスを崩してしまい、ミネルの上へと覆いかぶさるように倒れ込んでしまった。
「うわぁっ」
「おいっ! アリア」
……やってしまった。
「ごめん、ミネル」
あれ? この体勢って……私がミネルを押し倒してない!?
「まさかアリアに押し倒されるとはな」
怒られると思ってたけど、ミネルの声が楽しそう??
……とか考えている場合じゃない! 否定しないと!!
「これは違うの! 不可抗力というか……」
必死に言い訳していると、ミネルが突然、くるりと体勢を入れ替えた。
気がつけば、今度は私がミネルを見上げる状況になっている。
「合意とみなすぞ?」
…………えっ? これって、いつもの意地悪な冗談だよね!?
少しの間、無言で見つめ合う。
反応に戸惑っていると、ミネルがそっと口を開いた。
「なぜこんな事をするか、分かるか?」
なぜ? ……なぜ??
いつもの意地悪かなと思ってたけど、違うのかな?
んー、やり返したかった? いや、それも違うような。
はっ! 今日、ミネルの家族がいつもと違っておかしかった。
エイプリルフール的な? いや、“こっちの世界”にそんな概念はないか。
「…………本当に少しも分からないんだな」
少しだけ呆れたような声で、ミネルがゆっくりと身体を起こした。
「お前に少しでも期待した僕がバカだった」
「???」
同じように身体を起こし、その場に座り込んでいると、ミネルが再び近づいてくる。
何か怒ってる!? と思っていたら、ふっと笑う声がした。
「こんな事、誰にでもするわけじゃないんだぞ?」
これは……ま、まずい。怒ってるというよりも、意地悪モードに入っている。
「今までどういう方法でいこうか考えていたが──やめだ」
何? 何の話?? そんな事より、距離が……ち、近いって!!
焦る私の姿など気にするそぶりも見せず、ミネルが耳元へとさらに顔を近づけてきた。
「今ので分かった。アリアには正攻法でいく。覚悟しろよ」
宣戦布告とも取れる言葉だったけど、ドキドキしたのはなんで??
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