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高等部 1年生
勝負の行方はAクラスのみぞ知る(後編)
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……へっ!!!?
あのゆるキャラのような風貌は……担任の“コーサ”先生!?
どうしてここへ? というか、『授業が始まった』って言った??
みんなで一斉に時計を確認する。
口々に「うわぁ、本当だ」「もうこんな時間?」と焦りだし、剣術場が騒然としている。
思った以上に試合が長引き、試合後みんなで盛り上がって会話をしていたら、いつの間にか昼休みは終わっていたらしい。
初日から……やってしまった!!
「教室へ行ったら誰もいなくて……こんなこと、教師人生で初めてです!」
口調が敬語に変わった事で、少し怒りを感じる。
「さらに! 無断で剣術場を使用までして……ここで何をしていたんですか!?」
む、無断!? 空いてるからって許可なく、使用しちゃダメなんだ!!
焦っている私をよそにコーサ先生の前に1人の男性が立った。
剣術場を探し、審判を務めたクラスメイトだ。
「私が……この場所を指定しました。申し訳ございませんでした」
深々と頭を下げ、謝っている。
いやいやいや、そもそも悪いのは私と(特に)二ティだし。
「先生! すいません。そもそもの発端は私(と、ニティ)です。剣術の試合をする為に場所を見つけてもらったんです」
急いで、コーサ先生の元へ駆け寄り説明をした。
「し、試合!? アリアさん!!」
「は、はい?」
「剣術の試合は大怪我に繋がることもあるので、校内で行う場合、学校側の許可、又は、審判の資格のある人が立ち会うことが学校の規則なんですよ!!」
えー!!! そうなの!?
私は無断で剣術場を使用し、許可なく試合をしてしまったという……。
知らなかったとはいえ、ダブルで規則を破ってしまってたのー!!?
「処罰は追って伝えます。とりあえず、皆さん教室へ戻って!!」
コーサ先生が、生徒たちを教室へ促した。
処罰かぁ……やってしまったよ。これって親にも報告いっちゃうのかな~?
クラスメイトが教室へ戻っていく中、二ティが先生の所まで行き、話をした。
「あの……俺も試合しました」
二ティ! 逃げずにきちんと白状した!!
「アリアさんの相手は二ティさんだったんですね?」
「……はい」
「分かりました。2人も一度教室へ戻ってください」
全員が教室へと戻った後、教壇に立ったコーサ先生が話し始める。
少し時間が空いたからかな?
さっきより落ち着いた表情になっているようにも見える。
「学校の規則や1年間の予定などを今の時間で説明する予定だったのですが、まさか初日……それもこんなにすぐ規則が破られるとは思っていなかったので、驚いています」
ですよね。授業に来たら教室に誰もいないなんて、驚き以外の何物でもないと思う。
本当すいません。
「アリアさんと二ティさんには、追って学校側の処罰を伝える事にして──本来、行うはずだった学校についての説明を始めます」
コーサ先生が少し疲れた様子(本当に本当にすいません)で説明を始める。
それからは昼休みの件については一斉触れず、午後の授業は滞りなく進められた。
最後のホームルーム前、ついに先生が私と二ティを呼んだ。
「二ティさん、アリアさん」
ついに処罰が下されるのか……。
自分が悪い事をしたとはいえ、重い面持ちで先生の元へと向かう。
二ティと一緒に先生の前へと立った。
「……休み時間の度、クラスメイトが取っ替え引っ替え、私の所へ来ました。『自分たちも一緒にいたから同罪だ』、『2人だけが悪いわけじゃない』と」
!? 本当に!!?
みんな、ありがとう!!
「正直、こんなにもクラス全員が一丸となって2人を庇い……嬉しく……うっ」
……えっ! まさか泣いてる? 熱血で涙もろい先生なのかな??
まさか泣きだすとは思っていなかったからビックリ!
私の横に立っている二ティも驚いている。
というか、二ティは少し引いている。
ハンカチで涙を拭い、少し赤い目で先生が私たちを見た。
コーサ先生が本題へと入る。
「今回は規則を知らなかったという事、また運良く怪我人も出なかった事を考慮し、特別に……特別にですよ? この後、残って反省文を書いてもらうだけで大丈夫です」
そもそも本来であればどんな罰則があるのかすら知らないけど、ひとまず反省文だけで良かった!
「ありがとうございます! ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした」
処罰が軽めだった事に安堵したと同時に、迷惑を掛けたであろうコーサ先生へ勢いよく頭を下げた。
クラスメイトのみんなありがとう!!
多分、学校側にフォローしてくれた先生もありがとうございます!!
ニティは「反省文~!?」と、反省文を書く事すら不服そうだ。
ホント、こいつは!!
すかさず、ニティにだけ聞こえるくらいの声でこそっと伝えた。
「反省文以上の処罰になってもいいの? よく考えてよ」
ホント、頼むよ!!
おそらくはよく考えた結果、二ティがしぶしぶ承諾した。
「……分かりました」
──放課後
ルナとセレスが会いに来てくれた。
昼休みも私に会いに来たけど、教室に誰もいなかったので不思議に思っていたらしい。
2人には『諸事情により、反省文を書く事になったんだけど今度詳しく説明するね』と伝えた。
クラスメイトにも別れを告げ、ニティと2人、教室に残って反省文を書き始める。
忙しない1日だったけど、クラスメイトと仲良くなれたなぁ。
それに試合の後、審判を務めたクラスメイトの“テト”くんが話し掛けに来てくれた。(その時に名前も聞けた)
『小柄なアリアさんが二ティさんと互角に試合しているのを見て、勇気をもらいました』
そう言ってもらえて嬉しかったなぁ。
感動に浸っていると、二ティが「おい」と声を掛けてきた。
「なに?」
「お前の父親って《水の魔法》を使う中でもトップの人間だったんだな。さらに“上院”なんだろ。上流中の上流じゃないか。なんで言わなかった? その時点で俺を黙らす事も出来ただろう?」
誰に聞いたんだろう?
ユラちゃんかサイネちゃんかな?
どちらにせよ、まだそんな事を言ってるのか。
横柄な態度を改めろって言ったのに全然直ってないし。
……まぁ、すぐには変わらないか。
「はぁ~、あのね……」
私がため息をつき、呆れながら話をする。
「二ティの『俺が誰だか分かってるのか?』って言った時にも思ったんだけど、すごいのは親なの。私や二ティじゃないの。分かる? 親がすごいと尊敬したり、褒める事は素晴らしいけど、親の力で自分もすごいと勘違いしているのは、自分は無能だって言ってるようなものだからね。恥ずかしいよ」
あっ。言い過ぎた? 怒っちゃうかな?
チラッと二ティの様子を見ると、怒ってはいない?
どちらかというと、不思議そうな顔をしている。
「そう……なのか? 俺って恥ずかしいのか!?」
なんだろう? 試合後から、やけに素直だな。
「こういう事を話したり、注意する人はいなかったの?」
「……いない。中等部の時は俺より階級の高い奴はいなかったから」
階級、階級って……。
そういう学校だったのか。それで二ティはこんな考え方になっちゃったのね。
そして、威張り散らしていたと。
この様子だと親も相当甘やかしてるな。
「二ティ! この1年で一緒に成長していこう!」
「お、おう? ……その」
急に二ティの歯切れが悪くなった。
「試合後、アリアが『力は守る事に使った方が断然モテると思う』と言ってたけど」
「うん? 言ったよ?」
「アリアの友人もそういう人を好きになるって言ってたのは本当か!?」
二ティが真剣な目で聞いてきた。
ん? そんな事を言うって事は──
「気になる人がいるの?」
突然、二ティの顔が真っ赤になった。
うわっ、思わず私も照れてしまう。
「な、なんで分かった?」
な、なんでバレないと思った?
「アリア……入学式の時に抱きつかれてただろ?」
「んん??」
──ああ! ルナ!!
確かにバッグハグされた!!
なるほど。あの時、近くにニティもいたのね。
という事は……ルナに一目惚れしたのかなぁ?
もしかして私にケンカを売ってきたのも……ヤキモチ!?
なんて、なんて、可愛くないヤキモチなんだ。
ルナかぁ……完璧なリーセさんというお兄さんがいるからなぁ。
なかなかハードル高いよ?
それにルナの友人としては、“今の二ティ”はオススメしたくないしなぁ。
「うん。まぁ、とりあえず反省文を書こうか」
「おい! なんで話をそらしたんだ!?」
「まぁ、まぁ。ほら書かないと帰れないよ?」
二ティがぶつぶつ文句を言いながらも、再び反省文を書き始める。
それから30分と掛からずに反省文を書き終えると、2人揃ってコーサ先生に提出した。
高等部の門で二ティと挨拶を交わし、寮の方へと足を進める。
ボーッとしながら歩いていると「アリア」と声を掛けられた。
誰か呼んだ??
声が聞こえた方に顔を向けると、そこにはオーンが立っていた。
「あれ? オーン?」
「人伝えで聞いたけど、今日は大変だったみたいだね」
「あはは、聞いたんだ。……ところで、どうしたの?」
何事かと尋ねれば、オーンがにっこりと微笑んだ。
「実はアリアを待ってたんだ。疲れてるところ悪いんだけど、これから少し話せないかな?」
あのゆるキャラのような風貌は……担任の“コーサ”先生!?
どうしてここへ? というか、『授業が始まった』って言った??
みんなで一斉に時計を確認する。
口々に「うわぁ、本当だ」「もうこんな時間?」と焦りだし、剣術場が騒然としている。
思った以上に試合が長引き、試合後みんなで盛り上がって会話をしていたら、いつの間にか昼休みは終わっていたらしい。
初日から……やってしまった!!
「教室へ行ったら誰もいなくて……こんなこと、教師人生で初めてです!」
口調が敬語に変わった事で、少し怒りを感じる。
「さらに! 無断で剣術場を使用までして……ここで何をしていたんですか!?」
む、無断!? 空いてるからって許可なく、使用しちゃダメなんだ!!
焦っている私をよそにコーサ先生の前に1人の男性が立った。
剣術場を探し、審判を務めたクラスメイトだ。
「私が……この場所を指定しました。申し訳ございませんでした」
深々と頭を下げ、謝っている。
いやいやいや、そもそも悪いのは私と(特に)二ティだし。
「先生! すいません。そもそもの発端は私(と、ニティ)です。剣術の試合をする為に場所を見つけてもらったんです」
急いで、コーサ先生の元へ駆け寄り説明をした。
「し、試合!? アリアさん!!」
「は、はい?」
「剣術の試合は大怪我に繋がることもあるので、校内で行う場合、学校側の許可、又は、審判の資格のある人が立ち会うことが学校の規則なんですよ!!」
えー!!! そうなの!?
私は無断で剣術場を使用し、許可なく試合をしてしまったという……。
知らなかったとはいえ、ダブルで規則を破ってしまってたのー!!?
「処罰は追って伝えます。とりあえず、皆さん教室へ戻って!!」
コーサ先生が、生徒たちを教室へ促した。
処罰かぁ……やってしまったよ。これって親にも報告いっちゃうのかな~?
クラスメイトが教室へ戻っていく中、二ティが先生の所まで行き、話をした。
「あの……俺も試合しました」
二ティ! 逃げずにきちんと白状した!!
「アリアさんの相手は二ティさんだったんですね?」
「……はい」
「分かりました。2人も一度教室へ戻ってください」
全員が教室へと戻った後、教壇に立ったコーサ先生が話し始める。
少し時間が空いたからかな?
さっきより落ち着いた表情になっているようにも見える。
「学校の規則や1年間の予定などを今の時間で説明する予定だったのですが、まさか初日……それもこんなにすぐ規則が破られるとは思っていなかったので、驚いています」
ですよね。授業に来たら教室に誰もいないなんて、驚き以外の何物でもないと思う。
本当すいません。
「アリアさんと二ティさんには、追って学校側の処罰を伝える事にして──本来、行うはずだった学校についての説明を始めます」
コーサ先生が少し疲れた様子(本当に本当にすいません)で説明を始める。
それからは昼休みの件については一斉触れず、午後の授業は滞りなく進められた。
最後のホームルーム前、ついに先生が私と二ティを呼んだ。
「二ティさん、アリアさん」
ついに処罰が下されるのか……。
自分が悪い事をしたとはいえ、重い面持ちで先生の元へと向かう。
二ティと一緒に先生の前へと立った。
「……休み時間の度、クラスメイトが取っ替え引っ替え、私の所へ来ました。『自分たちも一緒にいたから同罪だ』、『2人だけが悪いわけじゃない』と」
!? 本当に!!?
みんな、ありがとう!!
「正直、こんなにもクラス全員が一丸となって2人を庇い……嬉しく……うっ」
……えっ! まさか泣いてる? 熱血で涙もろい先生なのかな??
まさか泣きだすとは思っていなかったからビックリ!
私の横に立っている二ティも驚いている。
というか、二ティは少し引いている。
ハンカチで涙を拭い、少し赤い目で先生が私たちを見た。
コーサ先生が本題へと入る。
「今回は規則を知らなかったという事、また運良く怪我人も出なかった事を考慮し、特別に……特別にですよ? この後、残って反省文を書いてもらうだけで大丈夫です」
そもそも本来であればどんな罰則があるのかすら知らないけど、ひとまず反省文だけで良かった!
「ありがとうございます! ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした」
処罰が軽めだった事に安堵したと同時に、迷惑を掛けたであろうコーサ先生へ勢いよく頭を下げた。
クラスメイトのみんなありがとう!!
多分、学校側にフォローしてくれた先生もありがとうございます!!
ニティは「反省文~!?」と、反省文を書く事すら不服そうだ。
ホント、こいつは!!
すかさず、ニティにだけ聞こえるくらいの声でこそっと伝えた。
「反省文以上の処罰になってもいいの? よく考えてよ」
ホント、頼むよ!!
おそらくはよく考えた結果、二ティがしぶしぶ承諾した。
「……分かりました」
──放課後
ルナとセレスが会いに来てくれた。
昼休みも私に会いに来たけど、教室に誰もいなかったので不思議に思っていたらしい。
2人には『諸事情により、反省文を書く事になったんだけど今度詳しく説明するね』と伝えた。
クラスメイトにも別れを告げ、ニティと2人、教室に残って反省文を書き始める。
忙しない1日だったけど、クラスメイトと仲良くなれたなぁ。
それに試合の後、審判を務めたクラスメイトの“テト”くんが話し掛けに来てくれた。(その時に名前も聞けた)
『小柄なアリアさんが二ティさんと互角に試合しているのを見て、勇気をもらいました』
そう言ってもらえて嬉しかったなぁ。
感動に浸っていると、二ティが「おい」と声を掛けてきた。
「なに?」
「お前の父親って《水の魔法》を使う中でもトップの人間だったんだな。さらに“上院”なんだろ。上流中の上流じゃないか。なんで言わなかった? その時点で俺を黙らす事も出来ただろう?」
誰に聞いたんだろう?
ユラちゃんかサイネちゃんかな?
どちらにせよ、まだそんな事を言ってるのか。
横柄な態度を改めろって言ったのに全然直ってないし。
……まぁ、すぐには変わらないか。
「はぁ~、あのね……」
私がため息をつき、呆れながら話をする。
「二ティの『俺が誰だか分かってるのか?』って言った時にも思ったんだけど、すごいのは親なの。私や二ティじゃないの。分かる? 親がすごいと尊敬したり、褒める事は素晴らしいけど、親の力で自分もすごいと勘違いしているのは、自分は無能だって言ってるようなものだからね。恥ずかしいよ」
あっ。言い過ぎた? 怒っちゃうかな?
チラッと二ティの様子を見ると、怒ってはいない?
どちらかというと、不思議そうな顔をしている。
「そう……なのか? 俺って恥ずかしいのか!?」
なんだろう? 試合後から、やけに素直だな。
「こういう事を話したり、注意する人はいなかったの?」
「……いない。中等部の時は俺より階級の高い奴はいなかったから」
階級、階級って……。
そういう学校だったのか。それで二ティはこんな考え方になっちゃったのね。
そして、威張り散らしていたと。
この様子だと親も相当甘やかしてるな。
「二ティ! この1年で一緒に成長していこう!」
「お、おう? ……その」
急に二ティの歯切れが悪くなった。
「試合後、アリアが『力は守る事に使った方が断然モテると思う』と言ってたけど」
「うん? 言ったよ?」
「アリアの友人もそういう人を好きになるって言ってたのは本当か!?」
二ティが真剣な目で聞いてきた。
ん? そんな事を言うって事は──
「気になる人がいるの?」
突然、二ティの顔が真っ赤になった。
うわっ、思わず私も照れてしまう。
「な、なんで分かった?」
な、なんでバレないと思った?
「アリア……入学式の時に抱きつかれてただろ?」
「んん??」
──ああ! ルナ!!
確かにバッグハグされた!!
なるほど。あの時、近くにニティもいたのね。
という事は……ルナに一目惚れしたのかなぁ?
もしかして私にケンカを売ってきたのも……ヤキモチ!?
なんて、なんて、可愛くないヤキモチなんだ。
ルナかぁ……完璧なリーセさんというお兄さんがいるからなぁ。
なかなかハードル高いよ?
それにルナの友人としては、“今の二ティ”はオススメしたくないしなぁ。
「うん。まぁ、とりあえず反省文を書こうか」
「おい! なんで話をそらしたんだ!?」
「まぁ、まぁ。ほら書かないと帰れないよ?」
二ティがぶつぶつ文句を言いながらも、再び反省文を書き始める。
それから30分と掛からずに反省文を書き終えると、2人揃ってコーサ先生に提出した。
高等部の門で二ティと挨拶を交わし、寮の方へと足を進める。
ボーッとしながら歩いていると「アリア」と声を掛けられた。
誰か呼んだ??
声が聞こえた方に顔を向けると、そこにはオーンが立っていた。
「あれ? オーン?」
「人伝えで聞いたけど、今日は大変だったみたいだね」
「あはは、聞いたんだ。……ところで、どうしたの?」
何事かと尋ねれば、オーンがにっこりと微笑んだ。
「実はアリアを待ってたんだ。疲れてるところ悪いんだけど、これから少し話せないかな?」
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