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いつもより早い時間に戻ってきた家主パーティーを見て、今日も留守番をしていたロシェ君が驚いていた。
「姐さん! その血は……。装備もボロボロじゃないか!!」
慌てて近づいて確認するも、アンジェラさんに傷一つないことに安堵し、次いで、
「姐さん、眼帯は!? それに、足も……」
怪我するどころか再生して戻ってきたことに気づいて、いよいよ彼は混乱した。
「それについての説明は、私もまだ詳しく聞いていない。奥で話すよ」
私たちは昨日面接したテーブルを再び囲んで話し合うことになった。
「状況を整理していく。今日のダンジョン探索中に、変異種の奇襲を受けた。あれは、Aランクモンスターだった」
「変異種!? Aランク!!?」
アンジェラさんの言葉を、驚いたロシェ君が復唱する。
「情けないことに、俺は奇襲の一撃で意識を失ってしまった。だが、Bランクの俺を瞬時に倒したことや、Aランクのドロップアイテムが出たことから、間違いなく強敵の変異種だった」
奇襲攻撃を受けたジョンさんはすぐに意識を失ったことで、かえって冷静なままだった。一番ショックを受けて混乱していたのは、ローラさんだったと思う。
ダンジョンを抜けるまでずっと顔を青ざめさせたまま無言で、出ると同時に大泣きしていた。そのローラさんは、
「私は一部始終を見ていたはずなんだけど、未だに現実とは思えないんだ。ただ、ジョンが吹き飛ばされて、一目で致命傷だと分かって、頭が真っ暗になって。……すぐにレナが治療したんだけど、聞いたこともない魔法で、みるみる傷が治っていくものだから、幻覚を見ているんだと思った。きっと、私もモンスターの攻撃を受けて、頭がおかしくなって都合の良い幻想を見ているんだろうなと思ってた」
ダンジョンの外に出てしばらく休憩して、ローラさんが落ち着くのを待った。今は普通に戻ったと思ってたけど、目がまたちょっと赤くなってる。恋人に目の前で死なれたと思ったことは、相当なショックだったようだ。
「ジョンがやられて、私が盾役の代わりにモンスターを抑えた。動きが雑な奴だったから、攻撃に合わせるのは、まあ、可能だった。ただ、スキルを使われて硬直しちまって、でかい一撃をもらっちまった。左腕が完全に潰れたと思った瞬間、レナの回復魔法が飛んできた。そうしたら、……この通りだよ」
アンジェラさんの手が眼帯をしていた自分の左目を指した。
「この目と足を失ったとき、仲間たちが方々回って優秀な治癒術士を探してくれた。おかげで、命はとりとめたし、身体も動けるところまでは回復した。でも、欠損部位を再生できる術士はいなかった。既に他界していたSランク冒険者の神聖術士は、どんな怪我も一瞬で治したと伝わっていたけど、正直眉唾だと思っていたよ」
Sランク……、Aが最上じゃなかったのか。とすると、Sはレベル50以上になりそうだな。たしか、フルケアはレベル50で覚えた魔法だ。この世界でそこまでレベルを上げた人は少ないのか。
こっちに来て早々にAランクのアンジェラさんやBランクのジョンさんに会ったから感覚がおかしくなっていたけど、それはギルドが優秀な人を紹介してくれたからだ。英才教育されていた貴族のレイナでもレベル21なのだ。
ゲーム世界でレベル50になるまでに、私は何回も死んでいる。デスペナルティのほとんどないゲームだから死んでも気軽に同じボスに再挑戦なんて出来たけど、ゲームがリアルになったら命は一つだ。
それに、レベル50までのゲームシナリオで、プレイヤーは傾いた国を救ったり、邪龍や魔神を討伐したりしたことになっている。英雄にでもならないとレベル50まで届かないのかもしれない。
「2人に使った魔法は、神聖術士が経験を積むと覚えられるものです。私の故郷では、ジョブの経験を積むのがこちらよりも簡単でした。だから、こちらでは珍しい魔法が使えたみたいです」
ゲームで覚えましたと言っても通じないだろうから、説明するとこんな感じになるかな。嘘は言ってないよ。
「Sランク相当の魔法を覚えるのが簡単!? レナ、アンタ、何者だよ」
即座につっこまれた。ゲームでの私は凡庸なライトプレイヤーだったんだよ。どう説明したものか。
「……いや、すまない。私はレナのおかげで、失った目と足を取り戻したんだ。これ以上の恩人はいない。感謝している。ありがとう」
返答に悩んでいると、アンジェラさんが深く頭を下げてきた。
「レナ。私はアンタのお蔭で人生を取り戻せた。アンタが過去のことを話したくないのなら、もう聞かない。ただ、それだけの力を不用意に見せびらかすのは、とても危険だ。見たところアンタは世間知らずだ。心配してるんだ」
真剣な顔で、ジッとこちらを見つめながらアンジェラさんが言うと、
「俺も、今回のことは誰にも言わないようにする。でも、気を付けてくれ。レナの力が広まったら、権力者も金持ちも、皆黙ってないと思う」
ジョンさんにも注意された。
「私もそう思うわ。レナ、くれぐれも慎重にね」
ローラさんにも言われ、とどめに、
「レナは天才肌の世間知らずなんだな。それじゃ、誰かが面倒見てやらないと。アンジェラさん、レナのこと、うちで世話してやろうよ」
年下のロシェ君にまで世間知らず扱いされた。
「そうだね。レナは今、宿屋暮らしだろ? こっちに引っ越してこないか? この先変なやつに絡まれたときに、宿じゃ危ないだろ」
アンジェラさんの申し出は有難かった。でも……、
「とても有難いです。ただ、私はこれ以上皆さんとパーティーを組めないかもしれません」
変異種の奇襲のトリガーは私だった可能性が高い。
この世界の人々と、“ゲームプレイヤー”の私には、異なる法則が適用されている部分があるみたいだ。
私に対する変異種の出現条件が前の世界のゲームと同じなら、私は彼らとパーティーを組めない。
「姐さん! その血は……。装備もボロボロじゃないか!!」
慌てて近づいて確認するも、アンジェラさんに傷一つないことに安堵し、次いで、
「姐さん、眼帯は!? それに、足も……」
怪我するどころか再生して戻ってきたことに気づいて、いよいよ彼は混乱した。
「それについての説明は、私もまだ詳しく聞いていない。奥で話すよ」
私たちは昨日面接したテーブルを再び囲んで話し合うことになった。
「状況を整理していく。今日のダンジョン探索中に、変異種の奇襲を受けた。あれは、Aランクモンスターだった」
「変異種!? Aランク!!?」
アンジェラさんの言葉を、驚いたロシェ君が復唱する。
「情けないことに、俺は奇襲の一撃で意識を失ってしまった。だが、Bランクの俺を瞬時に倒したことや、Aランクのドロップアイテムが出たことから、間違いなく強敵の変異種だった」
奇襲攻撃を受けたジョンさんはすぐに意識を失ったことで、かえって冷静なままだった。一番ショックを受けて混乱していたのは、ローラさんだったと思う。
ダンジョンを抜けるまでずっと顔を青ざめさせたまま無言で、出ると同時に大泣きしていた。そのローラさんは、
「私は一部始終を見ていたはずなんだけど、未だに現実とは思えないんだ。ただ、ジョンが吹き飛ばされて、一目で致命傷だと分かって、頭が真っ暗になって。……すぐにレナが治療したんだけど、聞いたこともない魔法で、みるみる傷が治っていくものだから、幻覚を見ているんだと思った。きっと、私もモンスターの攻撃を受けて、頭がおかしくなって都合の良い幻想を見ているんだろうなと思ってた」
ダンジョンの外に出てしばらく休憩して、ローラさんが落ち着くのを待った。今は普通に戻ったと思ってたけど、目がまたちょっと赤くなってる。恋人に目の前で死なれたと思ったことは、相当なショックだったようだ。
「ジョンがやられて、私が盾役の代わりにモンスターを抑えた。動きが雑な奴だったから、攻撃に合わせるのは、まあ、可能だった。ただ、スキルを使われて硬直しちまって、でかい一撃をもらっちまった。左腕が完全に潰れたと思った瞬間、レナの回復魔法が飛んできた。そうしたら、……この通りだよ」
アンジェラさんの手が眼帯をしていた自分の左目を指した。
「この目と足を失ったとき、仲間たちが方々回って優秀な治癒術士を探してくれた。おかげで、命はとりとめたし、身体も動けるところまでは回復した。でも、欠損部位を再生できる術士はいなかった。既に他界していたSランク冒険者の神聖術士は、どんな怪我も一瞬で治したと伝わっていたけど、正直眉唾だと思っていたよ」
Sランク……、Aが最上じゃなかったのか。とすると、Sはレベル50以上になりそうだな。たしか、フルケアはレベル50で覚えた魔法だ。この世界でそこまでレベルを上げた人は少ないのか。
こっちに来て早々にAランクのアンジェラさんやBランクのジョンさんに会ったから感覚がおかしくなっていたけど、それはギルドが優秀な人を紹介してくれたからだ。英才教育されていた貴族のレイナでもレベル21なのだ。
ゲーム世界でレベル50になるまでに、私は何回も死んでいる。デスペナルティのほとんどないゲームだから死んでも気軽に同じボスに再挑戦なんて出来たけど、ゲームがリアルになったら命は一つだ。
それに、レベル50までのゲームシナリオで、プレイヤーは傾いた国を救ったり、邪龍や魔神を討伐したりしたことになっている。英雄にでもならないとレベル50まで届かないのかもしれない。
「2人に使った魔法は、神聖術士が経験を積むと覚えられるものです。私の故郷では、ジョブの経験を積むのがこちらよりも簡単でした。だから、こちらでは珍しい魔法が使えたみたいです」
ゲームで覚えましたと言っても通じないだろうから、説明するとこんな感じになるかな。嘘は言ってないよ。
「Sランク相当の魔法を覚えるのが簡単!? レナ、アンタ、何者だよ」
即座につっこまれた。ゲームでの私は凡庸なライトプレイヤーだったんだよ。どう説明したものか。
「……いや、すまない。私はレナのおかげで、失った目と足を取り戻したんだ。これ以上の恩人はいない。感謝している。ありがとう」
返答に悩んでいると、アンジェラさんが深く頭を下げてきた。
「レナ。私はアンタのお蔭で人生を取り戻せた。アンタが過去のことを話したくないのなら、もう聞かない。ただ、それだけの力を不用意に見せびらかすのは、とても危険だ。見たところアンタは世間知らずだ。心配してるんだ」
真剣な顔で、ジッとこちらを見つめながらアンジェラさんが言うと、
「俺も、今回のことは誰にも言わないようにする。でも、気を付けてくれ。レナの力が広まったら、権力者も金持ちも、皆黙ってないと思う」
ジョンさんにも注意された。
「私もそう思うわ。レナ、くれぐれも慎重にね」
ローラさんにも言われ、とどめに、
「レナは天才肌の世間知らずなんだな。それじゃ、誰かが面倒見てやらないと。アンジェラさん、レナのこと、うちで世話してやろうよ」
年下のロシェ君にまで世間知らず扱いされた。
「そうだね。レナは今、宿屋暮らしだろ? こっちに引っ越してこないか? この先変なやつに絡まれたときに、宿じゃ危ないだろ」
アンジェラさんの申し出は有難かった。でも……、
「とても有難いです。ただ、私はこれ以上皆さんとパーティーを組めないかもしれません」
変異種の奇襲のトリガーは私だった可能性が高い。
この世界の人々と、“ゲームプレイヤー”の私には、異なる法則が適用されている部分があるみたいだ。
私に対する変異種の出現条件が前の世界のゲームと同じなら、私は彼らとパーティーを組めない。
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