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第14章
第3話
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「ん? どうした、何が起こった?」
そのキーボードが、突然無効化された。
入力したはずの文字が画面に反映されない。
「どういうこと? CPU? 濡れた基板?」
俺と竹内は、パッと手をそこから離す。
「基板は全て取り替えた。問題はない」
竹内がそう言い終わるか終わらないうちに、メインサーバーは動き出した。
どろりと鈍くなった動き方で、画面が切り替わる。
「ちょ、どういうこと?」
突然巨大ディスプレイに、防犯カメラからの地下基地内部が映し出された。
俺たちは画面の中の自分と遭遇する。
その様子は全世界にネット配信されていた。
俺は電源ボタンに手を伸ばす。
だけどそれは俺の触れるよりも早く、プツンと途切れた。
竹内の端末は瞬時に鳴り響く。
「今のでお前たちの姿もその支部も、全て知れ渡ったと思え。もはや安全は保証できない」
隊長の声が、脳に直接響く。
「警視庁サイバー攻撃特別捜査対応専門機動部隊久谷支部は、ただいまをもって無期限停止処分とする。以上」
支部のメインコンピュータは、静かにその機能を停止した。
コントロールを失った壁面走行ロボットは、ゴトリと床に転げ落ちた。
そのキーボードが、突然無効化された。
入力したはずの文字が画面に反映されない。
「どういうこと? CPU? 濡れた基板?」
俺と竹内は、パッと手をそこから離す。
「基板は全て取り替えた。問題はない」
竹内がそう言い終わるか終わらないうちに、メインサーバーは動き出した。
どろりと鈍くなった動き方で、画面が切り替わる。
「ちょ、どういうこと?」
突然巨大ディスプレイに、防犯カメラからの地下基地内部が映し出された。
俺たちは画面の中の自分と遭遇する。
その様子は全世界にネット配信されていた。
俺は電源ボタンに手を伸ばす。
だけどそれは俺の触れるよりも早く、プツンと途切れた。
竹内の端末は瞬時に鳴り響く。
「今のでお前たちの姿もその支部も、全て知れ渡ったと思え。もはや安全は保証できない」
隊長の声が、脳に直接響く。
「警視庁サイバー攻撃特別捜査対応専門機動部隊久谷支部は、ただいまをもって無期限停止処分とする。以上」
支部のメインコンピュータは、静かにその機能を停止した。
コントロールを失った壁面走行ロボットは、ゴトリと床に転げ落ちた。
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