たとえば僕が死んだら

草野 楓

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スピンオフ:サンシャイン~ザーメン搾り隊ミキの恋~

男の娘ミキ①

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 ――東京。
 梅雨明け、7月終わり。
 すぐ横を電車が通り過ぎる、線路沿いのボロアパート。
 破れた畳の上に膝をつき、窓の手すりにしがみついた素っ裸の美希ミキ――ミキ――は、

「イッ、イグッ! クソマゾオナホブタッ! メスチンポ汁でまひゅうっ!」 
 バックで犯されながら声を張り上げた。
 
「オナホのくせにまたイくんか」
 黒い染みのついた砂壁にもたれ、タバコをふかしていた男が、
「きちんと洗面器ん中出せよ。あとでおまえのメス汁使って浣腸すんだからな」
 と命じる。

「はっ……あっ、はっ、いっ……! あっ、ありがとうございますぅっ♡」

 パチュッ、パチュンッ、と乾いた音を立て、ミキのアナルを犯していた後ろの男が、
「う~~~~すげぇ締まる、こいつのケツマンコ。こんな上玉、どこで拾ってきたんだよ、桐ケ谷きりがや
 と息を吐く。

 桐ケ谷と呼ばれた男は、揺らめく裸電球の下の卓袱台で、コカインの粉をストローで吸いながら、
「んっ……歌舞伎町の――ガキのたまり場だよ。ぱっと見おんなかと思ったんだがな。脱がせたらクッソちっせぇチンポついてやがった」
 シルバーピアスを開けた鼻腔をヒクヒクさせる。
 

 桐ケ谷 優児きりがや ゆうじは25歳。
 麻薬の売人の傍ら、家出してきた少年少女に声をかけ、風俗に売りとばすことで小金を稼いでいる、文字通りのクズだった。

「おっ、ほっ……! おっ! でっ、でるぅッッ……!」

 ミキが、股の下に置かれた白い洗面器を跨ぐ。
 短小チンポから飛び出たザーメンが、ピシャッ、と洗面器に落ちる。

「あ、こら。おれまだイッてねーし」
 後ろからハメていた男が、
「オナホのくせに、先にイきやがって、このエロマンコ!」
 ミキのアナルを腹立ちまぎれにガンガン掘る。

「ごっ、ごっ、ごめんなさぁっ――いっ……!」

 壁にもたれていた男がくわえタバコで立ち上がり、ミキのツインテールをぐいっと引っぱる。

「あッ……!」
「――そんなに胸突き出して。おっぱい、いじってほしいんか?」
「あっ、ひっ、いぃッ……!」
 
 ツインテールをまとめて持ち上げられながら、乳首をグリグリとこすられ、
「おっ、おっぱいっ! きっ、きもちいいっ! まっ……! またイッちゃうよぉっ!」
 ミキは小さなチンポをプルンプルン揺らす。
 
「おっ、いまナカすごい締まった。もっと乳首いじってやってくんね?」
 男が、興奮ぎみに息を荒げる。
「――したかねぇな」
 タバコを洗面器に捨て、ミキの両乳首を高速ピストンする男。

「あっ! ひっ! ひぃっ! ぢぐびっ♡ ぎもぢいいッッ♡♡」

「お~~イイイイッ♡ めっちゃまんこ締まるぅ~。よしっ、だすっ、だすぞぉっ♡」
 男の唸り声とともに勢いよくナカ出しされる、ザーメン。

「うー、出た出たぁ。よし、チンコ抜くぞ。ナカにしっかりためておけよ」

「くっ……うっ! はっ、はいっ……!」
 ヌプッ、と上向きにチンコが抜かれ、ケツ襞の盛り上がったミキのアナルが、くぱぁっ、と丸見えになる。

「替われ」
 乳首を弄っていた男が、後ろに回り、ザーメンでタプタプになったミキの尻穴にペニスを突っ込む。

「おっ! ほっ、おぉっ……!」

「あーなんかションベンしたくなってきた。トイレ行くのめんどいな。ここですっか」

 射精したばかりの男が、ミキのツインテールをひっつかんで上向かせ、
「口開けろ、便所」
 と命じる。
「あっ……! ふっ――はっ……いッ……!」
 立ちバックでガン掘りされながら、ミキは口を大きく開ける。
 男は、その口にペニスを突っ込み、ドプドプと口内に放尿する。

「……むっ……! ごっ……! ゲッ! ゲェッ……!」
 思わずえづいたミキに、
「おい、こぼしてんじゃねぇぞ! しっかり全部飲め!」
 ツインテールを引っぱった男はゲキを飛ばす。

「……ッ……! ッ! ……ッ!!!」

 涙と鼻水を流しながら、注ぎ込まれる男の小便をけんめいに飲みほすミキ。
 ザーメンと小便の混ざった喉はカラカラに乾ききっている。

「ふー、すっきりした。よし、チンカス掃除の時間だぞ、便所」

「はっ、はひっ……」
 鼻先につきつけられたチンコを、舌を伸ばし、レロレロと舐める。
 窓の外を通る電車の音。
 ミシミシと揺れる部屋の中――卓袱台で夢中でコカインを吸う男と、前後からミキをなぶるチンピラふたり。

「んっ……! ふっ、うんっ……!」
 ミキにハメていた男が、腰を大きく振ってナカ出しする。
「ははっ、すっげータプタプしてる、こいつの腹」
 ヌポッ、とペニスを抜いた男は、膨れあがったミキの腹を後ろから揺すり、
「おまんこタンク満タン~ってか?」
 と笑う。

「ザーメンいっぱい入れてもらってうれしいか? 答えろ、低能チンポケース」

「うっ、んっ、うっ、うれしっ……! うれしいれすぅっ……♡」

 ザーメンをこぼさぬよう、腰を突き上げたミキは、ひきつった笑みを見せる。
 チンポから糸を引いたスケベ汁が、洗面器のなかにパシュッ、と落ちる。

「よし、ザーメン出させてやる。洗面器跨いでうんこ座りしろ」




 
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