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第四章:ケツマ〇コ奴隷カメ
暗転する蜜月
しおりを挟む秋が過ぎ、冬になった。
椿は、マンションから一歩も出ない生活を送っていた。
買い物は銀が買い与えてくれたスマホで注文したものが玄関先に届く。
毎日、部屋をピカピカに掃除し、愛しあった名残りのついたシーツを洗濯し、銀のワイシャツにアイロンをかけ、夕方から時間をかけて手の込んだ夕食を作る。
じっくりコトコト煮込んだシチュー。
焦げ付かないよう鍋底をかき回しているうち銀が帰ってきて、駆け寄り、その首にしがみついておかえりなさいのキスをする。
誰にも縛られない――夢のような安全地帯。
――夕食のあと。
「……うっ……ぅっ、んッ……」
寝っ転がったソファの上で、絡まり合い、抱き合う。
銀の大きな手が、椿の白いセーターの下に潜り込む。
「アッ! アッ……!」
セーターをたくしあげられ、ピンピンに尖った乳首を音を立てて吸われる。
のけぞる椿のパンツに手を入れ、すでに固くなっているチンポをしごく銀。
「うっ! うぅっ……!」
あっという間にイかされ――銀の用意したティッシュの中に出す。
「……気持ちよかったか?」
「はい……」
瞼にキスを落とされた椿は目をつむる。
寝室に移動し、服を脱ぎ、シックスナインの体位をとる。
「……おっ――! ほっ……ハァッ……!」
銀のペニスを、椿は口いっぱいに頬張る。
銀のペニスは予想通り大きくて――スジがギンギンに張っていて、十分な太さもあった。
サオを手で握り、けんめいに口で扱く。
椿の股のあいだに顔を埋めた銀が、アナルを、ツンッ、と舌で突く。
「ひゃんっ……!」
会陰から窄まりまで丹念に舐められ、頬が熱くなる。
銀と出会うまで誰からもされたことのなかった優しい愛撫。
……なのに――――
(うっ……もっ……もっと――激しくしてっ――!)
|
ヒクッ、ヒクッ、と尻穴がいやらしく動いているのを感じるのに、それを《やゆ》揶揄してこない。
「可愛いな、椿のここ……」
そっと指先でなぞり、タマ袋をチョロチョロ舐めるだけだ。
(ちがうっ! 指でおまんこグチョグチョにしてっ……ナカまで弄ってぇッ……!)
叫び出したい思いをこらえながら、昂ってきた銀のペニスを大きく食む。
「ナカに出していいか?」
聞かれ、咥えながらこくんとうなずく。
椿の口からペニスを抜いた銀は、サイドテーブルの引きだしから、ラブローションを取り出し、仰向けになった椿の尻穴にそっと塗り込む。
「んっ……!」
中指だけでほぐされ、軽く準備されてから、「入れるぞ」とペニスを挿入される。
「あっ……! アァッ……!」
ズチュッ、ズチュッ、と突き上げてくる――リズミカルな動き。
「うっ、すげー締まる、おまえんなか……」
「はっ! あぁっ……!」
「気持ちいいか?」
「は――はい……」
……銀は、限りなくノーマルなセックスをする男だった。
SMやスカトロなどするはずもなく、相互フェラのあと出して終わり――ということが多かった。
椿が三浦兄弟から受けていた仕打ちについて多くは聞いてこなかったが、いちどだけ、セックスのあと「……なんでカメって呼ばれてたんだ」と聞いてきたことがある。
『ケツマンコ奴隷カメ』のネーミングの由来がずっと気になっていたようだ。
「……椿だから――」
銀の裸の胸に身を寄せ、椿は答えた。
「椿は、英語で『Camellia』っていうんだ。だから、その頭文字をとって、『カメ』って呼ばれてた……」
「……マジかよ」
銀は信じられぬように目を見ひらく。
「そんなきれいな名前なのに……」
ひでぇな、と椿の肩を抱き寄せる。
「もうぜったい、そんな名前で呼ばせないから――安心しろ。な?」
その腕に彫られた昇り龍のタトゥーを指でなぞり、椿は、「うん……」とうなずく。
――おい。カメ。いい子にしてたか?
ふと脳裏によみがえる。
いたずらっぽい司の笑み。
やっと――やっと逃げられたはず。
なのに…………
「……うっ! んんッ……!」
ナカに出され、ゆっくりと引き抜かれる。
ティッシュでペニスを拭いた銀は、「腹んなか気持ちわるいだろ。シャワーで流してこいよ」と椿の髪を撫でて気遣う。
「うん……」
薄く微笑んだ椿は、リビングの横にある浴室へと向かった。
「……はっ! アッ! アァッ……!」
シャワーを全開で出し、バスタブに左手を突き、右手の指をアナルに突っ込む。
指は1本から2本、3本と増え――しまいには4本の指で、グチュグチュとナカをかき回し、
「うっ、もっ、もっと……! 奥まで入れてぇっ……! ケツマンコ奴隷カメのドエロおまんこっ、めちゃくちゃにしてくださぁっ……いッ……!」
叩きつけるシャワーの下で叫ぶ。
被虐の喜びを求めて揺れ動くチンポから、涙のようなガマン汁が滲み出していった。
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