たとえば僕が死んだら

草野 楓

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第三章:肉便器の恋

BURN OUT⑤

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 電気ショックの次に登場したのは、アナルバルーンだった。


 ステージ上に設置された丸いターンテーブルの上で、黒いディルド型のアナルバルーンを尻穴に入れられる。
 ねずみのしっぽのように尻から出た黒いチューブにつながったポンプを押して空気を入れ、MAXで直径10センチ膨らませることが可能なアナルバルーン。

 
 ニップルリングにぶら下げられたおもり替わりの電マ。
 キンタマは黒いハンブラーの穴に通され、大股を開いた四つん這いの姿勢で固定されている。
 ハンブラーからのびた鉄の鎖は足枷とつながっており、立ち上がろうとするとキンタマに激痛が走る仕組みになっていた。

 椿の目の前に、ザーメンまみれになったチョコレートのホールケーキを置いたピエロ男は、

「さて! いよいよ、このおまんこにケーキを食べさせます。そのあいだ、バルーンを膨らませていきますので、どれだけケツ穴が拡がっていくか、たっぷりご鑑賞くださいませ」
 客に呼びかける。

「そりゃ面白い」
「早く食べないとおまんこが破裂するんじゃないか?」
「我々はワインでも飲みながらのんびり見守ることにしますかな」
 
 ターンテーブルがゆっくりと回りだす。

「よし。食べろ」
 ピエロ男の合図とともに、ケーキにかじりつく椿。
 早く食べないとバルーンにどんどん空気を入れられてしまうのでとにかく必死だ。

「ふっ……! がっ……! ぐほっ……!」

「あんなにがっついてみっともない」
「鼻のなかにクリームが入ってますよ」
「……おや、見てください。ケツ穴がだんだん開いてきましたよ」

「うっ……! くぅぅッッ……!」

 なかなか減らない4人前のホールケーキ。
 腹のナカで膨らんでいくバルーンの圧迫感に、

「くっ、苦しッ……! お願いっ! くっ、くうきっ……! すこしだけでもっ! 抜いてぇッ……!」
 と訴えるものの、
「うるさいぞ。とっとと食え」
 一蹴され、さらに空気を送りこまれる。

「ぐっ! ウッ! ウゥ――――ッッッ!!!」

 ――やっと半分食べたときにはもう、尻穴はありえないほどの大きさまで拡がっていた。

「いっ! いだいっ! いだいようぅッ……!」

 のけぞった胸の下で、乳首から紐でぶら下げられた電マがブラブラ揺れる。

「かわいそうになぁ~。だったら少しは気持ちよくしてやるよ」
 乳首に押しつけられた電マのスイッチを入れられる。

「あっ! ほっ! オッ! オンッ!」
 キンタマを締め上げられる激痛とないまぜになった乳首の快楽に、反り返ったチンポから、ガマン汁が、ピュッ! ピュッ! と飛び散る。

「あんなにされても感じるとは」
「まったく因果なおまんこだ」
「おい、ケツ穴をこっちに向けさせろ!」

 ターンテーブルの回転が止まり――膨らんだバルーンを咥えこんだ無残なケツ穴が、客席に晒される。
 
「こりゃすごい」
「よくここまで膨らんだな」
「これ以上膨らませることはできるのか?」

「うーん。そうですね――できないこともないですが、もしかしたら再起不能になるかも……」
「再起不能とはどういうことだ」
「まぁいわゆるアナルローズ――ですかね」

 アナルローズとは、腸がめくれ、バラの花びらのように飛び出す状態のことだった。

「それはちと気持ち悪いな」
「今後このおまんこのショーを見られないのもつまらんしのう……」
「しかたない。これくらいで勘弁してやれ」
「……承知いたしました」

 ハンブラーと足枷を外され、乳首から下げられていた電マも取られる。
 バルーンを入れられたまま、今度は乳首と亀頭と両サオにピンクローターを押し当てられ、透明なテープで固定され、スイッチを入れられる。
 
「おっ……! ほっ、おぉっっ……んっ!」
 新たなる刺激に、手を頭の後ろで組んだ奴隷ポーズの椿は、ガニ股の脚をカクカクさせる。

「しっかり立て! まずは全部ケーキを食べられなかったお詫びと――バルーンを出させていただくお礼をいうんだ」
「はっ……はひっ……!」
 シュポッ、シュポッ、と腹のなかで収縮を繰り返すバルーンに目を白黒させながら、
「ケッ、ケーキッ! 全部食べられなくてッ! 申し訳ありませんでしたぁっ!」
 と声を張り上げる。

「おっ、おまんこのバルーンッ! ぐっ、ぐるしっ……! だっ、出す許可もっ! ありがとうございまひゅうッ……!」

 乳首と亀頭とサオをローターでダブル挟みされ、性感帯を刺激され続け、あられもないモロ感がとまらない。

「どっ、どうかっ、おまんこからっ! バルーンッ! ださせてっ……! くっ、だっ、さぁっ、いひっ♡」
 揺れる短小チンポからあふれだすガマン汁。

「おい、なに勝手に気持ちよくなってるんだ」
「ほんとうに反省してるのか?」
「このままだともっとバルーンを膨らませるぞ!」

「そっ、それだけはっ……! どっ、どうかっ、やめてぇっ……!」
 こらえきれない劣情に、ヘコッ、ヘコッ、と腰を揺らした椿は、

「ごっ! ごめんなさいッ! クリチンポ汁ッ! ダダ漏れでごめんなひゃいっ! おっ、おまんこもっ、短小ザコチンポもっ! ぢぐびもっ! ぎっ、ぎもぢよすぎでっ……! ドスケベメスアクメッ! とまらないんですぅッ……!」

 舌を突き出し、ローターを押し当てられたチンポから、ドピュッと精液をまき散らした。 

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