たとえば僕が死んだら

第三章：肉便器の恋

BURN OUT③

「いまから悶絶オナニータイムだ！」
　
（なるほど――）
　客の欲求を察したピエロ男は、
「承知いたしました。ではディルドピストンでケツイキさせるのはどうでしょう？」
　と提案する。
「そりゃあ、いい」
「とびきりデカいのを用意しろ！　馬のチンポよりデカいやつだぞ」
「もちろんです。では少々お待ちを」

　ステージに登場した、黒光りする巨大な涙型のスタンド式ディルド。
　その前に、直径15センチのチョコレートクリームのホールケーキが置かれる。

「ケーキは、このおまんこへのバレンタインプレゼントとして用意しました」
　ピエロ男は説明する。
「仕上げに、自分のザーメンをぶっかけて食べさせてやろうと思うのですが――よろしいでしょうか？」
「ははっ、そりゃ面白い」
「最高のプレゼントだ」
「ありがとうございます。ではさっそく、ケツオナショーをはじめさせていただきますね」

　チンポから尿袋をぶら下げたまぬけな格好で、ディルドーを跨ぐ椿。
　カテーテルのぶっ刺さったあわれなチンポが、放出を求めてピクピク揺れる。

「しっかり根もとまで咥え込め。30回ピストンしたら、カテーテルを抜いて射精だささせてやる」
「はっ……はいっ！　わかりましたっ……！」

　膝に手を置き、四股を踏むようにふんばり、ディルドめがけ腰を下ろす。

「ぐっ！　おっ、おぉっ……！」
　先端はなんとか入ったものの、真ん中の膨らんだ部分がなかなか入らない。

「うっ！　ほっ！　ほっ！　オォォッ……ンッ！！！」
　目を白黒させながらガニ股でビクビクする椿を、

「なにしてる。早く入れろ！」
「ウッホウッホいいやがって、ゴリラみたいだな」
「早くおまんこに突っ込め、ゴリラ！」
「もう強引に入れちまえ！」

　煽る客に、ピエロ男とスタッフが椿の後ろに回り、
「ではおまんこにブッ刺しちまいますね♡」
　膝裏に手を回して持ち上げ、「せーのっ」と一気にディルドに落とす。

「ぎっ！　ギャァァァッッ……！！！」

　ズボ―ッ！　と根もとまで突き刺さった巨大ディルド。

「ぐっ！　おっ！　ほっ！　うっ！　ほっ……！」

「ウッホウッホうるせえぞ、ゴリラ！」
「ははっ、すげー尿袋揺れてるな」
「あれっ？　またションベンもらしてるんじゃないか？」

「アッ！　おっ、おしっこっ……！　ごっ、ごめんなさいっ、でちゃいましたぁッ……！」

　カテーテルを伝い、尿袋へ落ちる小便。
　重みを増した袋に引っぱられたチンポが、象の鼻のように下向きになる。

「ったく。このゆるクリチンポめ」
　舌打ちしたピエロ男が、乳首のニップルクリップから伸びた鎖を真上に引っぱり上げる。
　
「ぎぃっ！　いっ！　いだいっ！　いだいようッ！」
　スタッフふたりがかりで、後ろから持ち上げられ、ディルドに突き落とされる。
　横に立ったピエロ男は、
「勝手にションベンもらした罰だ。乳首もストレッチしな」
　ニップルクリップをピーンッ！　と糸のように引き伸ばす。

「しっ、しぬっ！　おまんごもぢぐびもっ！　もっ、限界っ！　しぬぅ――――ッ！」
　鼻水を飛ばしながら泣きわめく椿のチンポを、
「うるさいぞ、これくらいガマンしろ！」
　ピエロ男は調教鞭で思いきり叩く。

「おっ……！　おぉっ！　……ぐぅ――――ッ！」

「もう何ピストンしたでしょうなぁ？」
「よくわからなくなってきましたな」
「ションベンを漏らした罰として最初からやり直しさせますか」　
「よし、仕切り直しといくぞ！」

（そ……そんなっ……！？）

　それからもう何十回、鞭打たれ、ピストンさせられただろうか。

「よし。イかせてやる」
　ようやくカテーテルを抜かれ、
「うっ……うぅっ……！」
　チンポをプルプルさせうなだれる椿に、
「きちんとお礼をいいながらイくんだぞ。わかったな？」
　とピエロ男は命じる。

　乳首のクリップを引き伸ばされ、ディルドの上に落とされた椿は、

「イッ……！　イグッ！　クリチンポッ！　クッソ無様なケツアクメきめまひゅっ！　ケツマンコ奴隷ッ！　イかせていただきっ、ありがとうございまひゅぅッ……！」

　鼻の下の伸びた無様なアクメ面で、チョコレートケーキの上にザーメンをぶちまけた。