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第三章:肉便器の恋
出張レイプ③
しおりを挟む神楽坂の料亭には、丹下組の幹部たちが4人いた。
カコーン、と鹿威しの鳴る日本庭園を臨む、離れの特別室。
懐石料理に舌鼓を打ち、昼間から酒を酌み交わしていた男たちは、銀と舎弟たちの後ろから部屋に入ってきた椿に目を細めた。
「ほう……なるほど」
「これはこれは――」
獲物の、想像以上の美しさに男たちは舌なめずりする。
新年会という名目で集まった彼らの目的はただひとつ――紳士クラブのナンバー1性奴隷をレイプすることだった。
「外は寒かったろう。さぁここへ――」
部屋の一番奥、正月用の豪奢な造花の飾られた床の間の前の上席にいた男が、椿を手招きする。
黒い色付きの眼鏡をかけた、50代半ばの白髪の男は、丹下組の組長代理――西村だった。
「……ずいぶんと肌が白いな」
隣の座椅子に、遠慮がちに腰を下ろした椿の手にそっと触れた西村は、
「毛もまったく生えとらん。……すごいのぉ、ホンマに男なのか?」
と感嘆する。
「正真正銘の男ですよ」
と答えたのは、西村の斜め向かいに座った若頭の安生。
須長の舎弟の会田徹次をスパイとして雇い、須長の居場所を聞き出したあげく、会田を撃ち殺した――組織一の切れ者だった。
「……まぁ、まだまだ時間はたっぷりある。――とりあえず酌をさせるか」
西村は、料理の膳を運んできた仲居に、熱燗を注文する。
「今日は芸者は頼んどらんからな。おまえが芸者代わりにいろいろサービスするんや」
運ばれてきた酒を椿の前に置き、命じる西村。
「……は、はい……」
「ええ子や。では皆に酌をしろ」
徳利を手にした椿は、濡れタオルで瓶の尻の部分を押さえながら、
「……失礼します」
と西村に酌をする。
そして、安生ともうふたりの男の盃を満たしてから、銀のところへ向かう。
「……ど――どうぞ……」
ふるえる手で酒を注ぐ。
無言でその杯を受けた銀は、魅惑的なエメラルドグリーンの瞳で椿をじっと見つめる。
とたん、椿の頬がかっと赤くなる。
舎弟ふたりにも酌をしてから、西村のところへ戻った椿に、
「上手にできたのう」
西村は、優しく頭を撫でた。
そのとき、仲居が、大きな酒瓶と、天狗のお面のようなかたちをした酒杯を膳に載せてきた。
「――酒はもうええ。これからしばらく、ここには誰も来させるな。わかったか?」
「……かしこまりました」
無表情で出ていった仲居に、「ずいぶん愛想のない女や」と舌打ちしてから、
「さ、ここからが本番や。もういちど、酌をせい。ただし今度はこの天狗を使って、下の口で――な」
「――えっ……?」
青ざめた椿にガバッと覆い被さった西村は、椿のジーンズを荒々しく剥ぐ。
「あっ……!」
「おっ……かわいい下着やなぁ。ケツもプリプリしとる」
黒のTバックを穿いた椿の尻を揉んだ西村は、セーターも脱がせる。
黒のレースのブラジャーに、
「おお……めっちゃエロいな。――ちょっとこの子、まっすぐ立たせてみぃや」
「はいっ」
末席から飛んできた舎弟二人組が、椿を床の間の花の前に立たせる。
ひとりが両手首をつかんで頭上に持ち上げ、もうひとりが開かせた両足首をつかんで固定する。
「うぅっ……!」
下着姿で立たされた椿のTバックに手をかけた西村が、
「……ケツ穴の掃除はすませてきただろうな?」
舎弟たちに聞く。
「はい。さっきそこのトイレで」
「……撮ってきたか?」
「もちろんです」
舎弟が料亭の個室トイレ内で撮ったスマホの動画を見せる。
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