たとえば僕が死んだら

草野 楓

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第二章:地下室の奴隷たち

追いつめられて③

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「なるほど、か」
「面白そうだな」

 興味を持った客が5人ステージに上がる。

「ありがとうございます。では入れやすいようおまんこを開かせていただきますね」
 ピエロ男が椿の尻穴をステンレスクスコで開いてネジで固定する。

「うっ! くっ! うぅっ!」
 丸見えになったおまんこに、
 「よかったな。No1奴隷のごほうび、たっぷり味わいな」
 客がずいきチューブの腹を指で押し、中身をドプッと注ぎこむ。

「……ひっ!? いぃぃぃぃっっっ―――――ッ!!!」

 『少しずつお使いください』と注意書きに書いてあるローションを一気に入れられ、

「かっ、かゆいッ! かゆいですっ!!!」
 無数の虫が這いずりまわっているようなむず痒さに、椿は悶絶する。
「おおすごい、おまんこが、まっかっかだ」
「これは洗浄しないとまずいレベルですよ」
「さすが、ごほうびと言っておきながら、えげつないものを用意してきますな」

 クスコで抉じ開けられた椿の尻穴をまじまじ覗き込む客たち。

「まだまだローションはたくさんあります。みなさん、お好きなところに塗ってやってください」

 ワゴンの上に置かれた洗面ボウルになみなみと注がれたずいきローション。
 ボウルの横に大きさや太さがさまざまな毛筆を並べ、
 
「このローションにはエクスタシー成分も入っておりますので、奴隷をイき狂わせることができます。さ、お好きな筆をお使いください」
 ピエロ男は、客たちにすすめる。
「おお、そりゃあ、いい」
 ずいきローションを筆に含ませた客たちが椿を取り囲む。
「まずは乳首からいくかな」

 ずいきをたっぷり含んだ筆で乳首をなぞられ、
「ひぃ――――ッ!」
 と悶絶する。
 
「チンポにも入れてやるぞ!」
 細筆を持った客が、亀頭をグリグリこする。
 尿道に筆を突っ込まれ、
「ぎゃぁぁぁぁッッッ!!!」
 と絶叫する。
「へへっ。きっついな、こりゃ。チンポ痺れてたまんねぇだろ?」

 次々にチンポやタマ袋や会陰をずいき筆でくすぐられ、
「おっ! かっ! かゆいっ! しっ! しぬっ! ほんとうにっ! 死んじゃうッッ!」
 縄をギシギシいわせて悶え苦しむ椿。

「ケツ穴にも入れてやろう」
「シリンジを用意しろ。とびきり太いやつをな」

 ローションの詰まった極太のシリンジを用意させた客は、
「いくぞ! こぼすなよ」
 笑いながら、椿のアナルにシリンジを突き刺す。

「おっ!? うごっ! オォォォォ―――――――ッッッ!!!」

 一気に注ぎ込まれたずいきローションに、全身の毛穴からブワッと汗が噴き出す。

「ふっ! げほっ! ぶごっ! ぶごごごごっ!」
 両方の鼻の穴から飛び散る鼻水。

「きったねぇな」
 鼻のなかに細筆を突っ込まれ、ローションを塗りたくられる。

「鼻の穴おっぴろげやがって。まるでブタだな」

「ブッ! ぶうっ! ぶぶぶぶっ……!」

「ははっ、鳴き声もまんまブタだ(笑)」
「このローションは顔に塗るのはたしか禁忌でしたっけ?」
「かまいませんよ。奴隷に人権などありませんからな」

(あっ……! あぁっ……!)

 鼻も耳も目もピリピリ痛んで――涙と鼻水とよだれがとまらない。

「ザコ乳首のなかにも入れてやるぞ♡」
 細身のシリンジを乳首のなかに突っ込まれ、ローションをチュウッと注ぎ込まれる。

「おっ! オォッ……んっ!」

「お次はクリチンポっと♡」
 亀頭に刺さっていくシリンジ。
「ほら、イッキ! イッキ!」

 からだじゅうを巡るずいきエキスに、
「ひっ! いっ! うぐっ! ぐうっ……!!!」
 亀甲縛りで吊り上げられたからだを切なげに揺らす。
 全身の穴という穴が痺れて、まるで地獄の炎で炙られているようだ。

(も……もう……死んじゃう……)

「ショーのラストを飾るのは、年末にふさわしい「除夜の鐘」です。こちらのディルドでずいき責めされたおまんこを思いきり突いてやってください」

 ずいきの次に登場したのは、ドリル式の電動ディルドだった。
 ノコギリのかわりに、赤い電動ドリルに極太の電動ディルドが装着された、凶悪きわまりない責め道具だ。


 
 
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