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斧の暴君。
しおりを挟む俺はハナコ。Halloweentownではビルと言う名だ。
俺はHalloweentownの中心街からは程遠い四丁目の街へ向かった。四丁目といっても本当の四丁目ではない。
街へ着くと連なっている住宅街の一部が無残に壊れていた。
「何があったのかしら…?」
「木乃伊だよ…!オイラ見たんだよ…木乃伊が斧を…」
「すまん…話の途中で悪いが木乃伊を見たのか?」
「あ…あぁ。木乃伊が斧を使って暴れ回ってたんだよ……でもあいつは気付いた時には消えていたんだ…」
「他に何か情報はないか?どんな事でもいい」
「……そうだな……うーん……木乃伊は斧に炎を纏うって言う噂を聞いた事があるけどあの木乃伊は炎なんて纏ってなかったな…むしろ…冷たい気がしたよ……」
「そうか…ありがとう」
炎を纏う……?どう言う事だ…?
「ん?何か忘れてるような気が……あ!……ケルベロス…忘れてた…」
俺は急いで便利屋へと向かった。
ーーー続くーーー
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