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男たちの闘い
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ヴァードが扉を開けると中は酒場であった、
屈強な兵士たちがなみなみと酒をグラスに注いでは飲み干していた
店内はあまり広くなく、動き回るには戦斧が邪魔になってしまうので
大量に並んでいる酒樽の間に置き、自身は棚の陰に潜んで店内の様子を伺うことにした
みなしたたかに酔って騒いでいるせいか、こそこそと動くヴァードに気づくものはいなかった
「今日は俺のおごりだあ!みんな飲め!飲め!」
ピートは気持ちよさそうに酒瓶をぐいぐいとあおっていた
ヴァードが目を凝らして眺めると
丸いテーブルの上に、盗まれたヴァードの皮袋が置かれてあったのが見えた
「そういうことか、あいつめ」
ヴァードが拳を握りしめると、配膳をするミリアが見えた
ミリアはメイド服を着せられていた
肉料理が置かれた盆を持っている
「おいミリア!早く持って来い!」
ミリアはピートがいるテーブルまでとぼとぼと歩いた
酔った兵士たちがミリアを好奇の目で見ている
兵士の一人がミリアのスカートが捲り上げられると
下着は小さな布だけで陰茎は丸見えであった
兵士たちがミリアの股間をもてあそびはじめた
「あっ……やめて……う……」
「さっさと来い!料理を落としたらぶっ殺すぞ!」
ミリアは唇をかみしめ、目に涙を浮かべて料理をテーブルに料理を置いた
兵士たちは薄汚い声を上げている
ヴァードはミリアの手のひらが胼胝だらけであるのが見えた
「ふーやりたくなったな」
ピートは股間から血管の張った男根を出してしごきはじめた
兵士たちはミリアを取り押さえてテーブルの上に押さえつけた
「ぐぅぅ……やめ……ろ……」
ピートはミリアのスカートをまくりあげた。
「おい少年!!」
ヴァードは物陰からサッと飛び出すと、素早く背後からピートの腕をつかみ
壁に押し付け、皿の上に置いてあった料理ナイフで手のひらを刺した
血がぴゅうっと吹き出て肉料理の上にかかった
「人間は刃物で刺せば簡単に倒せる」
「てめえええええええ!!」
ピートは刺さったナイフを抜いて地面に叩きつけ、眉を釣り上げてヴァードを睨んだ
少年は魅入られたようにヴァードをじっと見つめていた
「お前が盗ませたな」
「知るかよバカが、入国料だよ、俺のものになるはずだった金だ
取って何が悪いんだ」
「なら利子をつけて返してもらわないとな、高くつくぞ」
「この野郎!死にやがれ!」
ピートは懐から軍用の鋭い短剣を取り出し殺気を漲らせてヴァードに突進してきた
ヴァードは腰を落としてピートの腹に拳を打ち込んだ
ピートは吐瀉物を撒き散らしたが、ナイフの勢いはゆるまず
ヴァードの肩に刃が突き刺さった。
引き抜くと鮮血が腕を伝って床にぽとぽとと落ちる
「ほう……」
「おううえ……クソ野郎がぶっ殺してやる」
ピートは飛び上がって膝蹴りを打ってきたが
ヴァードは太い腕を振るってピートの首に叩きつけた
ピートはもんどりうって地面に倒れた
「がああ……クソがっ……クソっ」
ピートは立ち上ろうとした
「やめておけ、次は血へどを吐くぞ」
「くひひひ……それはどっちかな」
「そこのお前」
兵士の一人が、ミリアの首にナイフを突きつけていた
「動いたら坊主の首が真っ赤に染まるぞ」
「ピート、お前」
「馬鹿がてめえは!勝てばいいんだよぉ!勝てば!」
ピートは酒瓶でヴァードの顔をさんざんに殴った
「むかつくぜえ!むかつくぜえ!」
顔じゅうから血が流れ、服に滲みがひろがっていく
ピートは酒瓶をヴァードの脳天に叩きつけた
破片が砕け散りヴァードは膝をついた
「ぐ……」
「あああああ!気持ちいいぜええええ!
仕上げでさっぱりいくか」
ピートは腰に提げていた剣を抜いて大上段に構えた
「死ねやあああ!」
刹那、しゅん……と酒場の空気を割く高い音がした
ピートの左目に料理ナイフが突き刺さっていた
「ぐっぎゃああああ!!」
ピートはのたうち回った
ミリアの細い腕がするりと伸びたかとおもうと
首元に突き付けられていたナイフを奪い
兵士の太ももに突き刺した、兵士は悲鳴を上げて倒れた
「ミィリアァ!こいつ!、俺に向かってよくも!
ヴァードォ……てめえら、二体一とは卑怯だぞ……」
「勝てばいいんだろ?」
ヴァードは拳を振り下ろした、ピートの頭が床を突き破ってめり込んだ
顔はぐちゃぐちゃに歪んでいた
「男前になったじゃないか」
酒場の兵士たちは騒然となった、抜刀して一斉にヴァードたちに襲いかかってきた
ミリアは鉄串やフォーク、ナイフなど店にある刃物をすばやく集めて両手に持った
「全員動かないでください、ぼくは100アードの位置からでも当てられる」
「ハッタリだ!そんなこと……できるかよ」
野次を飛ばした兵の額に鉄串が突き刺さった
鮮血を撒き散らして兵は倒れた
「人間は刃物で刺せば簡単に倒せる……」
ミリアはぞっとするような美しい声でつぶやいた
ヴァードは隠しておいた戦斧を拾い上げた
「失せろ!細切れになりたいか!」
兵士たちは一斉に逃げ始めた
われ先にと出口に押しかけていった
「機を見るに敏だ、ミリア、俺たちもさっさと逃げるぞ」
「いいんですか?ぼくは……お金を……」
「くどいな」
「わっ」
ヴァードはミリアを抱き抱えた
「お姫様は素直に抱かれれば良い」
「ぼく男ですよ……」
ミリアは頬を赤らめた
ヴァードたちは酒場から飛び出した
屈強な兵士たちがなみなみと酒をグラスに注いでは飲み干していた
店内はあまり広くなく、動き回るには戦斧が邪魔になってしまうので
大量に並んでいる酒樽の間に置き、自身は棚の陰に潜んで店内の様子を伺うことにした
みなしたたかに酔って騒いでいるせいか、こそこそと動くヴァードに気づくものはいなかった
「今日は俺のおごりだあ!みんな飲め!飲め!」
ピートは気持ちよさそうに酒瓶をぐいぐいとあおっていた
ヴァードが目を凝らして眺めると
丸いテーブルの上に、盗まれたヴァードの皮袋が置かれてあったのが見えた
「そういうことか、あいつめ」
ヴァードが拳を握りしめると、配膳をするミリアが見えた
ミリアはメイド服を着せられていた
肉料理が置かれた盆を持っている
「おいミリア!早く持って来い!」
ミリアはピートがいるテーブルまでとぼとぼと歩いた
酔った兵士たちがミリアを好奇の目で見ている
兵士の一人がミリアのスカートが捲り上げられると
下着は小さな布だけで陰茎は丸見えであった
兵士たちがミリアの股間をもてあそびはじめた
「あっ……やめて……う……」
「さっさと来い!料理を落としたらぶっ殺すぞ!」
ミリアは唇をかみしめ、目に涙を浮かべて料理をテーブルに料理を置いた
兵士たちは薄汚い声を上げている
ヴァードはミリアの手のひらが胼胝だらけであるのが見えた
「ふーやりたくなったな」
ピートは股間から血管の張った男根を出してしごきはじめた
兵士たちはミリアを取り押さえてテーブルの上に押さえつけた
「ぐぅぅ……やめ……ろ……」
ピートはミリアのスカートをまくりあげた。
「おい少年!!」
ヴァードは物陰からサッと飛び出すと、素早く背後からピートの腕をつかみ
壁に押し付け、皿の上に置いてあった料理ナイフで手のひらを刺した
血がぴゅうっと吹き出て肉料理の上にかかった
「人間は刃物で刺せば簡単に倒せる」
「てめえええええええ!!」
ピートは刺さったナイフを抜いて地面に叩きつけ、眉を釣り上げてヴァードを睨んだ
少年は魅入られたようにヴァードをじっと見つめていた
「お前が盗ませたな」
「知るかよバカが、入国料だよ、俺のものになるはずだった金だ
取って何が悪いんだ」
「なら利子をつけて返してもらわないとな、高くつくぞ」
「この野郎!死にやがれ!」
ピートは懐から軍用の鋭い短剣を取り出し殺気を漲らせてヴァードに突進してきた
ヴァードは腰を落としてピートの腹に拳を打ち込んだ
ピートは吐瀉物を撒き散らしたが、ナイフの勢いはゆるまず
ヴァードの肩に刃が突き刺さった。
引き抜くと鮮血が腕を伝って床にぽとぽとと落ちる
「ほう……」
「おううえ……クソ野郎がぶっ殺してやる」
ピートは飛び上がって膝蹴りを打ってきたが
ヴァードは太い腕を振るってピートの首に叩きつけた
ピートはもんどりうって地面に倒れた
「がああ……クソがっ……クソっ」
ピートは立ち上ろうとした
「やめておけ、次は血へどを吐くぞ」
「くひひひ……それはどっちかな」
「そこのお前」
兵士の一人が、ミリアの首にナイフを突きつけていた
「動いたら坊主の首が真っ赤に染まるぞ」
「ピート、お前」
「馬鹿がてめえは!勝てばいいんだよぉ!勝てば!」
ピートは酒瓶でヴァードの顔をさんざんに殴った
「むかつくぜえ!むかつくぜえ!」
顔じゅうから血が流れ、服に滲みがひろがっていく
ピートは酒瓶をヴァードの脳天に叩きつけた
破片が砕け散りヴァードは膝をついた
「ぐ……」
「あああああ!気持ちいいぜええええ!
仕上げでさっぱりいくか」
ピートは腰に提げていた剣を抜いて大上段に構えた
「死ねやあああ!」
刹那、しゅん……と酒場の空気を割く高い音がした
ピートの左目に料理ナイフが突き刺さっていた
「ぐっぎゃああああ!!」
ピートはのたうち回った
ミリアの細い腕がするりと伸びたかとおもうと
首元に突き付けられていたナイフを奪い
兵士の太ももに突き刺した、兵士は悲鳴を上げて倒れた
「ミィリアァ!こいつ!、俺に向かってよくも!
ヴァードォ……てめえら、二体一とは卑怯だぞ……」
「勝てばいいんだろ?」
ヴァードは拳を振り下ろした、ピートの頭が床を突き破ってめり込んだ
顔はぐちゃぐちゃに歪んでいた
「男前になったじゃないか」
酒場の兵士たちは騒然となった、抜刀して一斉にヴァードたちに襲いかかってきた
ミリアは鉄串やフォーク、ナイフなど店にある刃物をすばやく集めて両手に持った
「全員動かないでください、ぼくは100アードの位置からでも当てられる」
「ハッタリだ!そんなこと……できるかよ」
野次を飛ばした兵の額に鉄串が突き刺さった
鮮血を撒き散らして兵は倒れた
「人間は刃物で刺せば簡単に倒せる……」
ミリアはぞっとするような美しい声でつぶやいた
ヴァードは隠しておいた戦斧を拾い上げた
「失せろ!細切れになりたいか!」
兵士たちは一斉に逃げ始めた
われ先にと出口に押しかけていった
「機を見るに敏だ、ミリア、俺たちもさっさと逃げるぞ」
「いいんですか?ぼくは……お金を……」
「くどいな」
「わっ」
ヴァードはミリアを抱き抱えた
「お姫様は素直に抱かれれば良い」
「ぼく男ですよ……」
ミリアは頬を赤らめた
ヴァードたちは酒場から飛び出した
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