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31 砂
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~とある地下の迷宮~
大小様々な石が不規則に並ぶ、変わり映えしない通路。
それが幾重にも枝分かれ侵入者を惑わせる。
所々、太い木の根が、それらを破壊して顔を出している。
石と木の根のラビリンス。
その石畳を歩く、ひとつの足音が響き渡る。
しかしそれは、異世界には似つかわしくない、機械音を発していた。
黒のローブを纏い、フードを被ってはいるが、明らかに不自然である。頭、肩、背中、様々な箇所が角張っている。
そして、左右の足を動かす度に出る、機械音と圧縮された空気。
それは、地球から来た者なら声をそろえてこう言うだろう。ロボットだと。
しかし、黒い仮面を着けているため、どのようなロボットなのかは確認できない。左目に赤い丸が描かれた仮面を。
ロボットは、木の根が塞いでいる行き止まりの前で止まった。
「スキャンカイシ……」
無機質な声の数秒後、正面の根に左の手の平で触れると、爆音と共に穴が空いた。手の甲には赤黒い蜂が描かれている。
ロボットは穴を奥へと進んで行く。
その先にはドーム状の部屋があった。床は木の根で埋め尽くされている。
天井の中央には穴が空き、そこから木の根が絡み合い伸びている。それが床に達すると、這うように四方八方に広がっていた。
ロボットは中央まで進むと、絡み合う木に左手で触れた。
「ハイジョ……」
木の根は弾け飛び、支えを失った残りの根は、天井から力無く垂れ下がった。
ロボットの目の前に、木の根に守られていた物が姿を現した。
石を積み上げただけの、小さな祠だった。
ロボットは右腕を祠に向けた。
「デロ……」
直後、祠の奥に広がっていた木の根が、粉微塵に舞い上がった。床には巨大な亀裂が走り、その先には底が見えない、漆黒が続いていた。
祠は時間差で左右に割れ音も無く崩れると、そこから霧が溢れ出し、天井の隙間に吸い込まれた。
「ニゲラレタ……」
祠を失った迷宮は、激しく揺れた。だが、それだけではなかった。亀裂を広げて中から白い何かが這い出て来た。しかしそれはピタリと動きを止めた。
「ホネ……」
皮と肉を失い、ただの骨と化した巨大なモンスターは、例外なく眼球も失っていた。
ロボットが懐から、銀メダルのような物を取り出しモンスターに放った。
首付近の骨に当たると、銀メダルから8本の足が生えてしがみついた。
「ハツドウ……」
その言葉にメダルが輝き、木の根が音を立てて枯れ始めた。逆にモンスターは、目の奥に淡い光を取り戻した。
「イケ……」
しかしモンスターは動かなかった。
「マダタリナイ……」
突然、ジェット機のエンジン音が響き渡った。するとモンスターは動き始め、ロボットに顔を向けた。
「ツイテコイ……」
ロボットは背中から炎を吐き出し、真っ直ぐ上昇を始めた。天井付近で右腕を上げると、天井が爆ぜ穴が空いた。ロボットはその穴に消えた。そしてモンスターもまた、その穴を強引に広げて地上へと向かった。
迷宮には再び不気味な静寂が訪れた。
~~~
グリーンの必殺技、グリーンデスサイズを使用したことにより、ヒーローポイントが無くなったアスカは、変身が解け真っ逆さまに砂へと落下した。
そして、巨大なデザートワームの出現により、目指す方角を見失ってしまった一行は、照り返す太陽の元、広大な砂漠を彷徨っていた。
「この、坂を登ると、ハァハァ。村が、見えるかもしれない」
アスカは、そびえ立つ砂丘を登っていた。
ミミはアスカの頭の上で、りんごを持っていた。
「ハァハァ。着いたぞ!どうだ!ハァハァ……無い。砂しか無いじゃぁないか!」
『キュ』
『ミ』
その場に膝をついた。
3人は、どこまでも続く砂漠に呆然とした。
「ミミ、レッドイーターは寄ってこないか?」
『ミ~』
「そうか……魔石は来ないか……ん?あれは……あれは何だ!」
アスカの視線の先には、陽炎に揺らめく大木と湖が映っていた。
「オアシスだ!おい!水があるぞ!」
『キュ~』
『ミュ~』
アスカは立ち上がり力強く走り始めた。
「頼む!ハァハァ。あのでかい木を目指して行けば、必ずあるはずだ!ハァハァ。蜃気楼とかやめてくれよ!異世界にはそんな物無い!無いはず!」
灼熱の砂漠では、光の屈折によりその場に無いものが、あたかも存在するかのように映し出される。
異世界においても、蜃気楼は存在したのだろう。
「ハァハァ……でかい木が……ハァハァ……オアシスが……消えた」
ぬか喜び。
天国から地獄とは、まさにこの事。
アスカは無駄な力を使い、体力と気力を奪われてしまった。
「あんなでかい木が、ハァハァ。砂漠にあるはずないもんな……水を持ってたのが、ハァハァ。せめてもの救いだな」
両手を叩き、超亜空間から水の革袋を取り出し、3人で分け合った。
「もう少しの辛抱だ。ハァハァ。あの砂丘を越えれば、何か見えるかもしれない」
何度目かの砂丘を登り、再び膝から崩れ落ちる。
「次からは、ハァハァ。魔石を大量に持ち歩くぞ」
その後も日が落ちるまで歩き続けた。
夜の砂漠は、地球と同じく異世界でも極寒となる。
薄着で長時間、耐えられる気温ではない。
「ハァハァ。こ、このままじゃ……お、お前ら……へ、平気か?」
『キュウ』
『ミ』
灼熱の後の極寒。
アスカたちは未だ危機の真っ只中にいた。
キュウはフサフサの毛皮により異常はないが、ミミについては氷のようにカチコチに固まりつつあった。
「ミミ!」
アスカは少しでも温めようと、肩に乗るミミを両手で覆った。
「し、死ぬなよ……ミミ」
あの砂丘を超えたら村があるかもと、希望を胸に駆け登るが、見渡す限りの砂、砂、砂。
「ハァハァ。む、村は、ど、何処にあるんだよ!」
アスカは絶望に足を止めた。
空を見上げると、一面に瞬く星空に、赤と青の月がアクセントとなって、神秘的な空間を産み出している。
「ハァハァ。次から次にどうしてこうも……え?」
空を見上げていたアスカの視界の端で、何かが光った気がした。
砂の大地に視線を落とし、光った場所を凝視する。
「また光った!」
『キュウ』
「キュウも見たか!も、もしかしたら魔物か?」
しかしアスカは他に目指す場所が無かった。
「行ってみるか……」
『キュウ』
継続的に発光する光を目指して、足速に移動を再開した。
「な、何だこれは?オブジェ?」
発光を繰り返す謎の物体に首を傾げた。
それはアスカの背丈程度の、砂で作られた、かまくらのような物だった。
小さな入り口から見えるかまくらの中には、ヘルメットの半キャップに似た物が置かれていた。それが発光を繰り返している。
「暖かい……」
一歩ずつ近付くにつれ、暖炉にでもあたっているかの如く熱を感じる。
「ミミ待ってろよ。あそこに入ればきっと……」
アスカは砂に足を取られて、よろめいた。
しかしそのまま足が動かなくなり、違和感を感じて足元を見ると、膝まで砂に埋まっていた。
文字通り、砂に足を取られていた。
足を引き抜こうとするが、沈む砂に吸い込まれて行く。
「流砂だ!」
アスカは必死にもがいたが、もがけばもがくほど、砂に飲み込まれて行った。
「くっ。誰か……」
3人はそのまま流砂に飲み込まれてしまった。
『魔石があれば!魔石さえあれば!しかし、その魔石ごと、モンスターを真っ二つにする必殺技を使ったのはアスカ。楽をしようとした罰なのか。それとも、手を抜いた罪なのか。
ひとり彷徨う砂漠では、答えてくれる者はいない。寂しく砂に落ちて行くだけ。
罰だアスカ!
罪だイセカイザー!
次回予告
地中』
「別に必殺技使っても良いだろ!鳥が大量にいたんだ!身の危険を感じたから仕方ないだろ!しかもそれは前回の話だ!砂漠を彷徨った話をもっとしろよ!」
大小様々な石が不規則に並ぶ、変わり映えしない通路。
それが幾重にも枝分かれ侵入者を惑わせる。
所々、太い木の根が、それらを破壊して顔を出している。
石と木の根のラビリンス。
その石畳を歩く、ひとつの足音が響き渡る。
しかしそれは、異世界には似つかわしくない、機械音を発していた。
黒のローブを纏い、フードを被ってはいるが、明らかに不自然である。頭、肩、背中、様々な箇所が角張っている。
そして、左右の足を動かす度に出る、機械音と圧縮された空気。
それは、地球から来た者なら声をそろえてこう言うだろう。ロボットだと。
しかし、黒い仮面を着けているため、どのようなロボットなのかは確認できない。左目に赤い丸が描かれた仮面を。
ロボットは、木の根が塞いでいる行き止まりの前で止まった。
「スキャンカイシ……」
無機質な声の数秒後、正面の根に左の手の平で触れると、爆音と共に穴が空いた。手の甲には赤黒い蜂が描かれている。
ロボットは穴を奥へと進んで行く。
その先にはドーム状の部屋があった。床は木の根で埋め尽くされている。
天井の中央には穴が空き、そこから木の根が絡み合い伸びている。それが床に達すると、這うように四方八方に広がっていた。
ロボットは中央まで進むと、絡み合う木に左手で触れた。
「ハイジョ……」
木の根は弾け飛び、支えを失った残りの根は、天井から力無く垂れ下がった。
ロボットの目の前に、木の根に守られていた物が姿を現した。
石を積み上げただけの、小さな祠だった。
ロボットは右腕を祠に向けた。
「デロ……」
直後、祠の奥に広がっていた木の根が、粉微塵に舞い上がった。床には巨大な亀裂が走り、その先には底が見えない、漆黒が続いていた。
祠は時間差で左右に割れ音も無く崩れると、そこから霧が溢れ出し、天井の隙間に吸い込まれた。
「ニゲラレタ……」
祠を失った迷宮は、激しく揺れた。だが、それだけではなかった。亀裂を広げて中から白い何かが這い出て来た。しかしそれはピタリと動きを止めた。
「ホネ……」
皮と肉を失い、ただの骨と化した巨大なモンスターは、例外なく眼球も失っていた。
ロボットが懐から、銀メダルのような物を取り出しモンスターに放った。
首付近の骨に当たると、銀メダルから8本の足が生えてしがみついた。
「ハツドウ……」
その言葉にメダルが輝き、木の根が音を立てて枯れ始めた。逆にモンスターは、目の奥に淡い光を取り戻した。
「イケ……」
しかしモンスターは動かなかった。
「マダタリナイ……」
突然、ジェット機のエンジン音が響き渡った。するとモンスターは動き始め、ロボットに顔を向けた。
「ツイテコイ……」
ロボットは背中から炎を吐き出し、真っ直ぐ上昇を始めた。天井付近で右腕を上げると、天井が爆ぜ穴が空いた。ロボットはその穴に消えた。そしてモンスターもまた、その穴を強引に広げて地上へと向かった。
迷宮には再び不気味な静寂が訪れた。
~~~
グリーンの必殺技、グリーンデスサイズを使用したことにより、ヒーローポイントが無くなったアスカは、変身が解け真っ逆さまに砂へと落下した。
そして、巨大なデザートワームの出現により、目指す方角を見失ってしまった一行は、照り返す太陽の元、広大な砂漠を彷徨っていた。
「この、坂を登ると、ハァハァ。村が、見えるかもしれない」
アスカは、そびえ立つ砂丘を登っていた。
ミミはアスカの頭の上で、りんごを持っていた。
「ハァハァ。着いたぞ!どうだ!ハァハァ……無い。砂しか無いじゃぁないか!」
『キュ』
『ミ』
その場に膝をついた。
3人は、どこまでも続く砂漠に呆然とした。
「ミミ、レッドイーターは寄ってこないか?」
『ミ~』
「そうか……魔石は来ないか……ん?あれは……あれは何だ!」
アスカの視線の先には、陽炎に揺らめく大木と湖が映っていた。
「オアシスだ!おい!水があるぞ!」
『キュ~』
『ミュ~』
アスカは立ち上がり力強く走り始めた。
「頼む!ハァハァ。あのでかい木を目指して行けば、必ずあるはずだ!ハァハァ。蜃気楼とかやめてくれよ!異世界にはそんな物無い!無いはず!」
灼熱の砂漠では、光の屈折によりその場に無いものが、あたかも存在するかのように映し出される。
異世界においても、蜃気楼は存在したのだろう。
「ハァハァ……でかい木が……ハァハァ……オアシスが……消えた」
ぬか喜び。
天国から地獄とは、まさにこの事。
アスカは無駄な力を使い、体力と気力を奪われてしまった。
「あんなでかい木が、ハァハァ。砂漠にあるはずないもんな……水を持ってたのが、ハァハァ。せめてもの救いだな」
両手を叩き、超亜空間から水の革袋を取り出し、3人で分け合った。
「もう少しの辛抱だ。ハァハァ。あの砂丘を越えれば、何か見えるかもしれない」
何度目かの砂丘を登り、再び膝から崩れ落ちる。
「次からは、ハァハァ。魔石を大量に持ち歩くぞ」
その後も日が落ちるまで歩き続けた。
夜の砂漠は、地球と同じく異世界でも極寒となる。
薄着で長時間、耐えられる気温ではない。
「ハァハァ。こ、このままじゃ……お、お前ら……へ、平気か?」
『キュウ』
『ミ』
灼熱の後の極寒。
アスカたちは未だ危機の真っ只中にいた。
キュウはフサフサの毛皮により異常はないが、ミミについては氷のようにカチコチに固まりつつあった。
「ミミ!」
アスカは少しでも温めようと、肩に乗るミミを両手で覆った。
「し、死ぬなよ……ミミ」
あの砂丘を超えたら村があるかもと、希望を胸に駆け登るが、見渡す限りの砂、砂、砂。
「ハァハァ。む、村は、ど、何処にあるんだよ!」
アスカは絶望に足を止めた。
空を見上げると、一面に瞬く星空に、赤と青の月がアクセントとなって、神秘的な空間を産み出している。
「ハァハァ。次から次にどうしてこうも……え?」
空を見上げていたアスカの視界の端で、何かが光った気がした。
砂の大地に視線を落とし、光った場所を凝視する。
「また光った!」
『キュウ』
「キュウも見たか!も、もしかしたら魔物か?」
しかしアスカは他に目指す場所が無かった。
「行ってみるか……」
『キュウ』
継続的に発光する光を目指して、足速に移動を再開した。
「な、何だこれは?オブジェ?」
発光を繰り返す謎の物体に首を傾げた。
それはアスカの背丈程度の、砂で作られた、かまくらのような物だった。
小さな入り口から見えるかまくらの中には、ヘルメットの半キャップに似た物が置かれていた。それが発光を繰り返している。
「暖かい……」
一歩ずつ近付くにつれ、暖炉にでもあたっているかの如く熱を感じる。
「ミミ待ってろよ。あそこに入ればきっと……」
アスカは砂に足を取られて、よろめいた。
しかしそのまま足が動かなくなり、違和感を感じて足元を見ると、膝まで砂に埋まっていた。
文字通り、砂に足を取られていた。
足を引き抜こうとするが、沈む砂に吸い込まれて行く。
「流砂だ!」
アスカは必死にもがいたが、もがけばもがくほど、砂に飲み込まれて行った。
「くっ。誰か……」
3人はそのまま流砂に飲み込まれてしまった。
『魔石があれば!魔石さえあれば!しかし、その魔石ごと、モンスターを真っ二つにする必殺技を使ったのはアスカ。楽をしようとした罰なのか。それとも、手を抜いた罪なのか。
ひとり彷徨う砂漠では、答えてくれる者はいない。寂しく砂に落ちて行くだけ。
罰だアスカ!
罪だイセカイザー!
次回予告
地中』
「別に必殺技使っても良いだろ!鳥が大量にいたんだ!身の危険を感じたから仕方ないだろ!しかもそれは前回の話だ!砂漠を彷徨った話をもっとしろよ!」
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