14 / 39
第12話 女の子っぽい?
しおりを挟む
「お客さん!いつになったら代金を支払ってくれるんだい?」
「本当にすまない。どうかもう少し待ってはくれないか?」
「確か、この前もそう言っていたと思うけどね? まさか、踏み倒そうなんて気はないだろうね」
「まさか! 絶対に全額きちんと支払う! ただ、今は持ち合わせがなくて――」
「じゃあどうやって支払うってんだ!? 当てはあるんだろうね?」
「そ、それは、もちろん――」
「とにかく! 明日までに全額支払えなければ、うちも出るとこ出させてもらうよ!」
何を隠そう、僕たちは無一文である。
クーデターが起きて、着の身着のままを脱出して来たため、お金はもちろん、お金に替えられるようなものも、ほとんど持っていなかった。
そのままの服装では目立つこともあり、服や装飾品を売って、フライハルトに馴染めるような服を手に入れたが、リヒトリーベでは高価なものでも、フライハルトでは、たいした価値にならず、2~3日の宿代と食事代を支払うと、全てなくなってしまったのだった。
1週間ほどは待ってもらえたものの、どうも僕たちがお金を持っていなさそうだと怪しんだ宿屋の店主に、こうして毎日のように厳しい取り立てに合っているのだ。
「ルド、いつも嫌な役を押し付けてしまってごめん」
「いや、それは仕方ない。年長の俺が交渉するのが普通だ」
フライハルトに入国して1週間ほどが経ち、ルドも慣れて、僕に敬語を使わないで話せるようになった。
それに、これまでは自分のことを『私』と言っていたのに、今は『俺』と言っている。どうやら、こっちの方が、ルドの素なのだろう。
「僕考えたんだけど、まずは、お金をなんとか稼がないといけないと思うんだ。この前、ハインツさんに、この国では冒険者ギルドがあって、依頼をこなすと対価を貰えるって聞いたんだ。僕たちも、冒険者登録して、稼ぐっていうのはどうかな?」
「それはダメだ!!」
「え、どうして? いい考えだと思ったんだけど」
「どうしてもだ! 冒険者ギルドの依頼といえば、魔物の討伐がほとんどだ。俺は剣さえあれば何とかなるが、ウィルはどうやって魔物を倒すんだ?」
「それは――」
「倒せないだろう? それにあまりにも危険すぎる。もしウィルに何かあれば――」
「僕は大丈夫だよ! 今は役に立てないかもしれないけど、最初は弱い魔物の討伐から始めて、徐々にレベルを上げていけば大丈夫って、ハインツさんも――」
「あの男の言葉は聞かなくていい! 身元のはっきりしない者に不必要に近づくなとあれほど――」
「ハインツさんはいい人だよ!! ルドこそ、そうやって人を疑ってばかりいて、性格悪いと思う!」
「なっ――――」
「そんなにルドが嫌なら、僕一人でも冒険者ギルドに登録して、依頼を受けるからいい!」
「ちょっと待て、ウィル!!」
***
あまりにルドが頭の固いことを言うものだから、ついカッとなってしまった。これ以上ルドと口論するのが嫌で、宿屋を飛び出した僕は、その勢いで、冒険者ギルドにきていた。
お金がなくて、金策を考えてみたが、どう考えても、冒険者として依頼をこなすことが一番のように思えた。
この世界には、冒険者ギルドという組織があり、そこに登録すると、誰でも冒険者と名乗ることができるようになる。
前世でいうところの『個人事業主』と同じような感じだ。
冒険者個人が依頼を受け、それを達成すると、対価がもらえる。ただ、依頼の内容は、前世とは違い、『魔物の討伐』だけど。
「あの、冒険者登録をしたいんですけど」
「かしこまりました!こちらに必要事項を――っと、失礼ですが、おいくつですか? 未成年の場合は、成人1人以上を含むパーティでの登録が必要です。ソロの場合は、成人してからでないと登録できません」
「えっ、そうなんですか?」
しまった、知らなかった。
僕はもうすぐ17歳になるけれど、リヒトリーベもフライハルトも、18歳で成人だ。このままでは、冒険者登録すらできない。
「ウィル、遅くなってすみません。私がパーティを組んでいますので、問題ありません」
「えっ――」
隣を見ると、ハインツさんが立っていた。
「そうですか。では問題ありません。こちらに必要事項を記入して、3番の窓口に提出してください」
「わかりました。ありがとう。さぁウィル、あちらで書いてしまいましょう」
「は、はい……」
ハインツさんに促され、筆記用具などが用意されているスペースへ移動する。
「あの、ハインツさん、どうして――?」
なぜハインツさんが僕とパーティを組むなんて嘘を言ったのか分からず、問いかける。
「あぁ、それは、ウィルが困っているのではないかと思いまして」
「え、僕が?」
「ええ。この前、言っていたでしょう? お金がなくて宿代が支払えないって。それを聞いて、冒険者ギルドの話をしたのは私です。ウィルは乗り気のようでしたけど、彼はきっと反対するだろうと思っていました」
「はぁ、ハインツさんはなんでもお見通しですね。今日ルドに話したら、思いっきり反対されてしまいました」
「そうでしたか。実は今日、さっそくデートのお誘いをしようと宿屋に伺ったところ、飛び出して走っていくあなたを見かけまして、ここまで追いかけてきたんです」
「そうだったんですね。お恥ずかしいところを見せてしまいました……」
「いえいえ。怒ったウィルも可愛らしかったですよ」
「かわい……!? もう、ハインツさん、からかうのはやめてください!」
ハインツさんの軽口に、不覚にも赤面してしまう。
「本心ですよ? ウィルはとても魅力的です。ほら、今もあちらの冒険者がウィルに見惚れています」
「え?」
指をさされた方を見ると、若い冒険者の男性と目が合った。
「僕じゃなくて、ハインツさんを見ていたんじゃないですか?」
絶対そうだ。ハインツさんのような容姿ならともかく、僕が男性に見惚れられることなんてあるはずがない。
「ウィルはもっと自分が美しいことを自覚したほうがいいですよ? そうでないと悪い男に酷いことをされてしまいますよ?」
ハインツさんの目が怪しげに細められる。こういう表情をすると、すごく色っぽい。
「ご心配ありがとうございます。でも僕は男なので、万が一危害を加えられても自分で対処できます!」
あまりにもハインツさんが僕のことをか弱いと決めつけるようだから、つい腹が立って、大きな声を出してしまった。
「えっ――」
あれ? 声が大きすぎたかな? ハインツさんが、鳩が豆鉄砲を食ったような顔している。
「ーーーーウィルは、男性だったんですね」
「えっ――」
今度は僕がキョトンとする番だ。
もしかして、ハインツさんは、僕のことを女性だと思っていたのだろうか。そんなまさかね。
「すみません、初めて見たウィルがあまりにも美しく、その歌声がこの世のものとは思えないほど素晴らしかったので、てっきり……」
マジか。この人本当に僕のことを女性だと思っていたのか!
いや、でも待てよ? 確か、宿屋の店主も僕のこと――今更だけど、僕ってそんなに男らしくないの!?
ここにきて新事実判明である。
王子として生活していた時は、髪色のことばかりが目立っていたので、自分の容姿がどう見えているかなんて気付かなかった。
――――今日から筋トレ始めようかな。
「本当にすまない。どうかもう少し待ってはくれないか?」
「確か、この前もそう言っていたと思うけどね? まさか、踏み倒そうなんて気はないだろうね」
「まさか! 絶対に全額きちんと支払う! ただ、今は持ち合わせがなくて――」
「じゃあどうやって支払うってんだ!? 当てはあるんだろうね?」
「そ、それは、もちろん――」
「とにかく! 明日までに全額支払えなければ、うちも出るとこ出させてもらうよ!」
何を隠そう、僕たちは無一文である。
クーデターが起きて、着の身着のままを脱出して来たため、お金はもちろん、お金に替えられるようなものも、ほとんど持っていなかった。
そのままの服装では目立つこともあり、服や装飾品を売って、フライハルトに馴染めるような服を手に入れたが、リヒトリーベでは高価なものでも、フライハルトでは、たいした価値にならず、2~3日の宿代と食事代を支払うと、全てなくなってしまったのだった。
1週間ほどは待ってもらえたものの、どうも僕たちがお金を持っていなさそうだと怪しんだ宿屋の店主に、こうして毎日のように厳しい取り立てに合っているのだ。
「ルド、いつも嫌な役を押し付けてしまってごめん」
「いや、それは仕方ない。年長の俺が交渉するのが普通だ」
フライハルトに入国して1週間ほどが経ち、ルドも慣れて、僕に敬語を使わないで話せるようになった。
それに、これまでは自分のことを『私』と言っていたのに、今は『俺』と言っている。どうやら、こっちの方が、ルドの素なのだろう。
「僕考えたんだけど、まずは、お金をなんとか稼がないといけないと思うんだ。この前、ハインツさんに、この国では冒険者ギルドがあって、依頼をこなすと対価を貰えるって聞いたんだ。僕たちも、冒険者登録して、稼ぐっていうのはどうかな?」
「それはダメだ!!」
「え、どうして? いい考えだと思ったんだけど」
「どうしてもだ! 冒険者ギルドの依頼といえば、魔物の討伐がほとんどだ。俺は剣さえあれば何とかなるが、ウィルはどうやって魔物を倒すんだ?」
「それは――」
「倒せないだろう? それにあまりにも危険すぎる。もしウィルに何かあれば――」
「僕は大丈夫だよ! 今は役に立てないかもしれないけど、最初は弱い魔物の討伐から始めて、徐々にレベルを上げていけば大丈夫って、ハインツさんも――」
「あの男の言葉は聞かなくていい! 身元のはっきりしない者に不必要に近づくなとあれほど――」
「ハインツさんはいい人だよ!! ルドこそ、そうやって人を疑ってばかりいて、性格悪いと思う!」
「なっ――――」
「そんなにルドが嫌なら、僕一人でも冒険者ギルドに登録して、依頼を受けるからいい!」
「ちょっと待て、ウィル!!」
***
あまりにルドが頭の固いことを言うものだから、ついカッとなってしまった。これ以上ルドと口論するのが嫌で、宿屋を飛び出した僕は、その勢いで、冒険者ギルドにきていた。
お金がなくて、金策を考えてみたが、どう考えても、冒険者として依頼をこなすことが一番のように思えた。
この世界には、冒険者ギルドという組織があり、そこに登録すると、誰でも冒険者と名乗ることができるようになる。
前世でいうところの『個人事業主』と同じような感じだ。
冒険者個人が依頼を受け、それを達成すると、対価がもらえる。ただ、依頼の内容は、前世とは違い、『魔物の討伐』だけど。
「あの、冒険者登録をしたいんですけど」
「かしこまりました!こちらに必要事項を――っと、失礼ですが、おいくつですか? 未成年の場合は、成人1人以上を含むパーティでの登録が必要です。ソロの場合は、成人してからでないと登録できません」
「えっ、そうなんですか?」
しまった、知らなかった。
僕はもうすぐ17歳になるけれど、リヒトリーベもフライハルトも、18歳で成人だ。このままでは、冒険者登録すらできない。
「ウィル、遅くなってすみません。私がパーティを組んでいますので、問題ありません」
「えっ――」
隣を見ると、ハインツさんが立っていた。
「そうですか。では問題ありません。こちらに必要事項を記入して、3番の窓口に提出してください」
「わかりました。ありがとう。さぁウィル、あちらで書いてしまいましょう」
「は、はい……」
ハインツさんに促され、筆記用具などが用意されているスペースへ移動する。
「あの、ハインツさん、どうして――?」
なぜハインツさんが僕とパーティを組むなんて嘘を言ったのか分からず、問いかける。
「あぁ、それは、ウィルが困っているのではないかと思いまして」
「え、僕が?」
「ええ。この前、言っていたでしょう? お金がなくて宿代が支払えないって。それを聞いて、冒険者ギルドの話をしたのは私です。ウィルは乗り気のようでしたけど、彼はきっと反対するだろうと思っていました」
「はぁ、ハインツさんはなんでもお見通しですね。今日ルドに話したら、思いっきり反対されてしまいました」
「そうでしたか。実は今日、さっそくデートのお誘いをしようと宿屋に伺ったところ、飛び出して走っていくあなたを見かけまして、ここまで追いかけてきたんです」
「そうだったんですね。お恥ずかしいところを見せてしまいました……」
「いえいえ。怒ったウィルも可愛らしかったですよ」
「かわい……!? もう、ハインツさん、からかうのはやめてください!」
ハインツさんの軽口に、不覚にも赤面してしまう。
「本心ですよ? ウィルはとても魅力的です。ほら、今もあちらの冒険者がウィルに見惚れています」
「え?」
指をさされた方を見ると、若い冒険者の男性と目が合った。
「僕じゃなくて、ハインツさんを見ていたんじゃないですか?」
絶対そうだ。ハインツさんのような容姿ならともかく、僕が男性に見惚れられることなんてあるはずがない。
「ウィルはもっと自分が美しいことを自覚したほうがいいですよ? そうでないと悪い男に酷いことをされてしまいますよ?」
ハインツさんの目が怪しげに細められる。こういう表情をすると、すごく色っぽい。
「ご心配ありがとうございます。でも僕は男なので、万が一危害を加えられても自分で対処できます!」
あまりにもハインツさんが僕のことをか弱いと決めつけるようだから、つい腹が立って、大きな声を出してしまった。
「えっ――」
あれ? 声が大きすぎたかな? ハインツさんが、鳩が豆鉄砲を食ったような顔している。
「ーーーーウィルは、男性だったんですね」
「えっ――」
今度は僕がキョトンとする番だ。
もしかして、ハインツさんは、僕のことを女性だと思っていたのだろうか。そんなまさかね。
「すみません、初めて見たウィルがあまりにも美しく、その歌声がこの世のものとは思えないほど素晴らしかったので、てっきり……」
マジか。この人本当に僕のことを女性だと思っていたのか!
いや、でも待てよ? 確か、宿屋の店主も僕のこと――今更だけど、僕ってそんなに男らしくないの!?
ここにきて新事実判明である。
王子として生活していた時は、髪色のことばかりが目立っていたので、自分の容姿がどう見えているかなんて気付かなかった。
――――今日から筋トレ始めようかな。
41
お気に入りに追加
282
あなたにおすすめの小説
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
【奨励賞】恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する
SKYTRICK
BL
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆描写はありませんが、受けがモブに抱かれている示唆はあります(男娼なので)
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
【完結済み】乙男な僕はモブらしく生きる
木嶋うめ香
BL
本編完結済み(2021.3.8)
和の国の貴族の子息が通う華学園の食堂で、僕こと鈴森千晴(すずもりちはる)は前世の記憶を思い出した。
この世界、前世の僕がやっていたBLゲーム「華乙男のラブ日和」じゃないか?
鈴森千晴なんて登場人物、ゲームには居なかったから僕のポジションはモブなんだろう。
もうすぐ主人公が転校してくる。
僕の片思いの相手山城雅(やましろみやび)も攻略対象者の一人だ。
これから僕は主人公と雅が仲良くなっていくのを見てなきゃいけないのか。
片思いだって分ってるから、諦めなきゃいけないのは分ってるけど、やっぱり辛いよどうしたらいいんだろう。
動物アレルギーのSS級治療師は、竜神と恋をする
拍羅
BL
SS級治療師、ルカ。それが今世の俺だ。
前世では、野犬に噛まれたことで狂犬病に感染し、死んでしまった。次に目が覚めると、異世界に転生していた。しかも、森に住んでるのは獣人で人間は俺1人?!しかも、俺は動物アレルギー持ち…
でも、彼らの怪我を治療出来る力を持つのは治癒魔法が使える自分だけ…
優しい彼が、唯一触れられる竜神に溺愛されて生活するお話。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
腐男子(攻め)主人公の息子に転生した様なので夢の推しカプをサポートしたいと思います
たむたむみったむ
BL
前世腐男子だった記憶を持つライル(5歳)前世でハマっていた漫画の(攻め)主人公の息子に転生したのをいい事に、自分の推しカプ (攻め)主人公レイナード×悪役令息リュシアンを実現させるべく奔走する毎日。リュシアンの美しさに自分を見失ない(受け)主人公リヒトの優しさに胸を痛めながらもポンコツライルの脳筋レイナード誘導作戦は成功するのだろうか?
そしてライルの知らないところでばかり起こる熱い展開を、いつか目にする事が……できればいいな。
ほのぼのまったり進行です。
他サイトにも投稿しておりますが、こちら改めて書き直した物になります。
バッドエンドの異世界に悪役転生した僕は、全力でハッピーエンドを目指します!
あ
BL
16才の初川終(はつかわ しゅう)は先天性の心臓の病気だった。一縷の望みで、成功率が低い手術に挑む終だったが……。
僕は気付くと両親の泣いている風景を空から眺めていた。それから、遠くで光り輝くなにかにすごい力で引き寄せられて。
目覚めれば、そこは子どもの頃に毎日読んでいた大好きなファンタジー小説の世界だったんだ。でも、僕は呪いの悪役の10才の公爵三男エディに転生しちゃったみたい!
しかも、この世界ってバッドエンドじゃなかったっけ?
バッドエンドをハッピーエンドにする為に、僕は頑張る!
でも、本の世界と少しずつ変わってきた異世界は……ひみつが多くて?
嫌われ悪役の子どもが、愛されに変わる物語。ほのぼの日常が多いです。
◎体格差、年の差カップル
※てんぱる様の表紙をお借りしました。
転生したけどやり直す前に終わった【加筆版】
リトルグラス
BL
人生を無気力に無意味に生きた、負け組男がナーロッパ的世界観に転生した。
転生モノ小説を読みながら「俺だってやり直せるなら、今度こそ頑張るのにな」と、思いながら最期を迎えた前世を思い出し「今度は人生を成功させる」と転生した男、アイザックは子供時代から努力を重ねた。
しかし、アイザックは成人の直前で家族を処刑され、平民落ちにされ、すべてを失った状態で追放された。
ろくなチートもなく、あるのは子供時代の努力の結果だけ。ともに追放された子ども達を抱えてアイザックは南の港町を目指す──
***
第11回BL小説大賞にエントリーするために修正と加筆を加え、作者のつぶやきは削除しました。(23'10'20)
**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる