13 / 52
STEP 0 「俺にください」
しおりを挟む
予想外のことが起きた。何を言われているのか、まったく理解が追い付かずに、さび付いた玩具のようにぎこちなく八城の顔を見上げる。
あの日の私は、もう、それはもう、一世一代の決心で、口に出した願いを、あっさりと断られてしまったはずだ。ほんの一か月前のことだった。
断られるだろうことを前提に声に出していたから、振られることはわかっていた。それなのに――。
「小宮さん」
「は、い」
「あいつじゃなくて、俺にくれませんか」
何を、と言われなくてもはっきりと分かっている。私の手に触れていた指先がコーヒーを奪って、簡単にプルタブに触って、口を開いて手渡してくる。鮮やかな動きにワンテンポ遅れてから、手を差し出した。
「あ、りがとう、ございます」
「それは俺の提案への返事だと受け取っても良い?」
「え?」
「まだ、空いてるなら、俺がもらいたいんですが、どう?」
圧倒的なスピード感に押されて、何も言えずにただ見つめてしまう。言われている意味が、まったくよく理解できない。どうして、急に、こんな何のメリットもない交渉に乗ろうと思ってくれたのだろうか。
「どういう、心境の変化が」
「言葉の通り、小宮さんが欲しいと思っただけだよ」
私が想像する以上に、ものすごいスピードで答えを用意されてしまった。目を回していれば、小さく笑われてしまう。
「小宮さんの好きな男、花岡?」
「ええっ!?」
答えられないうちに、とんでもない方向へと話が進んでしまう。あの日、ぼんやりと焦点をずらして嘘を吐いたはずが、誰をイメージしていたのか、バレてしまっていたらしい。
実際の私は花岡ではなく八城に好意を抱いているのだけれど、それを口に出すわけにはいかない。言い淀んでいれば、八城が腰を曲げて顔を覗き込んできた。
「それは小宮さん、しんどいな」
「わ、八城さ、ん」
まるで、褒めるような手つきで頭をぽんぽんと撫でられてしまった。一瞬呼吸が止まりかけて、必死に息を繋いでいる。たしかに、我ながらかなり苦しいポジションにいるような嘘を吐いてしまった。実際の私は、可憐と花岡がうまく行くようにかなりのお節介をしたくらい、二人の関係を応援している外野の一人なのだけれど。
真正面から瞳を覗き込まれている。すぐ近くに輝く瞳を見つめて、小さく笑われた。
「俺にください」
「や、しろさんが、もらってくださるんです、か」
願ってもないことだ。ぐるぐると頭が回って、目眩がしそうになる。私のことをしっかり観察した八城が、今度は乱すように私の頭を撫でて、柔らかく笑う。
「条件があるんですが」
営業マンらしい交渉の言葉に、目が点になりかけてしまった。もらってください、じゃあいただきます、で終わりではないようだ。背筋を伸ばして椅子に座りなおしたら、八城はまた楽しそうに微笑んでくる。――そんなふうに、悪戯っぽく笑うのか。
一人で、秘密を見たような気持ちになって、胸のくすぐったさに降参してしまいたくなった。
「しばらくの間、小宮さんの交際相手みたいに振る舞っても良いですか」
「え?」
「小宮さんの誘惑に耐えられなくなったら、抱きます」
「ゆ、うわく」
「できない?」
「え、ええ」
一晩限りのお付き合いをお願いしているつもりが、とんでもない言葉を吹っ掛けられてしまっている気がする。八城がどうしてこんなことをしようと思ったのか、皆目見当もつかない。
「それから、やっぱり嫌だと思うことがあれば、すぐに言うこと」
もらってくださいと言ったのは私の方なのに、どうしてか、私に選択権を与えてくれる。関係性を進めて、やっぱり好きな人でなければできないと思ったときに、八城は手を引いてくれるということなのだろうか。
『好きな相手に、大事にしてもらったほうが良い』
ふいに、八城の声が耳元に思いだされる。
「……やさしいですね」
こころから思って囁いたのに、八城は一度目をまるくして、顔を綻ばせて笑った。
「まさか。俺も、嫌になられないよう、必死で引き留めます」
「ひ、き留めてくれるんですか」
「もちろん。小宮さんみたいな魅力的な女性のはじめてをもらうなんて、男なら誰でも飛びつきますよ」
「え、ええ? じゃあ、誘惑、します」
「あはは。どうぞ。全力で来て」
身体をかがめたまま、八城の優しい指先が乱した髪を整え直して、耳にかけてくれる。丁寧な手つきで触れられるだけで、胸がぎゅっと痺れて止まらなくなる。
――この手に愛してもらえるのだろうか。まったく、想像ができない。この、誰にでも好かれるスマートな男性を、私が誘惑できる日が来るとは思えずに、始まる前から困り果ててしまった。
「……もう不安です」
「なんで?」
「だって、八城さんがかっこよくて」
「……うん?」
「誘惑どころか、心臓破裂しちゃうかも」
真剣に胸を手で押さえてつぶやいたのに、八城はまたしても目をまるくしてから声をあげて笑った。
「はは、小宮さんは素で可愛いんだ」
「かわいい?」
「うん。もうちょっとやられかけた」
眩しいくらいにきらきら笑う八城に甘く囁かれて、胸が壊れかける。捻じれて、元に戻らなくなってしまいそうだ。こんなにも甘く囁きかけてくれる人なのだとは知らない。
どうしたら良いのか分からずに無意識に俯いて、視線が足元をうろうろしてしまう。何度考えなおしても、見当もつかない。おずおずと八城に視線を戻して、小さく尋ねてみる。
「今の、その言葉には、なんて言い返せばいいんですか」
困り果ててつぶやいたら、八城はまたたのしそうに目を細めてそっと囁き入れてきた。八城の声だけで、誘惑されっぱなしだ。八城は、私がたっぷりと誘惑されて、怖気づいて逃げ帰るのを待っているのだろうか。
「そのかわいい顔で満点の返しだと思うよ」
「かわいい顔……という、のは、」
「金曜日は、ノー残業デーですね」
「は、い」
突然の話題変更におどろいて頷けば、目の前の人も同じように頷いてくれる。金曜のノー残業デーはもちろん形式的なもので、私のように日常的に残業を余儀なくされている社員もいるけれど、だいたいの社員が、遵守しようと心掛けているものだ。
「じゃあ、毎週金曜は、俺のために、予定を空けてください」
「よてい、です?」
「ん。だから、金曜は、絶対残業禁止」
「それ、は……」
もしかすると、私の残業の多さを見て、この誘いを持ち掛けてくれたのだろうか。本気で、そう思ってしまうような提案だった。
「もし残業になるんなら、俺が手伝いますんで」
「ええ、八城さんが? それはだめです」
「じゃあ、これ以上仕事引き受けないように」
疑似恋愛を持ち掛けられている割に、どうしてか、上司に気遣われているような気分になってしまう。
「できますか」
「……がんばり、ます」
天下の八城春海に、私の仕事を手伝わせるわけにはいかない。それだけは絶対に守らなければならないと誓って、小さく頷く。
この時はまだ、私は本当の意味で八城春海の恐ろしさを知らなかった。知っていたら、疑似恋愛なんて、受け入れもしない。
「よし。いい子」
頼れる兄のような言葉は、今にして思えば、すでにどろどろに甘いカラメルのような瞳で、囁かれていたような気がする。
「よろしくね、小宮さん」
あの日の私は、もう、それはもう、一世一代の決心で、口に出した願いを、あっさりと断られてしまったはずだ。ほんの一か月前のことだった。
断られるだろうことを前提に声に出していたから、振られることはわかっていた。それなのに――。
「小宮さん」
「は、い」
「あいつじゃなくて、俺にくれませんか」
何を、と言われなくてもはっきりと分かっている。私の手に触れていた指先がコーヒーを奪って、簡単にプルタブに触って、口を開いて手渡してくる。鮮やかな動きにワンテンポ遅れてから、手を差し出した。
「あ、りがとう、ございます」
「それは俺の提案への返事だと受け取っても良い?」
「え?」
「まだ、空いてるなら、俺がもらいたいんですが、どう?」
圧倒的なスピード感に押されて、何も言えずにただ見つめてしまう。言われている意味が、まったくよく理解できない。どうして、急に、こんな何のメリットもない交渉に乗ろうと思ってくれたのだろうか。
「どういう、心境の変化が」
「言葉の通り、小宮さんが欲しいと思っただけだよ」
私が想像する以上に、ものすごいスピードで答えを用意されてしまった。目を回していれば、小さく笑われてしまう。
「小宮さんの好きな男、花岡?」
「ええっ!?」
答えられないうちに、とんでもない方向へと話が進んでしまう。あの日、ぼんやりと焦点をずらして嘘を吐いたはずが、誰をイメージしていたのか、バレてしまっていたらしい。
実際の私は花岡ではなく八城に好意を抱いているのだけれど、それを口に出すわけにはいかない。言い淀んでいれば、八城が腰を曲げて顔を覗き込んできた。
「それは小宮さん、しんどいな」
「わ、八城さ、ん」
まるで、褒めるような手つきで頭をぽんぽんと撫でられてしまった。一瞬呼吸が止まりかけて、必死に息を繋いでいる。たしかに、我ながらかなり苦しいポジションにいるような嘘を吐いてしまった。実際の私は、可憐と花岡がうまく行くようにかなりのお節介をしたくらい、二人の関係を応援している外野の一人なのだけれど。
真正面から瞳を覗き込まれている。すぐ近くに輝く瞳を見つめて、小さく笑われた。
「俺にください」
「や、しろさんが、もらってくださるんです、か」
願ってもないことだ。ぐるぐると頭が回って、目眩がしそうになる。私のことをしっかり観察した八城が、今度は乱すように私の頭を撫でて、柔らかく笑う。
「条件があるんですが」
営業マンらしい交渉の言葉に、目が点になりかけてしまった。もらってください、じゃあいただきます、で終わりではないようだ。背筋を伸ばして椅子に座りなおしたら、八城はまた楽しそうに微笑んでくる。――そんなふうに、悪戯っぽく笑うのか。
一人で、秘密を見たような気持ちになって、胸のくすぐったさに降参してしまいたくなった。
「しばらくの間、小宮さんの交際相手みたいに振る舞っても良いですか」
「え?」
「小宮さんの誘惑に耐えられなくなったら、抱きます」
「ゆ、うわく」
「できない?」
「え、ええ」
一晩限りのお付き合いをお願いしているつもりが、とんでもない言葉を吹っ掛けられてしまっている気がする。八城がどうしてこんなことをしようと思ったのか、皆目見当もつかない。
「それから、やっぱり嫌だと思うことがあれば、すぐに言うこと」
もらってくださいと言ったのは私の方なのに、どうしてか、私に選択権を与えてくれる。関係性を進めて、やっぱり好きな人でなければできないと思ったときに、八城は手を引いてくれるということなのだろうか。
『好きな相手に、大事にしてもらったほうが良い』
ふいに、八城の声が耳元に思いだされる。
「……やさしいですね」
こころから思って囁いたのに、八城は一度目をまるくして、顔を綻ばせて笑った。
「まさか。俺も、嫌になられないよう、必死で引き留めます」
「ひ、き留めてくれるんですか」
「もちろん。小宮さんみたいな魅力的な女性のはじめてをもらうなんて、男なら誰でも飛びつきますよ」
「え、ええ? じゃあ、誘惑、します」
「あはは。どうぞ。全力で来て」
身体をかがめたまま、八城の優しい指先が乱した髪を整え直して、耳にかけてくれる。丁寧な手つきで触れられるだけで、胸がぎゅっと痺れて止まらなくなる。
――この手に愛してもらえるのだろうか。まったく、想像ができない。この、誰にでも好かれるスマートな男性を、私が誘惑できる日が来るとは思えずに、始まる前から困り果ててしまった。
「……もう不安です」
「なんで?」
「だって、八城さんがかっこよくて」
「……うん?」
「誘惑どころか、心臓破裂しちゃうかも」
真剣に胸を手で押さえてつぶやいたのに、八城はまたしても目をまるくしてから声をあげて笑った。
「はは、小宮さんは素で可愛いんだ」
「かわいい?」
「うん。もうちょっとやられかけた」
眩しいくらいにきらきら笑う八城に甘く囁かれて、胸が壊れかける。捻じれて、元に戻らなくなってしまいそうだ。こんなにも甘く囁きかけてくれる人なのだとは知らない。
どうしたら良いのか分からずに無意識に俯いて、視線が足元をうろうろしてしまう。何度考えなおしても、見当もつかない。おずおずと八城に視線を戻して、小さく尋ねてみる。
「今の、その言葉には、なんて言い返せばいいんですか」
困り果ててつぶやいたら、八城はまたたのしそうに目を細めてそっと囁き入れてきた。八城の声だけで、誘惑されっぱなしだ。八城は、私がたっぷりと誘惑されて、怖気づいて逃げ帰るのを待っているのだろうか。
「そのかわいい顔で満点の返しだと思うよ」
「かわいい顔……という、のは、」
「金曜日は、ノー残業デーですね」
「は、い」
突然の話題変更におどろいて頷けば、目の前の人も同じように頷いてくれる。金曜のノー残業デーはもちろん形式的なもので、私のように日常的に残業を余儀なくされている社員もいるけれど、だいたいの社員が、遵守しようと心掛けているものだ。
「じゃあ、毎週金曜は、俺のために、予定を空けてください」
「よてい、です?」
「ん。だから、金曜は、絶対残業禁止」
「それ、は……」
もしかすると、私の残業の多さを見て、この誘いを持ち掛けてくれたのだろうか。本気で、そう思ってしまうような提案だった。
「もし残業になるんなら、俺が手伝いますんで」
「ええ、八城さんが? それはだめです」
「じゃあ、これ以上仕事引き受けないように」
疑似恋愛を持ち掛けられている割に、どうしてか、上司に気遣われているような気分になってしまう。
「できますか」
「……がんばり、ます」
天下の八城春海に、私の仕事を手伝わせるわけにはいかない。それだけは絶対に守らなければならないと誓って、小さく頷く。
この時はまだ、私は本当の意味で八城春海の恐ろしさを知らなかった。知っていたら、疑似恋愛なんて、受け入れもしない。
「よし。いい子」
頼れる兄のような言葉は、今にして思えば、すでにどろどろに甘いカラメルのような瞳で、囁かれていたような気がする。
「よろしくね、小宮さん」
0
お気に入りに追加
78
あなたにおすすめの小説
結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「結婚したらこっちのもんだ。
絶対に離婚届に判なんて押さないからな」
既婚マウントにキレて勢いで同期の紘希と結婚した純華。
まあ、悪い人ではないし、などと脳天気にかまえていたが。
紘希が我が社の御曹司だと知って、事態は一転!
純華の誰にも言えない事情で、紘希は絶対に結婚してはいけない相手だった。
離婚を申し出るが、紘希は取り合ってくれない。
それどころか紘希に溺愛され、惹かれていく。
このままでは紘希の弱点になる。
わかっているけれど……。
瑞木純華
みずきすみか
28
イベントデザイン部係長
姉御肌で面倒見がいいのが、長所であり弱点
おかげで、いつも多数の仕事を抱えがち
後輩女子からは慕われるが、男性とは縁がない
恋に関しては夢見がち
×
矢崎紘希
やざきひろき
28
営業部課長
一般社員に擬態してるが、会長は母方の祖父で次期社長
サバサバした爽やかくん
実体は押しが強くて粘着質
秘密を抱えたまま、あなたを好きになっていいですか……?
あまやかしても、いいですか?
藤川巴/智江千佳子
恋愛
結婚相手は会社の王子様。
「俺ね、ダメなんだ」
「あーもう、キスしたい」
「それこそだめです」
甘々(しすぎる)男子×冷静(に見えるだけ)女子の
契約結婚生活とはこれいかに。
セカンドラブ ー30歳目前に初めての彼が7年ぶりに現れてあの時よりちゃんと抱いてやるって⁉ 【完結】
remo
恋愛
橘 あおい、30歳目前。
干からびた生活が長すぎて、化石になりそう。このまま一生1人で生きていくのかな。
と思っていたら、
初めての相手に再会した。
柚木 紘弥。
忘れられない、初めての1度だけの彼。
【完結】ありがとうございました‼
優しい微笑をください~上司の誤解をとく方法
栗原さとみ
恋愛
仕事のできる上司に、誤解され嫌われている私。どうやら会長の愛人でコネ入社だと思われているらしい…。その上浮気っぽいと思われているようで。上司はイケメンだし、仕事ぶりは素敵過ぎて、片想いを拗らせていくばかり。甘々オフィスラブ、王道のほっこり系恋愛話。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
隣人はクールな同期でした。
氷萌
恋愛
それなりに有名な出版会社に入社して早6年。
30歳を前にして
未婚で恋人もいないけれど。
マンションの隣に住む同期の男と
酒を酌み交わす日々。
心許すアイツとは
”同期以上、恋人未満―――”
1度は愛した元カレと再会し心を搔き乱され
恋敵の幼馴染には刃を向けられる。
広報部所属
●七星 セツナ●-Setuna Nanase-(29歳)
編集部所属 副編集長
●煌月 ジン●-Jin Kouduki-(29歳)
本当に好きな人は…誰?
己の気持ちに向き合う最後の恋。
“ただの恋愛物語”ってだけじゃない
命と、人との
向き合うという事。
現実に、なさそうな
だけどちょっとあり得るかもしれない
複雑に絡み合う人間模様を描いた
等身大のラブストーリー。
同居離婚はじめました
仲村來夢
恋愛
大好きだった夫の優斗と離婚した。それなのに、世間体を保つためにあたし達はまだ一緒にいる。このことは、親にさえ内緒。
なりゆきで一夜を過ごした職場の後輩の佐伯悠登に「離婚して俺と再婚してくれ」と猛アタックされて…!?
二人の「ゆうと」に悩まされ、更に職場のイケメン上司にも迫られてしまった未央の恋の行方は…
性描写はありますが、R指定を付けるほど多くはありません。性描写があるところは※を付けています。
婚姻届の罠に落ちたら
神原オホカミ【書籍発売中】
恋愛
年下の彼は有無を言わさず強引に追い詰めてきて――
中途採用で就社した『杏子(きょうこ)』の前に突如現れた海外帰りの営業職。
そのうちの一人は、高校まで杏子をいじめていた年下の幼馴染だった。
幼馴染の『晴(はる)』は過去に書いた婚姻届をちらつかせ
彼氏ができたら破棄するが、そうじゃなきゃ俺のものになれと迫ってきて……。
恋愛下手な地味女子×ぐいぐいせまってくる幼馴染
オフィスで繰り広げられる
溺愛系じれじれこじらせラブコメ。
内容が無理な人はそっと閉じてネガティヴコメントは控えてください、お願いしますm(_ _)m
◆レーティングマークは念のためです。
◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。
◆無断転写や内容の模倣はご遠慮ください。
◆文章をAI学習に使うことは絶対にしないでください。
◆アルファポリスさん/エブリスタさん/カクヨムさん/なろうさんで掲載してます。
〇構想執筆:2020年、改稿投稿:2024年
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる