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第六話 事件の真相とぬいぐるみグループ (3/4)
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***
家庭科室に来るのは久しぶりだった。
いつもの教室の椅子より背の高い丸い椅子。パイプがピカピカしてて、これに座ると、ちょっと特別な気分になれるんだよね。
手芸部では家庭科室の八つ並んだ机の好きなところに座っていいので、咲歩と私はいつも一緒の机に座っていた。
一つの机には六~八人ほどが座れるようになっている。
手芸部の先生は、小柄でいつもニコニコしてる優しいおばあさん先生で、私は先生を見てるだけで、つられてニコニコしてしまいそうになるんだよね。
ゆるみそうな口元を押さえてたら、向こうの机で颯太くんが『何してんだ』って顔をしてた。
何でもないから、気にしないで。部活が楽しみすぎるだけだから。
先生は黒板に『くるみボタン作り』『グループ決め』と書くと「来年も手芸部を希望する予定の五年生は、卒業制作用のグループ決めをしてくださいね」とニコニコ顔で言った。
クラブ活動は一年ごとに入りたい部が選べる仕組みだから、毎年変える子も多い。
でも手芸部に限っては、もともと好きな子しか来ないからか、三年間ずっと手芸部を選ぶ人がほとんどなんだよね。
だからこそ、この時期にやりたい子だけで挑戦できるのが、このグループ卒業制作だった。
四年生と、来年別の部に行く予定の五年生と、希望する六年生はくるみボタン作りをするらしい。
え、私もくるみボタン作りたいんだけど。
先生が前の机に並べている色とりどりの布々を、今すぐ見に行きたいんだけど。
四年生から二年続けて手芸部の私は、やっぱり来年も手芸部に入るつもりでいた。
先生は「グループが決まった五年生は、このプリントにメンバーの名前とグループ名を書いて前に出してください。時間があれば、ぜひくるみボタンも作っていってくださいね。材料はたくさんありますからね」とニコニコして言った。
グループの人数は自由で、二人以上なら何人でも良いらしい。
こうなったら、さっさとグループを決めて紙を出しちゃおうっ!
「さーちゃんっ、わたしと一緒に卒業制作やろうっ!」
「ええ、もちろんです。よろしくお願いしますね、みこちゃん」
咲歩はにっこり答える。
よし、そうと決まったら紙を取りに行こうっと!
立ち上がった私の目の前に、スイっとプリントが差し出される。
「あれ? あ、ありがとう、そーたくん……」
なんでわざわざ持ってきてくれたんだろう。
不思議に思いながら、その紙を受け取る。
「俺も、二人のとこに入れてもらっていーか?」
言われて、なるほどと思う。
手芸部には男の子が三人しかいない。
うち二人は四年生だ。
五年生で、卒業制作をやりそうな男子は颯太くんだけだった。
チラと隣をみると、咲歩はコクリとうなずいた。
「うんいいよ。じゃあここに名前……」
颯太くんは持ってきていたえんぴつでサラサラっと名前を書く。
準備いいなぁ。
私と咲歩も続けて名前を書いた。あとは……。
「グループ名はどうしますか?」
それだよねぇ。
「二人は卒業制作にどんなものを作りたいんだ?」
「私は、みこちゃんに合わせるつもりです」
「わたしはまだなんにも考えてないなぁ。でもいっぱい時間をかけて皆で作れるなら、一人じゃ絶対できないくらいの、すごいのがいいな」
「またバクゼンとしてんな。けど、大作ってとこは俺も同意見だ」
そういえば、颯太くんは大作が作りたくて中学受験するんだっけ。
中学生や高校生の作品にはかなわないだろうけど、私たちも、卒業記念にすごいのが作れたらいいよね。
卒業かぁ……。まだまだずっと先だと思ってたのにな。
「とりあえず作品の中身は後から考えることにして、グループ名決めちゃおうか」
「作品名に並ぶもんなんだし、作品に合わせてつける方がいーんじゃねーの?」
颯太くんのもっともな意見に、咲歩がクスクス笑って言った。
「みこちゃんは、早くくるみボタンが作りたくて仕方ないんですよ」
「あー……。しゃーねーな」
颯太くんが諦めたように頭を振る。
そういえば、颯太くんもケガしてすぐの頃に比べて包帯の数が減ったね。
「じゃあ『レース大好きグループ』は?」
「それ俺だけだろ。樹生さんと内野さんは何を作りたいんだ?」
「わたしは裁縫とか刺繍ができたら何でもいいよ」
「私は元々不器用で……、あまり作るのは得意じゃないんです」
「じゃーなんで手芸部なんだよ」
「みこちゃんと一緒にいたいので」
「さーちゃんはデザインが上手なんだよ。イラストとか3Dとかできちゃうの」
「へえ、じゃあデザインは内野さんに任せるか」
「その後の工程で応援係をさせていただけるなら、お受けしますよ」
えっ、制作期間って一年くらいあるけど……?
「まあ、グループのバランスとしてはいーのかも知んねーな」
「うーん『バランストリオグループ』とか?」
「別にそれでもいーけどさ、ひとまず名前をつけるってんなら『ぬいぐるみグル』でいーんじゃねーの?」
「グル?」
「グループの略だよ。全部略すと『ぬいグル』な」
「あら、可愛くて良いですね」
咲歩がポンと手を叩く。
「ま、俺たちはグルでもあるしな」
颯太くんがニヤッと笑うと、咲歩がムッとした顔になった。気がする。
「……千山さんも、みこちゃんのヒミツをご存知なんですね?」
「別に、わざわざ打ち明けられたってんじゃねーよ。助けられて、結果的にな」
咲歩が、はぁ。とため息をついた。
「……それは……。仕方ないですね……」
「悪ぃな、二人だけのヒミツに邪魔しちまって」
やっぱりこの二人は仲が良さそうに見えるなぁ。
何だろう。頭の回転が早い同士で理解が早いというか、会話のテンポが早いよね。
「じゃあ、グループ名は『ぬいぐるみグループ』でいい?」
「おぅ」「はい」
二人の返事をもらって、私は四角い枠に『ぬいぐるみ』と書いて出した。
家庭科室に来るのは久しぶりだった。
いつもの教室の椅子より背の高い丸い椅子。パイプがピカピカしてて、これに座ると、ちょっと特別な気分になれるんだよね。
手芸部では家庭科室の八つ並んだ机の好きなところに座っていいので、咲歩と私はいつも一緒の机に座っていた。
一つの机には六~八人ほどが座れるようになっている。
手芸部の先生は、小柄でいつもニコニコしてる優しいおばあさん先生で、私は先生を見てるだけで、つられてニコニコしてしまいそうになるんだよね。
ゆるみそうな口元を押さえてたら、向こうの机で颯太くんが『何してんだ』って顔をしてた。
何でもないから、気にしないで。部活が楽しみすぎるだけだから。
先生は黒板に『くるみボタン作り』『グループ決め』と書くと「来年も手芸部を希望する予定の五年生は、卒業制作用のグループ決めをしてくださいね」とニコニコ顔で言った。
クラブ活動は一年ごとに入りたい部が選べる仕組みだから、毎年変える子も多い。
でも手芸部に限っては、もともと好きな子しか来ないからか、三年間ずっと手芸部を選ぶ人がほとんどなんだよね。
だからこそ、この時期にやりたい子だけで挑戦できるのが、このグループ卒業制作だった。
四年生と、来年別の部に行く予定の五年生と、希望する六年生はくるみボタン作りをするらしい。
え、私もくるみボタン作りたいんだけど。
先生が前の机に並べている色とりどりの布々を、今すぐ見に行きたいんだけど。
四年生から二年続けて手芸部の私は、やっぱり来年も手芸部に入るつもりでいた。
先生は「グループが決まった五年生は、このプリントにメンバーの名前とグループ名を書いて前に出してください。時間があれば、ぜひくるみボタンも作っていってくださいね。材料はたくさんありますからね」とニコニコして言った。
グループの人数は自由で、二人以上なら何人でも良いらしい。
こうなったら、さっさとグループを決めて紙を出しちゃおうっ!
「さーちゃんっ、わたしと一緒に卒業制作やろうっ!」
「ええ、もちろんです。よろしくお願いしますね、みこちゃん」
咲歩はにっこり答える。
よし、そうと決まったら紙を取りに行こうっと!
立ち上がった私の目の前に、スイっとプリントが差し出される。
「あれ? あ、ありがとう、そーたくん……」
なんでわざわざ持ってきてくれたんだろう。
不思議に思いながら、その紙を受け取る。
「俺も、二人のとこに入れてもらっていーか?」
言われて、なるほどと思う。
手芸部には男の子が三人しかいない。
うち二人は四年生だ。
五年生で、卒業制作をやりそうな男子は颯太くんだけだった。
チラと隣をみると、咲歩はコクリとうなずいた。
「うんいいよ。じゃあここに名前……」
颯太くんは持ってきていたえんぴつでサラサラっと名前を書く。
準備いいなぁ。
私と咲歩も続けて名前を書いた。あとは……。
「グループ名はどうしますか?」
それだよねぇ。
「二人は卒業制作にどんなものを作りたいんだ?」
「私は、みこちゃんに合わせるつもりです」
「わたしはまだなんにも考えてないなぁ。でもいっぱい時間をかけて皆で作れるなら、一人じゃ絶対できないくらいの、すごいのがいいな」
「またバクゼンとしてんな。けど、大作ってとこは俺も同意見だ」
そういえば、颯太くんは大作が作りたくて中学受験するんだっけ。
中学生や高校生の作品にはかなわないだろうけど、私たちも、卒業記念にすごいのが作れたらいいよね。
卒業かぁ……。まだまだずっと先だと思ってたのにな。
「とりあえず作品の中身は後から考えることにして、グループ名決めちゃおうか」
「作品名に並ぶもんなんだし、作品に合わせてつける方がいーんじゃねーの?」
颯太くんのもっともな意見に、咲歩がクスクス笑って言った。
「みこちゃんは、早くくるみボタンが作りたくて仕方ないんですよ」
「あー……。しゃーねーな」
颯太くんが諦めたように頭を振る。
そういえば、颯太くんもケガしてすぐの頃に比べて包帯の数が減ったね。
「じゃあ『レース大好きグループ』は?」
「それ俺だけだろ。樹生さんと内野さんは何を作りたいんだ?」
「わたしは裁縫とか刺繍ができたら何でもいいよ」
「私は元々不器用で……、あまり作るのは得意じゃないんです」
「じゃーなんで手芸部なんだよ」
「みこちゃんと一緒にいたいので」
「さーちゃんはデザインが上手なんだよ。イラストとか3Dとかできちゃうの」
「へえ、じゃあデザインは内野さんに任せるか」
「その後の工程で応援係をさせていただけるなら、お受けしますよ」
えっ、制作期間って一年くらいあるけど……?
「まあ、グループのバランスとしてはいーのかも知んねーな」
「うーん『バランストリオグループ』とか?」
「別にそれでもいーけどさ、ひとまず名前をつけるってんなら『ぬいぐるみグル』でいーんじゃねーの?」
「グル?」
「グループの略だよ。全部略すと『ぬいグル』な」
「あら、可愛くて良いですね」
咲歩がポンと手を叩く。
「ま、俺たちはグルでもあるしな」
颯太くんがニヤッと笑うと、咲歩がムッとした顔になった。気がする。
「……千山さんも、みこちゃんのヒミツをご存知なんですね?」
「別に、わざわざ打ち明けられたってんじゃねーよ。助けられて、結果的にな」
咲歩が、はぁ。とため息をついた。
「……それは……。仕方ないですね……」
「悪ぃな、二人だけのヒミツに邪魔しちまって」
やっぱりこの二人は仲が良さそうに見えるなぁ。
何だろう。頭の回転が早い同士で理解が早いというか、会話のテンポが早いよね。
「じゃあ、グループ名は『ぬいぐるみグループ』でいい?」
「おぅ」「はい」
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