65 / 94
第四章 守護鳥の夢
監視鳥の役目
しおりを挟む
監視鳥
わたしは元々、青い鳥から分離して生まれたのです。
神様の使いの青い鳥です。使いはわたしと同じように大きさを自在に変えるので、空を隠す程巨大な鳥の姿の時もあれば、小鳥になって人間に追われるのを楽しむこともあります。
回収人たちが、神様から分離した細胞であっても自我を持つ様に、わたし達も使いの身体を離れると、一つの個性になります。
あなた方は神様を知らないから、最後の一日で船に乗せられ、一人を選べと強いてくることを理不尽に思っている事でしょう。
でも彼を裏切ったのはあなた達の方です。あなた達があまりにも簡単に命を投げ出してしまうから、もう彼の力ではこの世界は支え切れなくなってしまった。
ああ、難しい話はやめましょう。そう、使いの話です。
広いこの世界に神様の意志を届けるため、使いは私たちを放ちました。
生きる意志のある者をちゃんと神様に届けるために。
彼らを途中で死なせてはいけない。それがわたし達、監視鳥の役目なのです。
あの時、あなたは雪の中に蠢く血を見た。あれこそ自ら生きるのを放棄してしまった者の成れの果て。神様の身体へ還ることも許されず、冷たい雪の奥底でこの世が終わるのを待っているのです。
雪の底の子が本当の眠りにつくには、この世界ごと潰されて終わる必要があるんです。
そして寂しさを紛らわすため、ああやって時々生きている人を引きずり込もうとするのです。
あの夜、あなたの生命が雪に反射する様子があまりにもきれいで、誘い込まずにはいられなかったのでしょう。
でも、あの日あなたを見つけたのは、雪の底の子だけではない。
他ならぬ私があなたを見つけたんです。
あなたは美しかった。高い木の上から雪にうずくまる身体をじっと見ていました。
――まさかとは思いますが、わたしが外見などに見惚れるとは思っていないですよね。
悪いけれど全然興味がない。
わたしの興味を引くもの、それはあなた達を包む魂の色。
そうです、魂の美しさに見惚れる時はあります。
あの張りつめた青い夜の中、あなたの魂は、透き通る赤に銀色の縁取りで、時間が経つのを忘れさせる美しさでした。
余談ですが、わたしは時間にうるさいんです。神様の方は時間の概念が無いので監視鳥がしっかりしないと駄目なのです。
そのわたしが、いつまでも見ていたいと思う美しさで、あなたはそこにいました。
ふと、あなたのそばに不穏な血の色を感じました。
わたしが惹かれるくらいなのだから、当然のことではあります。
あなたの魂は雪を滑り落ち、怯えていました。
普段はこんなことは決してしないのですが、あなたを救わなければと思いました。いえ、思ったりしていない。それが当然のように、走り出したあなたを追っていました。
あなたを閉じ込めるために形を変える地形を見て、わたしも焦りました。
そして取った行動が、人間の姿で地上に降りることです。
なるべく目立つように、と自分の一部の赤い色の服で降り立ちましたが――季節に合っていなかったかも知れませんね。
わたしは鳥の姿なら自在に形を変えられますが、人間の姿で長くいることはできないので焦っていました。
あなたは本当によろよろ足をもつれさせて走るので、心配でたまらなかった。
あなたが強い心を取り戻せる場所まで誘導した時には、もう鳥の姿に戻っていました。
そっと去っても良かったのですが、どうしてもあなたの魂を近くで感じたくて、あなたの耳の横を通りました。
今日――もう昨日の朝の話ですが、あなたが船に乗ることを知って、会いたくなりました。
実際会ったのは、わたしの知らない孤独で大人っぽい青年でしたが。……オゼさんでしたね?
意外なことに、ここには私が知っている顔がアオチさんの他にも二つありました。カオリさんとマモルくんです。
死んでしまったと思っていたので、嬉しかった。
ずっとあなた達を見ていたかったのですが、わたしは他にも気にかけなければならない船が複数あります。
それぞれが愛おしい船です。あなた達の回収人は問題児ですが、頼りがいはあるので、一旦離れて、別の船が落ち着くのを見届けてから、こうして戻ってきたのです。
混乱していた。
カオリさんもマモルくんも鳥を知っていた――。といこうとはやっぱり俺も……。
「アオチさんは死んでなんかいません」
オオミが強く言った。俺ではなく、鳥を睨みながら。
泣きそうじゃないか、かわいそうに。
思わず近寄って「大丈夫だ」と何の意味もない事を言ってしまう。
「……そうですね。大丈夫でしょう。今のところは」
鳥は静かな口調のままだ。鳥を肩に乗せた回収人も、瞬きをする彫刻のように動かない。
「それで――俺たちを救う方法は何かあるのか? さっき他の船が落ち着くのを見届けた、と言っていたが、それは乗客が一人にしぼられたってことなんだろ」
オゼが乾いた声を出した。こいつにも飲み物を出してやれば良かった。
「……わたしの監視する他の船の乗客は既に一人です。そしてあなた達を救う方法はあります」
「神様に頼むのか?」
オゼがやけに食い気味なのが気になった。俺たちの中で一番冷静なはずなのに。それだけ、残された時間がないと言う事か。
「頼んでも無駄です。神様があなた達を一人にしぼらなければならないのは、意地悪でもなんでもない。そういう体質なのですから」
回収人たちは肩を落とし、俺たちは茫然とする。
「……じゃあ、やっぱりもう駄目じゃないか」
「弱気なあなたでは駄目でしょうね」
この鳥、オゼにはえらく辛辣だ。オオミには遠慮しているような態度だし、俺には優しい。心情が良くわからない。
「ごめん……弱気にならないから、だから、教えてくれ。俺はどうすれば良い?」
こんなに必死なオゼを見るのは初めてで、俺の方が落ち着かない気分だ。
「ルールを破れば良いのです。船の連なりになんて身を任せず、自分の意志で、開いた扉から勝手に次の世界に行ってしまえば良い」
俺のエトピリカはきっぱりと言い切った。人に言うだけあって意志が強そうだ。
「ルールを破ってもいいのか?」
ゴクリと唾をのんで尋ねるオゼに、エトピリカが初めて優しい声を出した。
「ルールを作った人は破られるのを待っているものですよ」
鳥は回収人の肩からテーブルの上に飛び降りると、俺たちを見回してこう言った。
「さあ、最後の朝に備えてください」
わたしは元々、青い鳥から分離して生まれたのです。
神様の使いの青い鳥です。使いはわたしと同じように大きさを自在に変えるので、空を隠す程巨大な鳥の姿の時もあれば、小鳥になって人間に追われるのを楽しむこともあります。
回収人たちが、神様から分離した細胞であっても自我を持つ様に、わたし達も使いの身体を離れると、一つの個性になります。
あなた方は神様を知らないから、最後の一日で船に乗せられ、一人を選べと強いてくることを理不尽に思っている事でしょう。
でも彼を裏切ったのはあなた達の方です。あなた達があまりにも簡単に命を投げ出してしまうから、もう彼の力ではこの世界は支え切れなくなってしまった。
ああ、難しい話はやめましょう。そう、使いの話です。
広いこの世界に神様の意志を届けるため、使いは私たちを放ちました。
生きる意志のある者をちゃんと神様に届けるために。
彼らを途中で死なせてはいけない。それがわたし達、監視鳥の役目なのです。
あの時、あなたは雪の中に蠢く血を見た。あれこそ自ら生きるのを放棄してしまった者の成れの果て。神様の身体へ還ることも許されず、冷たい雪の奥底でこの世が終わるのを待っているのです。
雪の底の子が本当の眠りにつくには、この世界ごと潰されて終わる必要があるんです。
そして寂しさを紛らわすため、ああやって時々生きている人を引きずり込もうとするのです。
あの夜、あなたの生命が雪に反射する様子があまりにもきれいで、誘い込まずにはいられなかったのでしょう。
でも、あの日あなたを見つけたのは、雪の底の子だけではない。
他ならぬ私があなたを見つけたんです。
あなたは美しかった。高い木の上から雪にうずくまる身体をじっと見ていました。
――まさかとは思いますが、わたしが外見などに見惚れるとは思っていないですよね。
悪いけれど全然興味がない。
わたしの興味を引くもの、それはあなた達を包む魂の色。
そうです、魂の美しさに見惚れる時はあります。
あの張りつめた青い夜の中、あなたの魂は、透き通る赤に銀色の縁取りで、時間が経つのを忘れさせる美しさでした。
余談ですが、わたしは時間にうるさいんです。神様の方は時間の概念が無いので監視鳥がしっかりしないと駄目なのです。
そのわたしが、いつまでも見ていたいと思う美しさで、あなたはそこにいました。
ふと、あなたのそばに不穏な血の色を感じました。
わたしが惹かれるくらいなのだから、当然のことではあります。
あなたの魂は雪を滑り落ち、怯えていました。
普段はこんなことは決してしないのですが、あなたを救わなければと思いました。いえ、思ったりしていない。それが当然のように、走り出したあなたを追っていました。
あなたを閉じ込めるために形を変える地形を見て、わたしも焦りました。
そして取った行動が、人間の姿で地上に降りることです。
なるべく目立つように、と自分の一部の赤い色の服で降り立ちましたが――季節に合っていなかったかも知れませんね。
わたしは鳥の姿なら自在に形を変えられますが、人間の姿で長くいることはできないので焦っていました。
あなたは本当によろよろ足をもつれさせて走るので、心配でたまらなかった。
あなたが強い心を取り戻せる場所まで誘導した時には、もう鳥の姿に戻っていました。
そっと去っても良かったのですが、どうしてもあなたの魂を近くで感じたくて、あなたの耳の横を通りました。
今日――もう昨日の朝の話ですが、あなたが船に乗ることを知って、会いたくなりました。
実際会ったのは、わたしの知らない孤独で大人っぽい青年でしたが。……オゼさんでしたね?
意外なことに、ここには私が知っている顔がアオチさんの他にも二つありました。カオリさんとマモルくんです。
死んでしまったと思っていたので、嬉しかった。
ずっとあなた達を見ていたかったのですが、わたしは他にも気にかけなければならない船が複数あります。
それぞれが愛おしい船です。あなた達の回収人は問題児ですが、頼りがいはあるので、一旦離れて、別の船が落ち着くのを見届けてから、こうして戻ってきたのです。
混乱していた。
カオリさんもマモルくんも鳥を知っていた――。といこうとはやっぱり俺も……。
「アオチさんは死んでなんかいません」
オオミが強く言った。俺ではなく、鳥を睨みながら。
泣きそうじゃないか、かわいそうに。
思わず近寄って「大丈夫だ」と何の意味もない事を言ってしまう。
「……そうですね。大丈夫でしょう。今のところは」
鳥は静かな口調のままだ。鳥を肩に乗せた回収人も、瞬きをする彫刻のように動かない。
「それで――俺たちを救う方法は何かあるのか? さっき他の船が落ち着くのを見届けた、と言っていたが、それは乗客が一人にしぼられたってことなんだろ」
オゼが乾いた声を出した。こいつにも飲み物を出してやれば良かった。
「……わたしの監視する他の船の乗客は既に一人です。そしてあなた達を救う方法はあります」
「神様に頼むのか?」
オゼがやけに食い気味なのが気になった。俺たちの中で一番冷静なはずなのに。それだけ、残された時間がないと言う事か。
「頼んでも無駄です。神様があなた達を一人にしぼらなければならないのは、意地悪でもなんでもない。そういう体質なのですから」
回収人たちは肩を落とし、俺たちは茫然とする。
「……じゃあ、やっぱりもう駄目じゃないか」
「弱気なあなたでは駄目でしょうね」
この鳥、オゼにはえらく辛辣だ。オオミには遠慮しているような態度だし、俺には優しい。心情が良くわからない。
「ごめん……弱気にならないから、だから、教えてくれ。俺はどうすれば良い?」
こんなに必死なオゼを見るのは初めてで、俺の方が落ち着かない気分だ。
「ルールを破れば良いのです。船の連なりになんて身を任せず、自分の意志で、開いた扉から勝手に次の世界に行ってしまえば良い」
俺のエトピリカはきっぱりと言い切った。人に言うだけあって意志が強そうだ。
「ルールを破ってもいいのか?」
ゴクリと唾をのんで尋ねるオゼに、エトピリカが初めて優しい声を出した。
「ルールを作った人は破られるのを待っているものですよ」
鳥は回収人の肩からテーブルの上に飛び降りると、俺たちを見回してこう言った。
「さあ、最後の朝に備えてください」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
王室の醜聞に巻き込まれるのはごめんです。浮気者の殿下とはお別れします。
あお
恋愛
8歳の時、第二王子の婚約者に選ばれたアリーナだが、15歳になって王立学園に入学するまで第二王子に会うことがなかった。
会えなくても交流をしたいと思って出した手紙の返事は従者の代筆。内容も本人が書いたとは思えない。
それでも王立学園に入学したら第二王子との仲を深めようとしていた矢先。
第二王子の浮気が発覚した。
この国の王室は女癖の悪さには定評がある。
学生時代に婚約破棄され貴族令嬢としての人生が終わった女性も数知れず。
蒼白になったアリーナは、父に相談して婚約を白紙に戻してもらった。
しかし騒ぎは第二王子の浮気にとどまらない。
友人のミルシテイン子爵令嬢の婚約者も第二王子の浮気相手に誘惑されたと聞いて、友人5人と魔導士のクライスを巻き込んで、子爵令嬢の婚約者を助け出す。
全14話。
番外編2話。第二王子ルーカスのざまぁ?とヤンデレ化。
タイトル変更しました。
前タイトルは「会ってすぐに殿下が浮気なんて?! 王室の醜聞に巻き込まれると公爵令嬢としての人生が終わる。婚約破棄? 解消? ともかく縁を切らなくちゃ!」。
むこう側から越える者
akaoni_liquid
ライト文芸
ある日自宅におかしな手紙が届く。
そこにはこんな風に書かれていた『あなたの命は危険な状態。放っておいたら死に至る』
※ホラーちっくな導入ですがホラーではないです。
~巻き込まれ少女は妖怪と暮らす~【天命のまにまに。】
東雲ゆゆいち
ライト文芸
選ばれた七名の一人であるヒロインは、異空間にある偽物の神社で妖怪退治をする事になった。
パートナーとなった狛狐と共に、封印を守る為に戦闘を繰り広げ、敵を仲間にしてゆく。
非日常系日常ラブコメディー。
※両想いまでの道のり長めですがハッピーエンドで終わりますのでご安心ください。
※割りとダークなシリアス要素有り!
※ちょっぴり性的な描写がありますのでご注意ください。
こちら京都府警騎馬隊本部~私達が乗るのはお馬さんです
鏡野ゆう
ライト文芸
ここにいるおまわりさん達が乗るのは、パトカーでも白バイでもなくお馬さんです。
京都府警騎馬隊に配属になった新米警察官と新米お馬さんのお話。
※このお話はフィクションです。実在の京都府警察騎馬隊とは何ら関係はございません※
※カクヨム、小説家になろうでも公開中※
前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!
yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。
だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。
創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。
そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。
家賃一万円、庭付き、駐車場付き、付喪神付き?!
雪那 由多
ライト文芸
恋人に振られて独立を決心!
尊敬する先輩から紹介された家は庭付き駐車場付きで家賃一万円!
庭は畑仕事もできるくらいに広くみかんや柿、林檎のなる果実園もある。
さらに言えばリフォームしたての古民家は新築同然のピッカピカ!
そんな至れり尽くせりの家の家賃が一万円なわけがない!
古めかしい残置物からの熱い視線、夜な夜なさざめく話し声。
見えてしまう特異体質の瞳で見たこの家の住人達に納得のこのお値段!
見知らぬ土地で友人も居ない新天地の家に置いて行かれた道具から生まれた付喪神達との共同生活が今スタート!
****************************************************************
第6回ほっこり・じんわり大賞で読者賞を頂きました!
沢山の方に読んでいただき、そして投票を頂きまして本当にありがとうございました!
****************************************************************
裸の王様社会🌟
鏡子 (きょうこ)
エッセイ・ノンフィクション
そんなつもりじゃなかったのに、こんな展開になっちゃいました。
普通の主婦が、ネットでサイバー被害にあい、相手を突き止めようとしたら、C I Aにたどり着きました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの魂(原告)による訴えをもとに、神様に指示を受けながら、サイバー被害の探偵をします。
◎詳細
『真理の扉を開く時』の件は、解決しました。
妨害ではなかったようです。
お騒がせしました。
って書いた後、色々な問題が発生…
やっぱり、妨害だったかも?
折角なので、ネットを通じて体験した不可思議なことを綴ります。
綴っている途中、嫌がらせに合いました。
そのことが、功を奏し、アイルワースのモナ・リザが
ルーブルのモナ・リザ盗難時の贋作であるとの、証拠が掴めました。
2019.5.8
エッセイ→ミステリー部門に、登録し直しました。
タイトルは、「こちらアルファ“ポリス”サイバー犯罪捜査官」にしました。
↓↓↓↓
2019.5.19
「普通のおばさんが、C I Aに目をつけられてしまいました」に、
タイトル変更しました。
↓↓↓↓
2019.5.22
度々のタイトル変更、すみません。
タイトルを
「こちらアルファ“ポリス”裸の王様社会のあり方を見直す」にしました。
◎ 2021.01.24 カテゴリーを、経済・企業から、ミステリーに変更します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる