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第二章 選別の船
僕の敵
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オオミ
廊下を歩いている間、アオチさんはずっと無言だった。
僕が嫌になって、あっちの船に行く、なんて言い出さないだろうか。
「ビュッフェですよ、凄いな。アオチさんもお腹空きましたよね」
場違いに明るく言って後悔した。自分の声が誰もいない広い食堂に憐れに響いたからだ。そもそも僕は普段から陽気とは程遠いキャラだ。
アオチさんが「うん」とだけ静かに返事をして、料理を覗き込んだ。
「……すごいな。誰が作ったんだ」
良かった。いつものアオチさんの声に戻った。
「俺だよ」
後ろから回収人の声がした。
「お前、凄いな。何でもできるんだな」
「ああ、好みを知らないから適当に作った。勝手に食べてくれ」
適当に作ったとは思えない料理が二十種類ほど並んでいた。
「急に食欲が湧いてきたよ」
アオチさんが、ふちに金色の繊細な模様が付いた真っ白な皿を手に取って嬉しそうに言った。
僕にも皿を渡してくれた。冷たいはずのそれがじんわり温かく感じて泣きそうになる。
――向こうの船ではきっと皿さえ無機質な銀色で、栄養さえ取れれば良いというような味のない食べ物が乗っかっているに違いない。心の中で少し勝ち誇って、窓の外の隣の船の明かりを見た。
「気を取られるな。大事な物のことだけ考えていろ」
回収人が僕の肩に手を置き、小さな声で素早く言った。
この人には僕の心の中なんて絵本のように鮮やかに読めてしまっているに違いない。
一皿目は僕の好きな人参の入っていないカレーにほかほかの白いご飯をよそって、カレーライスにした。
アオチさんは何だろう。興味本位で覗くと、ハンバーグが四つのっていた。どれだけ好きなんだ。
皿がもっと大きければ、四個どころじゃすまなかったはずだ。
それにしても焦げ目まで美味しそうなハンバーグだ。僕もカレーを食べ終わったら試したい。それにあっちのパリパリしていそうな春巻きも食べたいし、僕の好きなピザの匂いまでする。 クアトロ・フォルマッジだ。何だかくどいものばかりだけど、少しも嫌な感じがしない。子どもの頃から好きな物ばかりで、死ぬ前に何を食べたいか聞かれたら、迷わず答える料理が揃っている。
アオチさんは意気揚々とテーブルに皿を置いて、既に飲み物を取りに行くところだった。
僕も続かないと。何故だか涙が滲んだ。
食事中は向こうの船の話をしなかった。
回収人さんはお腹が空いていないのか、料理をしながら味見がてら済ませてしまったのか、黙って隣のテーブルに座り、僕らを眺めていた。
食べているところをじっと見られるのは普段なら気分の良いものではないけれど、回収人さんには見られていても気にならない。
むしろお母さんに守られているような安心感さえある。それが証拠に、僕らが「美味しい」と口にする度、回収人さんの目の横に、あの優しいシワができた。
僕はこっちの船に残って本当に良かった。
アオチさんは僕の好きな明るい声で、当たり前のように「連休明け」とか「夏には」とか言った。
それ切なくて、涙がこぼれる前に席を立った。
いきなり立ち上がってしまったので、後付けで「デザートを取ってきます」と言った声が自分の耳に籠って聞こえた。
「俺も」
ついて来て欲しくないのにアオチさんまで立ち上がってしまった。勢いで言ったはいいが、大体デザートなんてあったけ? さっきまではメインの料理しか目に入らなかった。
「厨房の冷蔵庫に入ってるぞ」
回収人さんがまたお母さんみたいなことを言った。
冷蔵庫を開けてまた驚いた。
僕の大好きなレアチーズケーキじゃないか。おまけにチーズタルトまである。回収人さんはどこで僕がチーズに目がないことを知ったんだ。
「おい、見ろよ、これ」
冷蔵庫の隣に設置されていた冷凍ケースの中を覗き込んで、アオチさんが声を弾ませた。
「宝石みたいなアイスクリームだ」
子どもみたいにどれを取るか悩んでいる姿が本当に生きていて、嬉しくなる。
「全部の種類、試したらどうですか? 明日、どっちに転んでも、今日食べた物のせいで不健康になることも、太ることも心配もしなくて良いんですから」
「確かにそうだな」
笑うアオチさんには何の曇りもない。この人が新しい世界に行かないなら、次の世界は始まりから終わっている。
持てるだけの甘い物を持って、テーブルに戻ると回収人さんが灯台みたいな目で僕たちを見た。今夜のような時間を一生漂っていたい。
「お前ら、良く食うな」
回収人さんがそう言って立ち上がった。
「どこに行っちゃうんですか」
「どうした? そんなに寂しいか。食後の飲み物を入れてきてやるだけだよ」
「そんなんじゃ――そうですよ、寂しいんです。悪いですか。早く戻ってきてください」
開き直った僕をアオチさんと回収人さんが笑う。
この人たちがいたら僕は何もいらない。
しばらくすると回収人さんが僕にロイヤルミルクティーを、アオチさんにホットココアを持って戻ってきた。
この人が僕たちの好みを熟知していることにはもう驚かない。
お礼を言って受け取った。
――そろそろ向こうの船の話をして良いだろうか。
甘さを残さず、香りだけが口で溶けるロイヤルミルクティーを一口飲んで言った。
「僕は向こうの船のみんなと争うつもりです」
二人が僕の顔を見た。それぞれ多分違う意味の悲しい表情をしている。隣の船の明かりが少しだけ強くなった気がした。
「そんなに怒ることないだろ。オゼは自分が新しい世界に行くことと、俺がこっちに残されることを伝えただけだ。あいつが決めたわけでもないのにかわいそうだ」
アオチさんが窓を眺めて言う。自分に明日が無い事を、ちゃんと自覚しているのに、さっきまで明るい顔で将来の話をしていたの?
「お前は気にせず新しい世界に行ってくれよ」
いつもと全く変わらない声と表情で言うので、もうおかしくなりそうで、回収人さんへ目で助けを求めた。
回収人さんが深く溜息をついた。
「お前、本当に甘えん坊だな。……まあいい、説明してやる」
隣のテーブルから僕たちの方へ移動して来た回収人さんの手に銀色のグラスがあった。何を飲んでいるんだろう。
「別に良いやつが新しい世界に連れていかれるわけじゃないんだよ。生きる意志の強いやつだけが進むんだ。正しいとか間違えではない」
回収人さんの声に悔しさが滲む。
「それじゃあアオチさんに生きる意志がないみたいじゃないですか。逆にオゼさんなんて、自分からこっちに残るって言ってたくらいです」
「そんな単純な話なら俺も苦労はしない。お前たちは実は死にたがっているんだよ。いや、否定したいのはわかる。これから説明するから少し大人しく聞け」
僕たちは反論することなく頷いた。
廊下を歩いている間、アオチさんはずっと無言だった。
僕が嫌になって、あっちの船に行く、なんて言い出さないだろうか。
「ビュッフェですよ、凄いな。アオチさんもお腹空きましたよね」
場違いに明るく言って後悔した。自分の声が誰もいない広い食堂に憐れに響いたからだ。そもそも僕は普段から陽気とは程遠いキャラだ。
アオチさんが「うん」とだけ静かに返事をして、料理を覗き込んだ。
「……すごいな。誰が作ったんだ」
良かった。いつものアオチさんの声に戻った。
「俺だよ」
後ろから回収人の声がした。
「お前、凄いな。何でもできるんだな」
「ああ、好みを知らないから適当に作った。勝手に食べてくれ」
適当に作ったとは思えない料理が二十種類ほど並んでいた。
「急に食欲が湧いてきたよ」
アオチさんが、ふちに金色の繊細な模様が付いた真っ白な皿を手に取って嬉しそうに言った。
僕にも皿を渡してくれた。冷たいはずのそれがじんわり温かく感じて泣きそうになる。
――向こうの船ではきっと皿さえ無機質な銀色で、栄養さえ取れれば良いというような味のない食べ物が乗っかっているに違いない。心の中で少し勝ち誇って、窓の外の隣の船の明かりを見た。
「気を取られるな。大事な物のことだけ考えていろ」
回収人が僕の肩に手を置き、小さな声で素早く言った。
この人には僕の心の中なんて絵本のように鮮やかに読めてしまっているに違いない。
一皿目は僕の好きな人参の入っていないカレーにほかほかの白いご飯をよそって、カレーライスにした。
アオチさんは何だろう。興味本位で覗くと、ハンバーグが四つのっていた。どれだけ好きなんだ。
皿がもっと大きければ、四個どころじゃすまなかったはずだ。
それにしても焦げ目まで美味しそうなハンバーグだ。僕もカレーを食べ終わったら試したい。それにあっちのパリパリしていそうな春巻きも食べたいし、僕の好きなピザの匂いまでする。 クアトロ・フォルマッジだ。何だかくどいものばかりだけど、少しも嫌な感じがしない。子どもの頃から好きな物ばかりで、死ぬ前に何を食べたいか聞かれたら、迷わず答える料理が揃っている。
アオチさんは意気揚々とテーブルに皿を置いて、既に飲み物を取りに行くところだった。
僕も続かないと。何故だか涙が滲んだ。
食事中は向こうの船の話をしなかった。
回収人さんはお腹が空いていないのか、料理をしながら味見がてら済ませてしまったのか、黙って隣のテーブルに座り、僕らを眺めていた。
食べているところをじっと見られるのは普段なら気分の良いものではないけれど、回収人さんには見られていても気にならない。
むしろお母さんに守られているような安心感さえある。それが証拠に、僕らが「美味しい」と口にする度、回収人さんの目の横に、あの優しいシワができた。
僕はこっちの船に残って本当に良かった。
アオチさんは僕の好きな明るい声で、当たり前のように「連休明け」とか「夏には」とか言った。
それ切なくて、涙がこぼれる前に席を立った。
いきなり立ち上がってしまったので、後付けで「デザートを取ってきます」と言った声が自分の耳に籠って聞こえた。
「俺も」
ついて来て欲しくないのにアオチさんまで立ち上がってしまった。勢いで言ったはいいが、大体デザートなんてあったけ? さっきまではメインの料理しか目に入らなかった。
「厨房の冷蔵庫に入ってるぞ」
回収人さんがまたお母さんみたいなことを言った。
冷蔵庫を開けてまた驚いた。
僕の大好きなレアチーズケーキじゃないか。おまけにチーズタルトまである。回収人さんはどこで僕がチーズに目がないことを知ったんだ。
「おい、見ろよ、これ」
冷蔵庫の隣に設置されていた冷凍ケースの中を覗き込んで、アオチさんが声を弾ませた。
「宝石みたいなアイスクリームだ」
子どもみたいにどれを取るか悩んでいる姿が本当に生きていて、嬉しくなる。
「全部の種類、試したらどうですか? 明日、どっちに転んでも、今日食べた物のせいで不健康になることも、太ることも心配もしなくて良いんですから」
「確かにそうだな」
笑うアオチさんには何の曇りもない。この人が新しい世界に行かないなら、次の世界は始まりから終わっている。
持てるだけの甘い物を持って、テーブルに戻ると回収人さんが灯台みたいな目で僕たちを見た。今夜のような時間を一生漂っていたい。
「お前ら、良く食うな」
回収人さんがそう言って立ち上がった。
「どこに行っちゃうんですか」
「どうした? そんなに寂しいか。食後の飲み物を入れてきてやるだけだよ」
「そんなんじゃ――そうですよ、寂しいんです。悪いですか。早く戻ってきてください」
開き直った僕をアオチさんと回収人さんが笑う。
この人たちがいたら僕は何もいらない。
しばらくすると回収人さんが僕にロイヤルミルクティーを、アオチさんにホットココアを持って戻ってきた。
この人が僕たちの好みを熟知していることにはもう驚かない。
お礼を言って受け取った。
――そろそろ向こうの船の話をして良いだろうか。
甘さを残さず、香りだけが口で溶けるロイヤルミルクティーを一口飲んで言った。
「僕は向こうの船のみんなと争うつもりです」
二人が僕の顔を見た。それぞれ多分違う意味の悲しい表情をしている。隣の船の明かりが少しだけ強くなった気がした。
「そんなに怒ることないだろ。オゼは自分が新しい世界に行くことと、俺がこっちに残されることを伝えただけだ。あいつが決めたわけでもないのにかわいそうだ」
アオチさんが窓を眺めて言う。自分に明日が無い事を、ちゃんと自覚しているのに、さっきまで明るい顔で将来の話をしていたの?
「お前は気にせず新しい世界に行ってくれよ」
いつもと全く変わらない声と表情で言うので、もうおかしくなりそうで、回収人さんへ目で助けを求めた。
回収人さんが深く溜息をついた。
「お前、本当に甘えん坊だな。……まあいい、説明してやる」
隣のテーブルから僕たちの方へ移動して来た回収人さんの手に銀色のグラスがあった。何を飲んでいるんだろう。
「別に良いやつが新しい世界に連れていかれるわけじゃないんだよ。生きる意志の強いやつだけが進むんだ。正しいとか間違えではない」
回収人さんの声に悔しさが滲む。
「それじゃあアオチさんに生きる意志がないみたいじゃないですか。逆にオゼさんなんて、自分からこっちに残るって言ってたくらいです」
「そんな単純な話なら俺も苦労はしない。お前たちは実は死にたがっているんだよ。いや、否定したいのはわかる。これから説明するから少し大人しく聞け」
僕たちは反論することなく頷いた。
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