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第二話 『悪役令息の妹』の元婚約者に追われている
03-16.※
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「初めてで中出ししたくせに」
ブラッドは早くしろと煽るように言葉を続ける。
「孕ませてみせろよ。ヘタレ野郎」
両親に騙された形とはいえ、結婚は成立している。
それならば、ブラッドは子どもを産む覚悟をするしかなかった。
男性の妊娠が可能になっているとはいえ、女性よりも遥かに危険性が高い。体が耐えきれず、死に至る可能性も女性の数倍は高い。
それをアルバートも知っていた。
だから、避妊をしなければならないと口にしたのだろう。すべてはブラッドの為だと信じて疑わないアルバートだからこその言葉だった。
……ここまで言われても、黙るか。このヘタレ野郎!
ブラッドは我慢強い方ではない。
尻の穴に陰茎の先端を当てがられたまま、我慢することはできない。
「……本気か?」
アルバートの停止しかけていた思考がようやく動き出したようだ。
「はぁ? 冗談で言うわけねえだろうが」
ブラッドは舌打ちをした。
……まだ、わかってねえのか。
どれほどに煽ればいいのだろうか。
ブラッドはアルバートのやる気を出させるような言葉を考えていた時だった。
「んぁっ!?」
前触れなく、挿入された。
散々、焦らされていた場所は待っていたといわんばかりにアルバートの陰茎を受け入れる。ブラッドの動揺が収まるのを待つこともせず、アルバートは腰を前後に動かし始める。
「ひっ、んっ、んぁっ!」
ブラッドの喘ぎ声が漏れる。
それは、どんな言葉よりもアルバートを煽っていた。
……やば、い。
言葉にならない快感に頭が支配される。
目の前に眩い光が点滅する。
腹の奥を暴かれるような乱暴な行為だ。それなのにもかかわらず、痛みよりも快楽が強く、ブラッドの理性を瞬く間に蹴散らしていく。
「やぁっ、やめっ」
先ほどまでの強気な姿はどこにもなかった。
好き勝手に犯され、それを受け入れることしかできない。
ブラッドは早くしろと煽るように言葉を続ける。
「孕ませてみせろよ。ヘタレ野郎」
両親に騙された形とはいえ、結婚は成立している。
それならば、ブラッドは子どもを産む覚悟をするしかなかった。
男性の妊娠が可能になっているとはいえ、女性よりも遥かに危険性が高い。体が耐えきれず、死に至る可能性も女性の数倍は高い。
それをアルバートも知っていた。
だから、避妊をしなければならないと口にしたのだろう。すべてはブラッドの為だと信じて疑わないアルバートだからこその言葉だった。
……ここまで言われても、黙るか。このヘタレ野郎!
ブラッドは我慢強い方ではない。
尻の穴に陰茎の先端を当てがられたまま、我慢することはできない。
「……本気か?」
アルバートの停止しかけていた思考がようやく動き出したようだ。
「はぁ? 冗談で言うわけねえだろうが」
ブラッドは舌打ちをした。
……まだ、わかってねえのか。
どれほどに煽ればいいのだろうか。
ブラッドはアルバートのやる気を出させるような言葉を考えていた時だった。
「んぁっ!?」
前触れなく、挿入された。
散々、焦らされていた場所は待っていたといわんばかりにアルバートの陰茎を受け入れる。ブラッドの動揺が収まるのを待つこともせず、アルバートは腰を前後に動かし始める。
「ひっ、んっ、んぁっ!」
ブラッドの喘ぎ声が漏れる。
それは、どんな言葉よりもアルバートを煽っていた。
……やば、い。
言葉にならない快感に頭が支配される。
目の前に眩い光が点滅する。
腹の奥を暴かれるような乱暴な行為だ。それなのにもかかわらず、痛みよりも快楽が強く、ブラッドの理性を瞬く間に蹴散らしていく。
「やぁっ、やめっ」
先ほどまでの強気な姿はどこにもなかった。
好き勝手に犯され、それを受け入れることしかできない。
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