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第二話 『悪役令息の妹』の元婚約者に追われている
03-13.※
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「ひ、あっ」
ゆっくりと指が入っていく。
ブラッドの気持ちいい場所を探すかのように指は曲げられる。
「んっ」
アルバートの指が前立腺に触れる。
前立腺を指で押されただけなのにもかかわらず、ブラッドの身体は快楽を求めてしまう。
「好きなところか」
「ちがっ」
「違う? 違わないだろう」
アルバートはブラッドの言葉を遮り、前立腺を潰すように指で強く押す。
その刺激にブラッドの腰は逃げるように引こうとしたのだが、両足を持ち上げられた姿勢のまま、動くことができない。
片腕で足首を掴まれているだけだ。
簡単に振りほどけるはずなのに、ブラッドは逃げられなかった。
「逃げないのか」
アルバートは笑う。
そして、逃げれるのならば逃げてみろと言わんばかりの顔を浮かべ、指を動かす。
「んっ、あっ、んんっ」
前立腺を指で擦るたびにブラッドの身体は快感に震える。
隠しきれない興奮と快楽に身体を許し、ブラッドは快楽に溺れている自分自身を隠すような言葉を発しようとするものの、彼の口から零れ落ちるのは甘い吐息ばかりだった。
「見えるか?」
アルバートは指を二本に増やす。
ゆっくりと尻穴を拡張するかのように指を挿入していく。
「ひっ、んっ」
ブラッドは問いかけに応える余裕はなかった。
「いやらしい顔だな」
アルバートの言葉に対し、ブラッドは頬を真っ赤に染めながらも睨みつけた。
「うるさい」
自身の両手で顔を隠す。
「見るな」
快楽に蕩けた顔を隠そうとしているブラッドに対し、アルバートはその言葉を受け入れると言わんばかりに頷いた。
ゆっくりと指が入っていく。
ブラッドの気持ちいい場所を探すかのように指は曲げられる。
「んっ」
アルバートの指が前立腺に触れる。
前立腺を指で押されただけなのにもかかわらず、ブラッドの身体は快楽を求めてしまう。
「好きなところか」
「ちがっ」
「違う? 違わないだろう」
アルバートはブラッドの言葉を遮り、前立腺を潰すように指で強く押す。
その刺激にブラッドの腰は逃げるように引こうとしたのだが、両足を持ち上げられた姿勢のまま、動くことができない。
片腕で足首を掴まれているだけだ。
簡単に振りほどけるはずなのに、ブラッドは逃げられなかった。
「逃げないのか」
アルバートは笑う。
そして、逃げれるのならば逃げてみろと言わんばかりの顔を浮かべ、指を動かす。
「んっ、あっ、んんっ」
前立腺を指で擦るたびにブラッドの身体は快感に震える。
隠しきれない興奮と快楽に身体を許し、ブラッドは快楽に溺れている自分自身を隠すような言葉を発しようとするものの、彼の口から零れ落ちるのは甘い吐息ばかりだった。
「見えるか?」
アルバートは指を二本に増やす。
ゆっくりと尻穴を拡張するかのように指を挿入していく。
「ひっ、んっ」
ブラッドは問いかけに応える余裕はなかった。
「いやらしい顔だな」
アルバートの言葉に対し、ブラッドは頬を真っ赤に染めながらも睨みつけた。
「うるさい」
自身の両手で顔を隠す。
「見るな」
快楽に蕩けた顔を隠そうとしているブラッドに対し、アルバートはその言葉を受け入れると言わんばかりに頷いた。
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