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面蛸とおる

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第二章極夜の世界で温かな…

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ランゼルト様は私と出逢った頃と同じような表情を見せて。

「そんなにはしゃぐと転ぶぞ」

と兄のように言いながら、この温泉施設で一生懸命働いているペンギンたちに荷物を預け。

「朝早くからご苦労だ…感謝する」

と嘘偽りのない礼を口にだしてから、私を連れて温泉エリアへとぐいぐいと進み。

お目当ての温泉へと、私を早く連れて行きたいのかは分からないが…。


いつもより増して急ぐランゼルト様に、ちょっとだけ可愛いと思いながら。

私は彼にあわせるかのように、少しだけ急ぎながら大きな脱衣所の中で防寒具を脱ぎすて。

生まれたままの姿に戻りながら…。


すぐ側で、
私と同じように何も身につけていないランゼルト様のかなり貴重な肌をまじまじと見つめると。

「何をそんなに見つめているのだ…?そんなに私の裸は見慣れぬものか…?」

と不思議そうに言うので。

「そうですよっ…!!見慣れませんよっ…!!!
だってランゼルト様…私とする時でも服をお脱ぎにならないですものっ…。
だから見慣れるわけないじゃないですかっ…!!」

と私は顔を茹でタコになるまで真っ赤に染めて、
そう照れたようにどもりながら言えば。

「なっ…それはすまなかった…そういえばそうだったな」

とランゼルト様はそう返しながら、
私と同じように顔を赤らめて 私をぎゅっと抱きしめるので。

「ええそうですよ…でもこうして、
裸同士であなたといられる喜びをより感じられるので、
ある意味私は幸せものなのかもしれないですね」

と謝ってきた彼にそう優しく言えば。

「…私もお前とこういう風にできて、すごく嬉しいよ…。
でもこれ以上は近寄れないな…なんというかその…お前の裸をみて性的に高揚してきた」

とランゼルト様はそう言って離れてしまい。

離された私は、彼の脚の付け根にある屹立をまじまじと見ながら。

「昨晩あれだけされたのに…ほんと元気なんですからっ…」

と文句を言いながら、彼の足元に跪いて。

彼が最も好む声色と表情をつくりながら…。

「…ほんと仕方ない人…でもそんなラーニャが大好きです…。
だからアキのお口にランゼルト様のおちんぽミルクをいっぱい注いで、
アキをイジメてください」と誘えば。

ランゼルト様は一瞬驚いた顔を見せたが、すぐさまニヤリと意地悪く笑って。

「そんな風に言われたら…もうそうしてやるしかないな…。
まったくアキは欲しがりなのだから…」

と私を見下すように言うので、私はその冷やかさに胸をドキドキとさせながら。

誰も入ることができないように、この部屋に破れぬ結界を張って…。
少し勃ちはじめているランゼルト様の屹立を、思いっきり口にふくみ。
器用に舌で彼が気持ちよくなるように舐めながら。

「美味しいですっ…」と本当に美味しそうに言えば。

「そうか美味しいか…ならもっと奥まで味わうといい」

とランゼルト様はそう私をいじめるように言いながら、私の頭をぎゅっと押さえつけて。

私の喉の奥を激しく犯すように攻めたて始めたので…。
私はその激しい行為に、息ぐるしさを感じながらも。
この背徳的な行為に、身体を震わせて…。

「あっ…うっ…美味しい…喉の奥まできてるっ…あっ…だめぇっ…。
美味しすぎて狂いそう」と彼の先走った液体をジュースのように飲みながら。

私も彼に続くかのように、自身の屹立を勃ちあがらせて…。
ポトポトと股間の先から液体を吐き出せば。

「…なんだお前? 私に触られてもいないのに、こんなにカウパーをこぼして…。
どんだけ淫乱なのだ…」

とそうあざ笑うかのように言いながら私の喉をさらに激しく犯し、
そして喉の奥にめがけてドクドクとほのかにあたたかい白濁とした液体をいきよいよく注ぎ始めたので。

私はそれを一滴も残さないようにゴクゴクと飲み干しながら声にならない甘い声をあげて。
彼に触られてもいない屹立から、白い液体をぴゅっぴゅっと可愛らしく吐き出せば。

「私のミルクはそんなに良かったのか」

と意地悪く言いながらも、
どこか嬉しそうに笑ってランゼルト様は私の口から正常サイズに戻った屹立を抜き出して。

唾液と精液でぐちゅぐちゅになった私の口を、優しくお風呂用のタオルで拭きながら、私が吐き出した白い液体をすくって、それを一度だけぺろりと舐めて。

「アキツシマのは…実に甘いな…やはり甘いお菓子をたくさんたべているからか?」

とそう呟くように私に言ってくるので。

「なっ…な、何をいうのですかっ…!!も、もしそうでしたらっ…。
ランゼルト様のミルクはチョコレートミルク味ですからねっ…!!」

と言い返して、この部屋にかけた結界をときながら、
自分で吐き出した液体をすべてタオルで拭いて。

─ここで起きた淫らな出来事は、私たちしか知りません、
むしろあった事すら分からないぐらいに綺麗に戻してから。


 
私はねだるようにこうランゼルト様に話かけた。
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