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相思相愛の鏡と姫
完
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「はい飲みたかったやつです……ですが、良いのです」
私はそうニコニコ笑顔で言いながら、良いことを思いついたかのように。
「だって、飲みたくなったら。テスカトルさんのを間接キスして飲めば良いだけですから」
「はぁっ……!? 何だと……間接キスだと!! お前、またそうやって誘うことするなよ!! ここで襲われたいのか?」
「ここで、襲ったりする程の獣だと。雪白は、そう思ってませんので……。だから、やっちゃいますよ」
顔を真っ赤に照れさしたテスカトルに、私は小悪魔のような仕草で可愛く言い放ってから。
二人仲良く、ストロベリーもちもちドリンクをこの手にすべく。
多くの人で並ぶ、レジへと進み。
海の底の可愛らしい住人たちが、楽しく大演奏会をしている絵が壁にも天井にもある席に買ったそれを運びながら。
(二人の幸せな1日を、ここで最後にしよう)と思って、席に着いたと同時に。
ポケットからスマフォを取り出して、旅の思いでというなの『お土産』を。
大好きなテスカトルさんの顔を見ながら、買ったドリンクを交互に飲みながら。
二人でああでもない、こうでもないと……悩んで。
ここには来れなかった、兄さん達へのお土産を。
愛と幸福を分け与えるかのように、来園者限定オンラインショップで。
今買えるだけのお菓子を、全て買って……。
我が家に、送り付けたのだった。
◆◆◆
「おい、雪白!? お前……二日前に何した?」と、
あれから二日経った昼過ぎに、そう兄の紫士に驚いた声で呼びかけられたので。
「何したって……お土産を送っただけですよ?」と、私は穏やかな微笑みを浮かべて答えると。
「それは……見てわかるが、この量はなんだよ!? 大きい段ボールがぎゅうぎゅうになるまで、クッキーやチョコ、飴が入ってるとか普通にびっくりするだろう!!」
「えへへ……やっぱり、やりすぎてたか。でもその……それだけ兄さん達に食べて欲しくて」
「お前……嗚呼もう、それなら仕方がないな。ほんと、気持ちが多すぎてビビるけど……有難う。騎冬と一緒に楽しむよ」
紫士はそう、自分とよく似た穏やかな笑みを見せて。
静かに微笑むので。
心の中で、ガッツポーズをしながら。
さらに口元に、幸福な笑みを浮かべた……。
私はそうニコニコ笑顔で言いながら、良いことを思いついたかのように。
「だって、飲みたくなったら。テスカトルさんのを間接キスして飲めば良いだけですから」
「はぁっ……!? 何だと……間接キスだと!! お前、またそうやって誘うことするなよ!! ここで襲われたいのか?」
「ここで、襲ったりする程の獣だと。雪白は、そう思ってませんので……。だから、やっちゃいますよ」
顔を真っ赤に照れさしたテスカトルに、私は小悪魔のような仕草で可愛く言い放ってから。
二人仲良く、ストロベリーもちもちドリンクをこの手にすべく。
多くの人で並ぶ、レジへと進み。
海の底の可愛らしい住人たちが、楽しく大演奏会をしている絵が壁にも天井にもある席に買ったそれを運びながら。
(二人の幸せな1日を、ここで最後にしよう)と思って、席に着いたと同時に。
ポケットからスマフォを取り出して、旅の思いでというなの『お土産』を。
大好きなテスカトルさんの顔を見ながら、買ったドリンクを交互に飲みながら。
二人でああでもない、こうでもないと……悩んで。
ここには来れなかった、兄さん達へのお土産を。
愛と幸福を分け与えるかのように、来園者限定オンラインショップで。
今買えるだけのお菓子を、全て買って……。
我が家に、送り付けたのだった。
◆◆◆
「おい、雪白!? お前……二日前に何した?」と、
あれから二日経った昼過ぎに、そう兄の紫士に驚いた声で呼びかけられたので。
「何したって……お土産を送っただけですよ?」と、私は穏やかな微笑みを浮かべて答えると。
「それは……見てわかるが、この量はなんだよ!? 大きい段ボールがぎゅうぎゅうになるまで、クッキーやチョコ、飴が入ってるとか普通にびっくりするだろう!!」
「えへへ……やっぱり、やりすぎてたか。でもその……それだけ兄さん達に食べて欲しくて」
「お前……嗚呼もう、それなら仕方がないな。ほんと、気持ちが多すぎてビビるけど……有難う。騎冬と一緒に楽しむよ」
紫士はそう、自分とよく似た穏やかな笑みを見せて。
静かに微笑むので。
心の中で、ガッツポーズをしながら。
さらに口元に、幸福な笑みを浮かべた……。
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