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相思相愛の鏡と姫
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私は声高らかに言いながら、彼の手をぎゅっと握って目的の場所へと向かった。
それから、暫くが経ち…。
わいわいと楽しげで幸福で溢れた声が、どの場所からでも聞こえるゆめみるランドシーのエントランスまで辿り着いて。
私はテスカトルさんが準備してくださったチケットを握りしめて、入園口のQRコードにピッと音が鳴るようにかざして、園内に入り。
入り口側にある大きな噴水のところまで歩いて、そこで立ち止まり。
初めてのテーマパークで、勝手がよくわからず。
入り口で大苦戦している…獣耳も尻尾もないテスカトルさんを、待ちながら。
鞄からスマフォを取り出して、
『ゆめみるランドシー、インパなう』とSNSに投稿すれば。
すぐに、『私もインパなうですよ。偶然ですね』という書き込みがついて。
私はその相手のアイコンをじっと見れば、なんとその相手は従兄弟のアキツシマさんで。
咄嗟に…こんな偶然あるんですか!! と驚いたが、ようやくうまく入園出来たテスカトルさんを見て。
(もしかして…こいう偶然を作る為に、ランゼルトさん…チケットをくださったのでしょうか)
そう、思いながら。
ようやくやってきたテスカトルさんに向けて。
「テスカトルさん、大丈夫でしたか?」
「嗚呼…雪白、大丈夫だったぞ。QRコードというものが、中々読み込まなくて焦ったが、もう大丈夫だ」
「そう…みたいですね。では、行きましょうか!! テスカトルさんが馴染み深い場所は…園内の一番奥ですので」
それから、暫くが経ち…。
わいわいと楽しげで幸福で溢れた声が、どの場所からでも聞こえるゆめみるランドシーのエントランスまで辿り着いて。
私はテスカトルさんが準備してくださったチケットを握りしめて、入園口のQRコードにピッと音が鳴るようにかざして、園内に入り。
入り口側にある大きな噴水のところまで歩いて、そこで立ち止まり。
初めてのテーマパークで、勝手がよくわからず。
入り口で大苦戦している…獣耳も尻尾もないテスカトルさんを、待ちながら。
鞄からスマフォを取り出して、
『ゆめみるランドシー、インパなう』とSNSに投稿すれば。
すぐに、『私もインパなうですよ。偶然ですね』という書き込みがついて。
私はその相手のアイコンをじっと見れば、なんとその相手は従兄弟のアキツシマさんで。
咄嗟に…こんな偶然あるんですか!! と驚いたが、ようやくうまく入園出来たテスカトルさんを見て。
(もしかして…こいう偶然を作る為に、ランゼルトさん…チケットをくださったのでしょうか)
そう、思いながら。
ようやくやってきたテスカトルさんに向けて。
「テスカトルさん、大丈夫でしたか?」
「嗚呼…雪白、大丈夫だったぞ。QRコードというものが、中々読み込まなくて焦ったが、もう大丈夫だ」
「そう…みたいですね。では、行きましょうか!! テスカトルさんが馴染み深い場所は…園内の一番奥ですので」
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