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相思相愛の主人と奴隷
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「はぁっ…腰いてぇっ…」
俺はそう呟きながら手に持ったコーヒーカップに口をつけて、淹れたての熱いコーヒーを一口飲み。
仕事などで忙しそうにしているサラリーマン達を、オシャレなカフェテラスの席からじっとみつめれば。
「何物欲しそうに見つめてるんですか? そいう事すると誓愛にまた怒られるぞ?」と呆れた声で、隣に座っている誓愛さんの部下でもある金髪のチャラ男風の男が言うので。
「別にそんな顔なんかしてないっての…あと、誓愛さんはこんな些細でどうでもいい事で怒らないよ」
「えっ…!? そうなんです?」
「そうだよ。あの人は普通の人と全く違う考え方の人だから、アンタと俺がエッチしてもキスしても…何にも思わない。そいう人」
俺は少し苛立ったようにブツブツと言いながら、ジーンズのポケットからスマフォを取り出して、気を抜いている誓愛さんの部下の股間を触ってから、ディープキスをすれば。
「はぁっ…!? ちょっと何するんですか!!」
「うるせぇなっ…叫ぶなよ舌噛むぞ」
「なっ…クソっ…このビッチめ!!」
誓愛さんの部下はそう怒って言うので、すかさず俺はパシャリと一枚写真を撮って。
そのまま、そのデーターを誓愛さんに送りながらキスをやめれば。
ピロロロロっと誓愛さんの部下のスマフォの着信音がなりはじめるので。
「はい、泊熊です。何かありましたか」と慌てふためきながら男は電話に出るので。
俺はその光景を唯々つまらなそうに見つめながら、
(どうせ、昌風は欲しがりだから優しく相手してやれとか…。凄く具合が良いから気持ちいいぞとか言ってるんだろうな…)と思いながらはぁーとため息をつけば。
どうやら誓愛さんの電話が終わったらしく。
青ざめた顔をしながら、誓愛さんの部下は俺にこう話かけてきた。
「…本当に、普通じゃなかった。というか、やばすぎて変な汗でるっての」
「あははっ…すげぇ冷や汗、どうせ…アイツの舌使いはすごく上手いから最高に気持ちが良いだろう?ヤリたいなら好きにヤレばいい。俺からもおススメするぞ…とか言われたんだろう?」
「嗚呼、そうだよ!! しかもめちゃくちゃ嬉しげに言うから…逆にそれが怖すぎて、というかあの言い方のテンションの時はシマを一つ潰す時のヤツだし…」
誓愛さんの部下はそう言って、俺の側からどんどん離れていくので。
「ふーん、今日はそいうテンションの日なんだ…。はぁっ…いつになったら普通に嫉妬してくれるんだろう?」と残念そうに落ち込みながら呟けば。
「はぁっ!? ちょっ…俺を利用したんっすか!! ふざけんなよ昌風!!」
男はそう声を荒げながら文句を言ってくるので。
「そうだよ、だからキスしたんだよ!! でもお前じゃ全然役に立たなかったけどな!!」
「なっ…ふざけんなこの淫乱ドM肉便器!! チンコ突っ込まれすぎて頭までおかしくなったのか!!」と俺に罵詈雑言を投げかけてくるので。
俺はその言葉を聞き流しながら、カフェテラスからゆっくりと出て行って…。
どうせ何にも、心配も嫉妬もしていないであろう。
大好きなご主人様の元へと向かいながらこう心の中だけで思う。
(どうして、嫉妬してくれないの…。誓愛さんの海のように広い愛が、逆に不安になるよ)
(だって…近くにいて遠くにいるみたいで、俺って本当に愛されているのか…わからなくなるんだ)
(寂しいよ、不安だよ…誓愛さん)
俺はそう呟きながら手に持ったコーヒーカップに口をつけて、淹れたての熱いコーヒーを一口飲み。
仕事などで忙しそうにしているサラリーマン達を、オシャレなカフェテラスの席からじっとみつめれば。
「何物欲しそうに見つめてるんですか? そいう事すると誓愛にまた怒られるぞ?」と呆れた声で、隣に座っている誓愛さんの部下でもある金髪のチャラ男風の男が言うので。
「別にそんな顔なんかしてないっての…あと、誓愛さんはこんな些細でどうでもいい事で怒らないよ」
「えっ…!? そうなんです?」
「そうだよ。あの人は普通の人と全く違う考え方の人だから、アンタと俺がエッチしてもキスしても…何にも思わない。そいう人」
俺は少し苛立ったようにブツブツと言いながら、ジーンズのポケットからスマフォを取り出して、気を抜いている誓愛さんの部下の股間を触ってから、ディープキスをすれば。
「はぁっ…!? ちょっと何するんですか!!」
「うるせぇなっ…叫ぶなよ舌噛むぞ」
「なっ…クソっ…このビッチめ!!」
誓愛さんの部下はそう怒って言うので、すかさず俺はパシャリと一枚写真を撮って。
そのまま、そのデーターを誓愛さんに送りながらキスをやめれば。
ピロロロロっと誓愛さんの部下のスマフォの着信音がなりはじめるので。
「はい、泊熊です。何かありましたか」と慌てふためきながら男は電話に出るので。
俺はその光景を唯々つまらなそうに見つめながら、
(どうせ、昌風は欲しがりだから優しく相手してやれとか…。凄く具合が良いから気持ちいいぞとか言ってるんだろうな…)と思いながらはぁーとため息をつけば。
どうやら誓愛さんの電話が終わったらしく。
青ざめた顔をしながら、誓愛さんの部下は俺にこう話かけてきた。
「…本当に、普通じゃなかった。というか、やばすぎて変な汗でるっての」
「あははっ…すげぇ冷や汗、どうせ…アイツの舌使いはすごく上手いから最高に気持ちが良いだろう?ヤリたいなら好きにヤレばいい。俺からもおススメするぞ…とか言われたんだろう?」
「嗚呼、そうだよ!! しかもめちゃくちゃ嬉しげに言うから…逆にそれが怖すぎて、というかあの言い方のテンションの時はシマを一つ潰す時のヤツだし…」
誓愛さんの部下はそう言って、俺の側からどんどん離れていくので。
「ふーん、今日はそいうテンションの日なんだ…。はぁっ…いつになったら普通に嫉妬してくれるんだろう?」と残念そうに落ち込みながら呟けば。
「はぁっ!? ちょっ…俺を利用したんっすか!! ふざけんなよ昌風!!」
男はそう声を荒げながら文句を言ってくるので。
「そうだよ、だからキスしたんだよ!! でもお前じゃ全然役に立たなかったけどな!!」
「なっ…ふざけんなこの淫乱ドM肉便器!! チンコ突っ込まれすぎて頭までおかしくなったのか!!」と俺に罵詈雑言を投げかけてくるので。
俺はその言葉を聞き流しながら、カフェテラスからゆっくりと出て行って…。
どうせ何にも、心配も嫉妬もしていないであろう。
大好きなご主人様の元へと向かいながらこう心の中だけで思う。
(どうして、嫉妬してくれないの…。誓愛さんの海のように広い愛が、逆に不安になるよ)
(だって…近くにいて遠くにいるみたいで、俺って本当に愛されているのか…わからなくなるんだ)
(寂しいよ、不安だよ…誓愛さん)
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