5 / 7
お前の口にサフランを
5
しおりを挟むそんなやりとりをずっと挿れた状態で見てたビルオルメーデーは、嫉妬したような声で。
「お前らっ…ほんと仲よすぎなんだよ!! 俺も居ること忘れんな!」といって、
俺の中をガンガン攻めたてるので。
「わりぃっ…まじでごめんなメーデーっ…」と俺はそう言ってから、あられもない喘ぎ声を口から溢れさせ…。
─ユジュリよりも激しく俺を犯すビルオルメーデーの屹立を。
なんどもイキながら、俺は狂ったように楽しみつつ…。
心の中でこのまま三人で、朝まで楽しんでしまおうかと思った瞬間。
「なんだこれはっ…見るに耐えんな」と冷ややかにいう、あの人の声が聞こえ… 。
俺はその言葉と態度にショックを受けながら、
この行為を見られたことに青ざめ「ランゼルト様っ…何故っ…ここにっ…」と喘ぎ声混じりに言えば。
「ジリルミストっ…その声は何ですかっ!! そのような低俗的な声でランゼルト様に話しかけるなど、恥を知りなさいこの愚か者」とアキツシマに言われてしまい…。
その言葉を聞いて俺は、今にでも泣き出しそうな気持ちになりながら。
ランゼルト様の顔をじっと見つめると…。
そこにあるのは唯々無感情で冷たい表情だけで…。
─やはり俺ではこの人の感情すら動かせないんだな…と悲しく思いながら、
俺の中を犯すビルオルメーデーの腕をぎゅっと強く掴めば。
ビルオルメーデーは『気にすんなよ』というかのように、優しく俺に笑いかけ…。
そして、こうアキツシマに向けて言い放った。
「そう怒んなよアキツシマ…まあ、お綺麗なお前にとってはかなり刺激がすきるから…そうなっちまうのはすげぇー分かるんだけど、俺たちも…好き好んでこの会議室でやってる訳じゃねぇんだわ」
「…そ、そうなのですか?」
「そうなんだよっ…マジで」
ビルオルメーデーはそう言って、俺の中に入れていた屹立を外へと出しながら俺の股間をずっと舐めているユジュリの頭を持ち上げて。
「…こういう事なんだよ。アキツシマ」と訴えるかのように言えば。
「なるほど…セレンの仕業か」
と今までピクリとも反応を示さなかったランゼルト様はそう言いながら、俺たちにゆっくりと近づいてきたので…。
「そうなんですよっー!!だから…これはただの事故なんですっ…」と、
俺はそう心にもないことをいいながら、ランゼルト様 の反応をうかがえば。
「そうか…それは災難だったな」と冷たくあしらわれてしまい…。
俺は深い絶望を感じながら 心の中で、(やっぱ分かってても…辛い)と呟き。
泣きそうになる目を細めながら、この悲しくて辛い現実から逃げるために…。
俺は優しいユジュリとビルオルメーデーの腕をぎゅっと握りしめて。
「…今日の会議は無しだ」というランゼルト様の言葉を、唯々聞きながら…。
─白く汚れた赤いカーペットをじっと見つめた。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
真夜中の秘め事
弥生
BL
夜の9時には眠くなってしまい、朝まで起きることがない少年。
眠った後に何が起きているかは、部屋の隅の姿見の鏡だけが知っていて……?
透明な何かに犯されるだけのどすけべなお話です。倫理観はありません。ご注意ください。
R18です。
生贄として捧げられたら人外にぐちゃぐちゃにされた
キルキ
BL
生贄になった主人公が、正体不明の何かにめちゃくちゃにされ挙げ句、いっぱい愛してもらう話。こんなタイトルですがハピエンです。
人外✕人間
♡喘ぎな分、いつもより過激です。
以下注意
♡喘ぎ/淫語/直腸責め/快楽墜ち/輪姦/異種姦/複数プレイ/フェラ/二輪挿し/無理矢理要素あり
2024/01/31追記
本作品はキルキのオリジナル小説です。
鍵っ子少年のはじめて
Ruon
BL
5時45分頃、塾帰りのナツキは見知らぬ男の人に後をつけられていると知らずに帰宅した瞬間、家に押し入られてしまう。
両親の帰ってくるまで二時間、欲塗れの男にナツキは身体をいやらしく開発されてしまう。
何も知らない少年は、玩具で肉棒で、いやらしく堕ちていく─────。
※本作品は同人誌『鍵っ子少年のはじめて』のサンプル部分となります。
不夜島の少年~兵士と高級男娼の七日間~
四葉 翠花
BL
外界から隔離された巨大な高級娼館、不夜島。
ごく平凡な一介の兵士に与えられた褒賞はその島への通行手形だった。そこで毒花のような美しい少年と出会う。
高級男娼である少年に何故か拉致されてしまい、次第に惹かれていくが……。
※以前ムーンライトノベルズにて掲載していた作品を手直ししたものです(ムーンライトノベルズ削除済み)
■ミゼアスの過去編『きみを待つ』が別にあります(下にリンクがあります)
オークなんかにメス墜ちさせられるわけがない!
空倉改称
BL
異世界転生した少年、茂宮ミノル。彼は目覚めてみると、オークの腕の中にいた。そして群れのリーダーだったオークに、無理やりながらに性行為へと発展する。
しかしやはりと言うべきか、ミノルがオークに敵うはずがなく。ミノルはメス墜ちしてしまった。そしてオークの中でも名器という噂が広まり、なんやかんやでミノルは彼らの中でも立場が上になっていく。
そしてある日、リーダーのオークがミノルに結婚を申し入れた。しかしそれをキッカケに、オークの中でミノルの奪い合いが始まってしまい……。
(のんびりペースで更新してます、すみません(汗))
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる