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お前の口にサフランを
1(強気俺様受け)
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この世界は六つに分かれている。
そうここは面白くて楽しい箱庭世界。
──俺はそんな世界の神しか住めぬ『エデン』の地にある白い大理石で作られた、
創造主様のために造られた豪華な城の中の 片隅にある…。
管理者会議室の中で盛大に溜息を吐く。
何故なら今、物凄くムカついているからだ。
本当に本当にムカついている。
そのムカつきのせいで俺の緑色の瞳は怒りで歪み、
鼻にあるあの人がつけた傷がジクジクと痛むのを唯々感じながら…。
肩までのばしたクセのある赤髪を掻き乱して本来なら口に出したら絶対大変な事になる。
「あの我儘双子ほんとムカつくんだよ!! 特にセレンゼル様が」と言い捨てる。
「えっ…ちょっとジリルミスト君!? い、今なんて言ったの!!」
「何だよユジュリ…別に良いだろう。此処には俺らだけなんだし」
「確かにそうだけど」
俺の言い捨てた言葉にかなり驚いたユジュリはそう言いながら、
かけている黒縁の眼鏡を元に戻し。
水色のショートヘアーの髪を左右に揺らしながら。
「でもやっぱり駄目だよ…セレンゼル様への侮辱は、例え同じ管理者でも許されないと思う」
「っち…お前ほんと智の管理者だよな。優等生ぶりやがって、お前だってセレンゼル様の性的な遊びは嫌いだろう?」
「なっ…もうジリルミスト君!! 本当にやめなよ! これ以上言ったらセレンゼル様の性的な玩具にされて、本当に遊ばれるだけだよ」
ユジュリはそう説教をするかのように言い捨て、俺が着ている黒のシャツを利き手で引っ張り。
気弱そうにたれた大きな金色の瞳で「本当に駄目なんだよ」と最後の念押しをされたので。
俺はムカつく心を少し抑えながら。
「わかったよ。ユジュリ」と言葉を言ったと同時に。
「あははっ…やっと二人の話が終わって僕とっても嬉しいな」という、
楽しいそうでどこか怒ってるセレンゼル様の声が耳に聞こえてきたので。
(嘘だろう…!?なんで此処に居るんだよ!!!)
と俺は心の中で暴言を吐きながら、ゆっくりと声のする方へと身体をむけ。
額からどっと溢れる冷や汗を感じながら。
「こんにちはセレンゼル様 今日はランゼルト様はいらっしゃらないんですか?」と
営業スマイルでそう話しかけた。
「いきなり何?…ランゼルト兄さんなら今日は来ないよ」
「…ああ成る程。アキツシマの所ですか」
俺はそう不服そうに言いながら、あの人が唯一愛しているこの世界で一人しかいない黒髪蒼目の中性的で美しい容姿を持ったアキツシマに強く嫉妬の感情を抱き。
何故自分はあの人の側にいれないのかと頭の中で叫びながら。
セレンゼル様の赤い大きな瞳を見つめると…。
すぐさまこう言葉を返してきた。
「かもね。…あとジリル? あんましアキに嫉妬しない方がいいよ! 」と
言われてしまったので俺は狼狽えながら
「なっ…嫉妬なんかしてねぇっ…いえ、してなんかないですよセレンゼル様」とそう返した。
「あははーまたまた…っていう冗談はここまでにして、さてと本題に戻ろうか」
セレンゼル様はそう言って、俺のすぐ側までゆっくりと近づく。
「わかりました…」
「うん分かればいいよ。あとユジュリもこっちに来てね」
「えっ…!!僕もですか、セレンゼル様」
まさか自分も呼ばれると思っていなかったユジュリはそう戸惑った声を出し、不服そうな顔を一瞬浮かべたが。
すぐさまいつもの気弱な顔に戻し、セレンゼル様の元へと向かった。
そうここは面白くて楽しい箱庭世界。
──俺はそんな世界の神しか住めぬ『エデン』の地にある白い大理石で作られた、
創造主様のために造られた豪華な城の中の 片隅にある…。
管理者会議室の中で盛大に溜息を吐く。
何故なら今、物凄くムカついているからだ。
本当に本当にムカついている。
そのムカつきのせいで俺の緑色の瞳は怒りで歪み、
鼻にあるあの人がつけた傷がジクジクと痛むのを唯々感じながら…。
肩までのばしたクセのある赤髪を掻き乱して本来なら口に出したら絶対大変な事になる。
「あの我儘双子ほんとムカつくんだよ!! 特にセレンゼル様が」と言い捨てる。
「えっ…ちょっとジリルミスト君!? い、今なんて言ったの!!」
「何だよユジュリ…別に良いだろう。此処には俺らだけなんだし」
「確かにそうだけど」
俺の言い捨てた言葉にかなり驚いたユジュリはそう言いながら、
かけている黒縁の眼鏡を元に戻し。
水色のショートヘアーの髪を左右に揺らしながら。
「でもやっぱり駄目だよ…セレンゼル様への侮辱は、例え同じ管理者でも許されないと思う」
「っち…お前ほんと智の管理者だよな。優等生ぶりやがって、お前だってセレンゼル様の性的な遊びは嫌いだろう?」
「なっ…もうジリルミスト君!! 本当にやめなよ! これ以上言ったらセレンゼル様の性的な玩具にされて、本当に遊ばれるだけだよ」
ユジュリはそう説教をするかのように言い捨て、俺が着ている黒のシャツを利き手で引っ張り。
気弱そうにたれた大きな金色の瞳で「本当に駄目なんだよ」と最後の念押しをされたので。
俺はムカつく心を少し抑えながら。
「わかったよ。ユジュリ」と言葉を言ったと同時に。
「あははっ…やっと二人の話が終わって僕とっても嬉しいな」という、
楽しいそうでどこか怒ってるセレンゼル様の声が耳に聞こえてきたので。
(嘘だろう…!?なんで此処に居るんだよ!!!)
と俺は心の中で暴言を吐きながら、ゆっくりと声のする方へと身体をむけ。
額からどっと溢れる冷や汗を感じながら。
「こんにちはセレンゼル様 今日はランゼルト様はいらっしゃらないんですか?」と
営業スマイルでそう話しかけた。
「いきなり何?…ランゼルト兄さんなら今日は来ないよ」
「…ああ成る程。アキツシマの所ですか」
俺はそう不服そうに言いながら、あの人が唯一愛しているこの世界で一人しかいない黒髪蒼目の中性的で美しい容姿を持ったアキツシマに強く嫉妬の感情を抱き。
何故自分はあの人の側にいれないのかと頭の中で叫びながら。
セレンゼル様の赤い大きな瞳を見つめると…。
すぐさまこう言葉を返してきた。
「かもね。…あとジリル? あんましアキに嫉妬しない方がいいよ! 」と
言われてしまったので俺は狼狽えながら
「なっ…嫉妬なんかしてねぇっ…いえ、してなんかないですよセレンゼル様」とそう返した。
「あははーまたまた…っていう冗談はここまでにして、さてと本題に戻ろうか」
セレンゼル様はそう言って、俺のすぐ側までゆっくりと近づく。
「わかりました…」
「うん分かればいいよ。あとユジュリもこっちに来てね」
「えっ…!!僕もですか、セレンゼル様」
まさか自分も呼ばれると思っていなかったユジュリはそう戸惑った声を出し、不服そうな顔を一瞬浮かべたが。
すぐさまいつもの気弱な顔に戻し、セレンゼル様の元へと向かった。
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