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第2話 ひねくれた少女漫画の読み方。
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少女漫画。
胸キュンとやらを求めて読む人が多いジャンル。
幸来も学生の頃からまぁまぁな数の作品を読んできた。
そんな幸来には持論のようなものがある。
少女漫画のヒロインは
どんなに地味で、どんなにモテない非リア充女子の設定でも必ず2人以上に告白されるというものだ。
今日もバスに揺られていると後ろから女子高生らしき2人組の会話が聞こえてきた。
「いいな~私もこんなイケメンに告白されたい」
「こんな優しい人いないよね~」
「こんな地味な子がモテるなら私たちにも可能性あるでしょ」
キャッキャキャッキャを聞きながら
(いや、無いよ)
と心のなかで思う。
そもそも、
パーフェクトイケメンが実際に存在するかどうかは置いといて、漫画の中のヒロインがモテるのは
性格がよくて
勇気があって
行動力があって
優しさがあって
頑張り屋で...
まぁ人間的に誉められる部分があるからモテるわけで。
そんなものを持ち合わせていない私はとっくの昔に胸キュン願望を手放している。
友人に話すと
「夢も希望もないね。あんたらしいけど。」
と冷めた目で見られる。
それでも少女漫画を今も読んでいるのは
地味で健気に頑張るヒロインを
(頑張れ~)
と応援する母心的なやつだ。
というのを、これまた安いチェーン店のファミレスで夜な夜な友人に語ったところ、
「その域に達するの早すぎないか?」
と今度は若干引かれた。
いや、でも自分を正しく理解するのは
良いことじゃないか???
と、決して早すぎることはない理由を探してほどよく自分を誉めてみた。
この一連の流れを思い出しながらバスに揺られて、
目的地に到着。
降りるときに、かわいい2人の女子高生にホッコリなごもうとチラッと左の視界に注意を向ける。
そこには、この国では"ランドセル"と呼ばれるカバンを抱えた女の子が2人。
(きっと、人類的に精神年齢の高齢化が進んでるんだね。
今度言っておこう...)
と、自分に言い聞かせながら仕事に向かった。。。
胸キュンとやらを求めて読む人が多いジャンル。
幸来も学生の頃からまぁまぁな数の作品を読んできた。
そんな幸来には持論のようなものがある。
少女漫画のヒロインは
どんなに地味で、どんなにモテない非リア充女子の設定でも必ず2人以上に告白されるというものだ。
今日もバスに揺られていると後ろから女子高生らしき2人組の会話が聞こえてきた。
「いいな~私もこんなイケメンに告白されたい」
「こんな優しい人いないよね~」
「こんな地味な子がモテるなら私たちにも可能性あるでしょ」
キャッキャキャッキャを聞きながら
(いや、無いよ)
と心のなかで思う。
そもそも、
パーフェクトイケメンが実際に存在するかどうかは置いといて、漫画の中のヒロインがモテるのは
性格がよくて
勇気があって
行動力があって
優しさがあって
頑張り屋で...
まぁ人間的に誉められる部分があるからモテるわけで。
そんなものを持ち合わせていない私はとっくの昔に胸キュン願望を手放している。
友人に話すと
「夢も希望もないね。あんたらしいけど。」
と冷めた目で見られる。
それでも少女漫画を今も読んでいるのは
地味で健気に頑張るヒロインを
(頑張れ~)
と応援する母心的なやつだ。
というのを、これまた安いチェーン店のファミレスで夜な夜な友人に語ったところ、
「その域に達するの早すぎないか?」
と今度は若干引かれた。
いや、でも自分を正しく理解するのは
良いことじゃないか???
と、決して早すぎることはない理由を探してほどよく自分を誉めてみた。
この一連の流れを思い出しながらバスに揺られて、
目的地に到着。
降りるときに、かわいい2人の女子高生にホッコリなごもうとチラッと左の視界に注意を向ける。
そこには、この国では"ランドセル"と呼ばれるカバンを抱えた女の子が2人。
(きっと、人類的に精神年齢の高齢化が進んでるんだね。
今度言っておこう...)
と、自分に言い聞かせながら仕事に向かった。。。
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