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第2章
約束の日
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成瀬ユウキが異世界に移動して約2ヶ月が経とうとしていた頃、ユウキはディアナとの修行に励んでいた。
「なかなか腕を上げたではないか!」
ディアナが恐ろしい速度で木の槍でユウキを突く。
ユウキはギリギリで槍を躱し、木剣で反撃するも簡単にディアナに躱されてしまう。
「はあ、はあ……、よく言うぜ!
俺の攻撃なんか軽く躱す上に、ディアナにはまだまだ体力に余裕があるじゃないか……。まずおまえ、速すぎるぜ」
「ユウキの攻撃は単調すぎる。
ある程度、相手の動きを予測して攻撃しなければ相手に読まれてしまうぞ。
それにスピードは私が上だが、攻撃力はユウキの方が上なんだ。
もう少し経験を積んで、予測と近接戦闘での技術を磨けば十分私に追いつける筈だ。今日は私に一太刀入れるまでだ! さあ! もう一度!」
両者が見合って構え、お互いに飛びかかった時だった。
「ユウキ、ディアナ、試合を止めてくれ! ルナから話があるそうだ」
エリーナが修練場の扉を開け、入って来た。
ディアナは瞬時に槍を収めたが、ユウキは勢いを止めることが出来ず、ディアナの手前で剣を振り下ろす。
その勢いのまま、ディアナを押し倒してしまった。
「うわぁあぁぁぁ!!」
2人とも悲鳴をあげる。
「イテててて……」
ユウキが起きようとした時、柔らかいものを掴む感触が手に伝わる。
よく見るとディアナの胸を揉んでしまっていた。
「お、お前!! やっぱりわざとやってるだろ!! この変態!!!」
ディアナがいつものように猫耳の先まで赤くしてユウキを蹴り飛ばした。
一部始終を見ていたエリーナがため息を吐く。
「お前らは何をやっているのだ……」
ユウキはディアナと共にエリーナに連れられてアンナの自室に来ていた。
「みんな、集まってくれてありがとう。
今日は報告があって集まってもらったの」
アンナが話を始めた。
「報告って?」
ユウキが問う。
「実はやっと、巫女の神技が使えるようになったの!」
アンナが笑顔で報告する。
「それでは、やっと、先読みの力が使えるようになったのだな?」
エリーナが嬉しそうに尋ねる。
「うん! 苦労したけどなんとか、ものにしたわ!」
アンナが応える。
「ということは、巫女の力も上がってる証拠。戦闘において、我が軍の力はもちろん、友愛の加護の力も更に増大することになる……。希望が見えてきましたね!」
ディアナも嬉しそうに話した。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ! 巫女の神技って、なんだよ? 俺にもちゃんと説明してくれ」
ユウキが置いていかれていることに不満そうに口を開いた。
「あ、ごめん、ごめん。ユウキはわからないよね。
巫女の神技っていうのは、世界で3人の終焉の巫女だけが使える特技みたいなものなの。……で、私が昨晩、神技の1つ[先読みの力]が使えるようになったっていう事なのよ」
アンナが説明してくれた。
「先読みの力?」
「未来の事象を把握することが出来る能力だ。巫女の力に応じて1時間から数日先まで未来を見通すことが出来る。
巫女の神技は世界最強の力なのだぞ。それを異世界に帰還されてわずか3ヶ月で習得してしまわれるとは、さすがルナ様ですね!」
ディアナが嬉しそうに語る。
「それじゃあ、ほかの2人の巫女も先読みの力が使えるのか?」
ユウキが更に問う。
「いや、巫女の神技はそれぞれ異なる。ルナが先程、説明した[先読みの力]を使える[先読みの巫女]。
アリシアが願ったものを創造することができる[創造の力]を使える[創造の巫女]。創造の力は人知を超えないという制約があるものの、基本的になんでも創造することができる恐ろしい力だ。
フィオナは指定した過去に本人か、他人を1人だけ時間跳躍させる[時守りの力]を使える[時守りの巫女]。 巫女本人が死なない限り、事実を捻じ曲げることの出来る力だ。
アリシアはだいぶ前から巫女の神技に覚醒して、フィオナは最近、覚醒したとの情報が流れていた。ルナだけ力の覚醒がまだだったのだが、まさか、こんなに早く覚醒してくれるとはな」
エリーナも嬉しそうに語る。
ユウキが少し考えて話す。
「でも……、片翼の女神は世界を平和に導いてほしくて、世界の3つの領土をそれぞれの巫女に統治させるために力を分配させたんだよな? だったらなんで今、3つの国はそれぞれ争ってるんだ? それぞれの国を統治してそれで終わりでいいだろ?」
それを聞いたアンナ、エリーナ、ディアナは顔を少し伏せた。
少しして、ディアナが語り出した。
「歴史は繰り返すものだ。
人々は3つの領土で統治が行われた後、今度は、その3つの国の間で争いを始めた……」
「なんでだよ!?」
ユウキが理解できないという表情で問う。
「巫女の呪いを解くためだ……」
エリーナが話す。
「巫女の呪い? 30年の寿命のことか?」
ユウキが聞く。
「そう、巫女の呪いは各領土を治めても解けなかった。人々の心にはそれぞれの領土への警戒心と敵意が残っていたからだ。つまり、3つの国のうち、どこか1つの国が他の2つの国を滅ぼし、世界を統一しない限り巫女の呪いは解けないのだ。各国の歴代の巫女を守りたいと願うもの達が真の世界統一と巫女の呪いを解く為に争いを始めたという事だ」
エリーナが話した。
「……そんな事の為に……!」
ユウキが訴えようとした。
「……そんな事!? 貴様はあと10年とちょっとでこの世からいなくなると分かっているルナを放っておけるのか!?
もし、3つの国でそれぞれの領土が平和になったとしても、巫女達の犠牲の後、笑って何事もなくこの世界を貴様は生きていけるのか!?
巫女の犠牲の後、また争いを始めるかもしれない人類のために、最も大切な人を犠牲に出来るのか貴様は!? 応えろ、成瀬ユウキ!!」
エリーナが珍しく激怒した。
自分が何を言ったか気づき、悲しそうなアンナを見たユウキは顔を下に伏せ、何も言えなかった。
ディアナが助けるように呟く。
「歴代の巫女の従者達も今のエリーナ様やユウキのような思いのなか、苦渋の選択をしたのだ。始めの巫女達も従者達の行動を止めようとしたけど、一度動き出した歯車はもう止まらなかった」
「……ルナを助ける為には、ルナが30歳の誕生日までに世界を統一しなきゃならないってことか」
ユウキが呟く。
ユウキの台詞を聞いて、アンナ、エリーナ、ディアナが更に顔を伏せる。
「……なんだよ? これ以上、何があるってんだ……?」
ユウキが恐る恐る聞く。
アンナが少しして、恐るべき事実を語り出した。
「片翼の女神は終焉の巫女をルイン世紀1000年に使わしたんだけど、さっきの説明の通り完全な世界平和は訪れなかった。それから500年後、片翼の女神は人類に最後の警告を出したの」
「さ、最後の警告?」
ユウキが問う。
「さらに500年後、つまりルイン世紀2000年の1月1日までに3つの国のうちどこかの国が世界を統一し、終焉の巫女が平和に導けなければこの世界を消すと……!」
「い、いま、何年だよ……?」
「1993年9月7日……!
[約束の日]まで、約6年と3ヶ月。
それを過ぎたら、世界は滅ぶ!!」
静まり返った部屋の中には、時計の秒針の音だけが鳴り響いていた。
「なかなか腕を上げたではないか!」
ディアナが恐ろしい速度で木の槍でユウキを突く。
ユウキはギリギリで槍を躱し、木剣で反撃するも簡単にディアナに躱されてしまう。
「はあ、はあ……、よく言うぜ!
俺の攻撃なんか軽く躱す上に、ディアナにはまだまだ体力に余裕があるじゃないか……。まずおまえ、速すぎるぜ」
「ユウキの攻撃は単調すぎる。
ある程度、相手の動きを予測して攻撃しなければ相手に読まれてしまうぞ。
それにスピードは私が上だが、攻撃力はユウキの方が上なんだ。
もう少し経験を積んで、予測と近接戦闘での技術を磨けば十分私に追いつける筈だ。今日は私に一太刀入れるまでだ! さあ! もう一度!」
両者が見合って構え、お互いに飛びかかった時だった。
「ユウキ、ディアナ、試合を止めてくれ! ルナから話があるそうだ」
エリーナが修練場の扉を開け、入って来た。
ディアナは瞬時に槍を収めたが、ユウキは勢いを止めることが出来ず、ディアナの手前で剣を振り下ろす。
その勢いのまま、ディアナを押し倒してしまった。
「うわぁあぁぁぁ!!」
2人とも悲鳴をあげる。
「イテててて……」
ユウキが起きようとした時、柔らかいものを掴む感触が手に伝わる。
よく見るとディアナの胸を揉んでしまっていた。
「お、お前!! やっぱりわざとやってるだろ!! この変態!!!」
ディアナがいつものように猫耳の先まで赤くしてユウキを蹴り飛ばした。
一部始終を見ていたエリーナがため息を吐く。
「お前らは何をやっているのだ……」
ユウキはディアナと共にエリーナに連れられてアンナの自室に来ていた。
「みんな、集まってくれてありがとう。
今日は報告があって集まってもらったの」
アンナが話を始めた。
「報告って?」
ユウキが問う。
「実はやっと、巫女の神技が使えるようになったの!」
アンナが笑顔で報告する。
「それでは、やっと、先読みの力が使えるようになったのだな?」
エリーナが嬉しそうに尋ねる。
「うん! 苦労したけどなんとか、ものにしたわ!」
アンナが応える。
「ということは、巫女の力も上がってる証拠。戦闘において、我が軍の力はもちろん、友愛の加護の力も更に増大することになる……。希望が見えてきましたね!」
ディアナも嬉しそうに話した。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ! 巫女の神技って、なんだよ? 俺にもちゃんと説明してくれ」
ユウキが置いていかれていることに不満そうに口を開いた。
「あ、ごめん、ごめん。ユウキはわからないよね。
巫女の神技っていうのは、世界で3人の終焉の巫女だけが使える特技みたいなものなの。……で、私が昨晩、神技の1つ[先読みの力]が使えるようになったっていう事なのよ」
アンナが説明してくれた。
「先読みの力?」
「未来の事象を把握することが出来る能力だ。巫女の力に応じて1時間から数日先まで未来を見通すことが出来る。
巫女の神技は世界最強の力なのだぞ。それを異世界に帰還されてわずか3ヶ月で習得してしまわれるとは、さすがルナ様ですね!」
ディアナが嬉しそうに語る。
「それじゃあ、ほかの2人の巫女も先読みの力が使えるのか?」
ユウキが更に問う。
「いや、巫女の神技はそれぞれ異なる。ルナが先程、説明した[先読みの力]を使える[先読みの巫女]。
アリシアが願ったものを創造することができる[創造の力]を使える[創造の巫女]。創造の力は人知を超えないという制約があるものの、基本的になんでも創造することができる恐ろしい力だ。
フィオナは指定した過去に本人か、他人を1人だけ時間跳躍させる[時守りの力]を使える[時守りの巫女]。 巫女本人が死なない限り、事実を捻じ曲げることの出来る力だ。
アリシアはだいぶ前から巫女の神技に覚醒して、フィオナは最近、覚醒したとの情報が流れていた。ルナだけ力の覚醒がまだだったのだが、まさか、こんなに早く覚醒してくれるとはな」
エリーナも嬉しそうに語る。
ユウキが少し考えて話す。
「でも……、片翼の女神は世界を平和に導いてほしくて、世界の3つの領土をそれぞれの巫女に統治させるために力を分配させたんだよな? だったらなんで今、3つの国はそれぞれ争ってるんだ? それぞれの国を統治してそれで終わりでいいだろ?」
それを聞いたアンナ、エリーナ、ディアナは顔を少し伏せた。
少しして、ディアナが語り出した。
「歴史は繰り返すものだ。
人々は3つの領土で統治が行われた後、今度は、その3つの国の間で争いを始めた……」
「なんでだよ!?」
ユウキが理解できないという表情で問う。
「巫女の呪いを解くためだ……」
エリーナが話す。
「巫女の呪い? 30年の寿命のことか?」
ユウキが聞く。
「そう、巫女の呪いは各領土を治めても解けなかった。人々の心にはそれぞれの領土への警戒心と敵意が残っていたからだ。つまり、3つの国のうち、どこか1つの国が他の2つの国を滅ぼし、世界を統一しない限り巫女の呪いは解けないのだ。各国の歴代の巫女を守りたいと願うもの達が真の世界統一と巫女の呪いを解く為に争いを始めたという事だ」
エリーナが話した。
「……そんな事の為に……!」
ユウキが訴えようとした。
「……そんな事!? 貴様はあと10年とちょっとでこの世からいなくなると分かっているルナを放っておけるのか!?
もし、3つの国でそれぞれの領土が平和になったとしても、巫女達の犠牲の後、笑って何事もなくこの世界を貴様は生きていけるのか!?
巫女の犠牲の後、また争いを始めるかもしれない人類のために、最も大切な人を犠牲に出来るのか貴様は!? 応えろ、成瀬ユウキ!!」
エリーナが珍しく激怒した。
自分が何を言ったか気づき、悲しそうなアンナを見たユウキは顔を下に伏せ、何も言えなかった。
ディアナが助けるように呟く。
「歴代の巫女の従者達も今のエリーナ様やユウキのような思いのなか、苦渋の選択をしたのだ。始めの巫女達も従者達の行動を止めようとしたけど、一度動き出した歯車はもう止まらなかった」
「……ルナを助ける為には、ルナが30歳の誕生日までに世界を統一しなきゃならないってことか」
ユウキが呟く。
ユウキの台詞を聞いて、アンナ、エリーナ、ディアナが更に顔を伏せる。
「……なんだよ? これ以上、何があるってんだ……?」
ユウキが恐る恐る聞く。
アンナが少しして、恐るべき事実を語り出した。
「片翼の女神は終焉の巫女をルイン世紀1000年に使わしたんだけど、さっきの説明の通り完全な世界平和は訪れなかった。それから500年後、片翼の女神は人類に最後の警告を出したの」
「さ、最後の警告?」
ユウキが問う。
「さらに500年後、つまりルイン世紀2000年の1月1日までに3つの国のうちどこかの国が世界を統一し、終焉の巫女が平和に導けなければこの世界を消すと……!」
「い、いま、何年だよ……?」
「1993年9月7日……!
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