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第四章
王都1日目①
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「エル…、エル、もう朝だよ。そろそろ起きようか」
うにゅぅ~っ…。おとしゃま??
いつの間に戻って来てたんだろう??
「とーしゃ??」
寝ぼけまなこをこしこし擦る。
「エル、おはよう。それと目は擦ってはダメだよ」
ちゅっと、おとしゃまから頬におはようのキスが贈られる。
そして、こしこし擦っていた手をやんわりと止められた。
「とーしゃ、はーよ」
わたしもおとしゃまの頬に、おはようのちゅうをする。
もうね、習慣なのです。
まぁ、しないと朝からおとしゃまが拗ねて大変っていうのもあるけど…。
「エルちゃん、おはよう。よく眠れたかしら?」
おとしゃまに続けて、かぁしゃまから頬におはようのキスが贈られる。
「かーしゃ、はーよ」
もちろん、かぁしゃまにもおはようのちゅうをするのです。
「ぺりゅりゅ、ちろぎゃね、はーよ」
そしてペルルとシロガネに、朝の挨拶をしながら頬をすり合わせる。
〔エル、おはようっきゅ〕
「あぁ、おはよう。エル」
朝からもふもふ成分いただきましたっ!!
「さぁ、着替えて朝食にしよう。食べ終わったら王都のタウンハウスに移動するからね」
そう言いながら、おとしゃまはベッドサイドに置いてあるベルを鳴らす。
チリリリィ~ン
カチャ
「「「「旦那様、奥様、エルお嬢様。おはようございます」」」」
すると寝室の扉からベアティ、デルミーラ、アメリア、アンネリースが入ってくる。
「あぁ、みんなおはよう。
では、それぞれ着替えの手伝いをよろしく頼むね」
「「「「かしこまりました」」」」
ベアティ、デルミーラはそれぞれの主の元へと向う。そしておとしゃまとかぁしゃまは自分の部屋に入って行く。
わたしの元へはアメリアとアンネリースがやって来る。
「「おはようございます、エルお嬢様」」
「あみぇり、あんにぇ、はーよ」
「「では早速お着替えをいたしましょう」」
「はーい」
朝の挨拶が済んだら、顔を洗って、お着替えをするのです。
お着替えも終わって、家族用の食堂に着いたら、お兄ちゃんズとお姉ちゃん、エミリーちゃんに朝のご挨拶をする。
ウィルにぃからは安定のハグ付きのおはよう(耳元でのイケボ付き)をいただきましたっ!!
ウィルにぃ~~っ!!まだ朝ですよぉ~~っ!!
起きたばかりの体にはダメージが入り過ぎなのですっ!!腰が砕けてしまうやろぉ~~っ!!
コッホンッ
はっ!!
おとしゃまの咳払いで、みんながそそくさと席に着く。
今日の朝ごはんは、アボカドとツナのサンドイッチ、ほうれん草のチーズオムレツにコンソメスープ。デザートはドライフルーツたっぷりのヨーグルトなのです。
朝からしっかり食べますよっ!!
何せ今日からいよいよ王都での生活がスタートするしね。
しかし、王都のタウンハウスに行くのに、こんなにのんびりと朝ごはんを食べててもいいのだろうか??
領地に住まう一般的な貴族は、普通何日もかけて馬車で王都に行くんだよね??
何でうちの家族も執事さんもメイドさんも慌てないんだろ??
そんな事を考えなからもぐもぐ食べていると、食後のお茶が運ばれてきた。
はふぅ~ん。食後のお茶が美味しいですなぁ。
食後のお茶でまったりとしてしまう。
「さて、食事も済んだ事だし、王都のタウンハウスに転移しようか」
「はぇ????」
うにゅぅ~っ…。おとしゃま??
いつの間に戻って来てたんだろう??
「とーしゃ??」
寝ぼけまなこをこしこし擦る。
「エル、おはよう。それと目は擦ってはダメだよ」
ちゅっと、おとしゃまから頬におはようのキスが贈られる。
そして、こしこし擦っていた手をやんわりと止められた。
「とーしゃ、はーよ」
わたしもおとしゃまの頬に、おはようのちゅうをする。
もうね、習慣なのです。
まぁ、しないと朝からおとしゃまが拗ねて大変っていうのもあるけど…。
「エルちゃん、おはよう。よく眠れたかしら?」
おとしゃまに続けて、かぁしゃまから頬におはようのキスが贈られる。
「かーしゃ、はーよ」
もちろん、かぁしゃまにもおはようのちゅうをするのです。
「ぺりゅりゅ、ちろぎゃね、はーよ」
そしてペルルとシロガネに、朝の挨拶をしながら頬をすり合わせる。
〔エル、おはようっきゅ〕
「あぁ、おはよう。エル」
朝からもふもふ成分いただきましたっ!!
「さぁ、着替えて朝食にしよう。食べ終わったら王都のタウンハウスに移動するからね」
そう言いながら、おとしゃまはベッドサイドに置いてあるベルを鳴らす。
チリリリィ~ン
カチャ
「「「「旦那様、奥様、エルお嬢様。おはようございます」」」」
すると寝室の扉からベアティ、デルミーラ、アメリア、アンネリースが入ってくる。
「あぁ、みんなおはよう。
では、それぞれ着替えの手伝いをよろしく頼むね」
「「「「かしこまりました」」」」
ベアティ、デルミーラはそれぞれの主の元へと向う。そしておとしゃまとかぁしゃまは自分の部屋に入って行く。
わたしの元へはアメリアとアンネリースがやって来る。
「「おはようございます、エルお嬢様」」
「あみぇり、あんにぇ、はーよ」
「「では早速お着替えをいたしましょう」」
「はーい」
朝の挨拶が済んだら、顔を洗って、お着替えをするのです。
お着替えも終わって、家族用の食堂に着いたら、お兄ちゃんズとお姉ちゃん、エミリーちゃんに朝のご挨拶をする。
ウィルにぃからは安定のハグ付きのおはよう(耳元でのイケボ付き)をいただきましたっ!!
ウィルにぃ~~っ!!まだ朝ですよぉ~~っ!!
起きたばかりの体にはダメージが入り過ぎなのですっ!!腰が砕けてしまうやろぉ~~っ!!
コッホンッ
はっ!!
おとしゃまの咳払いで、みんながそそくさと席に着く。
今日の朝ごはんは、アボカドとツナのサンドイッチ、ほうれん草のチーズオムレツにコンソメスープ。デザートはドライフルーツたっぷりのヨーグルトなのです。
朝からしっかり食べますよっ!!
何せ今日からいよいよ王都での生活がスタートするしね。
しかし、王都のタウンハウスに行くのに、こんなにのんびりと朝ごはんを食べててもいいのだろうか??
領地に住まう一般的な貴族は、普通何日もかけて馬車で王都に行くんだよね??
何でうちの家族も執事さんもメイドさんも慌てないんだろ??
そんな事を考えなからもぐもぐ食べていると、食後のお茶が運ばれてきた。
はふぅ~ん。食後のお茶が美味しいですなぁ。
食後のお茶でまったりとしてしまう。
「さて、食事も済んだ事だし、王都のタウンハウスに転移しようか」
「はぇ????」
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