51 / 166
第二章
変化するわたしの日常⑥
しおりを挟む
誰もわたしの芸術をわかってくれない…。しかもペルルに笑われたし。ふてくされてやる。
「うみゅ~っ…」
「おえきゃき ないない しゅるるっ!!」
「おちょと いく にゃのっ!!」
もうお絵かきは終わりにして、お外で気分転換するのです!!
「かーしゃ そしょと いい??」
お外に行くんだから、かぁしゃまにお伺いを立てないとね。
「あら?エルちゃん、お外に行きたいの?でも、お母さまはまだ仕事が終わらないのよ」
かぁしゃまが頬に手を当てて、困ったわぁと言う。やっぱりダメかな??
「かーしゃ だみぇ しゅる??」
お外に行けなかったら、何して遊ぼう?
家の探検ごっこでもする?この家、広いからまだまだ行ったことのない場所もいっぱいあるし…。
でもなぁ、お外でもふもふに囲まれて遊びたいのが本音だ。
「そうねぇ。エルにメイドが付いた事だし、アメリアとアンネリースと一緒に行くならいいわ。
でも、1時間だけよ。あと、絶対にひとりにはならない事。約束出来るかしら?」
「やきゅしょく しゅるっ!!」
やったぁ~っ!!
アメリアとアンネリースが一緒であればいいみたいっ!!
「あみぇり あんにぇ いきゅっ!!」
「ぺりゅりゅ いきゅ しゅるるっ!!」
「では、エルお嬢様。失礼します」
アメリがサッとペルルも一緒に抱っこしてくれる。
「かーしゃ いってぇきゅるっ!!」
「はい。エルちゃん。気をつけてね」
かぁしゃまのお見送りを受けて、早速お外へGO!!なのです。
さてさて、いつものイングリッシュガーデンへやって参りました。
アメリアに、そっと地面へ下ろしてもらいます。
今度はアンネリースとおててを繋いで、お散歩です。
しばらく歩いていると、以前と同じ様に、森の動物達や鳥が何処からともなく集まってきた。
《えるぅ~、あそぼぉ~》
《あそぼ、あそぼぉ~》
《はやく、はやくぅ》
もちろん、お馴染みの精霊さんもいっぱい集まってます。
「みんにゃ おいじぇ おいじぇ~」
きゅきゅっやピピッと動物や鳥が鳴きながら足元まで来てくれる。
早速なでなでもふもふしなければっ!!と使命感に駆られていると、ピピッと1匹の鳥さんが、口に加えていた木の実を、手にポトンと乗せてくれる。
「う?? くれぇりゅ??」
わたしが嬉しそうに受け取ると、ピッと鳴く。
それを見ていたほかの動物や鳥が、次々に木の実や果物、色とりどりのきれいな石などを手渡してくる。
おおっ!!なんだ!?
動物や鳥の小さな贈り物に、わたしがきゃっきゃ喜んでいると、アメリアがスッとハンカチを差し出してきた。
「エルお嬢様、こちらをお使いください」
「あみぇり あーとぉ~」
ハンカチに、みんなから貰った木のや果物を包みながら、ふと思う。
この木の実や果物って食べられるのかな??
そう思っていると、足元に居たうさぎさんから
〈ぷぅぷぅ~っ〉
と声が聞こえた。
ふぉぉ~っ!?うさぎさんの言葉がわかるぅっ!!
わたしが驚いていると、
〔そんなに驚く事っきゅか?エルには全言語理解のスキルがついてるっきゅ。
だから、動物や鳥の声、生き物の声なら何でもわかるっきゅよ??〕
全言語理解ってそういう意味かぁ~…。
何だろう…物凄く、がくぅってくる。
まぁ、エアネスト様がくれたスキルだもんねぇ…。
よし。気を取り直して、貰った木の実でも食べようかな。
「いちゃちゃきま~しゅ」
「「エルお嬢様っ!!」」
「う??」
わたしが、あ~んっと口を開けて食べようとしていると、アメリアとアンネリースから物凄い勢いでストップされた。
「エルお嬢様…。何でも口に入れないでください」
「そうです。木の実や果物は料理長に渡して、本日のおやつに出してもらいましょう」
アメリアとアンネリースから次々と言われてしまう。
「うみゅ~っ… わきゃる した」
「みんにゃ あーとぉ~」
「あちょでぇ たべりゅ しゅるる」
〈大丈夫だよぉ〉
〈気にしないでぇ〉
〈後でゆっくり食べてね〉
など動物や鳥達から返事をもらった。
しかし、このいろんな色とりどりの石、どうしよう??
「うみゅ~っ…」
「おえきゃき ないない しゅるるっ!!」
「おちょと いく にゃのっ!!」
もうお絵かきは終わりにして、お外で気分転換するのです!!
「かーしゃ そしょと いい??」
お外に行くんだから、かぁしゃまにお伺いを立てないとね。
「あら?エルちゃん、お外に行きたいの?でも、お母さまはまだ仕事が終わらないのよ」
かぁしゃまが頬に手を当てて、困ったわぁと言う。やっぱりダメかな??
「かーしゃ だみぇ しゅる??」
お外に行けなかったら、何して遊ぼう?
家の探検ごっこでもする?この家、広いからまだまだ行ったことのない場所もいっぱいあるし…。
でもなぁ、お外でもふもふに囲まれて遊びたいのが本音だ。
「そうねぇ。エルにメイドが付いた事だし、アメリアとアンネリースと一緒に行くならいいわ。
でも、1時間だけよ。あと、絶対にひとりにはならない事。約束出来るかしら?」
「やきゅしょく しゅるっ!!」
やったぁ~っ!!
アメリアとアンネリースが一緒であればいいみたいっ!!
「あみぇり あんにぇ いきゅっ!!」
「ぺりゅりゅ いきゅ しゅるるっ!!」
「では、エルお嬢様。失礼します」
アメリがサッとペルルも一緒に抱っこしてくれる。
「かーしゃ いってぇきゅるっ!!」
「はい。エルちゃん。気をつけてね」
かぁしゃまのお見送りを受けて、早速お外へGO!!なのです。
さてさて、いつものイングリッシュガーデンへやって参りました。
アメリアに、そっと地面へ下ろしてもらいます。
今度はアンネリースとおててを繋いで、お散歩です。
しばらく歩いていると、以前と同じ様に、森の動物達や鳥が何処からともなく集まってきた。
《えるぅ~、あそぼぉ~》
《あそぼ、あそぼぉ~》
《はやく、はやくぅ》
もちろん、お馴染みの精霊さんもいっぱい集まってます。
「みんにゃ おいじぇ おいじぇ~」
きゅきゅっやピピッと動物や鳥が鳴きながら足元まで来てくれる。
早速なでなでもふもふしなければっ!!と使命感に駆られていると、ピピッと1匹の鳥さんが、口に加えていた木の実を、手にポトンと乗せてくれる。
「う?? くれぇりゅ??」
わたしが嬉しそうに受け取ると、ピッと鳴く。
それを見ていたほかの動物や鳥が、次々に木の実や果物、色とりどりのきれいな石などを手渡してくる。
おおっ!!なんだ!?
動物や鳥の小さな贈り物に、わたしがきゃっきゃ喜んでいると、アメリアがスッとハンカチを差し出してきた。
「エルお嬢様、こちらをお使いください」
「あみぇり あーとぉ~」
ハンカチに、みんなから貰った木のや果物を包みながら、ふと思う。
この木の実や果物って食べられるのかな??
そう思っていると、足元に居たうさぎさんから
〈ぷぅぷぅ~っ〉
と声が聞こえた。
ふぉぉ~っ!?うさぎさんの言葉がわかるぅっ!!
わたしが驚いていると、
〔そんなに驚く事っきゅか?エルには全言語理解のスキルがついてるっきゅ。
だから、動物や鳥の声、生き物の声なら何でもわかるっきゅよ??〕
全言語理解ってそういう意味かぁ~…。
何だろう…物凄く、がくぅってくる。
まぁ、エアネスト様がくれたスキルだもんねぇ…。
よし。気を取り直して、貰った木の実でも食べようかな。
「いちゃちゃきま~しゅ」
「「エルお嬢様っ!!」」
「う??」
わたしが、あ~んっと口を開けて食べようとしていると、アメリアとアンネリースから物凄い勢いでストップされた。
「エルお嬢様…。何でも口に入れないでください」
「そうです。木の実や果物は料理長に渡して、本日のおやつに出してもらいましょう」
アメリアとアンネリースから次々と言われてしまう。
「うみゅ~っ… わきゃる した」
「みんにゃ あーとぉ~」
「あちょでぇ たべりゅ しゅるる」
〈大丈夫だよぉ〉
〈気にしないでぇ〉
〈後でゆっくり食べてね〉
など動物や鳥達から返事をもらった。
しかし、このいろんな色とりどりの石、どうしよう??
136
お気に入りに追加
3,712
あなたにおすすめの小説

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~
あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい?
とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。
犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!

転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。

婚約破棄されたので森の奥でカフェを開いてスローライフ
あげは
ファンタジー
「私は、ユミエラとの婚約を破棄する!」
学院卒業記念パーティーで、婚約者である王太子アルフリードに突然婚約破棄された、ユミエラ・フォン・アマリリス公爵令嬢。
家族にも愛されていなかったユミエラは、王太子に婚約破棄されたことで利用価値がなくなったとされ家を勘当されてしまう。
しかし、ユミエラに特に気にした様子はなく、むしろ喜んでいた。
これまでの生活に嫌気が差していたユミエラは、元孤児で転生者の侍女ミシェルだけを連れ、その日のうちに家を出て人のいない森の奥に向かい、森の中でカフェを開くらしい。
「さあ、ミシェル! 念願のスローライフよ! 張り切っていきましょう!」
王都を出るとなぜか国を守護している神獣が待ち構えていた。
どうやら国を捨てユミエラについてくるらしい。
こうしてユミエラは、転生者と神獣という何とも不思議なお供を連れ、優雅なスローライフを楽しむのであった。
一方、ユミエラを追放し、神獣にも見捨てられた王国は、愚かな王太子のせいで混乱に陥るのだった――。
なろう・カクヨムにも投稿

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
聖女召喚に巻き添え異世界転移~だれもかれもが納得すると思うなよっ!
山田みかん
ファンタジー
「貴方には剣と魔法の異世界へ行ってもらいますぅ~」
────何言ってんのコイツ?
あれ? 私に言ってるんじゃないの?
ていうか、ここはどこ?
ちょっと待てッ!私はこんなところにいる場合じゃないんだよっ!
推しに会いに行かねばならんのだよ!!

出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。

美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる