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第二章
変化するわたしの日常⑥
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誰もわたしの芸術をわかってくれない…。しかもペルルに笑われたし。ふてくされてやる。
「うみゅ~っ…」
「おえきゃき ないない しゅるるっ!!」
「おちょと いく にゃのっ!!」
もうお絵かきは終わりにして、お外で気分転換するのです!!
「かーしゃ そしょと いい??」
お外に行くんだから、かぁしゃまにお伺いを立てないとね。
「あら?エルちゃん、お外に行きたいの?でも、お母さまはまだ仕事が終わらないのよ」
かぁしゃまが頬に手を当てて、困ったわぁと言う。やっぱりダメかな??
「かーしゃ だみぇ しゅる??」
お外に行けなかったら、何して遊ぼう?
家の探検ごっこでもする?この家、広いからまだまだ行ったことのない場所もいっぱいあるし…。
でもなぁ、お外でもふもふに囲まれて遊びたいのが本音だ。
「そうねぇ。エルにメイドが付いた事だし、アメリアとアンネリースと一緒に行くならいいわ。
でも、1時間だけよ。あと、絶対にひとりにはならない事。約束出来るかしら?」
「やきゅしょく しゅるっ!!」
やったぁ~っ!!
アメリアとアンネリースが一緒であればいいみたいっ!!
「あみぇり あんにぇ いきゅっ!!」
「ぺりゅりゅ いきゅ しゅるるっ!!」
「では、エルお嬢様。失礼します」
アメリがサッとペルルも一緒に抱っこしてくれる。
「かーしゃ いってぇきゅるっ!!」
「はい。エルちゃん。気をつけてね」
かぁしゃまのお見送りを受けて、早速お外へGO!!なのです。
さてさて、いつものイングリッシュガーデンへやって参りました。
アメリアに、そっと地面へ下ろしてもらいます。
今度はアンネリースとおててを繋いで、お散歩です。
しばらく歩いていると、以前と同じ様に、森の動物達や鳥が何処からともなく集まってきた。
《えるぅ~、あそぼぉ~》
《あそぼ、あそぼぉ~》
《はやく、はやくぅ》
もちろん、お馴染みの精霊さんもいっぱい集まってます。
「みんにゃ おいじぇ おいじぇ~」
きゅきゅっやピピッと動物や鳥が鳴きながら足元まで来てくれる。
早速なでなでもふもふしなければっ!!と使命感に駆られていると、ピピッと1匹の鳥さんが、口に加えていた木の実を、手にポトンと乗せてくれる。
「う?? くれぇりゅ??」
わたしが嬉しそうに受け取ると、ピッと鳴く。
それを見ていたほかの動物や鳥が、次々に木の実や果物、色とりどりのきれいな石などを手渡してくる。
おおっ!!なんだ!?
動物や鳥の小さな贈り物に、わたしがきゃっきゃ喜んでいると、アメリアがスッとハンカチを差し出してきた。
「エルお嬢様、こちらをお使いください」
「あみぇり あーとぉ~」
ハンカチに、みんなから貰った木のや果物を包みながら、ふと思う。
この木の実や果物って食べられるのかな??
そう思っていると、足元に居たうさぎさんから
〈ぷぅぷぅ~っ〉
と声が聞こえた。
ふぉぉ~っ!?うさぎさんの言葉がわかるぅっ!!
わたしが驚いていると、
〔そんなに驚く事っきゅか?エルには全言語理解のスキルがついてるっきゅ。
だから、動物や鳥の声、生き物の声なら何でもわかるっきゅよ??〕
全言語理解ってそういう意味かぁ~…。
何だろう…物凄く、がくぅってくる。
まぁ、エアネスト様がくれたスキルだもんねぇ…。
よし。気を取り直して、貰った木の実でも食べようかな。
「いちゃちゃきま~しゅ」
「「エルお嬢様っ!!」」
「う??」
わたしが、あ~んっと口を開けて食べようとしていると、アメリアとアンネリースから物凄い勢いでストップされた。
「エルお嬢様…。何でも口に入れないでください」
「そうです。木の実や果物は料理長に渡して、本日のおやつに出してもらいましょう」
アメリアとアンネリースから次々と言われてしまう。
「うみゅ~っ… わきゃる した」
「みんにゃ あーとぉ~」
「あちょでぇ たべりゅ しゅるる」
〈大丈夫だよぉ〉
〈気にしないでぇ〉
〈後でゆっくり食べてね〉
など動物や鳥達から返事をもらった。
しかし、このいろんな色とりどりの石、どうしよう??
「うみゅ~っ…」
「おえきゃき ないない しゅるるっ!!」
「おちょと いく にゃのっ!!」
もうお絵かきは終わりにして、お外で気分転換するのです!!
「かーしゃ そしょと いい??」
お外に行くんだから、かぁしゃまにお伺いを立てないとね。
「あら?エルちゃん、お外に行きたいの?でも、お母さまはまだ仕事が終わらないのよ」
かぁしゃまが頬に手を当てて、困ったわぁと言う。やっぱりダメかな??
「かーしゃ だみぇ しゅる??」
お外に行けなかったら、何して遊ぼう?
家の探検ごっこでもする?この家、広いからまだまだ行ったことのない場所もいっぱいあるし…。
でもなぁ、お外でもふもふに囲まれて遊びたいのが本音だ。
「そうねぇ。エルにメイドが付いた事だし、アメリアとアンネリースと一緒に行くならいいわ。
でも、1時間だけよ。あと、絶対にひとりにはならない事。約束出来るかしら?」
「やきゅしょく しゅるっ!!」
やったぁ~っ!!
アメリアとアンネリースが一緒であればいいみたいっ!!
「あみぇり あんにぇ いきゅっ!!」
「ぺりゅりゅ いきゅ しゅるるっ!!」
「では、エルお嬢様。失礼します」
アメリがサッとペルルも一緒に抱っこしてくれる。
「かーしゃ いってぇきゅるっ!!」
「はい。エルちゃん。気をつけてね」
かぁしゃまのお見送りを受けて、早速お外へGO!!なのです。
さてさて、いつものイングリッシュガーデンへやって参りました。
アメリアに、そっと地面へ下ろしてもらいます。
今度はアンネリースとおててを繋いで、お散歩です。
しばらく歩いていると、以前と同じ様に、森の動物達や鳥が何処からともなく集まってきた。
《えるぅ~、あそぼぉ~》
《あそぼ、あそぼぉ~》
《はやく、はやくぅ》
もちろん、お馴染みの精霊さんもいっぱい集まってます。
「みんにゃ おいじぇ おいじぇ~」
きゅきゅっやピピッと動物や鳥が鳴きながら足元まで来てくれる。
早速なでなでもふもふしなければっ!!と使命感に駆られていると、ピピッと1匹の鳥さんが、口に加えていた木の実を、手にポトンと乗せてくれる。
「う?? くれぇりゅ??」
わたしが嬉しそうに受け取ると、ピッと鳴く。
それを見ていたほかの動物や鳥が、次々に木の実や果物、色とりどりのきれいな石などを手渡してくる。
おおっ!!なんだ!?
動物や鳥の小さな贈り物に、わたしがきゃっきゃ喜んでいると、アメリアがスッとハンカチを差し出してきた。
「エルお嬢様、こちらをお使いください」
「あみぇり あーとぉ~」
ハンカチに、みんなから貰った木のや果物を包みながら、ふと思う。
この木の実や果物って食べられるのかな??
そう思っていると、足元に居たうさぎさんから
〈ぷぅぷぅ~っ〉
と声が聞こえた。
ふぉぉ~っ!?うさぎさんの言葉がわかるぅっ!!
わたしが驚いていると、
〔そんなに驚く事っきゅか?エルには全言語理解のスキルがついてるっきゅ。
だから、動物や鳥の声、生き物の声なら何でもわかるっきゅよ??〕
全言語理解ってそういう意味かぁ~…。
何だろう…物凄く、がくぅってくる。
まぁ、エアネスト様がくれたスキルだもんねぇ…。
よし。気を取り直して、貰った木の実でも食べようかな。
「いちゃちゃきま~しゅ」
「「エルお嬢様っ!!」」
「う??」
わたしが、あ~んっと口を開けて食べようとしていると、アメリアとアンネリースから物凄い勢いでストップされた。
「エルお嬢様…。何でも口に入れないでください」
「そうです。木の実や果物は料理長に渡して、本日のおやつに出してもらいましょう」
アメリアとアンネリースから次々と言われてしまう。
「うみゅ~っ… わきゃる した」
「みんにゃ あーとぉ~」
「あちょでぇ たべりゅ しゅるる」
〈大丈夫だよぉ〉
〈気にしないでぇ〉
〈後でゆっくり食べてね〉
など動物や鳥達から返事をもらった。
しかし、このいろんな色とりどりの石、どうしよう??
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