転生幼女の怠惰なため息

(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉

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第一章

今後の方針⑧

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「では次に、美味しい物をいっぱい食べたいという要望ですね。レシピの心配をされていましたが、ご自分で作りたいという事でしょうか?」

そうなんだよねぇ。
今まではコンビニ弁当とかスーパーのお惣菜、冷凍食品にばっかりお世話になってたし。
今のコンビニとか冷凍食品ってスゴイんだよ。
電子レンジで温めれば、ご飯からスイーツまでなんでもござれだったもん。
それを自分でいちから再現するのは無理がある。やっぱりレシピが無いと。
できれば、きゅっきゅパッド先生とかでレシピを検索して作りたい。

「そうですか…。紗代さんの脳に、和・洋・中、果てはスイーツのレシピを全て焼き付けると転生後の身体に負荷がかかりそうですし…。
ここは後で、天照大御神様と地球の神様に要相談ですね。
天照大御神様、よろしいでしょうか?」

「うむ。そうじゃな。紗代の転生後の楽しみの為じゃ。ここは後で地球の神とも相談しようかの」

おおぉ…。地球の神様再び…。
何だか大事になりそうだけど、大丈夫かな??
無理なら無理でそれは別に…

「紗代や。安心せい。妾も地球の神も悪いようにはせん。この件に関しては、転生後のお楽しみという事にしておくとよい」

う~ん。天照大御神様もこうおっしゃってるし、ここは素直に楽しみにしておこうっ!!

「ありがとうございます。天照大御神様。そして地球の神…。」

「よかったですね。紗代さん。
続いてお金の事ですね。こちらは十分保証させていただいますので、ご安心ください」

「本当ですか!?ありがとうございますっ!!」

よかったぁ~っ。仕事仕事で光熱水費と食費とか以外はほとんど使ってなかったから、結構貯まってるはずなんだよね。
いやさ、口座の名義人が死亡した場合、まず銀行に連絡して所定の手続きを開始するんだけど、わたしの場合はどうなるかわからないし…。
しかも入出金のない口座は10年経過すると休眠口座になって、いずれ民間公益活動に活用されるんだよね。
民間公益活動に活用されるのが別に嫌って訳じゃないんだよ!?ただ…たださ、苦労して貯めたお金だもんっ!!やっぱり自分で使いたいっ!!
お金は大事なんだよっ!!うんうん。

「ぶはっ…!!紗代、ブツブツと誰にいい訳してるんだよ」

「本当だよ。紗代ちゃんってば、おもしろいっ!!」

「ふふふっ。ほんに紗代はおもしろい子よのう」

グハッ…!!いつきちゃんとみつきちゃんに笑われた…。天照大御神様にまで…。
どうやら先程考えていた事を全部口に出していたっぽい…。恥ずか死ねる…。死んでるけど。

「エアネスト様っ!!次っ!!次の要望のお話をしましょうっ!!」

「ふふっ…。そうですね。そうしましょうか」

ちくしょう…。エアネスト様にも笑われた…。
エアネスト様だって残念イケメンさんなのにぃ~~っ!!「紗代さん!?」ごめんなさい。なんでもないです。ハイ。


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