言えない言葉

Kokonuca.

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言えない言葉

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 すっかり牝の考え方だ。 

 嘉納に組み敷かれ、喘がされるのが… 


 至上的に嬉しいなんて… 





 ふ…ふ…と短く息を吐きながら肩を上下させる。 
 未だに白くチリチリと脳を焼く快感に勝手に体が戦慄いて行く。 

「濃いですね」 

 自らの腹や頬に飛んだ白い飛沫を拭い、先程までの激しさを感じさせない仏頂面がオレを見下ろす。 


 その目にはきっと…萎えてないオレ自身も見えているんだろうな… 


「水分はどうしますか?」 
「 は… い、いる…」 

 身体中力の入らないオレに代わり、ミネラルウォーターを取りに行ってくれる。 

 僅かな距離を離れるのがうら寂しく、思わず視線で追いかけた。 

「…何か?」 

 時々、こいつの勘の良さにビックリすることがある。 
 首を傾げる事もせずにこちらに来ると、ふたを開けたペットボトルを差し出してきた。 

「持てますか?」 
「ん…むり…」 

 ひくひくと余韻を纏ったままの体は力が入らず、くたりと手が落ちる。 

「 飲ませて、欲し…」 

 体を起こして口に当てて貰えたらと、そう言ってみた。 



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