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教えて!先生っ
18
しおりを挟む二人にいい匂いって言われたオレの匂いは分からないけれど、急に濃くなった二人の匂いはよくわかった。
────日差しの匂いだ。
春の、気持ちのいい。
伸び上がって二人の体に顔を寄せて深く息を吸い込めば、くらくらと視界が回りそうな程脳みそをくすぐる匂いが肺を満たす。
それが何故だか幸せで……
このニオイに包まれていると、タブーだからとか言う考えがすべてなくなってしまいそうだった。
ちゅっちゅっと引っ張るように胸を愛撫されて、竿同士を擦り合わせて、後ろは長い指で犯されて……
脳みそに入ってくる快感の量は許容量をとっくに突破してしまっている。
「せんせーのタマ、きゅってなった!」
「イク?イクの?」
「俺も一緒にイキたい!」
そう宣言した凰珀のイチモツの熱がソコに当てられた時、「駄目だ」と理性は言っていたのに、本能の部分が喜んでにっこり笑ったのが分かった。
背中と腹に温かい精液の感触。
「精液の臭いって俺たちの匂いするって言ってたよな」
「言ってたな!擦り込んでおくか!」
「そだな!他の臭いしたらやだもんな!」
達した衝撃でぼんやりするオレの体に、四つの掌が這いまわる。
「ちょ なにして っそんなもん擦り付けっ やめろって!」
「えー?でもこうやってれば、俺たちの匂いがせんせーについて、ちょっかい出されなくなるって、教えてくれただろー?」
「俺たち、せんせーに俺たち以外の匂いがつくの嫌なんだけど」
オレ、そんなことまで教えてたの?
ってか、学校の屋上で素面で生徒といたした なんてもう言い訳できないじゃん‼
どーすんだよこれぇっ!
Ωは発情中の性交時の最中に項を噛まれるとαの番となり、噛まれたΩのフェロモンは番以外には感知する事が出来なくなる。
Ωは人生の内でたった一人のαに噛まれて、そのα以外を受け付けない体になる。
のはよくわかっている。……んが、αは番が出来ても他のΩのフェロモンに反応して、新たなΩの番を作ることもある。
…………でも!逆って……あるの?
「 えっと ごめん、何も感じないや」
ヒタに頼み込んで、比較的誤解しなさそうな人に事情を説明して匂いを嗅いでもらった。
「って言うか、他のアルファの臭いがきつすぎてちょっと分からない かな。はっきりさせたかったら、そのアルファの臭いを落としてからじゃないと。申し訳ないけど、俺じゃ嗅ぎ分けれないよ。その ちょっと 溺愛されてるんだね」
はは と半笑いで言う客にお礼を言って、ヒタの冷たい視線を感じながら隅っこの席へと戻って身を小さくした。
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