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ひざまずかせてキス
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しおりを挟むかたん と扉が開かれる。
「あのー器出てないんですけど?」
相変わらず、しまりのない顔が隙間から覗いた。
見渡して、オレ以外いないのを確認すると、へらりと笑って遠慮もせずにずかずかと中へと入り込んでくる。
「器は?」
「あの写真はなんだ?」
落ち着いていると思っていたのに、思った以上に自分の声が掠れていて驚いた。
「いい写真だったろ?」
「何を……っ」
指先に持たれた白い物体にはっと目が行った。
「あの後急いでこれだけバックアップとったんだよね」
ノック式のUSBメモリをカチカチと鳴らし、相良は「いい仕事した!」と自画自賛して見せる。
掌が汗ばんで……気持ち悪い……
「……寄越せ」
掠れて、ひっくり返りそうで、人を脅すにはふさわしくない声だった。
相良もそれを聞いて調子に乗ったのか、ちゅっとメモリにキスをしてから尻のポケットへと片付けてしまった。
「これを渡してもいいけど、まさかコピー取ってないとか思ってないよね?」
吐き気と、震えで血の気が引くのが分かる。
きっと、今自分は青い顔をしている。
「 なに が、 目的 は」
震えがバレないように、精一杯顔を上げて答えたはずなのに、声は途切れ途切れだ。
「えー?そだなぁ もっかい、アナ、使わせてよ」
「 っ ぶっ殺してやる 」
呻き声の合間にそう呟くが、その度にちゃらけた返事が返るばかりだ。
「殺してもいいけどさぁ、アレは流出決定な?」
ぐぃっと乱暴に突かれて、反論しようとした言葉が出なかった。
辛うじてデスクにしがみつきはしているが、後ろから突き上げられる度に腕から力が抜けて行く。
「尻、すべすべ……なぁ?あんたなんでツルツルなんだ?ココとかさぁ」
相良が入り込んでいるソコの周りの皮膚を引っ張られ、攣れる感覚にぶるりと震える。
「こっちもツルツル……」
下腹部に、つぃ と指が這う。
「手入れしてるってレベルじゃないよね?」
「うる さぃっ!とっとと出して出て行け!」
ぶちゅ と捏ねられた粘液が音を立てる度に、ざわざわと鳥肌が立つ。
「あー……キツい」
「 うるせぇ くっそ」
勘のいい男だ。
ソコを攻め立てられるとどうしようもなくなくなるのに、気づいたらしい。
「ねぇーナカでいい?」
「いい わけっないだろ‼︎」
「怒鳴 るとっシマって っ」
肩に指が食い込んで、覆い被さる相良が息を止めた気配がした。
ナカの体積が増して……
熱い……
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