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ひざまずかせてキス
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しおりを挟む「 っ、あ 」
ソコでなければ達することができないと言う羞恥と嫌悪と、どうしようもない悔しさに歯を食いしばって、先走りを纏わせて指を一本そろりと挿し入れた。
押し出すような感触と、そこを過ぎてしまえば誘い込むようなねっとりとした感触がする。
自分自身の内臓の感触が気持ち悪くて、身体中に鳥肌が立って冷や汗が流れた。
気持ちが悪い……
粘つく内壁も、飲み込もうとする動きも、全てが気持ち悪いのに熱だけが猛り続けていて……
「ぅ、 ア、 んっ」
膝を擦り合わせながら前の方もゆっくりと扱くが、今ひとつうまく熱が集まってくれない。
「ぃやだ、 いやだ 」
譫言のように呟きながらぐっと指を奥に差し込んだ。
探る内臓の感触に震えながら、ゆっくりとソコを探して指を進める。
──コリ
しこりのような物に触れて、「ひっ」と悲鳴が漏れた。
前立腺と呼ばれるソコを柔らかく苛めてやると、きゅうっと内臓が絞られるような感覚と射精感が湧いてくる。
「ぅっ やだ やだ 、いやだ」
気持ちが悪い。
自分の体の中にあのぬるぬるとした粘液が溜まっているのだと思うと、射精感と共に吐き気が迫り上がってきて……
ソファーに突っ伏しながら、きゅうきゅうと締まるソコを指で拡げて嫌悪感に耐える。
「 ────え?すげぇ、ソコそんなに広がるの?」
「は ?」と言葉が漏れ掛けたのと、腰を掴まれたのと……
そして熱い物体が押しつけられたのがほぼ同時だった。
「はぁあああ!?ぁ、お まえっ ぁ、 だれっ くっ」
背後でマウントを取られてしまうとどうしようも出来ず、ずず……と引き抜く感触に合わせて内臓が動くことに震えが起きる。
それが快感からか嫌悪からかなんてどうだっていい。
もがいて逃げようとした手は後ろ手に捻り上げられ、訳の分からないままに奥へ奥へと乱暴に腰を押し付けられて、律動に翻弄されて目が回る。
「ぃ っあ、っ なん っ」
「あ、すげぇキツい、めっちゃイイんだけど?」
最奥をゴツゴツと叩かれて、悲鳴に近い声が上がったと思う。
せっかく拭いたソファーが自分の涙と涎と、先っぽからダラダラ溢れ出した気持ちの悪い先走りで汚れてしまって……
パンパンと容赦無く尻を振るこの男が何者かよりも、そちらの方が気にかかって、泣きそうな気分で拳を作った。
「ぁ、あんっ、 ぅ ふ、ふか……ぁっ‼︎」
「きゅってなった!なぁ?イク?イク?俺もイキそうなんだけど」
乱暴な腰付きがグリグリとナカを穿って、腰に添えられていた手にぎゅうっと力が篭る。
先走りで濡れたピチャピチャとリズム良く弾む水音を早くさせ、男がぐっと腰を突き出して呻いた。
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