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るり
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しおりを挟む「あぅっ……く、そ……っ」
「 ゃあっ! なか、あつ……ぅ 」
擦り切れた畳に爪を立てながら堪えようとするも、るりの内はそんな俺を嘲笑うような動きで締めつけて……
じっとして射精感をやり過ごそうとしていると、背中にべたりと肉の覆い被さる感触がした。
「──っ⁉ げ、んじょ……なに……」
「俺も混ぜろや? 腰振んの手伝ってやろう」
何を馬鹿なことを と声を荒げようとする前に、ぞわりとした感触が太腿を撫でる。
「おっま……っふざけるな! 退け!」
百歩譲って体を押さえ込まれるのまでは我慢できたとしても、玄上の逸物を擦りつけられるなんてぞっとしない話だ。
「連れてきたのは俺なのに、一人見物と言うのも切ない話だろう?」
「三人でなんか っ」
二人の間から抜け出そうとするも、るりの細い手足に縋られればそれも敵わず、ぎりぎりと歯を噛み締めながら精一杯の威嚇の表情を玄上に向ける。
「るり、二本、入るか?」
「 っ⁉ や、む、むりだって。卯太朗のだけで一杯だもん」
急に正気に戻ったように、るりは体を跳ねさせてぶんぶんと首を振った。
「はは! だってよ、卯太朗。我慢しろ」
「はぁ⁉」
ゆさり と玄上の重量で体を揺すられると、俺だけでなくるりまで揺さぶられてしまい、自分の意思以外の動きに切れ切れの嬌声が上がる。
むさ苦しい男に圧し掛かられる嫌悪感はあるのに、目の前に広がる亜麻色の滑らかな艶は美しく、震える体内は精を搾り取ろうとするのを止める気配はない。
「う……あ 」
俺を挟んで、玄上がるりの足に自身を擦りつける気配を感じながら、それでも誘う蜜壺に抗うことができずにるりの奥深くへと腰を突き進めた。
悲鳴のような嬌声と共にるりのぴんっと張った足が爪先まで硬くなり、水っぽい精液が先端から飛び散る。
荒く肩を上下させながら崩れ落ちたせいで、薄い唇からぽろりと俺のものが滑り出てしまった。
「んっ……うた ごめ……」
「構わない」
るりが畳の上で体を捻り、こちらに伸び上がろうとするも腰はしっかりと玄上が抱え込んでいるせいか敵わず、玩具を取り上げられたような顔をしてこちらに手を伸ばす。
ゆさゆさと揺さぶられ続けるるりの口元へ股間を近づけてやると、猫のように舌を伸ばしてちろちろと舐め上げてくれる。
それに促されるようにして根元から扱き上げると、ぞくぞくと駆け上がるような快感が這い上がってきて……
「うぁ、……るり、出る、出るっ!」
譫言のように呻く俺を見上げながら、るりはなんの躊躇もなく口を大きく開けて舌を差し出す。
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