303 / 349
フェネクス
13
しおりを挟むナカで前立腺を穿たれるものでも、
執拗に性感帯を虐められるものでもない、
ひどく曖昧な形をした、けれど形容しがたい確かにある気持ち良さ。
不慣れなソレはじりじりと追い落とすように葉人を追いつめて行く。
「んんっヒクヒクしてイイ……」
くいくいと腰を動かしながら、満足そうな鷹雄に葉人は繰り返し首を振った。
「やだ…やめて…」
「何?強情な事言って。ハナちゃん、虐めてって、ねだったのに」
「そ、んな、こ…ぁ、んんっ!」
「図書館で、ねだったろ?」
またも分からない言葉に混乱した瞬間、最奥を突かれると共に一気にテグスを引っ張られ、すっかり立ち上がっていたモノの先端から白濁の液がぴしゃりと飛んだ。
「っ…きつっ!!」
そう呻きながら鷹雄も腰を振り、満足そうにナカに吐き出してからハァ…と息を吐いて傍らにどっかりと腰を下ろした。
射精の余韻で体がひくりと震えるが、先ほど聞いた意味の分からない言葉が葉人の意識を現実につなぎとめていた。
は、は、…と息を整えている鷹雄に、葉人は縋るように視線を向ける。
「…………図書館でって…なに……」
言い知れぬ悪寒のようなものが背後に覆いかぶさるような気がして、尋ねた声は震えていた。
「は?」
「…オレ、図書館で……なにを………言ったの…」
こちらを見下ろす鷹雄の目が、奇妙なものを見る目つきでゆらりと揺れた。
0
あなたにおすすめの小説
若旦那からの甘い誘惑
すいかちゃん
BL
使用人として、大きな屋敷で長年奉公してきた忠志。ある日、若旦那が1人で淫らな事をしているのを見てしまう。おまけに、その口からは自身の名が・・・。やがて、若旦那の縁談がまとまる。婚礼前夜。雨宿りをした納屋で、忠志は若旦那から1度だけでいいと甘く誘惑される。いけないとわかっていながら、忠志はその柔肌に指を・・・。
身分差で、誘い受けの話です。
第二話「雨宿りの秘密」
新婚の誠一郎は、妻に隠れて使用人の忠志と関係を続ける。
雨の夜だけの関係。だが、忠志は次第に独占欲に駆られ・・・。
冒頭は、誠一郎の妻の視点から始まります。
男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる