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薬
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しおりを挟む腹を押さえられると、中に何度も出された白濁液がトロリと溢れだす。
「…いっぱい溜まったね」
「だ…させて…」
そう懇願するが、光彦は目を細めて首を振った。
溢れ出した液を指で掻き戻すと、アナルプラグを差し込んだ。
「ぅ…っ……」
「俺の物だってきちんと分かるまで、駄目だよ」
優しく撫でる指先は、いつも葉人を慰めていたものと変わらないはずなのに、レンズに隔てられた奥にある瞳は、ひんやりと凍えて見えた。
「せん…せ……許し………」
なけなしの力を振り絞り、鎖に繋がれた腕で光彦にすがり付く。
「駄目だよ」
もう微かに雫を溢れさすことしかしなくなった葉人の牡芯を弄び、そう繰り返す。
「ぅ…ぁ……」
快楽か痛みか分からず、葉人の目尻から涙が落ちる。
「葉人」
「…あぃ…っつ!」
クリップで挟まれていた乳首の尖端を噛まれ、掠れた悲鳴が上がった。
それを聞いた光彦が、嬉しそうに首輪を引く。
「気持ちいいかい?」
首を横に振ろうとすると、首輪にぐっと力がこもる。
「イエスだろ?」
「…ち…が……ぅっ」
その言葉を聞いて、光彦の顔から表情が消えた。
「躾が足りないか?ん?あんまり非道いことはしたくないんだ」
指先が、止めどなく流れる涙を優しく拭っていく。
その優しさと、言葉が孕む狂気のギャップ葉人はがたがたと震えだす。
「それとも、もっと非道いことされたい?」
笑う光彦に、小さくいやいやと首を振って見せた。
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