羽ばたけ楽器の精鋭達

藤堂 礼也

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嬉しいアナウンス(前編)

羽ばたけ楽器の精鋭達

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ヤバいヤバいヤバい!!!
姫路は焦っていた。このままでは去年と同じ銀賞になってしまうと。姫路はそのストレスから一日、たった一日休んだ。
実は姫路の事があまり好きではない奴がいた。何故なら部長になれなかったからだ。
「俺がアイツなら毎日基礎合奏、コンクール前から肺活量トレーニングとパワトレしたのに…アイツがなったから」

「あーあアイツが部長になったばかりに今年は銅賞みたいだ   なぁ」

と部活内全員に聞こえるように言った。
が、「お前コンクールメンバーちゃうやん。何いってんの?」
「私達の努力を貴方の言葉で壊すんですか?へぇー(怒)」
などといった姫路を守る言葉で溢れた。そのことによってさらにメンバーは団結した。部長になれなかったやつは顧問から3ヶ月の部停をくらったようだ。
さてもコンクールまであと2日。
パワトレを1時間、基礎合奏を3時間、合奏を5時間やった。
毎日毎日。銀賞でも良いから。ベストを尽くそうと頑張った
そうしてようやく全国大会の日。
全国から強豪校が集まっている。だから皆んなの緊張はマックスに達していた。それと同時にテンションもマックスに達していた。
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