3 / 5
関西大会と全国大会
羽ばたけ楽器の精鋭達
しおりを挟む
顧問は府大会で疲れきった精鋭達を吹奏楽団体のコンサートや市の吹奏楽団(市吹)のコンサートに連れて行った。市吹に姫路の同期で、他の進路に行った江見がいた。なぜか江見を見た姫路はやる気がでた。みんなもそうらしい。自分の同期が色々な吹奏楽団で頑張っているのを見て力が湧いたらしい。すると顧問はいった。「私は君たちが頑張っているのを知っているよ。だからね。私は、君たちが全国に行っても行けなくても海外からのオファー、承諾したんだ。それに向けての曲も用意してるからコンクールの曲の息抜きがてらやると良いよ。その代わりコンクール曲をおろそかにしないでね。君たちならやれるよ。」僕達は頑張って前に進むしか無い。と、クラリネットの3年が、「先生、宮下ちゃんの楽器も持っていっていいですか?虐められた宮下ちゃんが一人でお留守番は可哀想です。一緒に吹きたかったな…。(ボソッ)」「うん。持っていこう。宮下さんのご両親から既に許可がおりている。というか持っていって欲しいって。みんなでコンクール出たかったね。宮下さんは全国見たいって言ってたのを私は知っている。だから、みんなで全国行こうね」みんなのエンジンはフルパワーで回っている。関西大会の練習期間、宮下を想い練習に励んだ。そして関西大会。明らかに強豪校ばかりだ。すると、クラリネットパートや姫路、ほかの部員に宮下がメッセージカードを作った。それが最後の宮下からのメッセージカードだった。一人ひとりに当てたメッセージカード。みんなはそれを御守りに関西大会の本番で実力を発揮しまくった。むしろ、実力以上のサウンドが出た。
見事全国大会への切符を勝ち取ったのだ。
帰りのバスの中、部員全員が車窓から見えた景色は小雨が爽やかに降り虹が綺麗に2つかかっていた。
みんなは全国大会で絶対金賞をとって宮下に見せるという気持ちが芽生えた。
見事全国大会への切符を勝ち取ったのだ。
帰りのバスの中、部員全員が車窓から見えた景色は小雨が爽やかに降り虹が綺麗に2つかかっていた。
みんなは全国大会で絶対金賞をとって宮下に見せるという気持ちが芽生えた。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
弁当 in the『マ゛ンバ』
とは
青春
「第6回ほっこり・じんわり大賞」奨励賞をいただきました!
『マ゛ンバ』
それは一人の女子中学生に訪れた試練。
言葉の意味が分からない?
そうでしょうそうでしょう!
読んで下さい。
必ず納得させてみせます。
これはうっかりな母親としっかりな娘のおかしくて、いとおしい時間を過ごした日々のお話。
優しくあったかな表紙は楠木結衣様作です!
僕らのカノンは響かない
有箱
青春
声と歌をからかわれた経験から声を失った私は、合唱コンクールの練習期間である二ヶ月が憂鬱で仕方なかった。
多分そのせいで、大切な手帳を旧校舎に忘れてしまう。
皆が練習する中、物置と化した旧校舎へ取りに入った私の耳に、突然歌が飛び込んできた。
楽しげな少女の歌声に苦しさを覚え、その日は逃げてしまう。
しかし、なぜ一人で練習しているのか気になって、あくる日も旧校舎に来てしまった。
歌を聴いている内、音を追いかけたくなってしまった私は、声は出さずに唇だけで旋律追いかける。
そう、声は出していなかったはずなのに。
「あなた、いい声だね!」
部屋の中から、突如として賞賛が聞こえてきて。
Hand in Hand - 二人で進むフィギュアスケート青春小説
宮 都
青春
幼なじみへの気持ちの変化を自覚できずにいた中2の夏。ライバルとの出会いが、少年を未知のスポーツへと向わせた。
美少女と手に手をとって進むその競技の名は、アイスダンス!!
【2022/6/11完結】
その日僕たちの教室は、朝から転校生が来るという噂に落ち着きをなくしていた。帰国子女らしいという情報も入り、誰もがますます転校生への期待を募らせていた。
そんな中でただ一人、果歩(かほ)だけは違っていた。
「制覇、今日は五時からだから。来てね」
隣の席に座る彼女は大きな瞳を輝かせて、にっこりこちらを覗きこんだ。
担任が一人の生徒とともに教室に入ってきた。みんなの目が一斉にそちらに向かった。それでも果歩だけはずっと僕の方を見ていた。
◇
こんな二人の居場所に現れたアメリカ帰りの転校生。少年はアイスダンスをするという彼に強い焦りを感じ、彼と同じ道に飛び込んでいく……
――小説家になろう、カクヨム(別タイトル)にも掲載――

切り札の男
古野ジョン
青春
野球への未練から、毎日のようにバッティングセンターに通う高校一年生の久保雄大。
ある日、野球部のマネージャーだという滝川まなに野球部に入るよう頼まれる。
理由を聞くと、「三年の兄をプロ野球選手にするため、少しでも大会で勝ち上がりたい」のだという。
そんな簡単にプロ野球に入れるわけがない。そう思った久保は、つい彼女と口論してしまう。
その結果、「兄の球を打ってみろ」とけしかけられてしまった。
彼はその挑発に乗ってしまうが……
小説家になろう・カクヨム・ハーメルンにも掲載しています。
アンサーノベル〜移りゆく空を君と、眺めてた〜
百度ここ愛
青春
青春小説×ボカロPカップで【命のメッセージ賞】をいただきました!ありがとうございます。
◆あらすじ◆
愛されていないと思いながらも、愛されたくて無理をする少女「ミア」
頑張りきれなくなったとき、死の直前に出会ったのは不思議な男の子「渉」だった。
「来世に期待して死ぬの」
「今世にだって愛はあるよ」
「ないから、来世は愛されたいなぁ……」
「来世なんて、存在してないよ」
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ダイヤモンドの向日葵
水研歩澄
青春
『女子高校野球は番狂わせが起こらない』
そう言われるようになってから、もう久しい。
女子プロ野球リーグは女子野球専用ボールの開発や新救助開設などに代表される大規模改革によって人気を博すようになっていた。
女子野球の人気拡大に伴って高校女子硬式野球部も年を追うごとに数を増やしていった。
かつては全国大会のみ開催されていた選手権大会も、出場校の増加に従い都道府県予選を設ける規模にまで成長した。
しかし、ある時その予選大会に決勝リーグ制が組み込まれたことで女子高校野球界のバランスが大きく傾くこととなった。
全4試合制のリーグ戦を勝ち抜くために名のある強豪校は投手によって自在に打線を組み換え、細かな投手継投を用いて相手の打線を煙に巻く。
ほとんどの強豪校が同じような戦略を採用するようになった結果、厳しいリーグ戦を勝ち上がるのはいつだって分厚い戦力と名のある指揮官を要する強豪校ばかりとなってしまった。
毎年のように変わらぬ面子が顔を揃える様を揶揄して、人々は女子高校野球全国予選大会をこう呼ぶようになった。
────『キセキの死んだ大会』と。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる