羽ばたけ楽器の精鋭達

藤堂 礼也

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悲しみの中で

羽ばたけ楽器の精鋭達

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コンクールで全国を目指す高校の三年部活の姫路。今年のコンクールもどうなることかとソワソワしているようだ。そんな姫路と部員達を見てみよう。
学校が終わり生徒が次々と帰宅する中、精鋭達は部活に向かっていた。精鋭達は楽器を取り出し、己の音に聴き入っているようだ。各自それぞれのパートにわかれ、練習をしているようだ。そんな精鋭達のリーダーはアルトサックスを吹いている。コンクールの課題曲のソロをするらしい。そのソロは精鋭たちや顧問を魅了していた。ソロを担当するのはさっき言ったアルトサックスの姫路、トランペットの山口、クラリネットはまだ決まっておらず。そんなかんじだ。
クラリネットは3年8人2年3人。3年のなかで決めるようだ。そして、ある日クラリネットのソロのオーディションをしたようだ。でも、強制だったようだ。やりたくない子が宮下と言う。強制にしたのがまずかった。なんと宮下がなってしまったのだ。でも、他の3年はやりたい。でも顧問いわく 「一番感情がこもっていてよかったよねー。うん。」 だそう。宮下はイヤイヤ承諾した。が、他の3年は許さず宮下を虐めるようになった。無視したり、リードを割ったりと、色々して宮下はついに来なくなった。
すると顧問はすぐにそれを聞きつけその3年全員を退部させたのだ。そして他の3年を入れた。他の3年も宮下もとても良く上手に吹くのだった。が、その退部させられた8人はまだ宮下をいじめてるようだ。が、吹部の他のパートやコンクールメンバーで宮下をまもった。が、宮下を守るのが遅かった。
「宮下。なんでお前そんな事したんだ。一緒にやりきると言ったじゃないか。」
そうつぶやき、練習に励んだ。宮下が見たかった全国大会の空を目指すために。
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