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美大生 薫ちゃん
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予想外の経緯でフェルーナというコーヒーショップでバイトを始めた僕カセダユウトは17歳の男子高校生、ただいま青春真っ只中!(昭和かッ?)
今日も夕方4時からフェルーナでバイトに精を出す・・・
>フェルーナ勝手口
「よいしょ、よいしょ・・」
「あら、新しい豆が届いたのね、重いでしょ? コーヒー豆って意外と重いのよね、でもユウト君が来てから力仕事をしてくれるから助かるわ、ありがとうね、ウフフッ」
僕が厨房にコーヒー豆を運んでいると、そこへ大学が終わってそのままバイトに入ってきた薫ちゃんがやってきて、仕事中の僕に話かけてきた。
「あぁ、薫ちゃん、おはよう」
夕方なのに「おはよう」っておかしいと思われるかもだけど、夜勤とか夜の仕事の業界とかでは何時でも仕事に入るときの挨拶は「おはよう」らしい、なのでここでもその日最初の挨拶は「おはよう」って言うことになってる。
「おはよう、ユウト君・・そういえばちょっと前にイズミちゃんから彼氏がいるのか聞かれたんだけど、あれ、何だと思う?」
「えっ? え~と、なんだろね?」
僕は数日前にイズミちゃんが薫ちゃんが彼氏がいないことを教えてくれたことを思い出した、でも、それは薫ちゃん本人には絶対言えない!
「ねぇ~、変よね、わたしの彼氏のことなんてイズミちゃんが知りたいなんておかしいわよね、もしかしてイズミちゃんって百合なのかしら?」
ブファ!ゲホゲホッ
「えぇ?! ど、どうしたのユウト君?」
「い、いや、なんでもないよ、でも、イズミちゃんが百合って考えすぎでしょ、ハ、ハハハ・・」
薫ちゃんの規格外の妄想力には脱帽する、しかし、そこはしっかり否定しておかないと薫ちゃんに彼氏がいないことを教えてくれたイズミちゃんに悪い、すると薫ちゃんは・・
「そうよね、イズミちゃんが百合だなんて無いわよね・・・でもイズミちゃんちょっと男子っぽいところもあるから、意外と同性から人気かも、こんどちょっと突っついてみようかしら? ウフフ・・」
またまた妙なことを言いながら薫ちゃんは更衣室へ消えていった。
「う~ん、薫ちゃんって見た目からは想像できないような、意外とクセが強い女子なのかな?・・」
薫ちゃんは大学生しかも国立の美大生の秀才で僕より年上なはず?なんだけど、その容姿はどう見ても高校生か下手をすれば中学生にも見えちゃうくらいに若い見た目、でも、その性格は外見とはかけ離れていて、クセ強なお姉さんキャラらしいことがだんだん見えてきた。
そんな薫ちゃんが勝手口から出てきた。
「ん? どうしたの薫ちゃん?」
「うん、ちょっとユウト君のお手伝いをしてあげようかって思ってね、ウフッ」
(うわっ! 今日の薫ちゃんいつもより数倍カワイイ! 気のせいだろうか? それになんだろう薫ちゃんからいつもと違うイイ香りがする・・)
(ここで香水の香りを「臭い」と言ってはダメだ! 女子の着ける香水の香しくあま~い香りは「香り」と表現するのふさわしいし、正解なのだ!)
さっきの私服のときの薫ちゃんも可愛かったけど、店のユニフォームに着替えるとその可愛さが2倍、いや10倍に跳ね上がる。
「ねぇ薫ちゃん、へんなこと聞くようで悪いんだけど、今日の薫ちゃん、いつもと違う香水着けてるの? イイ香りがしてるけど?・・」
僕のこの問いはひとつ間違えればセクハラと言われかねない、でも、この機を逃すのは男子としてあり得ない! これは薫ちゃんとの距離を縮めるチャ~ンス! カワイイ薫ちゃんならちょっとくらい年上でもぜ~んぜんオッケ~! 僕は一種の賭けにでた! すると薫ちゃんの反応は・・
「えぇ~、やっぱり気が付いてくれたんだ~、ちょっと嬉しいかな~、え~とねぇ、今日着けてる香りはローズ系なの~、ユウト君ならこういうのが好きかなぁ~って思って着けてきたんだよ、だからユウト君が気付いてくれてわたし今、メッチャ幸せ~ッ! アリガトユウトく~ん、ウフッ」
こう言って薫ちゃんは厨房に戻って行った・・・
「な、なんだって? 僕ならこういうのが好きかな?って言ってたよな?! ってことはあの香水は僕へのアピールの為だけに変えてきたってこと~ッ?!」
僕は自分の想像のはるか上を行く展開に少しばかり頭がバグってしまっていたけど、しかし、展開自体はイイ方向に進んでくれてるし、このままウマくいけば秀才美大生だけど5人のうちでイチバンロりッ子の薫ちゃんを彼女にできるかもしれない!
「この千載一遇のチャンスをモノに出来なければ男子として生まれてきた意味が無いッ!!」<< かなり大げさだけど、このくらい重大な局面だということ!
僕は作業しつつ、今後の作戦を考えていた・・・
今日も夕方4時からフェルーナでバイトに精を出す・・・
>フェルーナ勝手口
「よいしょ、よいしょ・・」
「あら、新しい豆が届いたのね、重いでしょ? コーヒー豆って意外と重いのよね、でもユウト君が来てから力仕事をしてくれるから助かるわ、ありがとうね、ウフフッ」
僕が厨房にコーヒー豆を運んでいると、そこへ大学が終わってそのままバイトに入ってきた薫ちゃんがやってきて、仕事中の僕に話かけてきた。
「あぁ、薫ちゃん、おはよう」
夕方なのに「おはよう」っておかしいと思われるかもだけど、夜勤とか夜の仕事の業界とかでは何時でも仕事に入るときの挨拶は「おはよう」らしい、なのでここでもその日最初の挨拶は「おはよう」って言うことになってる。
「おはよう、ユウト君・・そういえばちょっと前にイズミちゃんから彼氏がいるのか聞かれたんだけど、あれ、何だと思う?」
「えっ? え~と、なんだろね?」
僕は数日前にイズミちゃんが薫ちゃんが彼氏がいないことを教えてくれたことを思い出した、でも、それは薫ちゃん本人には絶対言えない!
「ねぇ~、変よね、わたしの彼氏のことなんてイズミちゃんが知りたいなんておかしいわよね、もしかしてイズミちゃんって百合なのかしら?」
ブファ!ゲホゲホッ
「えぇ?! ど、どうしたのユウト君?」
「い、いや、なんでもないよ、でも、イズミちゃんが百合って考えすぎでしょ、ハ、ハハハ・・」
薫ちゃんの規格外の妄想力には脱帽する、しかし、そこはしっかり否定しておかないと薫ちゃんに彼氏がいないことを教えてくれたイズミちゃんに悪い、すると薫ちゃんは・・
「そうよね、イズミちゃんが百合だなんて無いわよね・・・でもイズミちゃんちょっと男子っぽいところもあるから、意外と同性から人気かも、こんどちょっと突っついてみようかしら? ウフフ・・」
またまた妙なことを言いながら薫ちゃんは更衣室へ消えていった。
「う~ん、薫ちゃんって見た目からは想像できないような、意外とクセが強い女子なのかな?・・」
薫ちゃんは大学生しかも国立の美大生の秀才で僕より年上なはず?なんだけど、その容姿はどう見ても高校生か下手をすれば中学生にも見えちゃうくらいに若い見た目、でも、その性格は外見とはかけ離れていて、クセ強なお姉さんキャラらしいことがだんだん見えてきた。
そんな薫ちゃんが勝手口から出てきた。
「ん? どうしたの薫ちゃん?」
「うん、ちょっとユウト君のお手伝いをしてあげようかって思ってね、ウフッ」
(うわっ! 今日の薫ちゃんいつもより数倍カワイイ! 気のせいだろうか? それになんだろう薫ちゃんからいつもと違うイイ香りがする・・)
(ここで香水の香りを「臭い」と言ってはダメだ! 女子の着ける香水の香しくあま~い香りは「香り」と表現するのふさわしいし、正解なのだ!)
さっきの私服のときの薫ちゃんも可愛かったけど、店のユニフォームに着替えるとその可愛さが2倍、いや10倍に跳ね上がる。
「ねぇ薫ちゃん、へんなこと聞くようで悪いんだけど、今日の薫ちゃん、いつもと違う香水着けてるの? イイ香りがしてるけど?・・」
僕のこの問いはひとつ間違えればセクハラと言われかねない、でも、この機を逃すのは男子としてあり得ない! これは薫ちゃんとの距離を縮めるチャ~ンス! カワイイ薫ちゃんならちょっとくらい年上でもぜ~んぜんオッケ~! 僕は一種の賭けにでた! すると薫ちゃんの反応は・・
「えぇ~、やっぱり気が付いてくれたんだ~、ちょっと嬉しいかな~、え~とねぇ、今日着けてる香りはローズ系なの~、ユウト君ならこういうのが好きかなぁ~って思って着けてきたんだよ、だからユウト君が気付いてくれてわたし今、メッチャ幸せ~ッ! アリガトユウトく~ん、ウフッ」
こう言って薫ちゃんは厨房に戻って行った・・・
「な、なんだって? 僕ならこういうのが好きかな?って言ってたよな?! ってことはあの香水は僕へのアピールの為だけに変えてきたってこと~ッ?!」
僕は自分の想像のはるか上を行く展開に少しばかり頭がバグってしまっていたけど、しかし、展開自体はイイ方向に進んでくれてるし、このままウマくいけば秀才美大生だけど5人のうちでイチバンロりッ子の薫ちゃんを彼女にできるかもしれない!
「この千載一遇のチャンスをモノに出来なければ男子として生まれてきた意味が無いッ!!」<< かなり大げさだけど、このくらい重大な局面だということ!
僕は作業しつつ、今後の作戦を考えていた・・・
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