女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん

菊宮える

文字の大きさ
上 下
2 / 28

コーヒーショップ フェルーナ

しおりを挟む
 高校から帰ってきてすぐ着替えをして、最近僕のお気に入りの近所にあるコーヒーショップ「フェルーナ」に僕は向かった。

 このコーヒーショップは僕の家からチャリで数分、程よい距離だからこそ見つけられたんだと思うけど、そもそもいままでコーヒーショップなんてあんまり興味なかった、友達と行くコーヒーショップといえば、全国展開してるチェーン店のス〇ー〇ッ〇スやド〇ールばかりだし、コーヒーショップに行っても注文するのはカフェオレとかカフェモカでストレートのコーヒーを注文することなんて数えるほどしかないし、ブルーマウンテンとかキリマンジャロなんて1ミリも興味ない! そんな特にコーヒーに拘りのかけらもなかった僕だったんだけど、このフェルーナには初めて見た時からなんか惹かれるモノを感じていた。
 自分でも意味の分からない興味というか惹かれる・・そんな不思議な感覚を覚えてからの僕の行動は素早かった、翌日には偵察がてらフェルーナの客になっていた。

 このコーヒーショップフェルーナはクルマを置くスペースが無いから、おのずと客層は近くに住んでる人がメインになる感じ、だから店の規模もコーヒーショップとしては標準的で30脚ほどの店となっている、まぁこのくらいのほうが店側としては隅々まで目が届いてハンドリングしやすいんだろう。
 メニューのほうもコーヒー系のドリンクとサンドウィッチやパスタなどの軽食がメイン、それ以上しっかり飲食したい人はファミレスに行ってねってことだろう。
 そしてそこで働く店員が更に僕をひきつけた理由だった、全員が女性、しかもメチャ若くってキレイ&カワイイ! まぁユニフォームがカワイイってこともあるかもだけど、とにかくカワイイ!! これは健康な男子の僕をひきつけるには十分過ぎる破壊力だったのだ!

 そんなフェルーナに行くために僕はチャリ漕ぐ、しかし、そのままチャリをフェルーナまで漕いでは行かない、近くの市営チャリ置き場にチャリは留め置いて徒歩で店に向かうのが僕のスタイル、その理由はチャリの乗って行くとどうしてもガキっぽく見られてしまう危険があるからだ。
 だったらグラサン掛けてみたりヒゲでも生やしたらどうかという意見もあろうが、そこはまだ高校生なので、グラサンもヒゲもイマイチ似合わない・・だから外見は普通の10代の男子っぽい姿でいくけど、チャリだけは見せないようにしてるってわけ。

 そんな感じで今日も僕はチャリをチャリ置き場に隠して?フェルーナに向かう・・・

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたので、欲望に身を任せてみることにした

みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。 普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。 「そうだ、弱味を聞き出そう」 弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。 「あたしの好きな人は、マーくん……」 幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。 よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。彼女を女として見た時、俺は欲望を抑えることなんかできなかった。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない

みずがめ
恋愛
 宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。  葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。  なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。  その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。  そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。  幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。  ……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。

僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた

楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。 この作品はハーメルン様でも掲載しています。

クールな生徒会長のオンとオフが違いすぎるっ!?

ブレイブ
恋愛
政治家、資産家の子供だけが通える高校。上流高校がある。上流高校の一年生にして生徒会長。神童燐は普段は冷静に動き、正確な指示を出すが、家族と、恋人、新の前では

如月さんは なびかない。~クラスで一番の美少女に、何故か告白された件~

八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」  ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。  蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。  これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。  一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

わけあって美少女達の恋を手伝うことになった隠キャボッチの僕、知らぬ間にヒロイン全員オトしてた件

果 一
恋愛
僕こと、境楓は陰の者だ。  クラスの誰もがお付き合いを夢見る美少女達を遠巻きに眺め、しかし決して僕のような者とは交わらないことを知っている。  それが証拠に、クラスカーストトップの美少女、朝比奈梨子には思い人がいる。サッカー部でイケメンでとにかくイケメンな飯島海人だ。  しかし、ひょんなことから僕は朝比奈と関わりを持つようになり、その場でとんでもないお願いをされる。 「私と、海人くんの恋のキューピッドになってください!」  彼女いない歴=年齢の恋愛マスター(大爆笑)は、美少女の恋を応援するようになって――ってちょっと待て。恋愛の矢印が向く方向おかしい。なんか僕とフラグ立ってない?  ――これは、学校の美少女達の恋を応援していたら、なぜか僕がモテていたお話。 ※本作はカクヨムでも公開しています。

処理中です...