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底辺冒険者
これが逆転の一手
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「キースお前!!」
もっと色んな文句や罵声を言ってやりたかったが感情が先に出てしまい上手く言葉にならない。
当然だ、俺を殺そうとし罪を擦り付けた犯人が目の前にいるのだから。
「マジかよ。キースが心臓を刺したはずなのにどうやって生きてるんだ?」
「おい、余計なことはしゃべるな」
斧持ちのガードンも俺を見て眉を寄せ幽霊でも見たかのように怪訝な顔をするが、素早くキースがそれを制した。
彼の表情もかなり強張っていてこちらを睨んでいる。
きっと俺とはベクトルが違う複雑な感情と思考で言葉にならないのだろう。
「運良く助けてもらったんだよ。お前らがシスターを。ヘレナさんを殺し、俺を崖に突き落とした後にな!」
コリュヌト様の話をするとややこしくなりそうだし秘密と言われているのであえて出さない。
だがあえて周りにも説明するような言い回しにした。
キースたちは最初こそは顔色が少し悪そうだったがそれでもすぐにポーカーフェイスを装い始める。
「俺らが教会のシスターを殺した? とんだ言い掛かりもいいところだ。お前が金に困って襲ったんだよ。残念ながら間に合わなかったがな。今思い出しても胸が痛む」
キースはその時のことを思い出すかのように悲しそうに目を伏せる演技をした。
ただただその姿が醜悪で腹が立つ。
俺を目の前にしてもまだ平然とこういうことを言えるのかこいつは。
「違う、そんなことはしていない! そして口封じに俺も殺そうとした。大悪党で嘘吐きだよ、お前らは!」
人が見ている前なら森の時のように実力行使には出られないだろう。
それに今は竜の力がある。もうこいつらに引け目を感じる必要はない。
だから大声で言い返す。
「待て待て。お前たちの言い分が真逆で平行線なのは分かった。しかし当事者以外にその真相は分からない。が、これまでの貢献度なども考えるとキースたちが嘘を言うのも考え辛い」
「そんな!」
ギルド長が手を出して割って入ってくるがその内容はあちらの方が分があるというものだった。
焦って声が出てしまう。
「話は最後まで聞け。だからと言ってディートだけを処罰するほどもうろくはしとらんつもりだ。何か証拠とかはないのか?」
「証拠? そんなこと言われても……」
必死で考える。
けれどあいつらがそれをしたと証明出来るものなんてあるだろうか。
「ある訳ないわよねぇ? あそこには私たちしかいなかったもの。キャハ!」
悩む俺を見てキースチームの魔法使いであるスティラが勝ち誇ったかのごとく笑みを漏らす。
こいつの言う通り潔白を証明するために最も簡単なのは証人だ。
「ディー?」
思わずエラに目がいく。
コリュヌト様やエラたちは魔法か何かであの現場を見ていたらしく、ドラゴンとなれば証言者としてはこれでもないぐらい信用がおける。
ただし彼女らに話してもらおうとするならその正体も語らなければならない。
いくらなんでも預かったその日に正体をバラすことになるのは避けたかった。
他にないのだろうか。
「どうした? やはりないか。であれば両者共に取り調べや裁判を受けてもらうことになるだろう」
「それってどのくらい掛かるんですか?」
「さぁて。まぁ少なくても結果が出るまで一か月以上というところか。もちろんその間はギルドの仕事はさせられん」
「それは困ります!」
俺に一か月もの間、食べていけるような蓄えはない。
それに何かの間違いでこちらが悪いことになれば目も当てられないだろう。
いや、キースたちなら間違いなくそう仕向けてくるに違いない。
ギルド職員たちに金を渡して都合の良い証言をさせることだって可能なはずだ。
その職員たちとの関係を追及するのはどうだろうか?
と思ったがこっちも無理がある。
そんなものしらばっくれられたら終わりだ。
それにもしそれが明るみになったとしても決定打にはなりはしない。
「おい、証拠ならあるだろう」
「何かないか何かないのか……え? ウィル? 今なんて言った?」
脳をフル回転していると「なんでこんなことに気付かないんだ」と言わんばかりのウィルが横から口を出してきた。
声を張り上げもせず淡々としていて思わず聞き逃しそうになるところだった。
今まで蚊帳の外でこっちを窺っていたウィルはこちらに近付いてきてキースたちに目線を向ける。
「証拠ならあると言ったんだ。おいそこのやつら。お前らが主張するのは『ディートがシスターを襲った』ということだがそれはどうやってだ?」
「どうやってって、俺らが周辺を見回って目を離している隙にその腰の剣でシスターを刺して金を奪ってたんだ。崖が近かったから魔獣に襲われたとでも言ってそこに突き落として言い逃れしようと思っていたんだろうさ。だがちょうどそこに戻って来た俺たちに見つかったというわけさ。ギルドでも何度も話した」
問われたキースの口からはスラスラと嘘が流れてきた。
きっとそういう打ち合わせをしていたんだろう。
自分で言うのも癪だが残念ながらこの話を否定する材料は持ち合わせていない。
そもそも街から遠く離れた場所で起きたことだ。
本当にウィルが言う嘘というのはあるんだろうか?
「ふん、ならやはりお前が嘘を吐いていることが証明されたな。愚か者」
だが俺の不安をよそにウィルの頬は吊り上がる。
してやったりというドヤ顔だ。
「は? 何を言ってるんだこの子供は?」
自信満々に糾弾してくるウィルに対してキースのいつも爽やかそうな顔には青筋が立ち始める。
「お嬢様を受け取ろう」
俺の横にきてエラを受け取る素振りをしながらウィルは俺の腹を指で突き、それからキースに目を向けた。
彼のその視線の先にあるのはキースの武器である『レイピア』だ。
なんだ? こいつは意味のないことはしないはずだ。今俺のお腹を押した行為に何の意味がある?
その箇所はキースに刺されて穴が空いていた部分だ。さすがに家で新しいシャツに着替えたが……。
即座には訳が分からなかったが数瞬して「あっ!」とピンときたものがあった。
「そうか。それか! ギルド長、ヘレナさんの死体にある傷口を調べれば分かります。傷口が――レイピアほどの穴しかないってことが!」
「なっ!?」
ただの言葉による指摘だったがキースたちに与えた影響は大きかった。
三人共、口を開けて動揺する。
そうだ。もし俺が自分の剣で刺したのならその剣に相応しい傷跡がないとおかしい。
しかしヘレナさんの体に残るのは『レイピア』という俺の剣よりも圧倒的に細い武器による殺傷跡しかないはずだ。
そしてあの場でそんな武器を持っていたのはキースだけ。
もしそれがモンスターによる傷だとか、自分の武器を俺に奪われたとか今更主張し直しても報告を偽ったことになる。
外部の人間である教会のシスターが亡くなったという事件に嘘の申告をしたというのはそれだけでも罪だし、キースたちの言葉の信憑性は疑わしくなってくるだろう。
これでキースたちが嘘を吐いていたということが立証出来る。
「崖下に埋葬してあるヘレナさんの亡骸を掘り返すという罰当たりなことをしなければなりませんがそれで証明出来るはずです」
これは間違いなくキースたちの招いた慢心によるミスだ。
こいつらは街から離れている森の中での出来事で全員始末したと思い込み、相手が最底辺の簡単に殺してもみ消せる程度のやつだと見くびっていた。
まぁ実際にはコリュヌト様がいなかったら俺は死んでいたし、ウィルがいなかったらヘレナさんの遺体も死因なんて分からないほどぐちゃぐちゃになっていた訳だからそこまで用心する方が難しいのかもしれないが。
だけどおかげで乾坤一擲、こいつらの隙を突けた。
仮に今から証言を変えたとしても偽証になるし、信用は失う。どちらにせよ袋小路に追い込んだ。
「ほう。それなら確かに証拠となりえるかもしれない。シスターも寂しい森の中よりは人里に埋葬し直した方が喜ぶかもしれん。すぐに調査隊を送ろう。ただしディート、キースチーム、両方共その間は街から出ることを禁ずる。これを破れば証拠の如何に関わりなく処罰する。いいな?」
「分かりました」
俺はしっかりと頷いた。
そこからはギルド長の采配で調査隊がすぐに組まれ、地図を広げる職員たちにおおよその地点を教えていく。
コリュヌト様の住処近くに人が何人か行くことになるが、あの賢い方なら姿を隠して様子を窺ってくれるだろう。
印象的というより不気味だったのは慌ただしくなるギルド内で反比例するかのようにじっと黙ってこちらを睨むキースたちだ。
けれどいつの間にかどこかへと不気味に消えていった。
もっと色んな文句や罵声を言ってやりたかったが感情が先に出てしまい上手く言葉にならない。
当然だ、俺を殺そうとし罪を擦り付けた犯人が目の前にいるのだから。
「マジかよ。キースが心臓を刺したはずなのにどうやって生きてるんだ?」
「おい、余計なことはしゃべるな」
斧持ちのガードンも俺を見て眉を寄せ幽霊でも見たかのように怪訝な顔をするが、素早くキースがそれを制した。
彼の表情もかなり強張っていてこちらを睨んでいる。
きっと俺とはベクトルが違う複雑な感情と思考で言葉にならないのだろう。
「運良く助けてもらったんだよ。お前らがシスターを。ヘレナさんを殺し、俺を崖に突き落とした後にな!」
コリュヌト様の話をするとややこしくなりそうだし秘密と言われているのであえて出さない。
だがあえて周りにも説明するような言い回しにした。
キースたちは最初こそは顔色が少し悪そうだったがそれでもすぐにポーカーフェイスを装い始める。
「俺らが教会のシスターを殺した? とんだ言い掛かりもいいところだ。お前が金に困って襲ったんだよ。残念ながら間に合わなかったがな。今思い出しても胸が痛む」
キースはその時のことを思い出すかのように悲しそうに目を伏せる演技をした。
ただただその姿が醜悪で腹が立つ。
俺を目の前にしてもまだ平然とこういうことを言えるのかこいつは。
「違う、そんなことはしていない! そして口封じに俺も殺そうとした。大悪党で嘘吐きだよ、お前らは!」
人が見ている前なら森の時のように実力行使には出られないだろう。
それに今は竜の力がある。もうこいつらに引け目を感じる必要はない。
だから大声で言い返す。
「待て待て。お前たちの言い分が真逆で平行線なのは分かった。しかし当事者以外にその真相は分からない。が、これまでの貢献度なども考えるとキースたちが嘘を言うのも考え辛い」
「そんな!」
ギルド長が手を出して割って入ってくるがその内容はあちらの方が分があるというものだった。
焦って声が出てしまう。
「話は最後まで聞け。だからと言ってディートだけを処罰するほどもうろくはしとらんつもりだ。何か証拠とかはないのか?」
「証拠? そんなこと言われても……」
必死で考える。
けれどあいつらがそれをしたと証明出来るものなんてあるだろうか。
「ある訳ないわよねぇ? あそこには私たちしかいなかったもの。キャハ!」
悩む俺を見てキースチームの魔法使いであるスティラが勝ち誇ったかのごとく笑みを漏らす。
こいつの言う通り潔白を証明するために最も簡単なのは証人だ。
「ディー?」
思わずエラに目がいく。
コリュヌト様やエラたちは魔法か何かであの現場を見ていたらしく、ドラゴンとなれば証言者としてはこれでもないぐらい信用がおける。
ただし彼女らに話してもらおうとするならその正体も語らなければならない。
いくらなんでも預かったその日に正体をバラすことになるのは避けたかった。
他にないのだろうか。
「どうした? やはりないか。であれば両者共に取り調べや裁判を受けてもらうことになるだろう」
「それってどのくらい掛かるんですか?」
「さぁて。まぁ少なくても結果が出るまで一か月以上というところか。もちろんその間はギルドの仕事はさせられん」
「それは困ります!」
俺に一か月もの間、食べていけるような蓄えはない。
それに何かの間違いでこちらが悪いことになれば目も当てられないだろう。
いや、キースたちなら間違いなくそう仕向けてくるに違いない。
ギルド職員たちに金を渡して都合の良い証言をさせることだって可能なはずだ。
その職員たちとの関係を追及するのはどうだろうか?
と思ったがこっちも無理がある。
そんなものしらばっくれられたら終わりだ。
それにもしそれが明るみになったとしても決定打にはなりはしない。
「おい、証拠ならあるだろう」
「何かないか何かないのか……え? ウィル? 今なんて言った?」
脳をフル回転していると「なんでこんなことに気付かないんだ」と言わんばかりのウィルが横から口を出してきた。
声を張り上げもせず淡々としていて思わず聞き逃しそうになるところだった。
今まで蚊帳の外でこっちを窺っていたウィルはこちらに近付いてきてキースたちに目線を向ける。
「証拠ならあると言ったんだ。おいそこのやつら。お前らが主張するのは『ディートがシスターを襲った』ということだがそれはどうやってだ?」
「どうやってって、俺らが周辺を見回って目を離している隙にその腰の剣でシスターを刺して金を奪ってたんだ。崖が近かったから魔獣に襲われたとでも言ってそこに突き落として言い逃れしようと思っていたんだろうさ。だがちょうどそこに戻って来た俺たちに見つかったというわけさ。ギルドでも何度も話した」
問われたキースの口からはスラスラと嘘が流れてきた。
きっとそういう打ち合わせをしていたんだろう。
自分で言うのも癪だが残念ながらこの話を否定する材料は持ち合わせていない。
そもそも街から遠く離れた場所で起きたことだ。
本当にウィルが言う嘘というのはあるんだろうか?
「ふん、ならやはりお前が嘘を吐いていることが証明されたな。愚か者」
だが俺の不安をよそにウィルの頬は吊り上がる。
してやったりというドヤ顔だ。
「は? 何を言ってるんだこの子供は?」
自信満々に糾弾してくるウィルに対してキースのいつも爽やかそうな顔には青筋が立ち始める。
「お嬢様を受け取ろう」
俺の横にきてエラを受け取る素振りをしながらウィルは俺の腹を指で突き、それからキースに目を向けた。
彼のその視線の先にあるのはキースの武器である『レイピア』だ。
なんだ? こいつは意味のないことはしないはずだ。今俺のお腹を押した行為に何の意味がある?
その箇所はキースに刺されて穴が空いていた部分だ。さすがに家で新しいシャツに着替えたが……。
即座には訳が分からなかったが数瞬して「あっ!」とピンときたものがあった。
「そうか。それか! ギルド長、ヘレナさんの死体にある傷口を調べれば分かります。傷口が――レイピアほどの穴しかないってことが!」
「なっ!?」
ただの言葉による指摘だったがキースたちに与えた影響は大きかった。
三人共、口を開けて動揺する。
そうだ。もし俺が自分の剣で刺したのならその剣に相応しい傷跡がないとおかしい。
しかしヘレナさんの体に残るのは『レイピア』という俺の剣よりも圧倒的に細い武器による殺傷跡しかないはずだ。
そしてあの場でそんな武器を持っていたのはキースだけ。
もしそれがモンスターによる傷だとか、自分の武器を俺に奪われたとか今更主張し直しても報告を偽ったことになる。
外部の人間である教会のシスターが亡くなったという事件に嘘の申告をしたというのはそれだけでも罪だし、キースたちの言葉の信憑性は疑わしくなってくるだろう。
これでキースたちが嘘を吐いていたということが立証出来る。
「崖下に埋葬してあるヘレナさんの亡骸を掘り返すという罰当たりなことをしなければなりませんがそれで証明出来るはずです」
これは間違いなくキースたちの招いた慢心によるミスだ。
こいつらは街から離れている森の中での出来事で全員始末したと思い込み、相手が最底辺の簡単に殺してもみ消せる程度のやつだと見くびっていた。
まぁ実際にはコリュヌト様がいなかったら俺は死んでいたし、ウィルがいなかったらヘレナさんの遺体も死因なんて分からないほどぐちゃぐちゃになっていた訳だからそこまで用心する方が難しいのかもしれないが。
だけどおかげで乾坤一擲、こいつらの隙を突けた。
仮に今から証言を変えたとしても偽証になるし、信用は失う。どちらにせよ袋小路に追い込んだ。
「ほう。それなら確かに証拠となりえるかもしれない。シスターも寂しい森の中よりは人里に埋葬し直した方が喜ぶかもしれん。すぐに調査隊を送ろう。ただしディート、キースチーム、両方共その間は街から出ることを禁ずる。これを破れば証拠の如何に関わりなく処罰する。いいな?」
「分かりました」
俺はしっかりと頷いた。
そこからはギルド長の采配で調査隊がすぐに組まれ、地図を広げる職員たちにおおよその地点を教えていく。
コリュヌト様の住処近くに人が何人か行くことになるが、あの賢い方なら姿を隠して様子を窺ってくれるだろう。
印象的というより不気味だったのは慌ただしくなるギルド内で反比例するかのようにじっと黙ってこちらを睨むキースたちだ。
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