12 / 26
1
12 レオン・ルミナス
しおりを挟む
レオン・ルミナスはそれこそ旬のハリウッド俳優と会うよりも難しいとされている億万長者だ。
若くしてすでに幾つもの地域を率いて順調に業績を伸ばしていると以前テレビでやっていた。
そう会社ではなく、地域だ。確かルミナスが興ったとされるイギリスがあるヨーロッパ地域、そしてアフリカ大陸を彼が一気に引き受けているとかなんとか。
レオンがオーナーということは咲さんたち職員を雇っているのは彼で、ダンジョン探索を主導しているのも彼ということになる。
そんな人物がいくらルミナスグループが支援している町でもこんなところにいるのは、おそらくはダンジョンが彼の肝入りの事業ということなんだろう。
まぁ魔法に新素材、モンスターなどなどそりゃ世界がひっくり返る要素があり過ぎるんだから当たり前か。
他を見ると雨宮さんと熊井君は大口を開けて石像のようにストップ中。
この二人は俺と一緒で庶民だからなぁ。
白藤先輩ですら目が泳いでいた。
「確か四人兄妹でしたよね?」
「ええそうです。こちらにはご兄妹全員が詰めておられまして、探索者様たちからはトランプのカードになぞらえてレオン様は『キング』という愛称を頂いております」
さっきのおっさんがキングと言っていたのはそのあだ名か。
「ま、まぁともかくお話しましょうか」
蹴られて転がされたテーブルを直し、昨日と同じように席に着く。
色々あって動揺が抜けきれておらず、心の整理が追いついていないがこれで続きができる。
周りの傍観者たちもさっと事を納めてくれたレオンのおかげで各々自分たちのやるべきことへと戻っていった。
「ええと、昨日は確か誓約書を書いてもらったところまででしたね。あ、ちなみに外でここのことを吹聴したりスキルや装備を使ったりするとさっきのお姉さんやそれに近い人が飛んで来るのでやめた方が賢明です」
あのメイドがやってくる。
想像するだけで心臓に悪い。もしあのままレオンが止めなければあれは本当に首を切ってた。あれはそういうタイプの人間だ。
短い時間ながらも彼女はそんな恐怖を植え付けていった。ある意味では狂っていると言える。あんな人間がメイド服を着ている時点でお笑いでもあるが。
「あれってどういう立場の人なんですか?」
「あまり詳しいことは存じませんがレオン様の護衛兼ここの荒事専門スタッフでもあります。あぁいう方がまだ何人もいて警備員のようなものだとお考え下さい」
あんなのがまだ他にもいるというのが驚きだ。
ただ剣と魔法を使える探索者たちが図に乗らず大人しくしているのはきっとあれのおかげでもあると思う。
そうでなければ馬鹿なことをする人が出てきてもおかしくはないだろうし。
ちらりと見ると雨宮さんが顔面蒼白だった。
「雨宮さんどうしたの? 具合悪い?」
「い、いえ。どうぞ続けて下さい……」
絞り出すような声音だった。
まぁ彼女としてもおっさんたちに肩を触られてあの展開で気が気ではないか。
「そう? きつそうならちゃんと言ってね?」
「は、はい。分かりました……」
体が苦しそうというよりは精神的な不調っぽい。
時間が解決してくれるかもしれないのでとりあえず話を続けさせてもらおうかな。
「まずはここで探索するにあたって重要なアプリをインストールして頂きます」
「アプリ?」
「ええ、素材を売買して頂くにあたってネット専用の通貨でやり取りして頂きます。それの管理や探索者様同士の素材依頼のページや武具交換などのオークションや掲示板機能も付いているものです」
「普通に銀行振込とかではないってことですか?」
「そうしないと例えば個人間で装備の売買のやり取りがあった際に数十万円や数百万円単位のお金を口座に振り込むなど手間が掛かるという要望がありまして作らせて頂きました。もちろんその通貨を現金にすることは可能です」
言って小型の機械を出される。
読み込み部分があってそこにスマホを近付けたらインターネットを通さなくてもインストールされるものだ。
これを断る人はいないようで、全員がスマホに入れていき、さっそく起動しどんなものかと眺めてみる。
「あぁ確かに、オークション機能とかあるんですね。このDPってのが通貨ですか?」
「はい名前はそのままDPと付けさせて頂いております。一ポイントが百円です。素材を売られたときには個人ではなくパーティー分として一度プールしておいて、そこから各々のアカウントに自動引き落としすることも可能です」
大体は山分けのパーティーが多いだろうけど、例えばリーダーだけが取り分を多くしたりすることもできるってことかな。
「次にパーティーメンバーの人数枠についてのご説明です。人数の上限はありませんがおおよそ五人までを推奨しております。これには理由がありまして探索者様が多くなればなるほどなぜかモンスターが集まってきやすい傾向にあるからです。適正レベル以下の階層で徒党を組んで荒稼ぎするという手もなくはないのですが、一度それでモンスター・パニックが引き起こされたことがありまして現在ではよっぽどの事情が無い限りはご遠慮して頂いております。また確認されている複数人に掛かる回復魔法やバフなどの上限が五人までであることとも関係しております」
「ちなみに一人のやつはいるのか?」
この質問は白藤先輩だ。
この人ならやりかねない。
「おられますが、格下のじゅうぶんな安全マージンを取られた階層での話です。先に進むには一人では不可能とお考え下さい。三人から五人までのパーティーが主流で、最前線はいずれも五人パーティーとなっております」
俺たちは四人。後衛からの援護、いわゆる魔法使いやハンターの弓みたいな遠距離攻撃に乏しいところはあるが、バランスとしても悪くないと思う。
「ちなみにゴブリンの歯みたいなのを拾ったんですがあれっていくらになるんですか?」
「相場は変動しますし、こちらでの買い取り価格と個人間での取引ではまた値段は変わってきますが、大体一つ千円とお考え下さい。さすがに半年も経ったので浅層での素材はかなり安くなっています」
ということは四人で割ると一人二百五十円か。
安っすいなぁ。めちゃくちゃ危険なアルバイトと考えたらこの低賃金な時給はブラックを通り越して漆黒だぞ。
「や、安いですね」
あからさまに熊井君が残念そうな顔になった。
「最初はどうしてもそうなりますね。複数人のパーティーで儲けようと考えるなら少なくても十層以上はいかないといけないと思います。ただ十層未満は他のパーティーとなぜか会わない仕様になっていて、それを好んで潜る方もおられるのはおられます」
裏を返せば十層以上は他のパーティーとも遭遇するってことか。
なんかややこしそうだけど、とりあえずはまずはそこが目標か。
「あとこれも重要なんですが、ダンジョンのモンスターは外から持ち込んだ武器では傷を与えられません」
「え?」
「素手か、中で取れた武器を使う、もしくは魔法などでしかダメージを与えられない仕組みになっています。これは探索者様とは性質の異なるHPがモンスターにも存在するのではないかと言われています。実際に実験をしたのですが、携帯して頂いた銃弾や剣などがゴブリンにすらほとんど効いていなかったということです」
「ほとんどってことは多少は効いているってことですか?」
「そのようです。聞いた話によるとマシンガンの弾倉を空にしてようやくゴブリン一匹が倒せたという報告が上がっています。ハッキリ言ってコスト計算が合いません」
そりゃそうだろう。何十発か何百発か知らないが、さすがに千円より安いってことはないはずだ。
しかしとなると困ったな。宝箱で出るまで粘るかお金を出して買わないといけないのか。
貯金を下ろすのは避けたいんだが。
「ちなみに初期装備っておいくらぐらいですか?」
「ヴァルハラには二階に武器屋などを設けておりますが、そこででしたら一律DP百ポイントです。つまり一万円からとなっております」
「うげ、けっこうするなぁ」
高いのか安いのか判断が難しい。
まぁでも俺たちでも手が届くラインというのは相場的に下がってきているということなのかな。
熊井君と雨宮さんは宝箱からすでに出てるから買わなくてもいいだろうけど。ちょっと羨ましい。
「なんかごめん」
それを察してか気まずそうに熊井君が肩を丸めしょんぼりとして謝ってくるけど、そんな気にすることじゃない。
「謝ることはないよ。あそこで熊井君が武器を持ってなかったら俺たちは無傷で乗り越えられることはできなかったはずだしね」
「皆様には先程オーナーのレオンから支援して欲しいと頼まれておりますので、一人一つまでで百ポイントの装備と交換させて頂きますのでご安心下さい」
この中で一万円でびびってないのは家がお金持ちの白藤先輩ぐらいで、俺や熊井君、それに雨宮さんはほっと胸を撫で下ろした。
って、そう言えばそうだったな。さっきレオンが迷惑のお詫びにってくれる約束をしてくれていたんだった。
彼への好感度がぐーんと上がった瞬間だ。
「とりあえず重要事項は優先的にお話し致しました。分からないことがあればアプリの中にFAQもありますし、私共にお聞きして頂ければ答えられる範囲内であればお答えさせて頂きます」
「範囲内ってどういうことですか?」
「施設の案内などはもちろん無料ですがその他のダンジョン内の情報に関しては有料となっております。例えば地図やモンスター構成、弱点、スキルに関してなどなど。弊社は物以外にも情報も商品として取り扱っております。ご了承下さい」
「世知辛いですね」
スキル関係は聞きたかったのだが、有料となると学生としては二の足を踏んでしまう。
「褒め言葉として受け取らせて頂きます」
ニコリと咲さんのいつもの極上の営業スマイルだ。
それから彼女は立ち上がり二階へと手の平を向けた。
「ではまずは装備を整えるために二階もご案内致しますね」
若くしてすでに幾つもの地域を率いて順調に業績を伸ばしていると以前テレビでやっていた。
そう会社ではなく、地域だ。確かルミナスが興ったとされるイギリスがあるヨーロッパ地域、そしてアフリカ大陸を彼が一気に引き受けているとかなんとか。
レオンがオーナーということは咲さんたち職員を雇っているのは彼で、ダンジョン探索を主導しているのも彼ということになる。
そんな人物がいくらルミナスグループが支援している町でもこんなところにいるのは、おそらくはダンジョンが彼の肝入りの事業ということなんだろう。
まぁ魔法に新素材、モンスターなどなどそりゃ世界がひっくり返る要素があり過ぎるんだから当たり前か。
他を見ると雨宮さんと熊井君は大口を開けて石像のようにストップ中。
この二人は俺と一緒で庶民だからなぁ。
白藤先輩ですら目が泳いでいた。
「確か四人兄妹でしたよね?」
「ええそうです。こちらにはご兄妹全員が詰めておられまして、探索者様たちからはトランプのカードになぞらえてレオン様は『キング』という愛称を頂いております」
さっきのおっさんがキングと言っていたのはそのあだ名か。
「ま、まぁともかくお話しましょうか」
蹴られて転がされたテーブルを直し、昨日と同じように席に着く。
色々あって動揺が抜けきれておらず、心の整理が追いついていないがこれで続きができる。
周りの傍観者たちもさっと事を納めてくれたレオンのおかげで各々自分たちのやるべきことへと戻っていった。
「ええと、昨日は確か誓約書を書いてもらったところまででしたね。あ、ちなみに外でここのことを吹聴したりスキルや装備を使ったりするとさっきのお姉さんやそれに近い人が飛んで来るのでやめた方が賢明です」
あのメイドがやってくる。
想像するだけで心臓に悪い。もしあのままレオンが止めなければあれは本当に首を切ってた。あれはそういうタイプの人間だ。
短い時間ながらも彼女はそんな恐怖を植え付けていった。ある意味では狂っていると言える。あんな人間がメイド服を着ている時点でお笑いでもあるが。
「あれってどういう立場の人なんですか?」
「あまり詳しいことは存じませんがレオン様の護衛兼ここの荒事専門スタッフでもあります。あぁいう方がまだ何人もいて警備員のようなものだとお考え下さい」
あんなのがまだ他にもいるというのが驚きだ。
ただ剣と魔法を使える探索者たちが図に乗らず大人しくしているのはきっとあれのおかげでもあると思う。
そうでなければ馬鹿なことをする人が出てきてもおかしくはないだろうし。
ちらりと見ると雨宮さんが顔面蒼白だった。
「雨宮さんどうしたの? 具合悪い?」
「い、いえ。どうぞ続けて下さい……」
絞り出すような声音だった。
まぁ彼女としてもおっさんたちに肩を触られてあの展開で気が気ではないか。
「そう? きつそうならちゃんと言ってね?」
「は、はい。分かりました……」
体が苦しそうというよりは精神的な不調っぽい。
時間が解決してくれるかもしれないのでとりあえず話を続けさせてもらおうかな。
「まずはここで探索するにあたって重要なアプリをインストールして頂きます」
「アプリ?」
「ええ、素材を売買して頂くにあたってネット専用の通貨でやり取りして頂きます。それの管理や探索者様同士の素材依頼のページや武具交換などのオークションや掲示板機能も付いているものです」
「普通に銀行振込とかではないってことですか?」
「そうしないと例えば個人間で装備の売買のやり取りがあった際に数十万円や数百万円単位のお金を口座に振り込むなど手間が掛かるという要望がありまして作らせて頂きました。もちろんその通貨を現金にすることは可能です」
言って小型の機械を出される。
読み込み部分があってそこにスマホを近付けたらインターネットを通さなくてもインストールされるものだ。
これを断る人はいないようで、全員がスマホに入れていき、さっそく起動しどんなものかと眺めてみる。
「あぁ確かに、オークション機能とかあるんですね。このDPってのが通貨ですか?」
「はい名前はそのままDPと付けさせて頂いております。一ポイントが百円です。素材を売られたときには個人ではなくパーティー分として一度プールしておいて、そこから各々のアカウントに自動引き落としすることも可能です」
大体は山分けのパーティーが多いだろうけど、例えばリーダーだけが取り分を多くしたりすることもできるってことかな。
「次にパーティーメンバーの人数枠についてのご説明です。人数の上限はありませんがおおよそ五人までを推奨しております。これには理由がありまして探索者様が多くなればなるほどなぜかモンスターが集まってきやすい傾向にあるからです。適正レベル以下の階層で徒党を組んで荒稼ぎするという手もなくはないのですが、一度それでモンスター・パニックが引き起こされたことがありまして現在ではよっぽどの事情が無い限りはご遠慮して頂いております。また確認されている複数人に掛かる回復魔法やバフなどの上限が五人までであることとも関係しております」
「ちなみに一人のやつはいるのか?」
この質問は白藤先輩だ。
この人ならやりかねない。
「おられますが、格下のじゅうぶんな安全マージンを取られた階層での話です。先に進むには一人では不可能とお考え下さい。三人から五人までのパーティーが主流で、最前線はいずれも五人パーティーとなっております」
俺たちは四人。後衛からの援護、いわゆる魔法使いやハンターの弓みたいな遠距離攻撃に乏しいところはあるが、バランスとしても悪くないと思う。
「ちなみにゴブリンの歯みたいなのを拾ったんですがあれっていくらになるんですか?」
「相場は変動しますし、こちらでの買い取り価格と個人間での取引ではまた値段は変わってきますが、大体一つ千円とお考え下さい。さすがに半年も経ったので浅層での素材はかなり安くなっています」
ということは四人で割ると一人二百五十円か。
安っすいなぁ。めちゃくちゃ危険なアルバイトと考えたらこの低賃金な時給はブラックを通り越して漆黒だぞ。
「や、安いですね」
あからさまに熊井君が残念そうな顔になった。
「最初はどうしてもそうなりますね。複数人のパーティーで儲けようと考えるなら少なくても十層以上はいかないといけないと思います。ただ十層未満は他のパーティーとなぜか会わない仕様になっていて、それを好んで潜る方もおられるのはおられます」
裏を返せば十層以上は他のパーティーとも遭遇するってことか。
なんかややこしそうだけど、とりあえずはまずはそこが目標か。
「あとこれも重要なんですが、ダンジョンのモンスターは外から持ち込んだ武器では傷を与えられません」
「え?」
「素手か、中で取れた武器を使う、もしくは魔法などでしかダメージを与えられない仕組みになっています。これは探索者様とは性質の異なるHPがモンスターにも存在するのではないかと言われています。実際に実験をしたのですが、携帯して頂いた銃弾や剣などがゴブリンにすらほとんど効いていなかったということです」
「ほとんどってことは多少は効いているってことですか?」
「そのようです。聞いた話によるとマシンガンの弾倉を空にしてようやくゴブリン一匹が倒せたという報告が上がっています。ハッキリ言ってコスト計算が合いません」
そりゃそうだろう。何十発か何百発か知らないが、さすがに千円より安いってことはないはずだ。
しかしとなると困ったな。宝箱で出るまで粘るかお金を出して買わないといけないのか。
貯金を下ろすのは避けたいんだが。
「ちなみに初期装備っておいくらぐらいですか?」
「ヴァルハラには二階に武器屋などを設けておりますが、そこででしたら一律DP百ポイントです。つまり一万円からとなっております」
「うげ、けっこうするなぁ」
高いのか安いのか判断が難しい。
まぁでも俺たちでも手が届くラインというのは相場的に下がってきているということなのかな。
熊井君と雨宮さんは宝箱からすでに出てるから買わなくてもいいだろうけど。ちょっと羨ましい。
「なんかごめん」
それを察してか気まずそうに熊井君が肩を丸めしょんぼりとして謝ってくるけど、そんな気にすることじゃない。
「謝ることはないよ。あそこで熊井君が武器を持ってなかったら俺たちは無傷で乗り越えられることはできなかったはずだしね」
「皆様には先程オーナーのレオンから支援して欲しいと頼まれておりますので、一人一つまでで百ポイントの装備と交換させて頂きますのでご安心下さい」
この中で一万円でびびってないのは家がお金持ちの白藤先輩ぐらいで、俺や熊井君、それに雨宮さんはほっと胸を撫で下ろした。
って、そう言えばそうだったな。さっきレオンが迷惑のお詫びにってくれる約束をしてくれていたんだった。
彼への好感度がぐーんと上がった瞬間だ。
「とりあえず重要事項は優先的にお話し致しました。分からないことがあればアプリの中にFAQもありますし、私共にお聞きして頂ければ答えられる範囲内であればお答えさせて頂きます」
「範囲内ってどういうことですか?」
「施設の案内などはもちろん無料ですがその他のダンジョン内の情報に関しては有料となっております。例えば地図やモンスター構成、弱点、スキルに関してなどなど。弊社は物以外にも情報も商品として取り扱っております。ご了承下さい」
「世知辛いですね」
スキル関係は聞きたかったのだが、有料となると学生としては二の足を踏んでしまう。
「褒め言葉として受け取らせて頂きます」
ニコリと咲さんのいつもの極上の営業スマイルだ。
それから彼女は立ち上がり二階へと手の平を向けた。
「ではまずは装備を整えるために二階もご案内致しますね」
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説
ダンマス(異端者)
AN@RCHY
ファンタジー
幼女女神に召喚で呼び出されたシュウ。
元の世界に戻れないことを知って自由気ままに過ごすことを決めた。
人の作ったレールなんかのってやらねえぞ!
地球での痕跡をすべて消されて、幼女女神に召喚された風間修。そこで突然、ダンジョンマスターになって他のダンジョンマスターたちと競えと言われた。
戻りたくても戻る事の出来ない現実を受け入れ、異世界へ旅立つ。
始めこそ異世界だとワクワクしていたが、すぐに碇石からズレおかしなことを始めた。
小説になろうで『AN@CHY』名義で投稿している、同タイトルをアルファポリスにも投稿させていただきます。
向こうの小説を多少修正して投稿しています。
修正をかけながらなので更新ペースは不明です。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ものひろいの能力もらったけど魔法と恋愛に夢中です。
紫雲くろの
ファンタジー
前代未聞の転生者特典を大量使用、チートVSチートなど今までにないド派手バトル描写が多いので、俺つえーに飽きた人にオススメです。
ごく一般的な社畜だった主人公コウは事故により異世界転生を果たす。
転生特典でもらった一定間隔でランダムにアイテムが手に入る能力”ものひろい”により
序盤にて伝説級アイテムの聖剣を手に入れて世界最強かと思いきや、そこに転生特典を奪う強敵が現れたり、リアルチートの元嫁が来たりと忙しい日々を送る。
チートマシマシ&強敵マシマシ、バトルラブコメ物語。
こちらの作品もよろしくおねがいします。こちらはギャグ増々でお送りしてます。
豪運少女と不運少女
小説家になろう様にも投稿しております。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
辺境暮らしの付与術士
黄舞
ファンタジー
ファンタジー小説大賞50位でした。
応援ありがとうございました!!
若い頃に視力を失った元冒険者のカイン。自ら開発した付与魔法を駆使し、辺境の村で慎ましやかに暮らしていた。
しかしカインは気付いていなかった。付与魔法を扱える者は、この世にただ一人だということを。娘に送った初心者用装備に宝具と呼ばれるほどの性能を与えたことを。
「私がお父さんにお母さんの花を見せてあげる!」
娘のサラは父の視界に色を取り戻す薬の原料を手に入れるため、冒険者となりAランクへと駆け上がっていた。
「ご苦労様でした。目標を完遂出来て私は今非常に機嫌がいい」
しかし、ジェスターと名乗る男は、サラ達が集めようとする原料を盗んでいく。
果たして、サラは無事に父の視界に色を取り戻すことが出来るのだろうか?
これは父と娘の数奇な運命の物語である。
タイトルは父親であるカインの事ですが、娘のサラの話と行きつ戻りつの形で話は進んでいきます。
表紙絵は藍里さんに描いてもらいました(*´ω`*)
藍里さんのアカウントですhttps://twitter.com/lyon_sosaku
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる