44 / 56
呪詛
苗床※
しおりを挟む
「あっ、く……っ、うう、んん……っ」
ずちゅずちゅと音を立てて、触手が腹の中を出入りする。
狭い肉壁をくびれが擦り上げるのがたまらない。
(ああ、また妖に犯されてしまった……)
人ならざるものに犯されているのに、淫らな真霧の体は喜悦し、極太の触手を締め付けてしまう。
「あぁあっ」
激しく突き上げられ、耐えきれず喉を反らす。
すると仰いた先にいた太い触手に唇をこじ開けられ、口内にも侵入された。
「あ、ふ、ぐ……っ」
深く突かれると反射で喉が絞られ、触手を締め付けてしまう。
三つの孔を犯されながら、両の胸の尖りも嬲られ、凄まじい快楽の嵐にもはや正気を保つのも難しいほどだ。
「ひん……っ!」
腹の中の触手が更に深く入り込み、最奥をこじ開けた。
はまり込んだそこで、大きく膨れ上がる。
「んんうぅっ」
圧迫感に目を剥いた刹那、奥深くに熱いものがぶちまけられた。
「ああ……や、なに……っ」
それはただの粘液ではなかった。
ぷちぷちとした、今まで味わったことのない奇妙な感触の何かが注ぎ込まれたのだ。
「あ、熱いっ」
腹の奥が熱を持っている。
いや、注ぎ込まれたその何かが熱を発している。
「ま、まさか……」
────卵を産み付けられた……?
(触手の卵を……?)
ひっと掠れた悲鳴が漏れた。
あまりのおぞましさに、おこりのように全身が震え始める。
すると、まとわりつく触手たちの先からまた粘液が溢れ出した。
「う、くぅ、んんっ」
粘液を口内に注がれ、全身を愛撫されながら塗り込まれているうちに、意識がどろりと濁り出す。
そして、何を恐れていたのかわからなくなる。
「んん……っ」
全てを吐き出し切った触手がずるりと抜ける。
すかさず別の触手が後孔に潜り込む。
「あ、ああっ」
最奥を優しく突かれ、甘い愉悦にきゅうきゅうと下腹が疼く。
やがて触手は真霧の中に湯のように熱い体液を吐き出した。
体液を吸収した腹の奥が更に熱くなる。
今の感触は、卵ではなかった。
(もしや……、卵に精を与えた……のか……?)
ひくつく媚肉に、また次の触手が埋め込まれた。
触手は粘膜を擦り上げ、何度も真霧を絶頂させては、そして最奥に粘液を吐き出す。
何本もの触手が代わる代わる真霧の腹の中に入り込んだ。
どれほど時が経っただろうか。
気付けば、真霧の腹はぽっこりと膨らんでいた。
ずるりと、全ての穴から触手たちが出て行く。
刹那、差し込んだように腹が痛み、朦朧としていた意識が覚醒する。
「う…ん……っ」
腹の奥が収縮し、真霧は眉を寄せた。
額に冷や汗がにじむ。
何かが体内を降りてくるのを感じる。
「……っ、は、あ……っ、なに、これ、やああ……っ!」
弾力のある何かが、狭い肉筒を押し開きながら降りてくる。
粘膜全体をこそげるように擦られるのがたまらなく気持ちがよくて、震えが止まらない。
「あっ、あ、あぁ~~っ!」
赤く充血した肉輪をこじ開け、鶏の卵程に育った触手の卵が産み落とされた。
卵は落下する前に、すかさず触手に受け止められる。
「はひ……っ、あ、ぁあ……ッ!」
休む間もなく次々と卵が降りてきた。
卵が肉筒を通り抜ける強烈な快楽に真霧は連続で極め続け、十数個程の卵全てを産み落とした時には、触手の床の上にぐったりと倒れ込んでいた。
はぁはぁと荒い息を吐きながら、一箇所に集められた卵を見遣る。
すると、見る間にぱちりと音を立てて、卵の殻が次々と割れ始めた。
現れたのは、ほとんどはみみず程度の大きさの触手たちだった。
だが、驚いたことに、中には掌に乗るくらいの小鬼らしきものもいるではないか。
小鬼は二匹おり、どちらもなめし革のような黒い肌に二本の角を生やしている。
よく見ればちろちろと見え隠れする舌は奇妙に長く、そこは触手のようだ。
生まれたてにも関わらず、小鬼はもう四つ足で這い始めた。
気味が悪いはずなのに、自分の腹で孵したからなのだろうか、なぜかかわいらしくも見えてきて、そんな己に戸惑う。
生みの親だとわかるのか、それとも乳の匂いに惹かれるのか、小鬼と触手たちは真霧に群がり、体の上に乗り上げてきた。
「あ……っ、待って、そんな一斉に……っ」
いち早く左右の胸に吸いついたのは小鬼たちだった。
「あぁんっ、だめ、強いぃっ」
体に見合わぬ力強さで吸い上げられ、ぞくぞくと背筋が戦慄く。
なまじ見た目は至極小さな赤子のため、まるで我が子に乳をやる母になったような妙な気分になってしまう。
「ん……っ、くぅ、んんっ」
びくびくと小刻みに震える肢体を、生まれたての触手たちがぬるぬると這い回る。
全身を弄られ、恍惚としながら胸を吸わせ続けていた真霧は、ふと気付いた。
先程より小鬼が大きくなっていることに。
ずちゅずちゅと音を立てて、触手が腹の中を出入りする。
狭い肉壁をくびれが擦り上げるのがたまらない。
(ああ、また妖に犯されてしまった……)
人ならざるものに犯されているのに、淫らな真霧の体は喜悦し、極太の触手を締め付けてしまう。
「あぁあっ」
激しく突き上げられ、耐えきれず喉を反らす。
すると仰いた先にいた太い触手に唇をこじ開けられ、口内にも侵入された。
「あ、ふ、ぐ……っ」
深く突かれると反射で喉が絞られ、触手を締め付けてしまう。
三つの孔を犯されながら、両の胸の尖りも嬲られ、凄まじい快楽の嵐にもはや正気を保つのも難しいほどだ。
「ひん……っ!」
腹の中の触手が更に深く入り込み、最奥をこじ開けた。
はまり込んだそこで、大きく膨れ上がる。
「んんうぅっ」
圧迫感に目を剥いた刹那、奥深くに熱いものがぶちまけられた。
「ああ……や、なに……っ」
それはただの粘液ではなかった。
ぷちぷちとした、今まで味わったことのない奇妙な感触の何かが注ぎ込まれたのだ。
「あ、熱いっ」
腹の奥が熱を持っている。
いや、注ぎ込まれたその何かが熱を発している。
「ま、まさか……」
────卵を産み付けられた……?
(触手の卵を……?)
ひっと掠れた悲鳴が漏れた。
あまりのおぞましさに、おこりのように全身が震え始める。
すると、まとわりつく触手たちの先からまた粘液が溢れ出した。
「う、くぅ、んんっ」
粘液を口内に注がれ、全身を愛撫されながら塗り込まれているうちに、意識がどろりと濁り出す。
そして、何を恐れていたのかわからなくなる。
「んん……っ」
全てを吐き出し切った触手がずるりと抜ける。
すかさず別の触手が後孔に潜り込む。
「あ、ああっ」
最奥を優しく突かれ、甘い愉悦にきゅうきゅうと下腹が疼く。
やがて触手は真霧の中に湯のように熱い体液を吐き出した。
体液を吸収した腹の奥が更に熱くなる。
今の感触は、卵ではなかった。
(もしや……、卵に精を与えた……のか……?)
ひくつく媚肉に、また次の触手が埋め込まれた。
触手は粘膜を擦り上げ、何度も真霧を絶頂させては、そして最奥に粘液を吐き出す。
何本もの触手が代わる代わる真霧の腹の中に入り込んだ。
どれほど時が経っただろうか。
気付けば、真霧の腹はぽっこりと膨らんでいた。
ずるりと、全ての穴から触手たちが出て行く。
刹那、差し込んだように腹が痛み、朦朧としていた意識が覚醒する。
「う…ん……っ」
腹の奥が収縮し、真霧は眉を寄せた。
額に冷や汗がにじむ。
何かが体内を降りてくるのを感じる。
「……っ、は、あ……っ、なに、これ、やああ……っ!」
弾力のある何かが、狭い肉筒を押し開きながら降りてくる。
粘膜全体をこそげるように擦られるのがたまらなく気持ちがよくて、震えが止まらない。
「あっ、あ、あぁ~~っ!」
赤く充血した肉輪をこじ開け、鶏の卵程に育った触手の卵が産み落とされた。
卵は落下する前に、すかさず触手に受け止められる。
「はひ……っ、あ、ぁあ……ッ!」
休む間もなく次々と卵が降りてきた。
卵が肉筒を通り抜ける強烈な快楽に真霧は連続で極め続け、十数個程の卵全てを産み落とした時には、触手の床の上にぐったりと倒れ込んでいた。
はぁはぁと荒い息を吐きながら、一箇所に集められた卵を見遣る。
すると、見る間にぱちりと音を立てて、卵の殻が次々と割れ始めた。
現れたのは、ほとんどはみみず程度の大きさの触手たちだった。
だが、驚いたことに、中には掌に乗るくらいの小鬼らしきものもいるではないか。
小鬼は二匹おり、どちらもなめし革のような黒い肌に二本の角を生やしている。
よく見ればちろちろと見え隠れする舌は奇妙に長く、そこは触手のようだ。
生まれたてにも関わらず、小鬼はもう四つ足で這い始めた。
気味が悪いはずなのに、自分の腹で孵したからなのだろうか、なぜかかわいらしくも見えてきて、そんな己に戸惑う。
生みの親だとわかるのか、それとも乳の匂いに惹かれるのか、小鬼と触手たちは真霧に群がり、体の上に乗り上げてきた。
「あ……っ、待って、そんな一斉に……っ」
いち早く左右の胸に吸いついたのは小鬼たちだった。
「あぁんっ、だめ、強いぃっ」
体に見合わぬ力強さで吸い上げられ、ぞくぞくと背筋が戦慄く。
なまじ見た目は至極小さな赤子のため、まるで我が子に乳をやる母になったような妙な気分になってしまう。
「ん……っ、くぅ、んんっ」
びくびくと小刻みに震える肢体を、生まれたての触手たちがぬるぬると這い回る。
全身を弄られ、恍惚としながら胸を吸わせ続けていた真霧は、ふと気付いた。
先程より小鬼が大きくなっていることに。
63
お気に入りに追加
825
あなたにおすすめの小説
隷属神官の快楽記録
彩月野生
BL
魔族の集団に捕まり性奴隷にされた神官。
神に仕える者を憎悪する魔族クロヴィスに捕まった神官リアムは、陵辱され快楽漬けの日々を余儀なくされてしまうが、やがてクロヴィスを愛してしまう。敬愛する神官リュカまでも毒牙にかかり、リアムは身も心も蹂躙された。
※流血、残酷描写、男性妊娠、出産描写含まれますので注意。
後味の良いラストを心がけて書いていますので、安心してお読みください。
『僕は肉便器です』
眠りん
BL
「僕は肉便器です。どうぞ僕を使って精液や聖水をおかけください」その言葉で肉便器へと変貌する青年、河中悠璃。
彼は週に一度の乱交パーティーを楽しんでいた。
そんな時、肉便器となる悦びを悠璃に与えた原因の男が現れて肉便器をやめるよう脅してきた。
便器でなければ射精が出来ない身体となってしまっている悠璃は、彼の要求を拒むが……。
※小スカあり
2020.5.26
表紙イラストを描いていただきました。
イラスト:右京 梓様
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
美しい側近は王の玩具
彩月野生
BL
長い金糸に青目、整った顔立ちの美しい側近レシアは、
秘密裏に奴隷を逃がしていた事が王にばれてしまった。敬愛する王レオボールによって身も心も追い詰められ、性拷問を受けて堕落していく。
(触手、乱交、凌辱注意。誤字脱字報告不要)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる