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帰還
種付※
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次に真霧に手を伸ばしたのは、少し年嵩の髭面の男だった。
「わかっとらんなあ。孕ませたいならもっと感じさせてやらんと。わしに任せておけ」
髭面はしたり顔でそう言うと、真霧を向い合わせに膝に乗せ、下からゆっくりと埋め込んだ。
「んん……っ、あ、あぁ……」
宣言どおり、男は巧みで、執拗だった。
赤く尖った胸の先を指先で優しく摘み、くりくりと転がしながら、柔肉を捏ねるように腰を回して突き上げてくる。
粗野な抽送に翻弄されたあとで、じっくりと官能を高めるような愛撫は覿面だった。
「あ、はぁ……、うう、んんっ」
痺れるような快感が身体中に染み渡っていく。
開いたままの唇からは、鼻にかかった甘い声がひっきりなしにまろび出る。
「ここか?ここがいいのか!?」
「……ん、いい……、いいっ、あぁ、すごい……っ」
最も敏感な深奥に、張り出した先端をぴたりと押し当てられ、小刻みに突き上げられると、涙が出るくらいに気持ちがいい。
それだけでもたまらないのに、男の無骨な指はずっと乳首を摘んではひねって、乳を搾り出しているのだ。
腹の底から快感が込み上げてきて、びくんびくんと勝手に体が跳ね上がる。
「もっとしてほしいか」
「ん、んん……っ、ああっ、もっと……っ」
「だったら、孕ませてくれと言ってみろ」
「あぁ……っ、孕ませ、て…っ、んんっ、お願い……っ」
もう自分が何を口にしているかもわからず、命じられるままに哀願してしまう。
「愛いのう。よしよし、たっぷり子種をくれてやろうぞ」
髭面は真霧のなめらかな双丘を両手で揉むと、尻を持ち上げては落としながら突き上げ始めた。
「あぁっ!、はあ……っ」
「おまえらも優しくかわいがってやれ」
男の合図で、何本もの手が真霧の体を這い回り始めた。
深く奥を捏ねられながら、胸の尖りを転がされ、ふるふると揺れる脚の間の物を撫で上げられて、じわじわと追い詰められるような快感に気が狂いそうになる。
「そら、孕ませてやるぞ!」
「……ひんっ、あぁあ……っあああ──っ」
官能にうねる秘肉を白濁でしとどに濡らされた刹那、真霧の背が大きくしなり、乳首からも花芯からも勢いよく蜜が噴き出した。
真霧の中で果てた後も、名残を惜しむようににゆるゆると腰を揺すっていた髭面がようやく出て行くと、真霧はくたりと筵に倒れ込んだ。
「おい。おまえ、初めてだろう。筆おろししてもらえ」
一番年若に見える男が、そうからかわれて真霧の前に押し出されてきた。
若人は、しどけなく横たわる真霧を間近から見下ろし、茹で蛸のように顔を真っ赤に染めておろおろとしている。
「仕方ねえなあ。なあ、あんた。こいつにどこに突っ込んだらいいか教えてやってくれよ」
真霧を最初に犯した男が、笑い含みに頼んできた。
けれど、何度も達して朦朧としている頭には、言葉の意味がうまく入ってこない。
だから、ただ言われたとおりに、そろそろと脚を開いた。
そして、悦楽の余韻にわななく両手で己の尻たびを掴み、左右に広げて見せつける。
「ここに挿れて……」
くぱりと桃色の粘膜を覗かせた蕾から、白濁がとろりと滴り落ちた。
息を呑んで真霧を凝視していた若人の喉が、ごくりと音を立てた。
「くそ!や、やってやるよっ!」
若人は鼻息も荒く真霧にのしかかると、腹につくほど反り返った怒張を濡れた後孔に突き立てた。
「わかっとらんなあ。孕ませたいならもっと感じさせてやらんと。わしに任せておけ」
髭面はしたり顔でそう言うと、真霧を向い合わせに膝に乗せ、下からゆっくりと埋め込んだ。
「んん……っ、あ、あぁ……」
宣言どおり、男は巧みで、執拗だった。
赤く尖った胸の先を指先で優しく摘み、くりくりと転がしながら、柔肉を捏ねるように腰を回して突き上げてくる。
粗野な抽送に翻弄されたあとで、じっくりと官能を高めるような愛撫は覿面だった。
「あ、はぁ……、うう、んんっ」
痺れるような快感が身体中に染み渡っていく。
開いたままの唇からは、鼻にかかった甘い声がひっきりなしにまろび出る。
「ここか?ここがいいのか!?」
「……ん、いい……、いいっ、あぁ、すごい……っ」
最も敏感な深奥に、張り出した先端をぴたりと押し当てられ、小刻みに突き上げられると、涙が出るくらいに気持ちがいい。
それだけでもたまらないのに、男の無骨な指はずっと乳首を摘んではひねって、乳を搾り出しているのだ。
腹の底から快感が込み上げてきて、びくんびくんと勝手に体が跳ね上がる。
「もっとしてほしいか」
「ん、んん……っ、ああっ、もっと……っ」
「だったら、孕ませてくれと言ってみろ」
「あぁ……っ、孕ませ、て…っ、んんっ、お願い……っ」
もう自分が何を口にしているかもわからず、命じられるままに哀願してしまう。
「愛いのう。よしよし、たっぷり子種をくれてやろうぞ」
髭面は真霧のなめらかな双丘を両手で揉むと、尻を持ち上げては落としながら突き上げ始めた。
「あぁっ!、はあ……っ」
「おまえらも優しくかわいがってやれ」
男の合図で、何本もの手が真霧の体を這い回り始めた。
深く奥を捏ねられながら、胸の尖りを転がされ、ふるふると揺れる脚の間の物を撫で上げられて、じわじわと追い詰められるような快感に気が狂いそうになる。
「そら、孕ませてやるぞ!」
「……ひんっ、あぁあ……っあああ──っ」
官能にうねる秘肉を白濁でしとどに濡らされた刹那、真霧の背が大きくしなり、乳首からも花芯からも勢いよく蜜が噴き出した。
真霧の中で果てた後も、名残を惜しむようににゆるゆると腰を揺すっていた髭面がようやく出て行くと、真霧はくたりと筵に倒れ込んだ。
「おい。おまえ、初めてだろう。筆おろししてもらえ」
一番年若に見える男が、そうからかわれて真霧の前に押し出されてきた。
若人は、しどけなく横たわる真霧を間近から見下ろし、茹で蛸のように顔を真っ赤に染めておろおろとしている。
「仕方ねえなあ。なあ、あんた。こいつにどこに突っ込んだらいいか教えてやってくれよ」
真霧を最初に犯した男が、笑い含みに頼んできた。
けれど、何度も達して朦朧としている頭には、言葉の意味がうまく入ってこない。
だから、ただ言われたとおりに、そろそろと脚を開いた。
そして、悦楽の余韻にわななく両手で己の尻たびを掴み、左右に広げて見せつける。
「ここに挿れて……」
くぱりと桃色の粘膜を覗かせた蕾から、白濁がとろりと滴り落ちた。
息を呑んで真霧を凝視していた若人の喉が、ごくりと音を立てた。
「くそ!や、やってやるよっ!」
若人は鼻息も荒く真霧にのしかかると、腹につくほど反り返った怒張を濡れた後孔に突き立てた。
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