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帰還
下賤の者たち※
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男たちは争うように真霧の左右の胸にしゃぶりつき、あふれ出す蜜を吸い始めた。
「あぁ…んぅ……っ、だめ……っ」
胸の管を蜜が通り抜けると、どうしようもなく感じてしまい、真霧はびくびくと背をしならせて喘いだ。
「甘いのう」
「酒より酔いそうじゃ」
「肌もどこもかしこもよい味がするぞ」
「腹の紋様は彫り物か?こんなところに彫り物とはいやらしいのう」
「毛がないから、かわいらしい玉茎がよく見える。そら、ここからも蜜が出ておるぞ」
赤い紋様に舌を這わされ、更には脚の間の物にも吸いつかれ、真霧はがくがくと膝を震わせる。
腋下や足の指まで舐められて、ぞくぞくとした愉悦が背筋を駆け抜ける。
ぐいと足を大きく開かされた。
尻肉を左右に揉み広げられると、秘めたそこが男たちの視線に晒される。
「あ、そこは……──はぅっ」
「おいおい、もうどっかで男を咥え込んできてたのかよ」
ひくつく蕾に指を突き立てた男が、蜜壺をぐちゅぐちゅとかき回した。
そこは浪月に注がれたものでたっぷりと濡らされている。
「あっ!あぁっ、やめ……っ」
「ははあ、わかったぞ。その男に満足させてもらえなんだから、わしらに慰めて欲しくて来たんだろう」
「な──っ、違……っ」
「そういうことか。よしよし、存分にかわいがってやろう」
勝手に決めつけ、男はごそごそと小袴をくつろげた。
禍々しくそそり勃った赤黒い陰茎が勢いよく飛び出してくる。
「ま、待てっ」
男を押し戻そうと伸ばした両手は、両脇にいた男たちに押さえつけられた。
濡れた肉輪に、押しつけられた亀頭がずぶずぶとめり込む。
「ひ、あぁ……────っ!」
「……こりゃ、すげえ、中が吸い付いてくるぞ……っ、すぐ出ちまいそうだ」
男は呻き、乱暴に腰を使い始めた。
「あっ、だ、め……っ、く、んんっ、はぁんっ」
真霧は滲む涙を振り絞るようにかぶりを振った。
(こんな……、こんな下郎に……っ)
社にいた信徒たちも貴族ではなかったが、世俗を捨てたいわば特殊な存在だ。
だが、この男たちは違う。
貴族たちが日々下賤と蔑み、人扱いすらしていない者どもに犯されているのだ。
(ああ、でも……)
────すごく気持ちがいい……。
まだ日も高いうちから、市の猥雑な喧騒が聞こえる路地裏で、卑しい男たちに身を汚されるなんて。
いけないと思うのに、たまらなく感じてしまう。
媚肉がきゅうきゅうとうねり、締め付けられた男が一層息を荒らげた。
がつがつと腰をぶつけられながら、胸の尖りを摘まれた。
「あっ、んん……っ」
ぴゅくっと溢れ出した乳が胸や腹を濡らす。
それでなくても、突かれる度に胸と花芯から蜜がこぼれ出していて、まるで栓が壊れてしまったかのようなのだ。
いやらしい手つきで胸を揉みながら、男がにやりと笑った。
「なあ、あんた、乳が出るってことは子を産んだんだろ。俺の子も産んでくれよ」
「な……っ、そんな、できない……っ」
驚いてかぶりを振る。
子など産めるわけがない。
戯れ言のつもりなのか。
だが、それにしては真剣な口調だ。
「いいだろ、なあ。中にたっぷり出してやるからさ、孕んでくれよ」
そう言って、真霧の膝を胸につくほどに折り曲げると、上から串刺しにするように腰を突き入れてきた。
無理だと首を振るが、男は止まらない。
「あッ、あぁ……っ、ひぃ……っ、ん、んんっ」
ないはずの子宮の入口をこじ開けるように深く重く突かれ、悲鳴を上げる。
「くうっ、出すぞ!」
「っ……、やあ……っ!」
くっと男が呻き、真霧の中に子種をぶちまけた。
「ああぁ……──ッ!」
その瞬間、真霧もまた極めてしまい、脚の間の物と乳首からびゅくびゅくと蜜が噴き上がった。
男が何度も胴震いをし、最後の一滴まで注ぎ込んだところで、そわそわと待っていた次の男が割り込んできた。
「おい、早く替われ」
男は絶頂に震える真霧を抱え起こして膝立ちにさせると、性急に後ろから貫いた。
「あぅ……んっ」
「はあ、こりゃすげえ……っ、天にも昇る心地だ……っ」
「やっ、あ……あ、あっ」
両腕を後ろに引かれながら激しく抽送され、がくがくと体が揺れる。
敏感な粘膜を容赦なく擦り上げられ、勢いよく奥を突かれて、苛烈な責めにまた昇り詰めてしまう。
「も、もう、だめ……っ」
「じゃあ俺の子孕むか?孕むってんなら終わりにしてやる」
耳朶にがぶりと歯を立て、男がうそぶく。
また戯れ言だ。
それでもこうして何度も言われていると、本当に孕んでしまいそうな気がしてくる。
「あんぅ……っ、孕む……っ、孕むからっ、も、う……っ」
すすり泣いて嘆願すると、男は嬉々としてさらに腰を打ち付ける。
まさに獣の雄が雌に種をつける時のような本能的で激しい腰使いだ。
「ああっ……あっ、ううんっ」
「いくぞ、ここに出すからなっ」
下腹の紋様を撫で摩られながら、体が浮き上がりそうな勢いで突き上げられる。
「……アァぁあ──……ッ!」
腹の奥に熱い種を撒き散らされるのと同時に、真霧も絶頂に達した。
「あぁ…んぅ……っ、だめ……っ」
胸の管を蜜が通り抜けると、どうしようもなく感じてしまい、真霧はびくびくと背をしならせて喘いだ。
「甘いのう」
「酒より酔いそうじゃ」
「肌もどこもかしこもよい味がするぞ」
「腹の紋様は彫り物か?こんなところに彫り物とはいやらしいのう」
「毛がないから、かわいらしい玉茎がよく見える。そら、ここからも蜜が出ておるぞ」
赤い紋様に舌を這わされ、更には脚の間の物にも吸いつかれ、真霧はがくがくと膝を震わせる。
腋下や足の指まで舐められて、ぞくぞくとした愉悦が背筋を駆け抜ける。
ぐいと足を大きく開かされた。
尻肉を左右に揉み広げられると、秘めたそこが男たちの視線に晒される。
「あ、そこは……──はぅっ」
「おいおい、もうどっかで男を咥え込んできてたのかよ」
ひくつく蕾に指を突き立てた男が、蜜壺をぐちゅぐちゅとかき回した。
そこは浪月に注がれたものでたっぷりと濡らされている。
「あっ!あぁっ、やめ……っ」
「ははあ、わかったぞ。その男に満足させてもらえなんだから、わしらに慰めて欲しくて来たんだろう」
「な──っ、違……っ」
「そういうことか。よしよし、存分にかわいがってやろう」
勝手に決めつけ、男はごそごそと小袴をくつろげた。
禍々しくそそり勃った赤黒い陰茎が勢いよく飛び出してくる。
「ま、待てっ」
男を押し戻そうと伸ばした両手は、両脇にいた男たちに押さえつけられた。
濡れた肉輪に、押しつけられた亀頭がずぶずぶとめり込む。
「ひ、あぁ……────っ!」
「……こりゃ、すげえ、中が吸い付いてくるぞ……っ、すぐ出ちまいそうだ」
男は呻き、乱暴に腰を使い始めた。
「あっ、だ、め……っ、く、んんっ、はぁんっ」
真霧は滲む涙を振り絞るようにかぶりを振った。
(こんな……、こんな下郎に……っ)
社にいた信徒たちも貴族ではなかったが、世俗を捨てたいわば特殊な存在だ。
だが、この男たちは違う。
貴族たちが日々下賤と蔑み、人扱いすらしていない者どもに犯されているのだ。
(ああ、でも……)
────すごく気持ちがいい……。
まだ日も高いうちから、市の猥雑な喧騒が聞こえる路地裏で、卑しい男たちに身を汚されるなんて。
いけないと思うのに、たまらなく感じてしまう。
媚肉がきゅうきゅうとうねり、締め付けられた男が一層息を荒らげた。
がつがつと腰をぶつけられながら、胸の尖りを摘まれた。
「あっ、んん……っ」
ぴゅくっと溢れ出した乳が胸や腹を濡らす。
それでなくても、突かれる度に胸と花芯から蜜がこぼれ出していて、まるで栓が壊れてしまったかのようなのだ。
いやらしい手つきで胸を揉みながら、男がにやりと笑った。
「なあ、あんた、乳が出るってことは子を産んだんだろ。俺の子も産んでくれよ」
「な……っ、そんな、できない……っ」
驚いてかぶりを振る。
子など産めるわけがない。
戯れ言のつもりなのか。
だが、それにしては真剣な口調だ。
「いいだろ、なあ。中にたっぷり出してやるからさ、孕んでくれよ」
そう言って、真霧の膝を胸につくほどに折り曲げると、上から串刺しにするように腰を突き入れてきた。
無理だと首を振るが、男は止まらない。
「あッ、あぁ……っ、ひぃ……っ、ん、んんっ」
ないはずの子宮の入口をこじ開けるように深く重く突かれ、悲鳴を上げる。
「くうっ、出すぞ!」
「っ……、やあ……っ!」
くっと男が呻き、真霧の中に子種をぶちまけた。
「ああぁ……──ッ!」
その瞬間、真霧もまた極めてしまい、脚の間の物と乳首からびゅくびゅくと蜜が噴き上がった。
男が何度も胴震いをし、最後の一滴まで注ぎ込んだところで、そわそわと待っていた次の男が割り込んできた。
「おい、早く替われ」
男は絶頂に震える真霧を抱え起こして膝立ちにさせると、性急に後ろから貫いた。
「あぅ……んっ」
「はあ、こりゃすげえ……っ、天にも昇る心地だ……っ」
「やっ、あ……あ、あっ」
両腕を後ろに引かれながら激しく抽送され、がくがくと体が揺れる。
敏感な粘膜を容赦なく擦り上げられ、勢いよく奥を突かれて、苛烈な責めにまた昇り詰めてしまう。
「も、もう、だめ……っ」
「じゃあ俺の子孕むか?孕むってんなら終わりにしてやる」
耳朶にがぶりと歯を立て、男がうそぶく。
また戯れ言だ。
それでもこうして何度も言われていると、本当に孕んでしまいそうな気がしてくる。
「あんぅ……っ、孕む……っ、孕むからっ、も、う……っ」
すすり泣いて嘆願すると、男は嬉々としてさらに腰を打ち付ける。
まさに獣の雄が雌に種をつける時のような本能的で激しい腰使いだ。
「ああっ……あっ、ううんっ」
「いくぞ、ここに出すからなっ」
下腹の紋様を撫で摩られながら、体が浮き上がりそうな勢いで突き上げられる。
「……アァぁあ──……ッ!」
腹の奥に熱い種を撒き散らされるのと同時に、真霧も絶頂に達した。
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